2024-03-18 33:14

06 ポッドキャストの編集方法💻おすすめの編集ツール・ノイズの取り方

spotify apple_podcasts

ポッドキャスト初心者向けガイド、第6弾!
今回は、ポッドキャストにおいて大切なノイズ、音圧についてのお話や、編集方法についてお届けします。

  • ポッドキャストを編集できるソフトのご紹介
  • 音自体の編集について(縦の編集)
    • ノイズについて
    • 話者ごとの音量バランスを整えよう
    • 音圧ってなんだろう?(音圧の整え方)
  • 時間軸に沿った編集について(横の編集)
    • 間を詰める・話の順番を入れ替える
    • ジングル・BGMを追加する
  • 書き出しのファイル形式

▼文字で読むにはこちらから👀
【初心者向け🔰完全ガイド】#6ポッドキャストを編集しよう!編集ソフトやノイズフィルターのご紹介・音圧の整え方

サマリー

このエピソードでは、ポッドキャストの編集についての完全ガイド第2弾として、編集の仕方、編集ソフトの選び方、ノイズフィルターの種類などが解説されています。対話録音の編集では、トラックを分けて録音し、それぞれの音量を調整する必要があります。また、全体の音圧を適切にし、最大音量が0dBを超えないようにすることも重要です。さらに、内容の編集やジングルやBGMの追加も行われます。編集アプリに付属しているフィルターやサービスを活用することで、少しずつ簡単にできるかもしれませんので、最初はそのような支援を受けながら、できる範囲で試してみると良いでしょう。

編集ソフトの選び方
山本 結衣
LISTENでポッドキャストをはじめよう、初心者向け完全ガイド。 この番組は、ポッドキャストに興味がある人にその魅力や始め方を伝え、さらにすでにポッドキャストを始めている人に向けて、
LISTENでもっと楽しむ方法をご紹介する番組です。 皆様こんにちは。こんにちは。LISTENの山本と、近藤です。
jkondo
今回は、より本格的にポッドキャストを楽しみたいという方に向けてのお話、第2弾としてポッドキャストの編集についてお話ししていきます。
よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
前回まででね、音質の良い収録の仕方、お部屋の環境を整えて、マイクとかを揃えて、綺麗な音を録るっていうところで、
一旦ね、綺麗な音が録りましたと。そうしたら今度はこれをどうやって仕上げて、皆さんが聞ける状態に持っていくかっていう後半の話をしたいと思います。
主にパソコンの話ですね。そうですね。次からは。
じゃあ早速、編集の仕方に入っていきたいと思いますけれども、まず編集を行うには、編集のアプリが必要ですね。そうですね。
はい。編集するためのアプリがいくつかあるんですけれども、無料のソフトで言うと代表的なものがオーダーシティやガレージバンドになります。
はい。マックですとガレージバンドっていうのは最初から入っていて、結構DTMと言いますか、音楽をみんなで録って作っていくようなソフトなんですけど、
ここに音を編集する機能がかなりいろいろ入っているので、無料のアプリでマックで簡単にまず始めようっていうところだとガレージバンドが一番手軽かなと思いますね。
はい。あとオーダーシティ、これはマックでも使えますし、あとWindowsの場合にまずは無料でっていうと結構第一候補になるかと思いますが、フリーのソフトでオーダーシティっていうのがありまして、
この辺りがまず有料じゃなくて無料でっていうことであれば第一候補になるかなと思います。
あとはちょっと値段が有料版で言うと、マックのガレージバンドの上位編のようなソフトでロジック、ロジックプロというソフトがありまして、
これはより本格的な音声編集ができるソフトで3万円ぐらいですね。3万円しますけど3ヶ月資料でフリートライアルで使えますので、1回使ってみるっていうのもありかもしれないですね。
そして最近はアドビ、フォトショップとかイラストレーターを出しているアドビさんがポッドキャストの編集ソフトにちょっと力を入れていまして、その名もアドビポッドキャストと。
山本 結衣
ポッドキャストそのままですね。
jkondo
というのを出してきていまして、これなんかはちょっとユニークな機能として文字起こしされたテキストを見ながらそのテキストを使って編集できたりするんですよ。
だからここからここまでのセリフをカットとか、このセリフをこっちにつなげるとかっていうのをテキストで編集して音声がそれに吊られて順番変わっていったりっていうことができるんで、
今のAIを使った今風の機能とかを盛り込んできて、ちょっとアドビさんが力を入れてきているので、この辺もちょっと注目ではあるかなと思いますね。
山本 結衣
確かに便利ですね。テキストで編集できるの。
jkondo
アドビの場合はフォトショップとかイラストレーターとかがクリエイティブスイートって一つのパッケージになってるんで、そういったものに入っていてすでに使える方は結構面白いかもしれません。
あとはアドビのプレミアとかで動画編集をすでにされていてっていう方は、もしかしたらその使い慣れた動画編集ソフトの中に音声編集機能が入っているんで、それで音声だけを最後に出力することもできますんで、そちらのが使い慣れてるよっていう方はそれを使ってもいいかもしれません。
山本 結衣
ガレージバンドとロジックプロはMacでしか使えないってことであってますか?
jkondo
そうですね。
山本 結衣
それ以外のオーダーシティとかアドビポッドキャストプレミアはMacでもWindowsでも使えるんですよね?
jkondo
そうですね。
わかりました。
ノイズの取り方
jkondo
そういうソフトを選んでもらって編集を始めていくんですけど、編集と一口に言ってもいくつか段階があるんで、段階に分けれるかなって思いますね。
今日お話しするのはだいたい1,2,3,4,5,6段階ぐらいにちょっと分けてみました。
6つ順番にいきたいと思いますが、まず1つ目がノイズを取る。
山本 結衣
ノイズを取る。
jkondo
またノイズかって。
山本 結衣
前回もね、ノイズを起こさせないとか、ノイズがそもそも収録の段階で減らせるようにっていう話でしたけど、それでも入ってしまったノイズを取るってことですね。
そうですね。
jkondo
これ本当、ポッドキャストによっては環境音をできるだけ活かすようなコンセプトのものもあると思うんで、そういう場合はそんなに気にしなくていいというか、むしろ積極的に環境音を入れていけばいいと思うんですけど、
いわゆるスタジオ的な音声だけをクリアに聞いてもらいたいっていう場合のポッドキャストの場合は、やっぱりノイズとの戦いっていうのはすごいありまして、
前回ご紹介したようなモニターヘッドホンとかモニタースピーカーで音量ちょっと上げて聞いてみると、サーっていうホワイトノイズとかトークの物音とかがかなり気になると思います。
これは人によってはちゃんとした環境で聞いてる人にとってはすごい気になるものなんで、取りたいんですけど、やっぱり普通の家で普通に録っていく中では本当ノイズとの戦いっていうのは結構ありまして、
全段階で必要ですよね。だから静かな環境を作ったり、マイクをいいものにしたり、そのマイクの音をデジタルに変えるオーディオインターフェースで、
プリアンプの性能が良かったり、ADコンバーターの性能が良かったりしてノイズが乗りにくいものにして、さらにそこからデジタルでもさらにまたノイズを取っていくっていうのを何個もやってノイズのない音声化ができていきます。
このノイズの取り方ですけども、いくつかあるんですが、まずお勧めしたいのは先ほどの無料のソフトの中で使えるノイズフィルターですね。
ご紹介したオーダーシティとかですと、パターンをまず覚え込ませてノイズを取ってくれるっていう機能がありまして、何も喋ってない部分、音声の部分があるじゃないですか。
そこって環境音だけが入ってるわけですよね。無性部分を選んで、まずオーダーシティにここが環境音ですって覚え込ませるんですよ。
そうすると通常の会話の部分からもその環境音の成分を取ってくれるっていう機能がありまして、それで環境ノイズのパターンを覚え込ませて、それを取るっていう機能があったりします。
山本 結衣
へー、面白いですね。
jkondo
結構これは動画編集権のソフトとかにもあったりするんで、探してみてもらったらと思いますけど、まず無料で使える中ではオーダーシティのノイズフィルターっていうのは結構使えるかなと思いますね。
はい。
そしてもう一個お勧めしたいのは、有料になりますけど、iZotopeのRX Elements。
山本 結衣
iZotopeのRX Elements。
jkondo
iZotopeっていう結構AIを使って音声の品質を上げるようなソフトをたくさん出している会社があるんですけども、ここが出しているRXシリーズっていうのがありまして、RX Elementsっていうのはその中で一番安いエントリーのパッケージになってまして、
この中にノイズフィルターとか、結構その音声のポッドキャストを作るのに必要なフィルターが何個もパッケージで入ってたりするんで、結構使い勝手がいいと思います。
はい。
結構映像系とかでお仕事される方とかでどうしても環境音とか乗るったりするんで、そういうところでプロの現場でも使われてたりするフィルターですね。
山本 結衣
はい。ちなみにiZotopeの方は有料っておっしゃってましたよね。
はい。
おいくらぐらいですか?
jkondo
はい。これがですね、RX10、今10なんですけど、RX10 Elementsが定価は18,500円です。ただちょっと高いですよね。
そうですね。
はい。で、18,500円で買うのはあまりお勧めしなくて、実はですね、1年の中で何回もキャンペーンをするんですよ、iZotopeさんって。
はい。
で、たまに1500円とかになるんですよ。
山本 結衣
それはどういう割引ですか?
jkondo
9割引みたいな瞬間がたまにあるんで、去年も秋ぐらいでしたかね。ちょっとリスツのDiscordの方でもご案内しましたけど、今はとても安いですよっていう時期がたまにあるんで、そういうキャンペーンの時期を狙って買うのがお勧めですね。
はい。
18,500円はちょっとっていうのがあるかもしれないですけど、1500円とかね、先日も3000円ぐらいで出てるお店を見つけましたけど、それぐらいだったらどうでしょうっていう。
山本 結衣
そうですね。定価が18,000円のものが1500円だったら、買っとかなきゃっていう気がしちゃいますね。
jkondo
そうですよね。
はい。
で、結構プロの方も使われているので、割とそういう音響のお仕事の中でも定評のある製品なので、安心して使えるかなと思いますね。
はい。
で、このRXELEMENTSにある中で、ポッドキャストの編集でよく使うフィルターなんですけれども、まず一つがボイスデノイズ。
山本 結衣
ボイスデノイズ。出ました。デノイズ。
jkondo
はい。そうですね。ボイスデノイズっていうのは、こういう音声のコンテンツ向けの音以外のノイズを消してくれるフィルターです。
うんうんうん。
一番ポッドキャスト向きですよね。
はい。
こういう会話とか、音楽とかじゃなくて会話とかの声の背景にあるノイズを消してくれるっていうフィルターで、このLISTENスタジオで編集するときもいつもかけてますけど、
はい。
一旦自動設定でオンにするだけでだいぶノイズが取れるのが分かると思いますね。
うんうん。
で、先ほどのオーダーシティみたいに環境のノイズをAIが自動的に判定して、その成分を取ってくれるっていう処理を裏側でやっているようです。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
はい。
そして、いつも僕たちも使っているのが、デクリック。
デクリック。
山本 結衣
はい。
jkondo
これはクリック音と呼ばれる音を取ってくれるんですけれども、
はい。
意外とね、クリック音っていうのはあるもので、特にダイナミックマイクとかで口に近づけて収録する場合に、カチカチっていうような音が入ってたりします。
はい。
カチカチとかクチャクチャとか、ちょっと口、人にもよるんですけどね、入りやすい人と入りにくい人がいるんですけれど、
割とこう、実は聞いてみると感度のイマイクとかだとカチカチ音みたいなのが結構入ってたりして気になったりします。
AIのノイズフィルター
jkondo
この音だけを綺麗に取り除いてくれるっていうのがデクリックですね。
山本 結衣
はい。デクリック。
jkondo
取り除いた音だけとか聞くとね、こんなに入ってるんだって思いますよね。
山本 結衣
チッチッチッチッって言ってますね。
そうですよね。
jkondo
あとは収録した音質によって、必要であれば使えるものがいくつかありまして、
例えば、リバーブ。
山本 結衣
デリバーブ。
jkondo
はい。リバーブを取ってくれるフィルターですけども、これは部屋の残響音とかが大きくて、声がちょっと響いてしまってる場合に取り除いてくれたりもします。リバーブですね。
山本 結衣
そうなんですね。
jkondo
ですとか、あとはデハム。
山本 結衣
デハム。
jkondo
ハムノイズを取ってくれるデハム。
山本 結衣
あ、出ました。ハムノイズ。
jkondo
とかがあったり。
はい。
いくつかね、ポッドキャストをいろんな環境で取った時に、ノイズと言われるような要素をいろんなフィルターで個別に取れるものがパックになっていて、たまに数千円で買えるというものですね。
山本 結衣
タイミング逃さないようにしなきゃですね。
jkondo
そうですね。
で、さらにこれらを割と自動で判別して、いい感じでフィルターを混ぜて聞かせてくれるリペアアシスタントっていうAIのアシスタントがありまして、この子を使うと音声を自動で覚え込ませて聞かせると、必要なノイズを減らすフィルターの量をそれぞれ決めてくれて、勝手に取ってくれるってこともできます。
すごいですね。
そうですね。ここまで、僕はいつも個別に使ってますけど、本当にワンタッチでっていうのがお希望であればリペアアシスタントもいいかもしれませんね。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
あとは編集ソフトによって、いろいろ最初から入っているノイズフィルターっていうのはいろいろ入ってまして、全部ここではご紹介できないですけど、お使いのソフトによってはそういうものが標準で入っていたりとかもするので、一旦まずノイズを取ってきれいにするっていうことを1個目やっていただければと思います。
そして2つ目ですけれども、ノイズが消えてきれいな音になったら次はですね、喋ってる人の音量のバランスを整えます。
対話録音の編集
jkondo
一人で喋ってる場合はこの工程は不要ですけれども、今みたいにこうやって2人の対談で録った時っていうのは基本的に2人の声が全く同じにはならないので、それを聞きやすいようにちゃんと音量を整える必要がありますね。
これは基本的にトラックをちゃんと分けて録るっていうところから始まるんですけれども、こういう通常の音声編集用のソフトですとマイクが2本あってオーディオインターフェースで繋げばちゃんとそれぞれ別のトラックとして収録できますので、
まずはそれぞれを別のトラックとして収録した上でそれぞれの音量をゲインの調整のだいたいコントローラーついてるんで、ゲインを変えてだいたい同じぐらいになるように整えるという工程です。
山本 結衣
Aさんの声が大きくてBさんの声が小さいみたいにならないように同じぐらいの音量に整えていくってことですね。
jkondo
そうですね。この時にちょっとおすすめの方法としては、かなり音量を絞ってギリギリ聞き取れるかどうかぐらいに1回してみて、で、Aさんの声もBさんの声もちゃんとギリギリ聞き取れるように揃えていくっていうのも一つのおすすめだったりしますね。
結構大きな音だと普通に聞こえちゃうんで、あんまり興味のある人の声の方がよく聞き取れたりとかもするんで。
耳に入ってきちゃったりとかして。
聞きにくい環境にした方が聞き取りやすかったりもするんで、僕なんかはよくそうしてますけど、ただ音量を上げていくとちょっとまたバランスが変わったりする場合もあるんで、やっぱりこれはいろんな環境で聞いてみて、自分が使っている機材の癖を知っていくのも結構大事だったりしますね。
僕も初期の頃よくあったのが、こんなものかなと思って揃えてみても、環境を変えて、いつものスピーカーで聞いてたけど、後でイヤホンで聞いてみたら片方の声が全然聞こえなかったみたいなこともよくあって。
山本 結衣
自分が使っている機材でちょっと小さい音にすると低音が大きく出がちだとか、そういうことによってももちろん揃えるものの特性で変わってくるんで、いろんな環境で聞いて大体2人の声が同じようなバランスになるなっていうポイントを見つけて、自分の中でも覚えていく必要があると思います。
jkondo
そして2人なり3人なり、皆さんの話している音量が大体同じぐらいの音量で聞こえるっていう風になったら、今度は全体の音圧を整えます。
順番は多少別に入れ替わってもいいんですけれども、肯定としてこういうことをやっていきましょうっていう3つ目が音圧を整える。
これはそれぞれのバランスじゃなくて全体の音量を適正にしましょうっていうことなんですけれども、音量と言わずに音圧といったことにはちょっと理由がありまして、音量って言うと時間によってどんどん変わるんですよ。
小さい音の部分と大きな音の部分っていうのがありますよね。何も喋っていないところはほぼ無音ですし、大きな声で笑っているところは大きいですしっていうどんどん変わるんで、時間軸によって変わるものをその時間時間で見ていてもよくわからないんで、全体として大体どれぐらいうるさいのっていうものを定めたものが音圧と言います。
ラウドネスって言われるんですけれども、大体はその音量の平均値みたいなものです。全体の音量を平均して大体これぐらいの音量ですねっていうのが音圧なんですけれども、ちょっと詳しく話すと、ただ単純に音量を平均化しただけじゃなくて、少し工夫がありまして、
それは人の耳ってね、高い音低い音とかによって聞こえやすさって違うんですよ。人の声ぐらいの音はよく聞こえるんですけど、すごい高い音とかすごい低い音って聞こえにくいじゃないですか。だからそういう人の聞こえやすさに応じて音の聞こえやすさが同じぐらいになるところに合わせて測るっていうもので、
人間の耳にとってのうるささを、あんまり音の高い低い関係なくちゃんと人間が捉えやすいような基準で測ったものが音圧なんです。
山本 結衣
だから単純に音量だと高い音と低い音と同じ音量でも人間が感じる音の感覚がちょっと違うので、高い音でも低い音でも全部同じぐらいに感じられる基準が音圧ということですね。
jkondo
そうですね。そういうものを主に最初多分放送業界でテレビでやたらCMがうるさいとか、この番組だけやたらうるさいとかってなったら困るじゃないですか。
だから業界で標準を決めましょうっていうことで、いろいろ実験とかを重ねながら作られていった基準で、大体同じような音量に聞こえると思うんですけどテレビとかも。
そういうのを音楽とかこういうポッドキャストとかでも合わせていきましょうっていう基準があるんで、基本的にはこの基準に合わせて全体の音圧を整えていけると良いです。
この音圧には先ほど言ったように基準がありまして、各配信プラットフォームでまず標準の音圧っていうのが決まっています。
Spotifyが-14 LUFS。
山本 結衣
-14 LUFS。
jkondo
LUFSというラウドネスの、ラウドネスなんとかなんとかっていう基準なんですけど。
単位ですか。
単位なんですけど、が決まっていて、これがApple Podcastは-16、YouTubeの場合は-14っていう形で、若干配信サービスによっても違うんですけれども。
で、この基準を上回る音声をアップロードすると勝手にこの音量に下げられます。音圧に下げられます。
なので、それで音質が悪化したりとかもするんで、ある程度ちゃんとその音圧に合わせたものを作っておいたほうが良いと。
で、さらにそれよりもすごいちっちゃい音のものをアップしても勝手に上げてくれはしないんで、ちゃんと聞こえる音にしたかったら、やっぱりその標準に近い音を作っておくほうが良いです。
山本 結衣
そうですね。
たまに動画とか見てて、全然聞こえないなって音量調整で一番大きくして聞いてて、次の動画、うるさっ!ってなる時とかありますし。
jkondo
そうですよね。で、ポッドキャストの番組の場合は音だけなので、よりね、YouTubeとかって画像が面白ければ、最初聞こえなくてもってあるかもしれないですけど、
ポッドキャストの場合は聞き取りにくいものは聞けないし、聞いてもらえないかあったりするんで。
だけど逆にね、どれだけ話が面白くても音圧が違うだけで聞いてもらえないのってもったいないじゃないですか。
だからここはね、一旦音圧のせいで聞いてもらえないっていうのを避けるためにも標準に揃えておくと良いです。
で、これを揃える方法なんですけれども、基本的には大きく、小さかったら大きくするっていう感じなんですけども、
もう一個観点がありまして、最大音量、トゥルーピークって呼ばれるんですけれども、
トゥルーピーク。
これが0dBを超えちゃダメなんですよ。
0dBっていうのが電気機器が使える音量の最大値なんですけれども、
0dB以上の音が信号として入っていると基本音割れてしまうんで、
マックスが0でちょっと余裕を持たせて、
マイナス1dBが最大音量にしましょうっていう風に大体のプラットフォームを決めています。
だから音圧が足りなければ基本は全体の音量を上げていくんですけれども、
一番上の音量がマイナス1を超えないようにするっていう、その両方を気にしながら音圧を上げる必要があると。
そのためには単純にゲインを上げるだけじゃなくて、コンプレッサーっていうのを大体かけて、
全体の音圧の調整
jkondo
大きな音をちょっと潰すんですね。
大きな音を潰しながら全体を底上げするみたいなことをやって、音圧を適正に整えていくっていう操作が必要になります。
ここはもうかなり細かい内容になるんで、
ちょっと別途ね、LISTENニュースの方で音圧について解説した回がありますので、
そちらも聞いていただければと思いますけれども、
概要としてはコンプレッサーと、あとはリミッターといいまして、
一番最大の音量をペタッと蓋をする、マイナス1を超えないようにペタッと蓋をするっていうものと、
一番最大の音量を上げつつ、ちょっと圧縮していくっていうコンプレッサーを使って音圧を整えていくっていう形になりますので、
もう1個の方の回も参考にしていただきながらやってもらえたらと思います。
音圧についてももうちょっと詳しくお話ししているので、よかったら気になる方は聞いてみていただければと思います。
ただ、ここの編集、かなり大変そうだなって思われるかもしれないんで、
もうちょっと簡単な方法ないの?って思われる方もいるので、
いるかと思いますので、ちょっとその方法をご紹介しますと、
まず、ラウドネスのノーマライズっていうのをできるソフトもあります。
山本 結衣
はい、ノーマライズ。
jkondo
ノーマライズっていうのは標準化ですね。
だから例えば-14 LUFSとか-16 LUFSをターゲットに自動的にノーマライズをしてくださいっていう風にやれば、
音圧を標準的なものに変えてくれることができるソフトもあったりします。
特に動画系とか多いですね。
はい。
そこまで自分で全部作り込まなくてもいいんで、いい感じにしてくださいみたいなフィルターというか処理ができたりするんで、
動画編集ソフトとかでそういうことをやるのもおすすめですし、
あとはプラットフォーム側でそういう機能があるプラットフォームもありまして、
まさにLISTENとかはラウドネスノーマライズフィルターがかけられますので、
それをポチッと押していただくと、今言ったややこしい操作は全部LISTEN側に任すことができるんで、
喋ってる人同士のバランスまでは整えれないですけれども、
全体の音圧を適正にするってことはできるので、
そこだけはもうプラットフォーム側で任せるとか、
編集ソフトで自動でやるっていうのもいいかもしれません。
山本 結衣
そうですね。最初どういうことだ難しいなっていう間はフィルターを使って、
これ練習して分かるようになってきたら自分でやってみるっていうのもいいかもしれないですね。
そうですね。
jkondo
ここまでやるとだいたいノイズを消して、話している人同士の音量のバランスを整えて、
全体の音圧を整えると、音としてはかなり聞きやすい綺麗な音で、音量も適切、音圧も適切っていうものになります。
ここまでで音としてはだいぶ完成してきているんですけど、
いわゆる編集っていうと、もうちょっと違う編集を考えますよね。
山本 結衣
そうですね。間を詰めたりとか、黙っちゃったとか、言い直したところをカットしたりとかですね。
jkondo
そうですね。今までは音質の編集というか音のそのものの編集で、その次は内容の編集ですよね、が必要になってきますよね。
内容の編集と音の追加
jkondo
LISTENのチームでは横の編集って言ってますけど、時間軸に沿って編集していくっていうものですけれど、
基本的に今山本さんが言ってくれたように、例えば不自然に間が空いてしまったりだとか、
みたいなものを詰めたりだとか、あとはちょっと言い間違えを取ったりとか、
あとは内容的にバッサリカットしてしまおうとか、ちょっと順番、構成を変えましょうみたいなね。
そういういわゆる内容の編集をしていくと。
この方法は編集ソフトを使っていけばだいたいわかると思いますけど、
注意点としては、そのトラックをね、それぞれ別のトラックで撮ってたりすると、ちゃんと2個同時に編集していかないと、
なんか一人だけ迷子になっちゃったりとかするので。
山本 結衣
時間軸がずれちゃってね。
jkondo
そうですね。
山本 結衣
どことどこが対応してるのかってわからなくなると、結構大惨事なので。
あれ?ってなるので。
jkondo
経験ありますか?
山本 結衣
ありますね。
なんか私の声が二重で聞こえるな、どっかからずれてるってなったことが何度かあります。
jkondo
そうですね。
はい。
まあ、結構ね、ここは動画編集とかされたことが誰でも1回ぐらいはあるかな。
山本 結衣
うん、なんかこうちょっと馴染みがあるかなと思います。音圧整えるとかよりかは。
jkondo
はい、そうですよね。時間軸で見ていっていらないものをカットするとかは、なんとなくやっていけばわかるかなと思うので、やってみてください。
はい。
そして、今が4つ目で、5つ目がジングルとかBGMを入れていきましょうということで、
これも必須ではないですけど、多くの番組で、例えばタイトルコールをいつも定型で入れたりとか、
ちょっとジングルと呼ばれるようなBGMだったり、場面転換に使われる交換音だったり音楽だったりをちょっとね、アクセントで入れる番組っていうのがあるんで、
これを入れていくっていうのが必要であれば行いますね。
はい。
ポッドキャストの編集について
jkondo
これもだいたいトラックをさらに1個別で作って、そこに音声の素材を入れてやっていくんですけれども、
だいたいその素材の音声、音楽だったりっていうのはある程度音圧が整っているものが多いので、
話し言葉のトラックとはまた別に音量を管理して、ちゃんとそれぞれのバランスを整えて音圧を整えるという感じになりますね。
はい。
このジングルとかBGMとか入れる場合ももちろんですけど、話しているトラックとまた別のトラックとして入れた上で、
それぞれの音量をちゃんと整えて、しかもさらにその最後の全体の音圧が適正になるようにっていうのをやる必要があります。
山本 結衣
そうですね。BGM大きすぎて声聞こえないよーってんじゃBGMではないですからね。
jkondo
そうですね。ですし、声の音圧は正しい標準値にあっているのにBGMを乗っけたらすごい大きくなっているとか、
だと結局全体の音圧としては適正値になっていないんで、全部混ぜては上でさらに音圧を整えるっていうのも意識したいですね。
はい。
あとは細かくフェードをしたりとか、ちょっと部分的に音楽を大きくしてまた下げたいとかっていうことをやるときに、
オートメーションといわれるようなものを使うと便利だったりしますね。
山本 結衣
はい。オートメーション。
jkondo
はい。入りと最後の部分でフェードインフェードアウトとかはよくやると思うんですけど、
音声だったり音楽のトラックの一部分から音量を上げたり下げたりっていうことをやるために、
オートメーションといわれるような、この部分はこれぐらいの音量、この部分はこれぐらいの音量っていうふうに時系列に沿って打ち込んでいくというか、
音量のコントロールを機械側でやってもらえるように、オートメーションでやってもらえるように打ち込んでいくっていうような機能があったりするんで、
それをやって場所場所で適正な音量になるようにっていうのをやっていきます。
山本 結衣
はい。
jkondo
で、いよいよ。
山本 結衣
いよいよ。
jkondo
完成ですね。
完成ですね。
山本 結衣
はい。
jkondo
ノイズも取れて、音量も整って、内容も編集して、ジングルやBGMも綺麗に入って、
大体聞いてみたら、これでできたなってなったら、これを出力をします。
はい。
この出力もね、ソフトによってやり方が違うんで、いろいろですけど、
それがちょっとソフトのやり方によって調べてもらったらと思いますけど、
気にするところとしては、まず形式ですね。
書き出し形式ですね。
山本 結衣
はい。
jkondo
元の素材はWAVファイルって言われるような、
非圧縮のすごい容量の大きいデータで記録されていたりしますけれども、
ネットで、インターネット上で割と聞きやすいように、
ある程度圧縮された音声を出力することになります。
基本は今、ポッドキャストは9割以上がMP3。
MP3。
山本 結衣
はい。
jkondo
よく聞くと思うんですけど、
MP3形式のポッドキャストが大体9割以上と言われていて、
それが大体標準かなと思いますが、
最近、AAC。
AAC。
あるいはM4A。
山本 結衣
M4A。
jkondo
拡張子がM4Aっていう形式も使われ始めていて、
これはMP3の後継と言いますか、
ちょっとさらに新しく出てきている企画で、
ちょっとMP3よりは音質がいいと言われています。
山本 結衣
そうなんですね。
そうですね。
jkondo
大体今のスマホですとかパソコンで再生はできるので、
M4Aを使う番組もちょっと出てきているっていう感じですね。
はい。
その形式はちょっとお好きなものを使っていただければと思いますけど、
MP3かM4Aが多いと思います。
そしてビットレートっていうのを選ぶんですけれども、
山本 結衣
ビットレート。
はい。
jkondo
これはどれぐらいのデータ量を入れますかっていう、
どれぐらいのデータ量に抑えますかっていうことですね。
大体1秒間にどれぐらいのデータ量になるようにしましょうっていう、
データ量の上限みたいなものなんですけれど、
こちらもステレオですと大体今多いのが128kbps。
山本 結衣
128kbps。
はい。
jkondo
ぐらい多いですね。
で、ちょっと高音質にしたかったら192とかぐらいだと思います。
これステレオでの値なので、モノラル。
モノラルの場合は半分になるんで、データが。
の場合だとその半分の例えば64kbpsとかでもいいかもしれません。
山本 結衣
このビットレートの数値を指定することで、
どれくらい圧縮されるかというか、
どれくらいのデータが乗るかっていうのが変わるわけですね。
そうですね。
数字が大きければ大きいほど高音質というか、
細かい情報が乗るので容量も若干多くなるってことですね。
jkondo
そういうことですね。
なるほど。
はい。
大体こういう感じで音声ファイルが出来上がるんですけど、
山本 結衣
はい。
jkondo
大丈夫でしょうか。
山本 結衣
ちょっといろいろとやることがたくさんあって、
おほってちょっとかなり壁が立ちはだかってる感じありますけど、
でも編集アプリについているフィルターとか、
音声をアップするサービスが提供してくれているフィルターとか、
サービスを使うことでちょっとずつ簡単にはできそうかなと思うので、
最終回
山本 結衣
最初はそういうのの力も借りつつ、
出来る範囲でやってみるのがいいんじゃないかなと思います。
jkondo
そうですね。
はい。
はい。
ちょっと今回は編集ソフトの使い方みたいな内容もあったので、
なかなかこの口だけではよく分からない、
ちょっと口、口頭だけで説明するのが難しかったところもあるので、
はい。
まず記事の方ではね、出来るだけちょっとスクリーンショットも載せながら、
うん。
ここの画面のこういうところを押すんですよみたいなことが、
より具体的に分かるようにしたいと思いますので、
はい。
よかったらね、記事の方も合わせて読んでいただければと思います。
山本 結衣
はい。
はい。
では今回はポッドキャストの編集についてお話しさせていただきました。
はい。
そして次回はいよいよ最終回です。
おー。
ポッドキャストを楽しむヒントをお届けする予定ですので、楽しみに待っていていただけると嬉しいです。
はい。
はい。では本日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
jkondo
ありがとうございました。
33:14

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