ホスティング機能の追加
近藤淳也
近藤です。カイです。LISTEN NEWSです。今日はLISTENからの新しいお知らせです。
LISTENにホスティング機能が追加されて、LISTENでポッドキャストが始められるようになりました。
カイ
ついに、かなり大きい機能追加ですけど、これホスティング機能っていうとちょっとテクノロジー的な表現なので、具体的に言うとどんなことができるのか教えていただいてもいいでしょうか?
近藤淳也
はい。今までは他の配信サービスに音声ファイルを登録して、そのRSSを登録することでLISTENを使うっていう使い方になっていたんですけど、これがLISTENに直接音声ファイルがアップロードできて配信できるようになります。
カイ
もうLISTENでポッドキャストを始めることができるってことですよね?
近藤淳也
そうですね。
カイ
今まではわざわざ他のサービスを使って書き起こしのためにRSS取って設定ってめんどくさいことがあったんだけど、さらにLISTENで配信したものをちゃんと今まで通りSpotifyとかGoogleとかAppleにも出すことができる?
近藤淳也
そうですね。その通りです。LISTENでポッドキャストを作ってエピソードを作っていって、そこからRSSを取得して他のSpotifyとかAppleポッドキャストなどに登録すると他のサービスに配信できるっていう風になります。
カイ
これはすごい便利になりそうなんですけど、ホスティングができることによってLISTENでこんな使い方ができるようになるとか、こんな機能がより便利になるよとかはありますか?
近藤淳也
そうですね。LISTENの特徴としてはやっぱり文字起こしができたりっていうところがありますので、今回下書き機能というものがついていまして、まず音声をアップしてエピソードを作って一旦下書きで保存できます。
その下書き状態でも文字起こしが行われたりとか、話者の分離が行われたりとかサマリーが作られたりしますので、一旦下書き状態でその文字起こしされたテキストを確認して修正したりですとか、出演者の方に事前に確認を取ったりとかそういうことができて便利かなというふうに思います。
カイ
これはだいぶありがたいですね。僕もLISTENは自分のPodcastで使っているんですけど、今までの使い方だと他のサービスで音声ファイルをアップロードして、そちらのPodcastが配信されると自動的にLISTENで書き起こしが行われるんですけど、
誰が話者かっていう設定ってその都度ね、もうすでに公開された状態で手動で全部直してたんですよ。それが公開前にできるってことですもんね。ちゃんと話者が全部きれいに設定して、ちょっとあまりにも変な言い回しとかは自分で先に直したりとかもできて出せるってことですもんね。
近藤淳也
そうですね。今までは公開状態でちょっと編集中の状態がリスナーさんにも見えてしまうみたいな感じだったと思うんですけれども、これが事前にある程度修正できるようになったので、その辺はかなり便利になるかと思います。
カイ
文字起こしにこだわりたい人は本当に内容全部チェックして、変な変換とかを全部直した上で、ちゃんとテキスト付きのコンテンツで公開できるっていうことで、LISTENのクオリティがすごい上がりそうですね。どこまでこだわるかにもよりますけど。
近藤淳也
そうですね。あと、エピソードの概要欄を編集して公開されている方も多いと思うんですけれども、このエピソードでどういう内容を話しているかっていうのを書くためにもう一度聞き直して、ちょっと概要をもう一回まとめたりっていうことをされている方もいらっしゃると思ってまして、そういう方にとっても文字起こしされたテキストがあると、どんな内容を話していたかっていうのを振り返るのはかなり楽なんじゃないかなと思います。
カイ
確かに、それものすごいありがたいですね。僕、ポッドキャストでその概要欄をかなりしっかり書くポッドキャストなんですけど、いつも自分で編集しながら全編聞いて、これ概要に書こうって言ってメモしながら編集してたんですよ。それで作業が遅くなっちゃうというかしらなんですけど、これそれをそもそもこのLISTENだと要約もしてくれるし見出しもつけてくれるから、それベースに概要を書いてもいいわけですもんね。
近藤淳也
そうですね。サマリーも自動で生成されますので、なんならそのサマリーの文章をある程度使っていただいて。
カイ
ペタッと当てちゃってもいいっていう。
近藤淳也
はい。サマリーとか目次をそのまま使っていただくってことすら可能になります。
カイ
すごい。これそのエピソードの概要のところっていうのは普通にいろんなことを書けるんですか?リンクとかも貼ったりできる?
近藤淳也
はい。こちらも単純なテキストエディターではなくて、リッチテキストエディターになっていまして、ある程度基本的なHTMLと言いますか装飾が可能になっていますので、
ちょっと一覧で目次を作っていただいたりとか、あと画像が貼り付けることができたりですとか、なんならYouTubeとかも貼り付けられますので、参考になるエピソードの中で登場しているリンクを貼ったりですとか、YouTube補足で貼っていただいたりとかそういうことができますので、いろいろ表現が可能になっています。
カイ
なるほど。それでいくと、だいたいほとんどのポッドキャストって実際にホスティングしているサービスに個別のエピソードのポータルというか説明ページがあって、リッスンを使っているともう1個今まではあったわけじゃないですか。リッスンの文字をこしか見られる。
個人的にもそれどっちを紹介していいものか。TwitterとかSNSで新しい回が更新されました時にどっちを紹介するか悩んでたんですけど、この機能によってリッスンに一本化できるということですね。もうエピソードの編集も自分でできちゃうから。
近藤淳也
そうですね。概要欄もリッチに見えますし、サマリーや文字起こしも全部見れるので、かなり充実したサイトが作れると思います。
カイ
素晴らしい。あとこれゲストに見せられるってのもいいですね。うちの番組は結構ゲストに来てもらって必ず事前確認していただいてるんですよ。やっぱりちょっと言い過ぎたなとか。
ただ全部聞いてもらうのはすごい負担だなと思っていて、聞いてくれる人もいるし任せたりいかない人もいるんですけど、これが一般に公開する前に下書き状態で見てもらえるから、わざわざ聞かなくてもテキストでバーッと読んで、ちょっとここら辺言い過ぎたところだったかどうかそれがパッとわかるわけですもんね。
近藤淳也
そうですね。もし仮に音声ファイルを再編集した場合も、もう一回音声ファイルをアップし直したりとかもできますので、そういう事前の直しなんかにも使っていただけると思います。
カイ
これただのホスティングだけじゃなくて、かなりポッドキャストの番組自体がすごい便利になりそうですね。
はい。
すごい。
アクセス解析の活用
カイ
これちなみに今の画面でListenにポッドキャストを登録していると、Listen上で再生された回数って今見ることできてますよね。
はい。
ファッション上で。これホスティングすると、そういったアクセス解析情報とかも結構リッチになってくるんですか。
近藤淳也
そうですね。Listenでホスティングした場合は、よりたくさんの情報をアクセス解析として見れるようになります。
と言いますのは、今までの場合はあくまでListen内で再生された回数しかListenではわからなかったので、かなり限定的な情報になっていたんですけども、
音声ファイル自体をListenがホストした場合は、音声ファイルのダウンロード情報から解析しますので、
Listenだけじゃなくて、いろいろな音楽アプリとか配信先のサービスで再生された回数も合わせて集計できます。
カイ
なるほど。今だと、例えばSpotifyとかで配信してる人はSpotifyの管理画面で大体再生回数見てるんだけど、
それとほぼ同じぐらい再生回数に関しては同じ情報が取れるってことですよね。
Listen以外で配信したSpotifyだったりGoogleだったりで再生回数も見られる。
近藤淳也
そうですね。試しでListenニュースですとかをすでにListenでホスティングして配信してるんですけども、
やはり外部でホスティングしてるのと全然再生数の数が違うので、だいぶこれまでと違う情報がたくさん見れるようになると思います。
カイ
ポッドキャストって、なかなかわりと一方通行なコミュニケーションが多くて、すごいたくさんの人に聞いてもらえてるんだけど、
なかなかその反響がすぐに目には見えないので、最後のつながりが再生回数なんですよね。
再生回数がどれだけあるかっていうところで、これだけ聞いてくれてるから頑張ろうっていう励みにもなるので、
そこがちゃんと通知としてきちんと見えてもすごいありがたいですね。
近藤淳也
そうですね。あとこのアクセス解析はダッシュボードページから見れるような形になるんですけども、
再生回数に加えて1分間再生数と5分間再生数と再生完了数っていう、どこまで各エピソードが聞かれているかっていうのが見えていまして、
これによって例えばこのエピソードはちょっと途中で離脱が多いなとか、
このエピソードはすごく最後まで聞いてもらえた人が多いなっていうことが、わりとこうだんだん時間を追っていくと見えてくるので、
そうするとどういうエピソードが最後まで聞いてもらいやすいかみたいなのがかなり見えると思います。
カイ
それって他のプラットフォームで再生されても取れるんですか?
例えばApple Podcastで途中まで聞いたとか、Apple Podcastで最後まで聞いたっていうのも反映される?
ポッドキャストのホスティング機能開始
近藤淳也
そうですね。ダッシュボードに出しているのは全配信サービスの合計の値です。
どこまで聞いたかっていうのは、実際は音声ファイルをどこまでダウンロードしたかっていう情報を基に算出していますので、
本当に聞いたかどうかっていうのは最後はデータとしては受け取っているけども、
実はその途中までしか聞いていなかったみたいなことがあり得ますので、
そういう意味では本当に確実にそこまで聞いたかっていうのはちょっとずれがあるかもしれないですけども、
ある程度どこの部分までダウンロードされたかっていう情報で全プラットフォームの値を集計しています。
カイ
例えばアプリによっては事前にダウンロードしておく機能とかあると思うんですけど、Podcastアプリに。
その場合はダウンロードした状態で再生率が100%となる?
近藤淳也
そうですね。その場合はちょっとすみませんが、賛成完了っていう扱いになります。
カイ
事前にダウンロードしてくれてるっていうところでは確かにデータとしては面白いですね。
すごい、いろいろホスティングできるとやっぱりいろんなことができるようになりますね。
近藤淳也
今もそういう情報が見れますし、一時的な情報を持ってますので、
これからさらにニーズに応じてアクセス解析のところもよりたくさんの情報が見れるようにしていきたいなと思っています。
カイ
これ下書きにした状態のPodcastは手動で公開になる。これ日時設定とかも対応している?
近藤淳也
そうですね。公開ボタンを押していただくと今すぐ公開っていう形になるんですけれども、
それとは別に公開日時を入力して公開予約ができますので、そうすると指定した時間に公開するっていうことができます。
カイ
すごいです。ありがたいです。今いろんなPodcastのプラットフォームで使ってる人多いと思うんですけど、そこでやってる機能はほぼほぼ入ってますね。
結構公開予約とか大事に使ってたんで、ただ下書きのところとかを見せるのに結構苦労してたんですけど、下書きでゲストに見せられるとか、
あとは一緒にやっている仲間と共有したり、自分編集してない側が確認するのにテキストでバーって見られるのはすごい効率が良くないそうですね。
近藤淳也
そうですね。実際僕がやっているPodcastでも、実は非公開のリッスンのPodcastを別に作って、そこから下書きというか文字起こしを事前に見てもらって、
フィードバックをもらってもう一回アップし直すみたいなことを実はやってたので、すごく事前の確認というところが便利だなと思ってましたので、
ぜひその機能を皆さんにも体験してもらいたいなというふうに思いますね。
カイ
これちょっと先の話になるかもしれないんですけど、下書きをちょっと一歩進めて、例えば特定の人にしか見せないエピソードを作るというのもできるようになるんですかね、これは。
近藤淳也
そうですね。そうしたいですね。例えば会員だけとか、そこを有料会員の制度があって、有料会員さんだけに共有するとか、
そういうことができると少し運営費の足しにしたりということもできていくと思うので、ぜひそういうことは対応していきたいなと思っています。
カイ
なんかね、ノートとかが1話何百円とかそういうふうにコンテンツを有料販売もしたりできてるじゃないですか。そういうことができるのがまたちょっと面白くなりそうですね。
近藤淳也
そうですね。
カイ
すごい楽しみな機能がいっぱいですね。これ実際にポッドキャスターの方々にどんなふうに使ってほしいですか、この機能。
近藤淳也
そうですね。まずリッスンの特徴として、かなり各画面シンプルな作りになっているかなと思ってまして、できるだけ管理画面を深く作らずに、
表のページでできることはどんどん表でやってもらうような、ページ数をむやみに増やさずに操作できるようなUIというのを心がけてまして、
そこがかなりわかりやすいというかシンプルな作りにはなっているんじゃないかなと思ってます。
そういうすごくシンプルな作りなので、ちょっと今までポッドキャストに興味はあったけど、なんとなく難しそうで荷の足を踏んでいた方とか、そういう方にもちょっと気軽にポッドキャストを始めてみてもらえたらなと思ってます。
カイ
確かにすごくわかりやすいですね。画面が基本的にはダッシュボードを見れば一通りのことがわかりになっているから。
私もポッドキャストとか自分でやっていると、始めたいんだけどやり方がわからないみたいな相談を受けるので、説明が結構大変なんですよね。
その時にここにまずはリストに登録して、もちろんSpotifyとかAppに登録しなきゃいけないという作業は必要なんですけど、
一つのところで配信から文字起こしまで全てまとめてやれるというのは、これからポッドキャストを始める人にも今までやっていた人にもすごく魅力的な機能だなと思いました。
近藤淳也
あとはリッスンの場合、一人何個でもポッドキャストが作れるようになってまして、今のところ特に制限はかけていないんですよ。
ポッドキャストの開始と活用
近藤淳也
ですので、例えばメインのポッドキャストを他のサービスを使ってやられている方とかも、ちょっとサブのポッドキャストを試しに作ってみるとか、そんな感じで気軽に使ってもらえたらなと思いますね。
カイ
なるほど、確かにそうですね。気がつかなかったけどいっぱい作れますね。
そうですね。
近藤淳也
それも面白い。
外向けのすごくたくさんの方を対象としたオフィシャルのものと、例えばちょっとした自分の声日記みたいなのとか、実際、かいさんとかもサイドBみたいな感じで、本編とちょっとサイドのチャンネルみたいなのを作られている方とかも最近いらっしゃると思うんですけど、
そういう感じで少しカジュアルなサイドチャンネルみたいなものを気軽に作っていただいたりとか、そういうふうにも使っていただけるかなと思います。
カイ
すごい楽しみな機能ですね。これいっぱいいろんな人に使ってほしいですね。
僕もちょっとこのホスティングすごい面白そうなので、自分の個人番組をこっちに乗り換えてみようと思っています。
近藤淳也
はい、ぜひいろいろ試してみてください。
カイ
はい。
近藤淳也
はい、じゃあ今日はリッスンでポッドキャストのホスティングができるようになりましたというお知らせです。
ちょっとまた新しい展開これから始まっていきますので、ぜひこれからもリッスンをよろしくお願いします。かいさんありがとうございました。
カイ
はい、楽しみにしています。ありがとうございます。
近藤淳也
はい、さようなら。