2025-06-13 14:32

cafe.193 iichiko

今回は「iichiko」のテーマでお話…

サマリー

今回のエピソードでは、焼酎ブランド「イーチコ」のアートディレクターである河北秀也先生と再会し、デザインの源や文化的活動の重要性について語ります。特に、インターネットが存在しなかった時代のロケーション選びの苦労や、ポスターのデザイン哲学について深く掘り下げます。

河北秀也先生との再会
ライフトラベラーカフェ
ライフトラベラーカフェへようこそ。マツダミヒロです。
若奈です。
この番組は世界各国で暮らしている僕、マツダミヒロと若奈が日々感じたことなどをお伝えしていきます。
さて、会ってきました。
どなたに会ってきたんですか?
そんな始まりありますか?ラジオの。
わかんない。
なに?
わかんないね。
なに?
トーンが面白いね。
そう?
いつになくしっとりして。
そう?
今、インモードになってるからね。
そうですか。
で?
会ってきたのは、もう20年ぶりだか30年ぶりだかに、大学の先生に会ってきました。
どんな先生だったんですか?
芸術工科大学っていう芸術系の大学に行ってたんですけど、そこのデザインの教授で、担当教授みたいな感じ。
そこに若奈が会いに行った方がいいよということで行ってきました。
そうね。
行ってみてどうだった?でも今まではさ、30年とか20年とかさ、すごいスパンでお会いしてなかったわけで、
まあこのタイミングでね、
なんでこのタイミングかっていう。
私は、その先生のお話はよく昔から身近に聞いていたわけなんだけど、
なんかね、分かんないけど、ちょっと会いに行った方がいいねって言っててね。
で私もね、ご一緒にさせていただいて、お家に呼んでいただいたんですよね。
そう、僕が出た東北芸術工科大学っていうところが、僕一期生なんですけど、そこで教授されてて、その後に東京芸大で教授されてて、
で、イーチコって知ってるかね?みんなね、焼酎の。
いや、知ってるんじゃない?だって私お酒全然飲まないけど、イーチコは知ってたもん。
イーチコのさ、テレビCMとかさ、駅に貼ってるポスターとかさ、などなどのアートディレクターをしている、
あの河北秀也先生という方、マッサンという方なんですけど、が僕の先生で、
まあデザインを教えてもらったんだけど、
デザインとは、見た目のデザインとかじゃなくて、考え方のデザインをずっと教えてもらってて、
僕が今もやってるのはきっとデザイン活動だなと思ってるんだよね。
だからそういう意味では、すごい源の人であるということですね。
やっぱり源なんだね。
源です。
うちらの最近のキーワード。
あ、そう?
そうだよ。だってほら、ちょっと前にさ、仲間で集まって、いろいろ元の話をしているのもキーワードは源だったじゃん。
確かに確かに。
で、なんか源なんだね。やっぱり。
今、源ですね。
今のテーマは源。そこもつながってたんだなって、今この瞬間に感じましたけど。
それでね、あの二人を心よく招いていただいて、
デザインとは何か
いいちこのロケ、ポスターの撮影に今まで500ヶ所以上に行ったらしいんだけど、
その一つ一つをね。
写真集をね、見ながら。
教えてくださってね。
本当になんか、世界を旅したような気持ちになったよ。体験をしたというか。
なんかうちらもさ、今いろんなとこに行ってるけど、まあまあインターネットがあるじゃない。
だから比較的容易というか、ワンクリックでさ、ヤドマを予約できるしさ。
先生の話聞いたら、インターネットない時代だからね。
すごいよね。
なんかどうやってそんな場所をね、ここだみたいな一枚なわけよ。
ポスターの一枚一枚が本当にとても印象的で素敵なんだけど、
そんな場所をさ、どうやって見つけてるんですかって聞いたわけ。
その時インターネットも何もないじゃない。
そしたらなんか雑誌とか見てて、本当にちっちゃいこうなんとなく載ってる写真をある写真を見て、
2センチぐらいのね。
そう、ちょっとここ行ってみようみたいな感じで、ロケに行くって言ってて。
でもおっしゃってて、でもそれってさ、なんかうちら的にはユニバーサルアポイントメントだなってすごい先立ながら感じて。
そっか。
そうそう、でなんか多分ロケに行って、いろいろ多分どこで撮るとかどの景色があるなんて全くわからないわけじゃない。
その街が何なのかもわからないんだから。
2週間ぐらいかけてその街をなんていうの、歩いてて。
歩いてそうそう歩いたり、でなんとなくここ行ってみたいみたいなあっても、
なんか誰に聞いてもわからなかったり地図が載ってなかったりするような場所もあったりしたんだって。
そういうとこも結局はたどり着いて撮れたりとかするっていう、なんかほんと直感とインスピレーションというのこの流れというか。
それで撮られてたんだなっていうのにすごく感銘を受けたというか。
そうだね。
ほんと素敵な先生だったね。
もうなんと2、30年ぶりなんだけど、なんかお久しぶりもなくなんか普通に会話が始まったよね。
ほんとだよね。
面白いなと思って。
私なんかさ、初めてお会いしたのにさ、初めて会った感じじゃなかったよ。
いやこれもうご縁なんだなと思ってね。
ほんとありがたいことに。
でも元気だ。
78歳っておっしゃってたね。
なかなか元気だったもんね。仕事も。
そうなんだ。
すごいね。なんかほらあの、たびたびラジオで話題に出てる出版業界の桜井先生も94歳ですし、
クルーズ一緒にするミスタークルーズも70何歳ですし、みんな元気だからね。
そうね、やっぱ皆さんやっぱりでも好きなことをね。
そうだね。
全うされてるよね。
うんうんうん、確かに。
何の迷いもなくというかね。
うん、純粋にそれをやられてる姿が本当に素敵だよね。
いやーでも、まあ行ってよかったね。
何が一番良かった?久しぶりに。
うーん。
それこそお会いしてお話しして。
なんかその、まあ自分でビジネスしてると、その自分の価値観の中でもっともいいをやるわけなんだけれども、
その学んだ源のところに戻ることで、なんかもうちょっとこういうことをやっていかなきゃいけなかったんだなみたいなのを思い出したりして、
えー。
そのイーチコの活動例にとると、その一見イーチコの宣伝と関係ないみたいなこといっぱいやってんだよね。
あーそうなんだね。
そう、なんかイーチコの機関誌出して、それ別にお酒のことを書いてるわけじゃないです。
うんうんうん。
そういうなんか文化的な活動っていうか、あるからこそ、なんかこの、そのブランドがずっとこう、なんかカルチャーとなって残ってくんだなっていうところはまあちょっと痛感したっていうか。
ポスターから得た学び
なるほどね。
のがまあ一つ。
あとは、続けるっていうよりも続いていくことが大事なんだなっていう。
そのためには無理したら続かないし、やっぱ好きなことでもないと続かないし、と思いましたね。
確かに。
なんかさ、イーチコのポスターをね、毎回送ってくださってた時期がね。
そうそうそうそう。スシアにね。
それでたまに拝見させていただいてたくらいで、駅もそんなに私行かないんでね。
テレビもないし、見る機会がなかったんだけど、写真集をいただいて、それ一枚一枚のね、写真っていうかポスターのストーリーを聞いたりして拝見していくとね、
あのイーチコの焼酎のボトルのポスターっていうか、まあ宣伝なんだけど、なんかね、全然それが前に出てないの。
どのポスター?
宣伝用じゃないからね。
で、なんか本当にボトルが、イーチコってはっきり見えなかったり、
どこに置いてるかわからないみたいな感じの、本当になんだけど、
めちゃくちゃその景色というか、その一枚切り取った中の景色とエナジーと、なんていうんだろう、融合してるというかね、
調和して一つの世界観をそこに作り上げているっていうのが一つ一つのポスターなのね。
ぜひ皆さんもね、検索できたら見てほしいんだけど、
あれを見た時にね、やっぱりなんか、いっぱい感じたことがあるんだけど、
何かを伝えていきたいことがあったりね、大切にしたいことがあった時に、
どうしてもそればっかりをフィーチャーしがち。
伝えたいことも大切にしたいことも、そこだけにフィーチャーしがちなんだけど、
でもそれを本当に大切にしたいと思った時に、それが大切にできるあり方っていうのは、
やっぱりその全体との融合と調和で、一つの世界観ができた時に、もうその世界になる。
うまく言えないんだけど、なんかそれをね、先生にこの間見せていただいたなぁって感じる。
それは本当にありがたいお知恵というか、だったなって思うし、
これも本当にみひろくんのおかげなので。
あとね、言葉が美しかったね。
確かに。
コピーライトっていうか、ポスターにね。
そうなの!
風景を踏まえた上でもコピーライトの文字があるんだけど、
これもさ、ビジネスをやってると、いかに売ろうみたいなコピーにしか振られなくて、
なんかその、どっちかというと消費され感があるんだけど、
やっぱりそのいちこのコピーを一個一個見ていくと、やっぱりこの、
なんていうの、心の状態が過ぎ戻るっていうか、
そういうのなので、それは美しいなぁと思ったね。
その方もコピーライトの方ももう何十年も、
同じ方がやられてるっておっしゃって、
素晴らしい人っていうのは素晴らしいね。
その先生がいてね、その先生でコピーライトの方がいて、
習ったのよ、その人。
その方にも習ったの?
そうそう。で、そしたらね、
例えばじゃあ今、ここに炭酸水があるんですけど、
この炭酸水の表現を100パターン考えて言いなさいと言われるわけ。
なるほど。
で、学生の時だからさ、とても100個なんか言えなくて、
っていうのをね、今でも。
いやー素晴らしいね。
やらないとこういいコピーを書けないんだみたいな。
だから本当にその先生は、
一つのその景色と写真ポスターに、
もう数え切れないほどの景色を見て、
思いを感じて言葉にしたんだろうね。
その中の一つを。
なんかそういうのを考えるだけでもうなんかもうゾクゾクするよね。
それでなんか大学に行ってたデザインの授業で言ってたことが、
なんか30年経ってようやくじゃないけど、
あの時言ってたのがわかるなみたいな感覚がすごく多くあって、
なんかそういうある意味最先端のデザインを学ばせてもらってたのが、
もう本当はありがたかったね。
本当だね。
山形で。
でもそのご恩はちゃんと返さないといけないね。
自分が返せる形でね。
返していきましょう一緒に。
はい、というイイチコでした。
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今回のように毎週お届けするつれづれカフェトーク版があります。
皆さんからの質問もお待ちしています。
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それでは、良い週末を。
ライフトラブラーズカフェ
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