デワ屋さんの料理と自然
ライフトラベラーカフェ
ライフトラベラーカフェへようこそ。マツダミヒロです。
若奈です。
この番組は、世界各国で暮らしている僕、マツダミヒロと若奈が日々感じたことなどをお伝えしていきます。
まだ山形にいます。
先週出たデワ屋さんの話で、山形のガッサンの地元の方にデワ屋さんという山菜料理のお店があるんですけども、
僕ら、何年も前からというか、新しいスタイル、山菜のシェフズテーブルができたときから、
春と秋と毎年お邪魔していて、料理も素晴らしいんですけど、お話がね、シェフのお話が、山のお話などがとてもいつも興味深くて、
学ぶことばかりだなと思って、ちょっとそんな話もしたいと思うんですけども、若奈にとってのデワ屋さんの紹介をするとどんな感じなんですか?
小さい頃から言ってたんですか?
子供のときは、おばあたちに連れられてきてた場所で、山菜そばを鉄の鍋から食べるみたいな、そういうイメージ。
旅館やってたのもあんまりわからなかったし、ただその町は何にもないっていうイメージ。
確かに何にもない。
山形市からちょっと遠いし、かといって道の駅とかそういうのもその当時はなかったので、何にもないけど山菜そば屋さんだけがあるみたいなイメージだったの。
いいね。
でも、その頃行きたかったな。
そう?海に行ってないの?
行ってないよ、だって遠いもん。
でもそういう場所だったよね、山形市の人にとっては。
ちょっと遠くて、でも何かがあるっていうわけ、そのときは感じられなかったんだよね。
でも山菜そばはおいしいから食べに来るっていう場所だったね。
それで?
それで何か大人になって、たぶんお孫さんとかの世代ですかね、が料理シェフとして、今の形オープンテーブルというかオープンカウンターでみんなで食べるっていう、四季折々のね、その土地の食材をいただくっていうスタイルになってからお邪魔して、
こんなに豊かな土地だったのかと、その子供の頃は何もないと思ってたけれども、
なんか今いろいろなところを旅して暮らしてきて、そこに戻ってきたときに、この空気を吸っただけで、これはなんか他のどこにもないすごく貴重な空気だって、風だって思う。
確かに空気からも違うもんね。
そう、そしてお水もそう。
水がおいしい、ガッサン自然水。
木の山って書いてガッサンって読むんだけど、ガッサンを60年かけてやってきたお水のお風呂に入ったり、ご飯をいただくんだけど、
それのなんか清らかさと、すみきった柔らかさやさしさみたいな、これってどこにもないって思うと、本当にね、豊かな、なんて豊かだろうって思うわけ。
だからそれが、たぶんそれを今のシェフたち、シェフご夫妻であったり、経営されてる皆さんは、ちゃんとそれを大切に大切に繋いできて、そして磨いてきて、引き出して、みたいなことをされて、今があるじゃない。
そこに感動する。
気候変動の影響
本当だね。
で、またさ、一日一組限定というか、なんだけど、8人なんだよね。
で、いつも誰と行くかわからないけれども、とりあえず予約だけさせておいて、そこで、その時に、
はい、ご一緒した方がいいかなっていう方々たち、お引き合わせした方がいいかなっていう方々たちをお呼びして、ご一緒する。
で、そうすれば皆さん感動して、それぞれがまた予約して、
そう、またお友達同士とか家族とか連れてきて、どんどん広がってますね。
そうですね、循環の輪が広がってきて、それで嬉しいなと思います。
あのシェフの話が毎回面白いじゃない。
あのね、メモが取りすぎて、ノートが足りません。
その中でもミヒが一番心に残ったシェフの話をどうぞ。
今さ、世界中だけども、日本で天候が変わってるじゃん。
昔と比べてさ、暑くなったりさ。
若川、中学校の時はそんな暑くなかったわけでしょ。
そう、高校の時も毎日テニスコートで気温を確認するじゃん。
で、もう29度、28度で今日は暑いねって言って、30度はやばいね今日はって言ってた。
今はだって山が35度とか6度とか、普通になるからね。
で、そんなのがあったもんね。
山も変わったんですか?って聞いたわけ。
そうしたら、山の奥の方は何にも変わってないんですよ。
それちょっとびっくりしない?
びっくりする。
なんかさ、気候変動とかさ。
だって世界的に山火事もすごいじゃん。
でも本当に山の奥にはキノコとかサンサイとかが寝てる場所は何も変わんないんだって言って、
その後におっしゃってたのが、騒いでるのは人間だけなんですよ。
なるほど。
確かにと思った。
人間の仕業で、仕業っていうか人間の成すべき事柄で、
なんかいろいろ変わって、また自分たちで大変だって言ってるのを聞いた時に、
人とは何かっていうか、どのように生きるべきか、
いや人間とは何かって言った方が正しいかなっていう問いが浮かんできたね。
その話聞いてどう思った?
いや私ね、その話の時にちょっとお見送りしてたものなんかいなかったんですけど、
もうなるほどねとしか言えなかった。
そうだよね。
その通りですというか。
なんか、やっぱり私たちも世界中でいろいろいろんなところを暮らしていくと、
明らかに毎年どんどん気温が上がってくるのがわかるわけじゃない?
街の中でもちょっと村でも。
山火事、さっき言ったように山火事があったりとか、
海が暖かくなってきたりとか、
そういうのも実際には感じていることだけど、
それって人間がいる場所だからなんだよね。
まあそうだね。
でも人が滞在していない山の奥とか、
自然そのものにとっては、それらは何の問題ではないよね。
それは結構衝撃だったね。
毎日見ているからこその発言なわけで、
なんかすごく説得力があるというか。
でもそれは人間も一緒かもね。
人間の存在と自然
人間の表面的な部分、思考とか心とかはさ、
ああだこうだって、体もこうだこうだみたいに痛い、苦しいみたいなのがあるけど、
でもぐっと奥の方に入れば山の奥と同じで、
本来の自然な状態っていうのが、命があるわけじゃない?
そこは多分何ら変わりなくて、
周りがどうこうとか、何かが問題だ、足りないとか言っても、
そこはいつも足りてて、いつも変わりなく、
命の営みと動き、流れがあるっていう、
なんかそれと一緒かもしれないと思って。
おっしゃる通りでございます。
なんだろうそれ。何そのキャラクター。
それは激しく同意しているっていう。
そうなの?ちょっとバカにしてない?
バカにしてないよ、ちょっとちょっと。
ちょっとちょっと。
本当に。
でも本当そうだね。
感じざるを得なかったね。
確かに問題がないことを問題にしているみたいな屈しもあるかもしれない。
こっち側に行けば問題だけど、こっち側に来たら実は問題ではないみたいな。
今ラジオだから、こっちとこっち行っても分かんないんだ。
これはなんかみんなの潜在的な心で聞いてほしい。
ということで、みなさんお願いします。
こっちがなんだって?
忘れたよ、もう言ったこと。
あっちとこっち?
本当だね。
とにかく問題だと思っている場所から、問題ではないよっていう場所もちゃんと存在しているから。
どこの土地、人間、生き物にも。
心にもね。
自分の意識を持っていけば決して問題ではない。
それをその山の話が私は教えてくれたと思っている。
平安はどこにでもあるってことだね。
そういうことだね、本当に。
でもそこの検事に立ったときにどう見えるかだよね、いろんな騒ぎが。
本当だね。
山の奥の山の主たちに聞いてみたい。
今のその人間世界のことを見て、どんなふうに思いますかってインタビューしたい。
でもレオアヤさんのシェフが代弁してくれるかも。
確かにね。
今度聞いてみよう。
今度聞いてみようね。
ぜひ皆さんも行ければ一度山形の山の中にあるレオアヤさんに行ってみてほしいね。
あそこのご夫妻も素晴らしいご夫妻なので。
本当に素晴らしいご夫妻なのでぜひご夫妻話も聞いてみてください。
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