00:12
ライフトラベラーカフェへようこそ、マツダミヒロです。
バカナです。
ちょっと久しぶりになってしまいましたが、
大変申し訳ございませんでした。
毎週に配信してたんですけど、このところ働きましたね。
ちょっと、なんかあっという間に、今に至るという。
今までと違うのは、最近は日本にいたということですね。
日本にいると忙しいということですね。
4月は、最初パリにいたんだね。
うん、パリにいたね。
パリにいたんだけど、後半のほうはほとんど日本にいて、
日本もあちこち全国、いろんな方にお会いをしたり、講座を行ったり、
この数週間の感想をどうぞ。
そうですね、生きました、という感じです。
生き抜きました。
でもその中の一つが、このライフトラベラーズカフェの公開収録。
そうですね、そうでした。公開収録やりましたね、大阪で。
なので、今日もその様子を流したいと思うんですが、
直接お会いできるのは、やっぱりいいかもね。
そうだね、たくさんの方に来ていただいてありがたいことに。
100人近い。
みなさんの反応がすぐに感じられたりとか、
同じところでうんうんってうなずいてる感覚が楽しかったよね。
またやりたいですね。
今日もお便り、お便りじゃない、質問が来てるんですよ。
それもいきましょうかね。
長野県にお住まいの。
なんでそこだけいきいき、いかにもラジオしてます風に言うの。
長野県にお住まいの中っちゃんからいただきました。
素敵な方々との出会いを様々な場所、様々な国で作られていますが、
それをサポートしているものやサポートしていることは何ですか。
もしくは大切にされていることは何ですか。
ほう、いろんな出会いがあるよね、なんか僕たちね。
03:05
そうですね、ほんとに。
いろんな国で。
いろんな国、いろんな場所でほんとみんな素敵な方々との出会いを楽しませていただいてますね。
その時に何を大切にしているかと。
そうね、それをサポートしているものは何ですか。
うん。
なるほど。みひろくんはいかがでしょうか。
今先に振ろうと思ってた。
それを察知して私が先に振らせていただきました。
期待しないことです。
なるほど、もうちょっと言うと。
もうちょっと言うと、この国に行ったらこんな人と出会うぞとは思わずに、ノープランで行くと。
なるほどね。
それでさ、だいたい結局は出会うんだけど、
でも多分出会おうとしないと、要は人がいないところに行っても誰とも出会えないように。
そうなんだね。
出会おうと、何かがないと多分出会ってないんだよね。
だからその時にどんなことをしてるんだろうということじゃない。
何してるかな。
考えてないからね。
難しいけれども。
でも出会いがあんまりない国もあるよね。
うん、あるよ。
出会いがある国もあるよね。
あるある。
その違いは何かだと思うんだけど。
なるほど。出会いがない国ってどこだろう。場所とか。出会いがない場所とかあった?
うん、あった。
ほんと?
うん。
なるほど。なんだろうね。
なんだろうな。でも、期待はしないけど種まきはするかもよ。
種まきね。種まきはするよね。
なんか新しい、特に新しい場所に行く時に、ただプライベートで海を楽しみたいとか、そういう感じだったらあれかもしれないけれども、
そうじゃない場合に、何か誰か、何か面白い方いないかなっていう問いかけをしてるような気がする。
行く前に。
自分たちに。
そうだね。それは大きいね。
そうするとさ、そういえば今度あの国とかあの場所に行くじゃない?とかいう話で、そしたらそこに住んでる人と友達になったんだけどとか、そこに住んでる人とつながったんだけどっていうことが起こってこない?
そう言われればそうだな。
で、そこからコンタクトをさせてもらって、
06:02
実際会おうかっていうね。
実際会おうかっていう出会いから。
また友達も増えてね。
そうそうそうそう。
じゃあそのアンテナを立てるだね。期待はしないけどアンテナを立てる。
期待をせずにアンテナを立てるかな。
あとはね、そこでアンテナを立てて出会うでしょ?
そしたらその人とは何でも話をするっていうことを私はしている気がする。
何でもって何?
なんか今考えてることとかやってることとかだけじゃなくて、
家族構成だったり、昔から本当に体験だったりとか、もう何でも話しちゃう。人生のことを話しちゃう。
だとなんか距離が縮まるのかね。
そうすると相手ももちろんそういうことをしてくださるから、
それだけでなんかね、ぐっと距離が縮まるし、絆がなんか深まるし、
プラス、だいたいこうご縁がある方には家族がいらっしゃるでしょ?
そうすると家族の人とも仲良くなるっていうことをしている。
家族の人と仲良くなるはするね。
でしょ?
その子供ちゃんだったりとかね、パートナーさんだったりとかと、
なぜかすごく仲良しになって、家族ぐるみみたいな、なんか家族みたいに思っちゃうからね。
そうだね。
それがまあ僕たちが大切にしていることとか、意識していることですね。
はい。
ぜひ何か参考にしていただければと思います。
今日はですね、大阪の梅田の蔦屋書店で行われた公開収録の様子をお送りしたいと思うんですが、
ゲストはですね、ミュウヘンから来ていただいたピアニストのトモコさんです。
トモコさんとの出会いも本当になんかこう、偶然の出会いで、
その時に偶然に出会った人はたくさんいるんだけれども、
その中でなんかすごくご縁が続いてね、
まあそれこそ家族ぐるみでというか、
お会いしている方で、
今回日本に来たタイミングで公開収録を一緒にしてきました。
はい。
ピアニストなんだけれども、ピアノのこと以外の話にも耳を傾けていただけるといいかもしれませんね。
そうですね。
ではトモコさんに会いに行きたいと思います。
ピアノを弾くのって難しくないですか?
09:00
僕ね、今思い出したんですけど、オルガンを習ってたんですよ。
オルガンの方が難しいと思います。
でも、何歳なのか分からない。3歳かね。
いや、4歳の頃に習ってたような記憶があるんですけど、
難しくて、途中もないな、始まってすぐやめちゃったぐらいな感覚があるんですけど、
なので、たくさんの鍵盤を見ると、ああ、もう逃げたいと思ったんですけど。
最初から弾けちゃったんですか?
私は最初から弾けなかったですね。
そういう人もいるのかもしれないですけれど、
私は母もピアニストで、
なので、環境としては、うちに最初からピアノがあって、音楽はよく聴くという環境ではあったけれども、
でも、練習しなかったら弾けなくて、そういう時期もたくさんありました。
生まれた時からピアノがあったんだ。
そうです。
環境って大事だね。
僕たちは生まれた時からお寿司があったので、お寿司大好きだった。
でも、音楽の才能だとか、そういうのは語学の才能みたいなもので、
たぶん人間みんな持っていると思うんですよね。
みんな持っているんですか?
と思います。
おかしいな。
ピアノを弾く才能とは違うけれども、音楽の才能というのはあると思うんですよ。
なるほど。
感動する才能とか。
弾かなくても大丈夫なんですね。
感動する才能はちょっとあるかもしれない。
音楽を感じるね。
あとは、それに向かって本当に生きたいかどうか。
人生の時間を使ってそれをしたいかどうかというだけで、だと思います。
でも最初からピアニストになろうと思っていたわけではないですよね。
いや、思ってませんでした。
昔なりたかった職業は何ですか?
覚えてないですね。漠然と生きていたかもしれないな。
覚えている中ではピアニストなんですか?
いや、そんなことないです。いろいろありました。
例えば?
食べるのが好きだったからお料理を作りたいとか、
一時、中国史とか、そういうものにハマって、
後援大学に行きたくなった時期もあって、
そんなのに憧れた時期もあるし、
全然共通点が満たせない。
12:00
あとスポーツ大好きなので、スポーツをもとしたいと思った時もあって。
いろんなものに好奇心があった。
ピアニストになりたいとか、ピアノを弾く人が月指しちゃいけないからバレーボールはしませんとか、
そういうのは私は全部知ってきました。バスケットボールもバレーボールも。
いつからピアニストになろうというか、ピアノで表現をしていこうと思ったんですか?
それは高校に進学する時に。
物科に行くか音楽科に行くかという選択を迫られた時に、音楽科に行きます。
その時は自然に音楽科っていう感じで。
それは机に座って勉強するのが嫌だった。
消去法でいいわけですね。
シンプルで。
音楽科に行くのとピアニストになるのはイコールじゃないですよね。
じゃないですね。
高校に進学した時はもうピアニストだったんですか?
それはもうピアノ科で入学したので。
それからは今までの遅れを取り戻さなきゃいけないので、
みなさんがA3級を受けて。
小さい頃からピアノをやってるからね。
だからもうショックだし。
もう日々。
また遠いところだったんですよ。
だからもう1時間半通学にかかって。
それだけでもロスもあるし。
それもロスって思うくらい時間がもったいない感じだね。
日本でですよね?
そうです。名古屋です。
じゃあその日本の音楽科を出てその後。
東京に大学に入って。
東京の音楽の大学に入って。
その後、ミュウヘンに行った。
それのきっかけは?
そのきっかけもまた消去法なんですよ。
どんなちなみに消去法?
日本で大学院に行くか、それとも他のことをするかって。
大学院もいくつか候補があったんだけど、
なんか気が乗らないなって。
どうしようかなって思ってる時に、
たまたま知り合いの方が
ミュウヘンだったら紹介できる先生がいるわよって。
その先生を私はたまたまテレビで見て知っていたんですよ。
私のこれだけは譲れないところっていうのが、
先生にならうんじゃなくてピアニストにならいたかったんですよ。
なるほどね。原液のピアニストにならいたいって。
その先生の演奏を聞いて、
前に感動していた経験があったので、
それは絶対行きますって言って。
それでミュウヘンに、原子の音楽大学に入った。
そうです。
言葉とかは?
15:01
全くできない状態で。
それでも行っちゃうんですか?
なんかよくね、
よしじゃあ海外で生活するね、
もしくは働くには英会話からやっていこうみたいな感じが多いかなと思うんですけど。
そうですね。
ただ私の場合はインの方に入ったので、
マスタークラスっていうところに入ったので、
勉強はする必要はなくて、
弾くだけだったんですね。レッスンだけだったんです。
今はもう弾くだけに入るにも語学検定を受けなきゃいけないんですけれど、
私の時代はまだそれがなくて。
だったので、音楽用語とかニュアンスっていうのは先生が弾いてみせてくださるので、
聞かせてくださるので、そこまで詳しく喋れなくても。
なんとかなるだろうと。
今じゃないところで受け取るんだね、きっと。
そうですね。また先生は特にそういう方だったので。
なるほどね。面白いね。
それででも、そこからニューヘンスンで何年になりますか?
2002年に行ったので、14年。
長いですよね。
ずっとピアノに携わっていて、
しかもね、スタンウェイっていうピアノの素晴らしいメーカーの
専属ピアニスト。
スタンウェイアーティストというのがあって。
すごいよね。
その大学を出て、もう大学を出たらピアニストなんですか?
ピアニストはもっと若い頃からピアニストですよね。
10歳でデビューとかもあるし。
私は、いや、なことないです。
どの時点でピアニストって名乗っていいのか?
私も名刺にはピアニストって書いておくかなとは思うんですけれど、
大学出た時に、その前にフォクサーコンフォルトが受けた時期もあったんですが、
いろいろ疑問に思う点もあって。
それで、まず音楽でお金を稼ぐ。
音楽とお金を直接結びつけるのは、私には無理があるなと思ったんです。
その時はピアニストで食べていきたいとは思ってた?
思ってたけど。
なるほど。そもそも音楽はお金をもらうものじゃないと。
直接的には難しいなと思ったんです。
ただ、音楽には携わっていきたいし、
ただ、お金を稼がなければならないから。
そうなると音楽をする時間は残して、
お金を稼ぐ他の方法を探そうと思って、
いろいろ試行錯誤した時期がありました。
それはじゃあ、働くことをしてたけど、働くこと自体は別にピアノとかは関係ない?
うん。
仕事でいい?
仕事とか、はい。
なるほど。
その時期は卒業してすぐだったので、いろんなことを試して、
18:03
人と人を繋ぐようなお仕事もしたし、
あとは芸術全般に興味があったので、
いいと思ったアーティストを画廊に紹介するとか、
そういうこともしたし、もちろんレッスンもしてましたけども。
その後、どんな進展はあったんですか?
その後、ずっとお金はどういう風に稼ぐものなんだろうと考えてたんですよね。
いまだに答えを見つけられないですけど。
お金はお金の専門家に聞くのが一番かなと思って。
ああ、そりゃそうか。
それで、いろいろユダヤ人の教えとかありますよね、本が。
ああいうのも読んで。
それで、お金にはお金に働いてもらって、
お金が仲間を連れて読んでくるのがいいらしいみたいな。
本に読む?
そうそう。そんないい話があるのかなと思って。
で、そうなると、投資かな?とか。
でも投資なんて何にもわからないですから、やっぱり投資家の方にお話を聞こう。
って思った時に、身近に投資家の人が現れたんですよ。
後に旦那様になる。
そうだったんですけど。
世界の見方が全然違って、
それはすごく新鮮だったし、
一緒に過ごす時間が長くなっていって。
それで、その時点で私はとにかくどうしてもピアノがどうのっていう気持ちはなかった。
で、卒業した時にまずお金と音楽がもつりつかないっていう部分と、
それからこのままピアノを練習し続けても私はうまくならないだろうって思ったんですよね。
そうなんですか。
それはどうしてそんな風に感じたんでしょう?
もうとことん練習しまくってうまくならなかったからです。
やりきった感じがあった。
やりきった感じがあった。
このやり方じゃもうダメなんだなっていうのをわかって、
それと同時に、もっと感動する音楽、うまい音楽じゃなくて感動する演奏、
それは別にアマチュアの人が弾いても感動する時はするんですよね。
その秘密はなんだろうって思ったので、
それを探っていったらやっぱり人間性かなとか、
だから私の先生はこれからはピアノ、ピアニストではなくて、
一生懸命生きてる人かなって思ったんです。
その時に?
その時に卒業した時に。
で、それはサラリーマンでもお坊さんでもお母さんでも何でもいいんです。
なるほどね。
そういうふうに思っていたので、
私はどうしたら自分の人生一生懸命生きられるのかなと思って、
21:04
私は母になりたいなと思ったんですよ。
母になりたいなと思ったんですね。
それを今の夫に話して、
子供が二人授かって、
その時はピアノのことは考えないで、
でも楽しんで、苦しみて、
どうたまた肉中して。
じゃあその子育てをしているところから、
またピアノの活動を始めたきっかけってどんなことだったんですか?
それは皆さん、子供がいてもそうじゃなくても、
やっぱり人と関わると、
外の世界に注意が行ってしまって、
自分の内側に注意が行く時間ってなくなっていたんですよね、私の場合は。
自分の内側に注意が行くかもね。
で、ある時、
ちょっとピアノに触った時に、
あれって、
なんか響くなって。
自分自身ですけど。
それからは一人で弾く時間がまた戻ってきて、
ただもう授乳中とか、
もう記憶力なんて全然ないんで。
だからもう楽譜を見ながら弾ける伴奏だとか、
室内楽とか少しずつまた始めて、
それで子供たちが少しずつ手が離れたので、
また一人だけでリサイタル。
今は逆に自分の時間を最大限利用して、
プログラムを作りたいので、
あまり人と会わせることはしていません。
でも本当に自分に正直、
最初に高校とかも選ぶ時も、
消去法なんだけど、
要はやりたくない方はやらないっていうような選び方をして、
やりたい心地が良い方とかワクワクする方に、
たぶん真っ直ぐに行かれてるイメージがありましたけどね。
周りには迷惑もかけてると思うんですよね。
へー。
だから潔いし、ピアニストって感じがしないんだね。
そうなんだ。
僕もトモコさんがピアノを弾いてるところを聞きに行ったんですけども、
普段会話してる時から全くピアニストって感じがしないんだよね。
本当にあれは不思議なくらい、
ピアノは確かに弾かれてるんだけど、
そこで表現されてるものとか、
そこから伝わってくるものが、
音楽とかっていう次元じゃないというか、
話しててもね、
だいたい生きることはどういうことだろうとか、
そういうような話になってくるのも、
いろんな人を先生に見せたからなんだろうなと思う。
24:01
そうなのかもしれない。
音が聞こえてくる間は、
嫌なんですよ。
嫌?
満足できないんですよ。
どういうことですか?
自分が弾いて、
音が並んでるのが自分で聞こえてくると、
下手だなって思う。
それが何かの情景だとか、
感情だとか、
それに置き換わる瞬間があるんですよね。
自分が弾いてて、
音が感情とか、
情景に置き換わるってことですか?
そうじゃないと、
人間が弾く必要ないというか、
機械が弾いても、
一緒なんじゃないかなって。
音の先にあるものをキャッチできないと、
音楽じゃないみたいな。
自分にとってね。
作曲家も多分音を書きたかったから、
作曲したわけじゃなくて、何かを伝えたかったから。
音は本当に最終。
音符とかは最終的なアウトプットの形に過ぎないってこと?
そうです。
なるほどね。
その音符というか、音の先に何があるんですかね?
いろんなものがありますよね。
例えば?
例えば、
憧れとか。
でね、いろいろ思ったんですよ。
音楽って素敵なものだと思うんですけど、
調べていくと、それを作った作曲家って、
本当にドロドロしてて、人間臭いんですよね。
音楽は美しいけど、やっぱり人間は美しいだけじゃないなっていう。
なるほどね、作った人はね。
それで、
そういう風に、
多分今よりもっともっと生きることが大変な時代で、
死が結構近くにあった時代だと思うんですが、
その中で、
希望を見出したいとか、
勇気づけたいとか、
自分自身を。
あとは憧れ。
いろんなものを、
音楽に表現したんだと思うんですよね。
なるほどね。
その音楽を、
現代に生きるトモコさんが、
表現されていくわけなんだけど、
多分でも、
それがそのまま、
その作曲家のイメージがそのまま伝わるっていうのと、
違った感じになると思うんですよね。
そうですね。
それは許してもらえるんじゃないかなと思います。
その表現する時に、
大切にしてることとか、
何かありますか?
さっきほどのお話じゃないけれど、
囚われないようにします。
囚われない?
何かに。
潜入感だとか、
有名なピアニストがこう弾いたからこう弾くべきだとか、
そういういろんなものがあるんですよね。
27:00
あと指のツボもあるし。
そういういろんなものを取り離して、
なるべくシンプルに。
だから聴いてる人が、
それがわからなかったら意味がないと思うので、
そういうことには気をつけてますね。
なるほどね。囚われない。
例えばその曲を、
誰かがこういう風に弾いてたとかっていう、
何て言うんですかね、
サンプルというか、
お手本みたいな。
お手本ね。
お手本を見て、
囚われずにやる方が良いのか、
そもそもお手本はあまり見なくて、
聴かなくてってやるのがどっちのタイプなんですか?
気に入ったお手本は探します。
なるほどね。
いくつか聴き比べて、
これ良いなって思ったのは、
結構聴いたりもしますね。
ただそれは入り口の話。
最初にそういう作業を行って、
その後はもうずっと聴かないです。
もう聴かないの?
聴かない。
で、最後の最後にもう一回聴いたりするんですよ。
そうすると全然違う印象を受けたりして、
好きなように自分で聴いてるんだなって。
だから人が聴いてもそれぐらい違いがあるのが普通なんですよね。
なるほどね。
でもなんかね、
お手本があるとどうしてもそれに囚われちゃうとか、
無意識で近づいちゃうとかするんじゃないかなと思ってね。
僕はなるべく見ない方です。
そうですか。
自分の中にね。
そうそう。
音楽って普通に聴くとメロディーと伴奏みたいになってるんだけど、
一つ一つ分解していくんですよね。
音楽を分解していくんですか?
私の場合はそうなんですよね。
それでその分解していくと、
最終的には音と音になっちゃうんだけど、
で、その繋ぎ方なんですよね。
だからそこまでレベルを分解していくと、
真似がなかなかできないっていうか、
自分自身の感覚で、
多分いいなと思うお手本の演奏っていうのは、
なんかこう都合にはまってるとか、
それだけの話だと思うんですよ。
なるほど。
その音と音を繋ぐっていう表現があったと思うんですけど、
それはどういうことなんでしょうか?
音楽をちょっと分からないと、
イメージがしにくいんだけれども。
すごく漠然とした言い方をすると、
愛なんですよ。
音と音を繋ぐのは愛だと。
ちなみに音と音っていうのは、
30:01
私たちが聞こえてくるすべての音と音の間に、
要は間があるってことですよね。間があるってことですよね。
そもそも。
間がまずあるでしょ。
その間を愛で繋ぐってこと。
愛って何かなっていうのなんだけど、
洒落じゃないんですけど、
ぴったり合うっていうことでもあると思うんですよね。
ぴったり合う。
自分自身が思った通りにやるのが愛ではないと思うし、
相手の望むことだけやるのが愛でもないと思うし、
何かそこでぴったりと合う何かがあると、
そこに愛があるのかな。
ハートマークの愛ってそういうイメージがあるけど、
そこにぴったり合わせようとすると、
いろんなものを取り払わないと、
どこでぴったり合うのかがわからないんですよね。
目に見えている部分とか、感じているものだけで見るんじゃなくて、
それを取り払ったところにそれが見えるっていうことですか。
これはこうあるべきだとかって思っているうちは見えないですし。
あとは音と音だとか、周波数もあると思うし、会場もあるし、楽器もあるし、
そういうものをちゃんと把握しないといけないんですよね。
そうしないとぴったり合うってことにはならない。
じゃあまず知ることが大事なんだね。
ぴったり合うためにはお互いもそうだし、周りの環境も知るってことが重要だね。
深いね。
その中で、それは頭の作業でもあるんですよね。
そこがぴったり合うかどうかっていうのは、お腹の腑に落ちるところを探す。
腑に落ちるところを探す。
ある程度法則性はあるので、それは宇宙の節理というか、周波数に。
だからだいたいここら辺だなっていうのは分かるんですけど。
音楽って全てを超えてるというか、全て繋がって何か音楽を超えてるものなんだなっていうのは分かるよね。
超えてるし、自然そのものって感じだね。
そうですね。
そういうふうに私も捉えています。
だから自然のリズムと自分が合ってないと、もちろんいい音楽って奏でられないんだよね。
なるほどね。
だから音楽を通して自分自身を知るし。
なんか鏡のような。
いい話だったね。
はい、深い話でした。
本当に。
なんかここでまとめるとかっていうことじゃなくてさ、
もう何度もこの収録の部分というかね、聞いていただいて、
33:00
それでもう終わりたいぐらい。
もうそのままなんか伝わるものを感じてほしいという感じがしますね。
そうだね。感じてほしいというのはありますね。
はい。
それを踏まえて。
え?踏まえるの?
踏まえなくてもいいけど。
そうなんだけど、あえて言うならばミヒはどんなところが印象に残ってますか?
そうですね。ピアノを弾いてる時に音が聞こえてくると嫌だ。
というところがあって。
音が重要なんじゃなくて、その音の先にあるものがすごく重要だから、
そこがキャッチできたり見えてこないと嫌だなっていうことだったと思うんだけども、
歴史上の作曲家も多分音を作りたかったわけじゃないと。
もっとその先にあるものを伝えたくて、手段として音を作ってるっていうところがとても心に残りましたね。
なるほどね。
だから僕も質問というものを通して、いろんな人に質問するということをやってるんですけども、
質問したいわけじゃないんですよ。
っていうことを改めて自分にも周りにもその意識で関わっていきたいなと思いましたね。
その先がすごく重要だっていう。
その先が見えてないと、僕だったらいい質問も作れないし、
トモコさんだったらいい音も作れないというところです。
なるほど。質問家らしい意見でしたね、久しぶりに。
久しぶりじゃないです。
失礼いたしました。
では和奏さんはいかがでしたか。
和奏さんはですね、たくさんありすぎてというか、聞くたびに多分違うところが響いてくると思うんですが、
今は音楽を表現するときに大切にしていることは何ですかって聞いたときの答えで、
とらわれないっていうことだったじゃないですか。
いろんな作曲家が音楽を作ったときに、
その作曲家が感じていたことだったりとか、その時代の背景とか、ちょっとドロドロの思いとか、
いろんなものがある中で作られた音楽を、
それらにとらわれずに、自分の感じるところを表現していくっていうようなところがすごく印象的というか、
私自身も大切にしたいなということだなと思ってて、
例えば、誰かの講座を受けて、講座とかセミナーとか資格試験とかを受けて、
36:07
それを自分で講座をやっていくとか、何か自分でイベントをやっていくとかしたときに、
すでにあるものを伝えていくっていうことなんだけど、
でも、すでにあるもののルールや流れや大切にしたいことっていうのは、ちゃんと大事にしていくべきなんだと思うんだけど、
あえてそこを一回全部外して、すべてにとらわれずに、ただそのものを見ていくっていうか、
見ていくと、自分なりにそのものが持つっていうか、その講座なのかイベントなのか分からないけど、
持つエネルギーというか、大切にしたいことっていうのが見えてくるんじゃないかと思ってね。
それが多分大切で、それを伝えていくとか、それを表現していくっていうことが、自分を表現していくっていうことなんだなって、なんか感じましたね。
そのとらわれないっていうのの中にね、お手本は大事だけど、そこに影響を受けすぎないっていうところも、僕もすごく共感しましたね。
そうだね、お手本があることで道筋ができるからね、やりやすくなるという面もあるんだけど。
でもやっぱりそれを踏まえて、考えることが重要で、これで良いかどうか。
自分でね、要は負に落とすという部分でしょうかね。
そこを大切にしたいですね。
そうですね。
はい。
では今日の魔法の質問をどうぞ。
はい、今日の魔法の質問は、「誰にならいたいですか?」です。
誰にならいたいか。
これはですね、ともこさんの話の中で、私はピアノの先生にならいたいのではなく、ピアニストにならいたいのだと。
っていうのが、これまた僕もその通りと思って。
先生というよりも、現場で行っている人からの学びがリアルなんじゃないかなと思ってね。
で、僕も大学の時にデザインを勉強したんだけども、デザインの先生じゃなくて、デザイン事務所を経営している人たちからの学びだったのね。
で、それはすごい良かったなと思って。
なんかより机の上だけでなく、生の声というか、生の教えを知ることができたので、それが今に来ているなと思うんだけども。
39:07
なので、この質問にしました。
なるほど。
はい、僕の答えは、誰にならいたいか。
まず何を習いたいかを決めます。
はい、習いたいの?
そもそも、誰かに習ったりとかっていうのは興味はあるんですか?
だから、先生に習うのは興味ないわけ。
でも、現場の人に教えてもらうのは興味があるわけ。
なるほどね。
誰に習いたいかな?
現場の人じゃない?今の話だったら。
はい、現場の人です。
どんな現場の人?要は現場の人って言ってもいろいろいるじゃない?
えっとね、その分野分野の第一人者。
あ、第一人者ね。
ミヒはいつも第一人者って言ってるよね。
そうなの?
この分野の第一人者の人がこの人だからとか、
なんか一番最初に作った人っていうのがミヒにとってキーワードなんだね。
第一人者に会いに行きます。
言ってください。
はい、若菜さんの答えをどうぞ。
若菜さんの答えですか。はい、そうですね。
そもそも習いたいの?
あんまりね、ちょっと習うのが得意じゃないんですよ。
得意じゃないを踏まえて、誰に習いたいか。
オプラ・ウィンフリー。
では、会いに行きましょう。
行きたい。
なぜ?
オプラ・ウィンフリーっていうのは、ただ私が本当に尊敬する女性なんだけど、
オプラ・ウィンフリーみたいな人。
要は、いろいろな情報や教えがあったとして、
それを自分なりに踏み落として、自分の表現で、
自分が感じるところを通して伝えている人。
そしてそれを体現している。
要は、うまくいってるかいってないかではなくて、
そうあろうとエフォートしている人。
じゃあ、自分のフィルターで発信している人って感じかな。
自分の軸があって。
そうだね。
あんまり納得していない様子だよね。
まあ、そうですよ。
そうなんですか。
でも、オプラのような人たちはたくさんいるんでしょうね。
世の中にきっとね。
そういう人たちに会いに行きたいと。
たくさん会いたいですね。
ぜひ皆さんも誰にならいたいのかというところを、
また身近な人たちで話し合い、答え合っていただけたらなと思います。
42:04
この番組は毎週週末前の配信を目指しております。
なんか、こないだとさ、表現が変わってない?
目指しておりますので。
あれ、なかなか来ないなと思った時に、
自動で配信される機能があります。
それはですね、ポッドキャストの画面に行っていただいて、
登録ボタンを押していただくと、
あれ今週来ないなと思った時でも、
配信された時にピッと自分のところにエピソードが、
放送がお届けされますので、
引き逃さないためにも、
登録していただければなと思います。
登録ボタンをぜひお願いしたいと思います。
次回はですね、またこの公開収録の後半をお届けしたいと思いますので、
さらにどんな話が生まれてくるのかを楽しみにしていただければと思います。
では、良い週末を。
LINE TRAVELERS CAFE