人それぞれ、ちっちゃい頃になぜかそれに惹かれてったっていうのは、もうあると思うんですよ、皆さんそれぞれ。
井上さんなんかあります?
僕ね、でもね、あんまないんですよ。
あ、ないんですか?
これに、これすごいこれにハマってるとか、これを集めてたとか。
あー、ないんだよなー。分かんない、誰か親とかに言われたらあるかもしれないんですけど。
自分だとあんまないんですよ。たぶん確かに聞いといて、自分はなんだよって感じはしますけど。でも確かに言われたらないなー。
兄がいて、音楽好きだったから、それを一緒に聴いてて音楽が今でも好きになったとかはあるんですけど。
そもそも何かにって言われると、今パッと出てこないですね。
でもなんか知らなかったんで。
あるとは思います。
影響を受けても気づいてないだけで。
そうですね。
井上さんの近しい人に言ったら、いやあなたこれが好きでしょみたいなね。
言われてみたら、あ、そっかみたいなことかもしれないですけど。
でも聞くのは好きで、思えば。だから聞く人やってる的なことはあると思うんですけど。
何か、どっちかというとやっぱり話すよりも聞いてる方がしっくりくるというか。
ああ、そうなんですね。
そんな感じはしますね。だから、自らこうバーッて喋ってくっていうのをしますけど、
どっちかというと、お相手の方なりがこう話してくださっていることに対してやっぱりそこで浮かんでくる言葉とか、疑問とかを、
え、それどういうことですかとか、やっぱりその方が何を考えていて、
まだ言語化になってない部分もいっぱいあるじゃないですか。
そういうところに疑問を投げていって、ああ、それはそうなんですよとか、
やっぱりその方がそこで自分の気持ちに降りていくみたいな感じを一緒するとかは、聞く人やり続けていると、
ああ、僕は好きだなって思いますね。
そうか。
僕、去年の2月まで図書館で働いていて。
ああ、そうなんですね。いいな。
図書館で師匠の仕事をしていて、それで辞めて、この聞く人をおもむろに始めたんですけど。
もともと始めたのは、なんだろう、
ユイナさん聞くの上手だから聞く人やれば?って友達に言われたんですよ。
ああ、なんか面白いなと思って始めたっていう、それぐらいのことなんですけど、
やっていくと、いろいろ皆さんお話をたくさんしてくださいますし、
それによってその方が気づきをいっぱい得ていったりとかで喜んでくれたりとか、
すごくダイナミックに喜んでくださる、面白がってくださるっていうことが、
僕自身が面白いので、これはちょっと聞いてみようって。
やっぱりやり続けていると、聞くのもおそらく上手になっているんですよね、何かしら。
お相手の方と呼吸を合わせながら、
僕はダンスって言うんですけど、ダンス踊るように話を聞いていると、
やっぱりその方が気づいていない自分に出会ったりするので、
それは非常に価値があることだなと思ったりするので、それをやってますね。
今、図書館で施術をやられてたっていうので、パッと思いついたのが、
思い浮かんだのが、ヒューマンライブラリーって聞いたことあります?
ん? ヒューマンライブラリー? 名前は知ってますね。
ヒューマンライブラリーってあれ、もともとデンマークかな?オランダかな?
ヨーロッパが多分発祥なんですけど、
その人を一冊の本に見立てて、その人の話を聞くっていう活動があるんです。
ナラティブコミュニケーションの一つだと思うんですけど、
そのヒューマンライブラリーの蔵書になる人っていうのが、
いわゆる社会的にマイノリティの方が多いんですけど、
その経験を語るっていう。
で、聞く人はその一冊の本を読むように。
ノンフィクションですよね。
とかを読むようにその人の話を聞くっていう活動があって、
なんか今ユイナーさんが図書館で勤められていて、今聞く人をやってるっていうのを知って、
なんかそのヒューマンライブラリーをやってる感じなんだろうなっていうのを。
でもまさにそんな感じ、今お聞きしてそう思いましたね。
確かに。僕はやっぱりその方がどう生きてきて、何をしてきて、何を持って今されてることって、
やっぱり興味があるというか。
で、全員違うじゃないですか、当たり前ですけど。
みなさん持ってる物語は違うので。
で、やっぱり人によっては話すことないよみたいなこともいらっしゃるんですけど、
でもそういう方でもいっぱい喋ってくるんですよ。やっぱり思ってることはいっぱいあるし。
で、年齢重ねてくるとみなさんだんだんそういう話をしなくなってくるというか、
身近な家族とかにも今さら言うことでもないみたいなところなんですけど、
みんな実はやっぱりお持ちで話すことで出てくるので、
なんかそれを聞き続けたいなみたいな思いは芽生えてて、実際やってるので。
なんかこれ自体は結構ライフワーク的な感じにはなりつつ。
僕が聞く人になっちゃいますけど、話これから実現するかどうかは別として、
この人の話聞いてみたいっていう特定の人っています?
いくつか。例えば職業で言ったら、指揮者の人。
何考えてんだろう。っていうのは単純に思うんですよ。指揮してる時。
当然あれって指揮者の方って勉強をしっかりしてあそこの場所に立つと思うんですけど、
いわゆるオーケストラを前にして、何考えてるのかなみたいな。
っていうのは純粋に聞いてみたかったりとか、
あと別で言ったら調律師の方とか。
やっぱりあれも音の仕事といえばそうなんですけど、
一体ピアノを前にして何をしているのかとか。
あと例えば別で言ったら落語家の方とか。
ああいう方って多分落語に入っていったら、
当然その話は入っている。体に入っている状態でやっていって、
なんか温泉入ってたみたいだねみたいな。すぐに連絡先交換して飲みに行きますみたいな。
素晴らしい、そっか。
なんでですか?なんでそんな状態になったんですか?って聞くと、やっぱりこんなに集中して人の話を聞くことがまずない。
心をちゃんと、耳だけじゃなくて心まで傾けて聞いて。
あと話すときも、視覚が使えない分ごまかしが聞かない。
あと相手の反応を見なくていい。
つまらそうな顔してるから私の話を切り上げなきゃっていうマインドが働かないので、きちんと自分の言葉で伝えられるんですよ。
当たり前なんですけど、きちんと話せて、きちんと話を聞いてもらえる。もしくはきちんと人が話をしてるのを聞くことができるって。
これめちゃくちゃ楽しいよ。
ああ、そっか。当たり前なんですけど、意外とできてないってことですよね、普段が。
時計気にしちゃったりとか、スマホ、今ね、僕。
そっかそっか、そうなっちゃいますよね。
それがない状態だと。それこそ、それってマインドフルです。
はいはいはい。
僕はそのマインドフルニスは後付けだったんですけど、見えていた状態のところから日常的に瞑想してたし。
ああ、そうなんですね。
セラピーセッションはやってたので、その頃まだ当時マインドフルニスって言葉一般的ではなかったんですよ、2016年当時って。
知ってる人がちょっと知ってるぐらいの頃だったんですけど。
ああ、気づいたら自分マインドフルニスをやってたんだなと。
で、その状態をデフォルト、自分の通常の状態にしたからすごく楽になったんですよね、目が見えない。
目が見えない状態って、基本的にマインドフルニスでいないと怪我するんですよ。
ああ、そうですよね。
なんかこぼしたりとか。
そうなっちゃいますよね。
なのでそういった意味では目が見えなくなったことってすごくプラスになってますし、こうやってユイナさんとお話しするときも。
自分が話すこともそうですし、ユイナさんのお話を聞くこともそうですし。
そこに集中できてるっていう状態がデフォルトになってるので。
なるほど。
それはすごい楽しいですね。
確かにおっしゃる通りですね。なんか聞いちってますもんね。聞いちっちゃってる状態っていうのが、むしろデフォルトになってるような。
だからこそ、ちゃんと話できてるとかっていうのに気づくっていうのは、本来はそっちなはずなのに。
ああ、そっか。
もう情報がとにかく早いんだよな。
本当そうだと思います。それに追いかけていったりとか、ついていかないと何かやっていけないっていう変な社会の圧みたいなものがどうしてもあるので。
そういうのも自分がね、体験してみてそうだから、じゃあこれもワークショップにしたらいいんじゃないかと。
そっかそっか。
これはもともとそのビジョンクエストに関してはベンツPRから、友人が働いてるんですけど、そのパーパスをね、社員一人一人が自分ごととして捉えられてないっていうソリューション、課題があると。
別に悩み相談とかじゃなく、一緒に雑談をする。ユーナさんの今言ってたのと同じですよね。
雑談をする中で見えてきたことをポンと言うみたいな。ただ別にアドバイスしてるつもりもあんまりなくて。
それこそ今、TBSラジオの大看板になっている、生活は踊るっていう昼の帯番組やってるジェンスーさん。ジェンスーさんと二人で、隣の雑談っていうポッドキャスト番組をやってて。
これもすごく今、人気が、人気がというかリスナーがついていて。テレビ、これもテレビの講座だと思うんですけど、話にオチをつけなきゃいけないとか、面白くなきゃいけないとか。
別にそんなね、気使って話すことないじゃんって思うんですけど。そうそうそう。
だからね、ほんとなんか、とつとつとこう、ああでもない、こうでもないって話してる内容が実はいい。
そうなんですよ。そんな感じが思います、すごく。
一緒にワークショップ作ってるデザイナーがいるんですけど、高橋耕介君という。で、彼とよく言ってるのは、雑談からしかクリエイティビティが生まれない。
ああ、それはおっしゃる通りですね。それすごく思います。そっからやっぱり仕事とかが生まれていったりとかしますもんね。
なんかいいワークショップ作ろうってなると、全然ダメですね。全然ダメ。それはほんと実感します。
ゲラゲラ笑いながら、ここ面白くない?とか。そうですそうです。
やってみようぜみたいな。ほんとそうですね。なんかそんな感じがすごいします。
言ったら聞く人もそれなので、友達と喋ってる中で聞く人やれば、みたいなことかもね。
ああ、そっかそっか。おっしゃってましたもんね、さっきね。
なので、そういうところなんだろうなぁみたいなことは思いますね。
ああ、すごい。面白い。ちょっとね、Cさん、ずっと喋れますね。
やばい。ああ、すごいなぁ。なるほどなぁ。なんだろう、この感じ。不思議ですね。面白いです。
たぶん、僕も聞く人なのね、きっと。僕も好奇心がすごい、聞いちゃうから。
これいいですよね、この感じ。すごい好きです、僕。
いやー、面白いわ。でもこれだって初対面というか初対面じゃないですか。それが不思議なもんで。
どっかでなんか、やっぱ人って初対面だったりすると生物学的にちょっと怖いというか、どっかで壁は作りがちなんですけど、
聞く人やってると仲良くなっちゃうというか、そういう感じがすごいあって、
また後日会ったりすると、「ああ、どうもどうも。」みたいな感じで、
会うのを2回目なのに、「こんなに?」っていうのとかもすごく起こったりするので。
だから立山、立山で結構たくさんの方に聞くようにしてるんですけど、
だからこの間お祭りとかあったりとかで行ったりすると、「ああ、どうもどうも。」みたいな感じのことが起こるっていうのは、不思議だなと思いながら。
だって立山に生まれて、まあまあの年月立山にいたのに、そういう友達って、やっぱ学校の友達はそうだけど、それ以外ってあんまいない。
そうですよね。
そうですよね。むしろそれ、卒業してしばらく経っちゃうと、それがそれで疎遠になっちゃったりとか。
きっかけも作りづらくなりますね。
そうなんです、そうなんです。友達久しぶりだっても、「おーおーおーおー。」って、その後もう喋りが続かないみたいなことが起こるんですけど、
意外となんかちゃんと話して一回聞く場を持つと、なんかいいなみたいなのは思うので。
そこが僕今、自分のこう、いいところでもあり悪いところでもあるんですけど、
やっぱ見えなくなってからの方が、やっぱ人との距離がすごい近くなったんですよね。
ああ、そうかそうか。
視覚的に何のジャッジメントもする必要ないので。
で、話してると、割と僕もオープンマインドで話すし、なんかすごい仲良くなった気になっちゃうんですよ。
で、そこそそのポッドキャストにいらしてくれたゲストの方々と、本当に1時間、ポッドキャストの収録でお話したぐらいなんですけど、
僕の中で勝手にすっごい仲良くなった感じがしてて、きっと向こうはそんなことは思ってないだろうと。
ゲストとして呼ばれて、話したパーソナリティの1人としか思われてないんだろうけど、
僕としてはもうなんかすごい長年の友人みたいな。
なるほどなるほど。
すごい親近感を覚えてて、そこ気を付けないと、すげえ痛いやつになるなという。
いやいや、いいんですよ。痛いやつ。そこは僕結構痛いやつやってるかもしれない。そういった意味では。
結構仲良くなっちゃってて、「ああ、どうだろう?」みたいな感じで、時に距離感困るみたいな。
はい、わかる。そうですよね。
起こるんですけど、なんかでもそれは不思議な感じだなあと思うなあ。
だから渡辺さんにしても佐々木さんにしても、1時間、2時間ぐらい喋ったっていう時間をお互い共有してはいて、
思いをいろいろ話してくださってっていうのは、思えばやったこと自体2時間とかそういう時間ですけど、
あっという間でやりながら、言ったら長い人生の一瞬を共有してるっていうのは、貴重なこと。
こんだけたくさん人がいる中での、一期一会のご縁みたいな感じがするので。
その時間をね、ポッドキャストとしてパッケージングしてる、残りますもんね。
そうなんです。この間お会いした人が1年前ぐらいに話聞いてたんですけど、また久しぶりに会ったら、調子が悪かったらしいんですよ。
最近調子悪くて。でも湯沢さんと話したやつを聞き直したら、治りましたって。
すごい。
すごいと思って。やっぱり時間が経過することによる自分の話っていうことの効果なのかなのかわかんないですけど、
こんなこともあるんだと思って。
あとは、やっぱ声。
ああ、声。
めっちゃ大事だと思っていて。何度も話に出ちゃうけど、ビジョンクエスト、レンズPRとやってるやつも、基本的にクライアントAの納品物として音声メディア化してるんですよ。
そう、だから言葉話す。だからその元気になったっていうのも、やっぱ自分のその時のね。
そうそう、そうだと思います。
生き生きとしてお話ししてるのを聞いて。
そうですね。
すごい良い話。
そうなんです。で、今お話しいただいたようなその社内のやつとか。
僕もそういうのやりたいなって思ってるところがあって、いろんな方に働きかけたりというかお話したりもするんですけど。
まさにそれで今、コミュニケーション的な部分が、社内でもどうしていったらいいのかわかんないみたいな。
若い世代がどうコミュニケーションしてるのか。
飲みに行くこともないし。
とかっていうのが一つ解決策になるんじゃないかみたいなことも思いますし。
なんかやっぱ声っていうものの持つ価値みたいなものはものすごくあるので。
それをやっていきたいなって思うのはやりながら生まれてきてますね。
ここがね、さっきのエイブリズムの話になっちゃうんですけど。
やっぱ話すのが苦手。
言語化するのがすごく特性、その人の特性として。
そこを企業研修とかでやる場合って、無理やりこじ開けちゃいけない。
そうですね。無理やりは良くない。
だから沈黙だったり言語化できないっていう、それも言語の一つだよっていうグランドルールは引くようにはして。
じゃないとね。
そっかそっか、そうっすよね。やっぱりそこで無理とかが働くとやっぱりおかしな感じ。
違和感とかを生んでしまうから、できるだけ自然体な感じで皆さんがやれる方がより出てくるし。
能動的になってくるしっていうのはやっぱ思いますね。
そこでね、たぶんブラインドを、アイマスクをしてない状態で誰かがとつとつとゆっくり喋ってると、たぶんみんなイライラすると思うんですよ。
ちゃんと話せ。聞く姿勢ができないので。
でもアイマスクをした状態だと、それも全部言葉と言葉の中にあるハイコンテクストにも
その人の内なる声を聞き取るんですよね。
めちゃいいなって。
そうだね、そうっすね。
めっちゃいい、それ。
いやー、ちょっと本当にもっと聞きたいんですけど、次回にぜひお願いしたいです。
喋りすぎ。
いやいや、とんでもないです。本当に面白い。すごい。素晴らしいですね。
こんなに。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
今回の聞く人で聞いた場所、それは立山にある喫茶店マンディの奥にある家の一室。
そこは以前ご出演いただいたマンディの店主渡辺翔一郎さんのご実家なのですが、
その場をお借りして石井さんにお聞きした時間はあっという間でありながら、なんだかずっと喋っていられる、聞いていられるような時間でした。
それは聞く人をやっている時に時に出会うお相手も聞く人であるということ。