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ハロフラー、フラットの独り言へようこそ。
このチャンネルは、ママさんドクターで、WEB3 NFTプロジェクトでは、
コミュニティマネージャーやモデレーターとして活動しているフラットが、
日々の生活の中で考えていることや、医療情報をゆるっと、フラット、配信している番組です。
今回は、胃瘻の話をしてみたいと思っています。
1ヶ月くらい前に、わーままはるさん、大石はるさんという方が、
延命治療、人工呼吸器や胃瘻についてツイートしていったので、
これに関連して、私の胃瘻や人工呼吸器に関する意見を放送しようと思っていたのですが、
その前に、胃瘻とか人工呼吸器とかが、
どういったものなのか、
どういった場合に選択肢になるのかをお話した方がいいんじゃないかなと感じたので、
それについて、今回お話してみたいと思っています。
今回は、まずは胃瘻についてお話します。
胃瘻は、不必要な延命治療の象徴みたいな感じに一見見えてしまいがちなんですけれども、
私こそ、
個人としては、
いろんなケースを経験してきたので、
そうとは言い切れないなというふうには感じています。
私の科、専門の科、脳神経内科なんですけれども、
他の科に比べて、
人工呼吸器や胃瘻の患者さんを多く扱う科だとも思っています。
それは、特になんですが、
神経難病や脳卒中を多く見ている科だと考えています。
かなり前の情報なんですけれども、
厚生労働省の2001年の報告を見てみると、
自宅で、気管切開を伴う人工呼吸器管理をしている患者さんの7割が、
神経筋疾患の方なんですよね。
本題の、そもそも胃瘻って何?というお話になっていきます。
まずは、胃瘻とはどういう処置なのかということと、
次に、胃瘻は何のためにするのか?
というお話になります。
胃瘻というのは、内視鏡を使って胃に小さな穴を開けて、
体の外とトンネルを作るイメージですね。
体の外と胃をつなぐトンネルを作るというようなイメージになります。
もちろん、この処置自体が安全に行うことができるというのが、
まずは第一条件になります。
胃がある部分に一部穴が開くので、
見た目的にはお腹からチューブがちょっと出ていたりとか、
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プラスチックの平べったいボタンの形状のようなものがお腹についていたりとかします。
この穴を通じて、外部からさらにチューブをつなげて、
栄養を入れていくのが胃瘻というような方法になるんですよね。
次に、胃瘻はどういう時に適用になるのかということですよね。
端的に言うと、口から食事ができなくなった時に胃瘻というものが選択肢に入ってきます。
ただ、口から栄養が取れないから、じゃあ胃瘻になるのかというわけではなくて、
まず、じゃあ口から食事ができなくなった時にどういう対応があるのかということを少しお話ししていきますね。
方法は大きく分けて2つになります。
口から栄養が取れなくなった場合は、大きく2つにまずは分かれます。
1つは、点滴で栄養を取るのか。
もう1つは、直接胃に栄養を送るというような、この2つのパターンに分かれるんですね。
基本的には、栄養を取るという医学的な観点からは、
点滴から栄養を入れるよりも、消化管、つまり腸とかですよね。
栄養を使って栄養を取る方がいいというふうに言われています。
これは何でかというと、腸が体における免疫の一部を担っているからなんですよね。
免疫というのは外敵から身を守るということです。
つまり、点滴からの栄養だと腸を使わなくなってしまうので、
腸の粘膜が萎縮してしまって、萎縮というのは小さくなってしまっていて、
腸での免疫系が崩れてしまうので、
そこから感染が起きてしまう。
そこから感染症を起こしてしまうことがあるんですよね。
で、直接胃に送る方法というのは大きく分けて、今度は2つになります。
繰り返しになるんですけれども、
まずは口から栄養が取れなかった場合は、
点滴か、直接胃に栄養を送るのか、という2つのパターンに分かれて、
胃に直接栄養を送るというのは、またさらに2つに分かれていて、
それが頸鼻移管というようなものか、
胃老化の2つになるんですよね。
で、じゃあもう1回話を戻して、
どういった場合に胃老が選択肢になるのか、ということなんですが、
いろんな場合があるんですが、
1つは高齢になって、咽喉機能の低下が起きて、
誤咽性肺炎を繰り返したりする場合、
あとは脳梗塞とかの脳卒中によって、
口からの摂取ができない場合、
あとは、
あとは神経難病、いわゆる神経疾患とか、
菌疾患とか、変性疾患と呼ばれるような、
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そういう神経難病の進行に伴って、
咽喉機能が低下した場合、
あとは腸の疾患などで、
直接胃に栄養を送った方がいい場合、
最後に、
頸鼻移管から移行して、
頸鼻移管というのは、
鼻から管を入れること、
鼻から管を入れて、
直接胃に栄養を送るということなんですけれども、
頸鼻移管から何らかの問題があるので、
胃道に移行した方がいい場合、
というような形になります。
余談なんですが、
頸鼻移管といって、
鼻から長い管を胃まで通して、
栄養を送る方法のことを言うんですが、
これって、
結構その喉に、
ずーっと管が入っている状態なので、
それだけでも、
誤嚥しちゃったりとかするんですよね。
あとは自己罰許といって、
その喉にある違和感から、
不本意になってしまうのが、
その違和感から抜いてしまうというようなことが、
あったりとかするんですよね。
こういったように、
おそらく思ってた以上に、
胃ろうの適応の幅が広いっていう風に、
感じていただけたんじゃないかなと、
思います。
あと、例えばですけれども、
ALSと呼ばれるような、
筋萎縮性側索硬化症というような、
病気があるんですが、
ちょっとここでは、
病気の説明を一回省くんですが、
この病気は、
病気の初期の段階の体重の減少が、
生命予後、
いわゆる寿命ですね、
を予測する因子で、
体重維持のためには、
栄養療法として、
胃ろうをやることが推奨される、
ともガイドライン上では、
記載があったりとかします。
胃ろう自体を延命というか、
どうかに関しては、
いろんな意見があると思います。
私自身も、
いろんな患者さんの、
本当に様々な意見を、
聞いてきたので、
今考えていることが、
数年後とかに、
また全然違った考えになること、
というのは、
あり得ると思っています。
詳しくは、
今後、まとめてお話できたらな、
とは思ってはいますが、
年齢とか、
現疾患とか、
認知症の有無とか、
合併症とか、
あと、
やっぱり、
患者さんだけではなくて、
その家族の意見も、
踏まえて、
やっぱり、
この問題には、
向き合っていかなきゃいけないんだな、
というふうには、
感じています。
はい。
今日は、
胃ろう、
と言って、
お話ししました。
次回は、
人工呼吸器、
について、
お話ししていけたらな、
とは思っています。
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