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2023-10-20 08:26

あえて診断をしないという提案をする

最近、患者さんが何を望んでいるかをしっかり考えるようになりました。
自分のことですが、そんなお話をしました。
※聞き直したら、内容がとっちらかっていた気がします....😿

紹介した本 医師のためのリベラルアーツ
https://www.medicalview.co.jp/catalog/ISBN978-4-7583-1308-7.html

#スタエフ医療部
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ハロフラ、最近保湿を頑張ってやっていたところ、かなり肌の調子が良くなってきたフラットです。
フラットの独り言へようこそ。このチャンネルは、ママさんドクターでWeb3 NFTプロジェクトでは、コミュニティーマネージャーやモデレーターとして活動しているフラットが、
日々、頭の中で考えていることや医療情報を、ゆるっとフラット配信している番組です。
今日は、あえて診断をつけない提案をする、というテーマでお話ししてみたいと思います。
なんでこの話をしようかなって思ったか、ということなんですが、最近、湯浅翔太先生っていう小児科の先生が書いた、
医師のためのリベラルアーツ、
というような本を読んでいます。読んでいますというか、一回読みました。
で、そこのところの一つの章で、「診断することが正解だけではない。」というような一節がありました。
で、これを私、読んでいるときに、確かに私、これっていうのは、
ここ数年感じていることだなっていうふうに思ったんです。
で、昔、私がまだ、
そうですね、
研修医とか、あと脳神経内科に入りたてのときには、
患者さんの診断をつけるっていうことを第一目標というか、
もちろん、それの先に治療があるからこそなんですけれども、
そういうようなことを目的にすることが多かったんですが、
外来をやったりとか、ある程度長期的に患者さんを見るようになってからは、
あえて、その診断をつけない提案をするっていうことを、
するようになったかなっていうようなことがあります。
なので、今回、自分のことになりますが、
こんなお話をしてみたいと思っています。
で、少し話が飛んでしまうかもしれないんですけれども、
最近、患者さんに対して、分かりませんっていうようなことを、
言えるようになってきたかなっていうふうには思っています。
なかなか病名がつかなかったりとか、
あと、原因が分からない患者さんに、
原因とか疾患が分かりませんっていうようなことを言う、
勇気っていうのが、最近少し出てきている気がします。
で、この変化っていうのは、かなり最近かなって、
ここ数年のことだと思っています。
で、なんでかっていうと、さっき言ったように、
その病名とか診断をつけることが、
重要じゃない時があるっていうふうに思うことが、
やっぱり出てきたからなんですね。
で、そうですね、
もしかしたら、そういうのって遅いっていうふうに思われるかもしれないんですけども、
今までは、何とかして、
やっぱり診断をつけたい、
その先に治療があるからですよね。
診断をつけたいっていうような気持ちがあったので、
やっぱり、分かりませんっていうようなことが申し訳ないというか、
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若干恥ずかしいような気持ちもあったような気がしています。
で、なんでかっていうと、
自分の勉強不足だったりとか、
そういうようなことが影響してるんじゃないかなっていうふうに思うのも、
一つの理由だったんじゃないかなっていうふうに思います。
で、診断することのメリットは、
今言ったように、
今後の病気の経過が分かるとか、
あとは治療法が分かることだと思うんですよね。
ただ、やっぱりいろいろ検査をしてみても、
分からないことって、どうしても出てきてしまいます。
そういったときに、
じゃあそこから無理やり診断をつけるまで、
何とかして頑張るのかっていうと、
やっぱりそうではないんですよね。
そういった時にはやっぱり今の時点では分かりませんと。
ただ今ある症状に対して一緒にどういうふうに対応していくのかというのを言うことが
患者さんにとっていいんじゃないかなというふうに思うようになっています。
つまりその患者さんが今困っている症状に対して何らか治療介入できれば
QOLその人のクオリティオブライフというふうにですけれども
その生活の質が担保できるんじゃないかなというふうに思っているんですね。
というよりも担保できればいいかなというふうに思っています。
例えばなんですけれども最近した提案としては
比較的若い神経難病の患者さんが私の外来にいらっしゃいました。
そういった時に比較的若年性の神経難病の患者さんというものは
遺伝的な素因を持っている可能性がある。
本来であれば大学病院とかですけれども
一般的には遺伝子の検査をしましょうというような提案をすることが多いかなというふうに思います。
今回のこの場合に関して私はお話をすると
その遺伝子の検査に関してはしないというような選択肢もありますよというようなお話をしました。
一つはその病名を検査することができるというような選択肢もあります。
一つはその病名を検査することができるというような選択肢もあります。
その病名を知ることによって治療法が変わるのかどうかということですね。
もう一つはそれが次の方が大切なのかもしれないんですけれども
まずその患者さんが病名について詳しく知りたいのか
つまりその病名を知ることによって今後起こりうる経過とか
あと合併症とかを知りたいのかどうかということですよね。
そんなふうにいろんな話をしていく中で
もちろん遺伝性のものその人だけが持っている遺伝子なのか
それともその下の子孫というかお子さんとかに遺伝するものなのかとかによっても
もちろん考え方はいろいろ違うと思うんですね。
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それは当たり前のことで
患者さんがどういうような思いを持っているかというのはもちろん違うんですけれども
その時にいろいろな話をしていく中で
今回は遺伝子の検査に関してはしません
というような結論に至ります。
その理由としては一つに
その診断がついたとしても治療法が大きく変わらなかったというようなことが一つと
あとは患者さんが今知りたくないと
ただもしかしたら今後自分のことをもう少し知りたくなったら
遺伝子検査を受けるかもしれないというようなふうになりました。
もしかしたら昔だったら
こうなんていうかな診断をつけることに
お向きを置いてしまっていたような考え方をしていたので
割と積極的に遺伝子検査をしましょう
というような提案をしていたのかなというふうには思います。
おそらくしていた気がします。
だけど少し10年ぐらい医師をやって
まだ若手の範疇ですけれどもやっている中で
患者さんとどういう患者さんが何を望んでいるのか
どうしたいのか
治療を診断をつけたいのか
それじゃそうではなくて
単純に症状を良くしたいのかとか
そういうような何を望んでいるのかっていうのを
しっかり確認しなきゃいけないっていうのを
やっぱりこうやっている中で
学んできているなっていうふうには感じています。
かなりまとまりのないような話になってきて
申し訳ないんですけれども
今回あえて診断をつけない提案をするということから
患者さんがどうしたいのかっていうような気持ちを確かめて
その人の人生観に沿って
医療をやっていきたい
そういった姿勢が大切なんだなっていうふうに
再確認したというような話になります。
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今日も皆さん聞きに来ていただいてありがとうございました。
次回もふらっと覗きに来ていただけたら嬉しいです。
出会えたことに感謝を込めて
ふらっとでした。
またね。バイバイ。
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