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2025-05-27 11:55

#160 株式会社オーディオストック 代表取締役社長 西尾周一郎さん

ものづくりトーク第160回放送ゲストトークをポッドキャストで!

(過去放送回につきプレゼント応募などは終了しています)


広島で培われてきた『ものづくり技術』

広島に根付く『ものづくりスピリッツ』

広島で活躍する『若き技術者・クリエイター』​

そんな『ものづくり』のおもしろさ・ものづくりの深みを発信するプログラム


番組の工場長(MC)を務めるのは平岡良介

ものづくり80年の歴史を持つ平岡工業株式会社の代表取締役社長、自社ブランドHIRAXのCreative Director、ドラム講師の経歴を持ちバンドマンという顔を併せ持つHIRAX AIR sheildではGOOD DESIGN AWARD 2021 受賞!音楽とものづくり、そしてラジオへの愛は半端ない!


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Summary

株式会社オーディオストックの代表取締役社長である西尾周一郎氏が登場し、会社のサービスについて詳しく説明します。オーディオストックは音楽家から楽曲を収集・販売するプラットフォームであり、音楽著作権の複雑さを解消し、より多くのクリエイターやユーザーに利用されています。西尾氏は、音楽家が稼ぐことの難しさと、売れる楽曲の傾向について語ります。また、彼の会社が提供する場がどのように音楽家に利益をもたらしているか、具体的な売り上げのデータも交えて紹介されます。

オーディオストックのサービス紹介
ここからは、ファクトリースタッフが今話したい人とトークする、ものづくりトーク番外編。
桑原さんが今回トークゲストにお迎えしたのは、株式会社オーディオストックの代表取締役社長、西尾周一郎さんです。
西尾さん、桑原さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まずこのオーディオストックという会社なんですけど、広島FMの番組制作スタッフやCM制作スタッフもよく利用しているものなんですけれども、
まずこれがどういったサービスか教えていただいてもいいでしょうか、西尾さん。
はい、オーディオストックは音楽家ですね、音楽を作る方から楽曲とか交換をお預かりをして、インターネット上で販売するサービスとなっています。
西尾さんって今、おいくつぐらい?
今42歳です。
めちゃくちゃお若く見える。
本当ですか?
近いんじゃないですか?
2つしか違わない。
肌綺麗ですね。
そんなことはないですけど。
髪の毛の量もすごい。
今日はそんな話じゃないですね。
すいません、戻します戻します。
本社が岡山なんですか?
はい、私自身は地元が岡山でして、岡山出身でして、創業以来ずっと岡山で会社所在してやってます。
やっぱり西尾さんも音楽に馴染みのある人生でいらっしゃったんですか?
そうですね、もともと最初は幼稚園の頃からヤマハのピアノ教室で、エブカイレクトンだったんですけど。
エブカイレクトン。
8年くらいやってまして、中学に入ったくらいで、やっぱり男はギターだろうとなって。
という感じでありがちなんですけど。
やっぱり鍵盤楽器だと嫌いではなかったんですけど、女性の方がいいのかなというところで。
中学以降はギターを始めまして、ギターをやりながら自分で作曲編曲をしたりしながらバンドをやったりとか、中高大学までずっとバンドをやってました。
そうなんですか。
でもそのまま卒業してからもバンドを続けようという風にはならなかったんですか?
そうですね、なのでもう本当にプロの音楽家で実はなりたくてですね。
プロの作曲家、編曲家、あるいはギタリストになろうと思っていた時期もあったんですけど。
ただ大学に入って、音楽をITで発信しようというところに興味を持って。
もともと岡山大学、地元の岡山大学の情報工学科というプログラミングとかを勉強する学科に入りまして。
ITも好きだったので、音楽とITを掛け合わせてサービスをやろうというところでスタートしたところ。
それがめちゃくちゃ面白くてですね、自分の中で。
そっちで音楽家になるというよりかは、そっちの企業というかサービスをやろうというのをシフトしていったみたいな学生時代でした。
これは聞きたいことが山盛りなんですけども。
ちょっと戻しますね、一旦ね。後でプライベートでお聞きするとしてですね。
今回は番外編ですので、桑原さんがMCでお願いしますということで。
まずこのオーディオストックのサービスをどうやったらこれを始めようと思って、どうやってサービスを構築したみたいな流れが。
普通ないじゃないですか、こういうサービスって。これがビジネスになるっていうのがなかなか思いつかないんじゃないかなと思って。
そのあたりちょっと教えてもらえれば。
そうですね、創業の時は実は違うサービスをやってまして。
社名も株式会社クレウフーガという社名で、クレウフーガという音楽投稿サイトをやってたんですよね。
そっちはいわゆる音楽コンテストメインにした、いわゆる音楽投稿サイトでして。
ニコニコ動画さんとかYouTubeの音楽特化版みたいなイメージだったんですけど。
そちらはやっぱり音楽家、特にインディストとか個人のミュージシャンってやっぱり自分の曲ってなかなか聞いてもらう機会がないんですよね。
その中でコンテストとかでプロの音楽家が評価したってなれば聞いてもらえるんじゃないかというところで。
コンテストを最初サービスやってたんですけど、そっち自体は正直やっぱり事業にするのが難しくてですね。
それは学生時代に考えたビジネスモデル、ビジネスプランで、結構その辺のマーケットの感覚がなくてですね。
結構行き詰まってしまって、どうしようかなって考えてる時に今の予測を思いついてやり始めたんですけど。
その中でやっぱり相変わらず音楽がなかなか発信するのが難しいなというところと、
あと音楽を使う人にいろいろ話を聞いていくと、音楽著作権って難しい、わからない、ややこしいとか、
ジャスラックってどうなのとかそういうお話をすごいいただいていたので、
だったら音楽を使う方はですね、動画とかラジオみたいな音声番組とか使う方が著作権とか難しいことを考えずに
音楽を使える場が作れたらいいんじゃないかなと思ったのがきっかけですね、最初の。
素晴らしい。
立ち上げ時にたぶん当分お金にならないじゃないですか。
そうです、はい。
食えない時代は結構長かったみたいな。
長かったですね。
なので、いわゆるホームページ制作とかシステム開発の下請けとかで食いつなぎながら、
税金を稼ぎながらやってましたし、
あとはベンチャーキャピタルさんとか金融機関から新株発行して、
いわゆる増資をする資金調達をしたりとかでちょっとお金を入れて出資をしていただいたりとか、
いろんな泥臭いことをやりながら何とかやった感じです。
ユーザーとクリエイターの関係
そうなんですね。
曲以外もあるわけですよね、効果音みたいなのは。それは別なんですか?
一緒です。一応4ジャンルありまして、
BGMという歌が入っているインストゥルメンタルのBGMと効果音と、
あとボイスという歌物という歌が入っている4つのジャンルがあるんですけど、
売上としてはやっぱりこのBGMと効果音がほとんど占めている感じですね。
今流れているのは工場長が作っているやつですけど、
こんな感じでこういうBGMを探している方がたくさんいます。
このBGMどうですか?これ僕が作った曲。
おしゃれ。なんかフュージョン系というかパンク系というか。
そう、ちょっとそういう感じの。
めちゃくちゃおしゃれでいいですね。
そうなんですか。
ラジオにもすごく合いますしね。
嬉しい。
これクリエイターとして登録できそうです。
全然できる。
全然いける。
やった。やった。
やってみましたね。
今年一番嬉しい。
今年まで始まってそんなことない。
じゃあ私もちょっと西尾さんに送りつけよう。
送りつけよう。
送りつけよう。
名刺の使い方間違えた。
どのくらいのクリエイターの数がいるんですか?
今は3万組以上の。
3万組。
3万。
そうですね。バンドとか個人とかユニットとかもあるので組と呼んでいるんですけど、
3万以上のアカウントの方に参加していただいてます。
ユーザー数は?
ユーザー数は今20万弱ぐらい。
20万もいるんですか。
使う側ですね。
今YouTubeも個人で上げたりされる方がいっぱいいて、
そういう時に皆さん困るという話をよく聞くんですけど、
まさに利用されているということですよね。
そうですね。
これって音楽家の皆さんもお金が支払われるんですか?
その曲を提供したということで。
そうです。
打ち入れを預かりをさせていただいて、いわゆる売り上げですね。
例えば単品で買っていただいたりとか、
サブスクール形式だとダウンロードされた回数とかで計算をしまして、
収益をざっくり半分ぐらいを音楽家に返すみたいなビジネスモデルなので。
まさに音楽家の人たちの場も提供しつつ、
音楽家の稼ぎの現状
必要な人をつなぐ場所になっているということですよね。
そうですね。やっぱり音楽家の方がなかなか今の時代、
稼ぐのが難しい、集計得られるのが難しい、シーティングも出ないし、
みたいなところを言われる時代なので、
ちゃんと稼げる場を作りたいなというのはすごく僕の中でもテーマでして、
最近だったらうちからお支払いしている年間2,000万以上を超えているような人も何人も出てきているので、
少しずつ。
そういう場がちょっと作れてきているのかなと思っています。
どういったものが売り上げが上がるんですか?
やっぱり結構お客様はいろんな方がいらっしゃるので、
そこで多種多様ではあるんですけど、
すごくざっくり言うとやっぱり企業さんがCMとか番組で使うものが多いので、
やっぱり透明感のあって爽やかなポップとかテクノっぽいものとかが、
なんだかんだ一番王道ではありますかね。
バックで流れる音楽みたいなものがやっぱり多い。
そうですね。
交換音とかよりはどっちかというか。
交換音、数として多いんですけど単価が上がる楽曲の方が高いこともありまして、
そうですね。楽曲の方が多いですね。
何か作りますか?ポップっぽいやつを。
作ろうかなってずっとね。
ご安全にっていうフレーズを登録させてもらえないかなってずっと思ってたんですよ。
誰が使うんですか?
使いますよ製造業のみんな。
ニーザルと思います。
ほらほらほら。
刺さってる刺さってる。
ナレーションで一時期一番売れてたのが、
ご覧のスポンサーでお送りしますというフレーズが。
多分テレビとかラジオを真似したYouTuberの方とかが自分の番組で使ったりするので。
そういう定型フレーズは結構人数一定あります。やっぱり。
これ見たいよもう。
俺のことばかりで聞いてる。
私もじゃあ言おうと思う。
アナウンサーの方とかも。
2人が競ってなんか。
ちょっとこれ本当にやりたいね。
本当にぜひ。
広角めちゃくちゃ上がってます。
全然大歓迎です。
すごいいいゲストの方を連れてきていただきました。
楽しいね。
ちょっと僕からお聞きしたいんですけど、
今ってミュージシャン稼ぎにくくなったっていうのはあるかもしれないけども、
楽曲の幅とかクオリティっていうのが昔とちょっと違うっていうか。
よしよしあるとは思うんですけど、
今の方がすごいことも多いかったりするじゃないですか。
その中でどんなものがやっぱり売れていくのか。
ロックっぽいもの、歌謡曲っぽいものとか、
今っぽいメロディーが激しくチェンジするものとかあるじゃないですか。
どんなのがやっぱり売れてるんですか。
そうですね。やっぱり一言で言うと、
うちで言うと動画とか音声の番組に合わせやすい曲っていうのがやっぱりすごく求められていて、
お客さんの需要としてはこういう番組だったりとかYouTubeの裏で流れてる音楽なので、
一応トップの音楽家の方とお話をしていると結構皆さんすごい謙虚されていて、
こういう音楽がやっぱり使い勝手がいいとか。
例えばですけど、極端な話、自己主張が強すぎてうるさい曲だとやっぱりこういったトーク番組に合わないので、
なので少し抑え目なんですけど、かといってめちゃくちゃ単調だと、
番組自体が単調に聞こえてしまうので、
適度な展開、適度な盛り上がりはあるけど、
でも自己主張しすぎないっていうこの絶妙なバランス感覚とかが今求められているのかなと思っています。
市場の変化と楽曲数
これでもインストのバンドの人たちとかってすごく向いてる気がします。
そうですね。
いいですね。
そうですか。年間に生まれてくる楽曲の数って今増えてるんじゃないかなと思うんですよ。
そうですね。
昔ってCDを出して初めて楽曲制作したって言えるっていう感覚だったんですよ。
デモテープを作られたことありますよね。
今は配信に載せちゃえば売れちゃうかもしれないという状態だから、
そうですね。
楽曲数って今どれくらい年間で出るものなんですか。
うちとしては今月でたぶん3、4千件くらいの新作があるので、
年間で4万、5万件くらいですかね。
すごいよね。5万曲ですよ。一生かかっても作れない。
そうですね。やっぱり音楽制作のソフトウェアもすごく大きに進化してますし、
パソコンも性能が上がっているので、こうしたとおり作りやすい環境にはなっていると思います。
そうですよね。5万曲の中から売れるのが決まっていくから、競争も激しいと思いますけど。
今日はファクトリースタッフが今話したい人とトークするものづくりトーク番外編。
今回AIひろあきさんがトークゲストにお迎えしたのは、オーディオストックの西尾社長でした。
ありがとうございました。
11:55

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