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ものづくりトーク、今週は特別編です。東京FM参加、ミュージックバード全国コミュニティFM110局にて放送中の
パワーアップもは日本、東京クセツヨ町工場ラジオをお送りします。
こちらは、東京都墨田区の町工場を舞台にしたラジオドラマで、癖の強い方言丸出し社長、工場長ジムが大活躍。
今日は特別に、ドラマのナレーションやセリフだけの音声を拝借して、HFMものづくりラジオが効果音やBGMをつけた、ものづくりラジオeditでお届けします。
私が社長役で出演をさせていただいております。それではご安全にお聞きください。
東京都墨田区、とある町工場。
いつも通りの一日に見えますが。
みんな、おはよう。今日もご安全に。
よしむらさん、おはよう。
おはようございます。
今日も映画に頼むで。
さあ、ファックスのチェックしようかな。
おい、よしむらさん、たまっとるファックス取ってくれ。
はい、はい、どうぞ。
これまた難儀な図面が来たの。業界30年の工場長に聞かねばよ分からんで。
おい、よしむらさん、工場長呼んでくれ。
はい、はい、承知しました。
工場長、工場長、事務所までお願いします。
おーい、よしむらさん、聞きなね。
はいや。
なんや、予感しとったからな。昭和的なテレパシーってやつか。
そのテレパシー社長です。
おい、また社長がや。
おーい、工場長、呼び出しすまんの。
はいはい、社長。事件ですか、事故ですか。
事件です。
そうですか。
アホ、百頭丸ちゃうね。
なんや、またゴエス活動でもやら言うんと思ったわ。
まずは会話のゴエスからお願いしたいの。
会話のゴエスってなんやねん。
爽やか、しっかり、素直に、せっせと、忖度せえとかか。
うわあ、今日は絶好調じゃの。
当たり前ですやん。毎日元気百倍アンパンマンですわ。
今日はワシの負けじゃの。
うん、あのな、お客さんから小柄な図面が来とるんよ。
ちいと見てみてくれや。
お、出ました。必殺使えるもんは工場長でも使うちや。
やかましい、毎回ボケるのやめ。
さあ、エイケン、ちょい見てくれや。
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どれどれ。
どれどれ。複雑な加工の試作案件やなこれ。
でもなかなか面白そうなんやけど。
社長、ここ削ろうと思ったら半分当たるんちゃう?
うーん、言われてみたらどうやっても無理じゃの。
ほうが当たらんようにここを分割して別部位にでもくっつけなあかんわなこれ。
うーん、言うても接着じゃ精度も強度もねんじゃろう。
ここなら仕様変更か図面変更してもらわなあかんな。
お二人また何揉めてるんですか。
いやいや、揉めてないから。
いや、この部品どうやっても切削やと加工できへんって話してんじゃんこれ。
うーん、それって今流行りの3Dプリンターで作ったらいいんじゃないんですか?
3Dプリンター?
あかんなで映画に作れるんか?わしゃちっと信用できん。
そうなんですかね。
社長、うち使ったこともないのにいきなり否定するのはあかんのちゃう?
うーん。
なんかこの間展示会でリコーが3Dプリンター出してましたよ。
なんやリコーって印刷機のメーカーちゃうん?
私も詳しくはないんですけど、その展示会でリコーの人が必要あればご説明伺いますって言ってましたよ。
いや、でも機械が高そうやの。
話聞いてみると高いかどうかわからへんやん。
うーん、それもそうだよな。
よし、じゃあ吉村さん。リコーさんに電話してくれるか?
わかりました。
こんにちは。
はいはい。あ、リコーさんですか?
はい。早く突き過ぎちゃってすみません。
大丈夫ですよ。ご案内しますね。
あ、どうも社長の平岡です。
工場長の静本です。
リコーのカンバラです。よろしくお願いいたします。
早速ですが、これを3Dプリンターで作りたいんじゃけど、何本でできますかね?
早速すぎるわ。
まあ、じゃあ実はこんな図面が来ましてね。3Dプリンターで作れます?
作れるかどうかで言うと作れると思いますが、この図面の3Dデータってありますか?
3Dデータ?
ああ、うちでは作っていないんですよ。図面は手元にある状態じゃけど。
3Dプリンターは3Dデータが必要になるんですよ。
ほら、この図面だったらドラえもん的なポンって立体になるわけじゃん。
すみません。それはもう、もはや神の領域ですね。
カンバラさんって言ったやつ。
社長、初対面の人に失礼ですよ。
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ああ、そうやった。勘弁して使わさい。
いいやいいや。お気遣いなく。
残念ながら、図面からポンはまだ技術的には無理なんです。
ところで、今回これを3Dプリンターで作って、何に使いたいか教えていただけますか?
何に使われるか知らんのですよ。
まずは試しに試作して、お客さんに見てもらって相談する感じですわ。
せやせや。実物見て説明するのが一番早いからな。
まあ、お客さんがこのままでいいって言うなら、3Dプリンターでポンが助かるんじゃけどな。
ポン。こんなん出ましたっていうのは助かるな。
お茶をお持ちしました。どうぞ。
ありがとう。
カンバラさん、状況は説明した通りなんですが、どうがいなですかね。
ポンかどうかはあれですが、実際に最終製品で3Dプリンターが使われている事例はありますよ。
そうなん?3Dデータがあったら何でも作れるん?
そうかもしれんの。
じゃあ俺いらんや。
いやいや、そんなことはなくて。
ほうよ。工場長はうちの精神的支柱者系のいるで。
そうですよ。工場長のボケ聞かないと毎日元気出ないです。
必要なそこかいな。実は技術で勝負したの知らんの。
そうなんです。
なんや急にびっくりした。
あ、すいません。
あの、実は3Dプリンターで実製品を作ろうと思ったら、技術者の力が欠かせないんです。
プリンター模様とに応じて色々と種類があります。
ただ、従来工房の方が安くなるケースがあります。
それでは詳しくお話しますね。
なんかチーターも買ってきたの。
まあ俺の技術力がまだまだ必要やっていうことやな。
現実にはいろいろ難しいところもあるんですね。
何でもできるって無茶な発想しちゃダメですね。
でも、当時実現不可能だった無茶な発想があって、それで今の3Dプリンターがあるわけですから。
今だと3Dプリンターで家を作るとか、食品を作るとか、好きで物を作るとかも現実的になってきてるんですよ。
ほな、3Dプリンターでパンツ作るなんてどうよ。
パンツ?
オーダーメイドフィッティング的なことか?
血だらけになるけどな。
血だらけになるの?
話またずれていくので、話戻すとコスト的なところってどうなんですか?
そうや。何本でできる?
機械の購入となるとこれくらいでしょうか。
なるほどな。
あと、利口で造形して納めるサービスもしているので、そこから始めさせていただくのはいかがでしょうか。
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その場合だとこれくらいでしょうか。
それならまず今回の件で試してみようかな。
お役に立てて光栄です。
利口さんお帰りになりました。どうでした?
3Dプリンターでやるのも面白いなと思ったで。
俺もそう思ったわ。うちの技術も幅も広がるし。で、機械ちゃん?
まずはお客さんに相談してみるわ。
フフフ、社長よかったですね。
吉村さんのおかげじゃん。もしうまくいったらうちうまいお好み焼き食わすけど。
そうっすね。楽しみにしておきます。
そうっすね。
お好み焼きだけでアホ。
フフフ。
関西風もコツうまいとこあるね。
はあ。おい、じゃあ勝負しようか。
おお、望むところですね。
いつか蹴りつけりゃと思うよ。
今回は本気でいくからな。
いやいや、お二人話変わってきてますから。
ああ、ほんまや。
早くお客様に連絡をしてください。
はい、かしこまりました。
どっちがきんせいね。
フフフ、ちゃんちゃん出た。
フフフ。
ちゃんちゃん。
ちゃんちゃん待ちが長い。
頼りすぎじゃないですか、ちゃんちゃんを。
フフフ。
たびたび出てきてる。
意外に本格的でしたね。
ああ、本当ですか。ありがとうございます。
このものづくりラジオにも出てくださった、
しずもとさん、ひるととしみつさん、りこうさん、よしむらさんもそうですよね。
みなさん上手ですよね。
いや、ほんとみんな上手。
俺が一番下手なんじゃないかな。
いやいや、こうちゃんちゃんできることは分かってたけど、
他のみなさんも、言ったら素人集団なはずなのに、
すごい本格的なラジオドラマを聴いているかのような。
でも実際やってみてどうですか、こうちゃんちゃんは。
僕でもいつもこのまんま生活してるんで、
このまんま聞こえてるのかなっていうのが、なんか不思議な感覚っていうかね。
ああ、じゃあ本当に町交場でこういう会話があったり、
こういう広島弁のこんな雰囲気だったりもするんですか。
お客様がいらっしゃった時、僕こんな感じで会話をしてますから、
変なやつと思われてるでしょうね。
そう聞いたら、施設用だと思われてるかもしれない。
これってYouTubeなどでも聞くことができるんですか。
はい、ありがとうございます。
僕のインスタのリンクから飛べますので、ぜひチェックしてみてください。
はい。
パワーアップモア日本東京駆設用町交場ラジオスペシャルエディションをお届けしました。
