キノ旅の世界っていうのは今読んでもすごくかっこいいなーと思って、そのしならない人の方に向けて説明すると、
その、キノ旅の世界、主人公はキノっていう、10代半ばぐらいの、
髪の短い子が主人公で、まあバイクに乗ってるんですよね。
なのでライダースーツみたいなのをいつも着てるんですけど、
喋るバイク、この世界ではモドラードって言うんですけど、の、あのエルメスっていうね、すごいおしゃべりなバイクと旅をしてて、
その旅をしている世界っていうのは、その、私国家的な世界観のある国があって、
ほとんどの国ってのは、まあ城壁に囲まれてるんですけど、
そこにはそれぞれの国のまあ、しきたりとか技術とかそういうもので成り立ってて、
まあ国ごとに、もちろん公益とかもあるんですけど、その生活レベルとか技術レベルっていうのは、
全然違うようになってて、なんで、なんだろうな、
その訪れる場所によって、なんか物語の世界が全然、さっきまで西部劇してたと思ったら突然SFになってるみたいな感じになってて、
そう、いろんな世界の物語にキノがお邪魔してるような感覚で読んでました。
まあそんな感じで、まあそういう世界なんで、その国の中には秩序はあるけど、
城壁の外は、森とか山とか自然に溢れてる、そういう描写があるんですけど、
そういう場所で移動してるんで、無法地帯なわけですよね。
たった一人でその旅をするキノは、時にその、いろんなその人の優しさとか、施しに触れたりするんですけど、
なんか一瞬気を許すと、なんか騙されそうになってたりとか、で、人を助けて、なんかこう命を助けたと思えば、
そう命、自分の命を守るために、その敵と戦う、そんなこともね、あります。
当時その、小学生から中学生ぐらいが一番読んだかなって思うんですけど、
年の変わらないその主人公が、なんかその自分の力だけで世界を旅していくっていうのが、めちゃくちゃかっこいいなぁと思って、
そう、特にその、主人公のキノはすごく、銃の使いがすごく上手で、
どんどんその強い、強いとされてた大人たちをバッタバッタと倒していくんですよね。
それもなんか気持ちいいなぁと思って、読んでたと思います。
特に好きな短編はですね、やっぱり初期が一番、短編がすごい好きだなぁって思ってるんですけど、
3巻に入っている城壁のない国ってのが、結構好きかもしれません。
結構ここで、その、キノがですね、旅先で食事をする時に、必ずあることをするんですけど、
それをして、まぁちょっとこう、命が救われるみたいな描写があって、
そう、なんかネタバレ防してあんま言わないようにはしてるんですけど、
そう、すごいそれがかっこよくて、なんか、あ、旅先で、こう、なんか知らないものとか、そういうものを食べたり飲んだりするから、
そう、ちゃんとそういうふうになんか気をつけなきゃいけないんだなぁと思って、
私もやりたいと思ったんですけど、だいたいその、知らないものを食すってことが、ほぼ日本にいるとないと思うんで、そういうことはなかったんですけど、
そう、だからでも、なんか独創とかね、なんか、これは食べていいキノコだとか、なんかそういうものに興味があって、
一時期ね、ハマって調べてた時もありましたけど、なんかそういう、なんか、サバイバルするための知恵みたいな、いうものを、なんか、教えてもらったなぁってふうに、そう、最新刊を読んでて、思い出しましたね。
他にもですね、その話の中で、話の背景、城壁のない国っていうのは、
その、移動民族がモチーフになっていて、そう、なんでその人たちは移動してるのかとか、他にもその、
もともと旅人だった人もその仲間に入っていたとかね、そういう経緯があって、そこにキノコが訪れていくんですけど、
なんでね、キノコがなんか、そこから逃げ出すんですけど、
うん、その逃げ出す中で事件が起きて、ある、
元旅人だった人が、こう、いろんな事態で、
いいことをしようと思ってやったんだけど、恨めを取られて、あることが起きてしまったりとか、そう、
ネタバレにならないようにと思うと喋ると、短編なんでね、基本難しいなと思ったんですけど、
そう、今言ったことも、なんか良かれと思って助けようとした人が、実は別の人から見たらすごい悪に映ってるみたいなことがね、
さっきの旅にはよくあるんですけど、なんかそういう、なんか善と悪が裏と表にあって、ずっと表だと思って読んでたら、
コロッと突然悪になっちゃうっていうのが、
こう、ほんの一文で起きるんですよね。それが面白いなぁって、
やっぱり今でも思いますね。そう、なんかずっと見てたのに、全然わからないてちなってあるじゃないですか。
なんかそんな感覚が、そう、読んでてあります。他にもですね、7巻で、
何かをするためにっていう、その短編集の中にプロローグと、
あるんですけど、そこに書かれてる短編で、その食事の時にする機能がね、あることを必ずするんですけど、
何でその習慣をするのかっていうのが生まれた話があって、これもすごく、
うーん、最初はいい話かなって思って読んでると足を救われるというか、
これもすごくいい、まぁちょっとね悲しい話でもあるんですけど、すごく好きな話です。
これを読んでね、私もそう、キノになりたいと思ってね、そう、ロングヘアを切った覚えがあります。
まぁわかる人にだけはわかる。そう、他にも人を食った話とか、
雲の前で、とかね、いろんな短編があって、
まあ大人の国か、大人の国も外せないですけど、さっきこう思い出しがてるWikipediaを見てたら、すごい充実してて、
そう、なんか一時期ランキングの国っていうね、短編があるんですけど、それで読者投票したのかな?
どの投票だったかちょっと思い出せないんですけど、その投票数のランキングもウィキペディアに載ってて、
あ、この辺とか人気だんだなーっていうのを思い出して、そう、面白かったです。
そう、今お話しした、特に好きな短編の話しましたが、なんかこう、
よく、木の旅で扱って話して、完全にどっちが正しいとか、なんてわからないよね、みたいなテーマなんだろうなーって思ってて、
それは三審判の24巻を読んでてもすごく感じて、運ばれる国っていうね、
国の中でその、あれは中なのか?
道中その、列車に乗って、そう、いろんな国の人から、その列車に乗れないといけない国の話をね、ずっとしてるんですけど、
それぞれのその列車に乗っている人たちの目線で語られるその、とある国の内情が、だんだんだんだんこう変わってくるっていうのがすごい面白くて、
そう、他にもその、ライフルの話っていうね、短編とかも、やっぱり上手いなーっていうふうに感じました。
なんか何でこれ上手いんだろうなと思った時に、語る語らないのそのバランスがすごい上手くて、
そう、本来であればね、結構一視点で、一人の登場人物から見えたことしか書かないとかね、そういうことしたりすると思うんですけど、
そう、それだけじゃなくて、なんか別の方からスポットアイと当てると全く別のものに見えるっていうのをしてくれるんで、
上手いなーってか、めちゃめちゃそう、今読んでも面白いっていう、そういう作品と一緒にね、歳をとってこれてよかったなーって、そう思いましたね。
ただね、久しぶりに出たんで、そう忘れてる時も、ところもね、あったんですけど、
こうやってポッドキャストでお話ししようと思って、いろいろ考えてて、何で好きだったのかって結構忘れてて、
もちろん、好きだったことは思い出して覚えてるんですけど、そう、理由がわかんなくて、
で、今その、香山哲さんっていう漫画家さんの方の、えっと、「ブルリン・上野空」っていう漫画を読んでるんですけど、
これを読んでて、あ、こういうところが好きだったんだって思い出して、そう、
「ブルリン・上野空」っていう漫画は、香山哲さんがドイツに住んでた頃のお話を、フィクションのような、日記のような形で漫画として発表してたのをまとめたものになるんですけど、
結構その、日本じゃない場所でのその、ベルリンを題材にした暮らしを、こう、漫画として見せてくれるんですけど、
そう、なかなかそう、住んでないとわかんないこととか、旅をしてみないとわかんないこととか、そういうことを書いてくれてて、
まあ、その生活をするっていうのがどういうことなのかとか、移動するっていうのがどういうことなのかとか、そういうことをすごい考えさせられて、
それを読んでると、あ、私、旅をするのが好きだったんだなっていうのを、すごく思い出しました。
ずっとね、そう、どこかに行きたいなーっていうのを思ってたんですけど、お金もないし、
走るバイクも、喋るバイクもいないし、銃は撃てないし、みたいな、そんな感じで、
そう、どっかに行きたいなーって思いながら、もやもやしてた気持ちをね、木のたびにぶつけてたなーっていうふうに思いますね。
大人になってからは、お金はあるけど時間がなくて、結局どこにも行けなくて、
そう、やっとね、最近いろんなとこに行けるようになってきたんですが、
そう、旅が好きだったんだなってのを、最近思い出しました。
なー、今になっても面白いってのがすごいことだなって思うんですけど、
なんでなんだろうって思って、 木の旅はね、本当に今でも読まれてて、
まあ、ライトニューベルとしても出てますけど、 青空文庫?あれ、何?青空文庫じゃないな。
幼児用のね、その、文庫が確か、赤道川であったと思うんですけど、そっちでも出てて、
そう、だから、小学生とかね、そういう子たちにもちゃんと手が届くし、
まあ、今のこの5年のファンにも届いてて、 アニメ化もしたりね、舞台化もしたし、すごいなって思うんですけど、
当時、結構その、2000年代は似たような作品も結構出てたと思うんですよね。
それでもなんか、木の旅が続いてるっていうのは、やっぱり、そう、 木の旅のすごいところなんだろうなーってのを思ってて、
なんでなのかなって思った時に、まあ結構その、何だろう、作者のしぐさあさんって方は、
結構その、銃とか戦車にすごく詳しくて、この木の旅の中にも、 その知識ってのがすごい入ってきてるんですけど、
そう、そういうものに対して、何だろう、
かっこいいと思うのは、自然なことっていうか、漫画やアニメで描かれるし、
そう、それが何だろう、普通じゃないですけど、思うんですけど、
なんていうかこう、それってかっこいいって言っていいんだっけみたいな、 一瞬こう立ち止まってる瞬間っていうか、そういうのがあって、
銃や戦車も命を守るけど、奪うものでもあるので、
そう、その変化ってほんの一瞬だったりすると思うんで、 そういう、
一瞬引いてる感じってのが、 木の旅によく出てるんじゃないかなっていうふうに思います。
すごく冷静なんですよね。
後描きはあんなに、すごいそう、描きたいことばっかり描いてるのに、 そう、後描き作家さんなんでね、シングサーさん。
そう、まぁそんな感じで、なんか引いてる感じっていうか、こう、
ちょっとこう、俯瞰してみる感じってのが、他の作品ですね、 アリソンでも感じたなぁと思ってて。
アリソンもね、すごい好きだったんですけど、確か図書館で借りてたと思って、 そう、もう一回ちょっと買ってみたいなぁと思うんですけど、
またね、あんなシグサーさんの作品で、長編ものが読んでみたいなぁというふうに思います。
実はなんか、最新のシリーズで、フラストクラックだっけな?
フロストクラック、連続狙撃犯人の推理っていう題名で、
電話の会話だけで起こる推理者が出るようですごく気になります。
まぁ実は今回のライフルの話っていうのも、そんな文体芸の、そう、
境地じゃないかなぁと思うんですけど、そう、頑張ってほしいと思います。 はい、ちょっと読んでみたいと思います。