宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャストサラリーマン起業戦略室は、LAT英会話の創業者宇佐美悟が、
自身の体験をもとに起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは。LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今日はですね、サラリーマンがつまずきやすい起業ができない理由についてお話をしたいなというふうに思います。
というのもですね、先日ある大企業出身の方とミーティングをさせていただいたんですね。
初めてお話しする方で、彼は60歳を超えて定年退職のような形で、
かなりの誰でも知っているような名前の会社を退職された方でした。
そんな方がですね、今実は転職をしたいというふうに考えていて、
転職先がなかなか見つからなくて苦労しているというような話をされていました。
そんな状態で、すごい大企業でものすごいキャリアを積んできている方で、経験豊富でという方なのに、
なんでそんなに転職頑張ってまで転職するんだろう、それも定年も退職されてというような方だったので、
僕からは一層のことを転職ではなくて、起業してみたらどうですかという話をしたんですよね。
そうすると、彼は起業なんてそんな自分ができるわけないというようなことをおっしゃっていました。
いろいろと聞くとですね、例えば彼がやりたいようなものづくりに関するようなことだったんですけれども、
そんなものづくりをしようとすると、大きな工場を持って、そこに生産ラインに乗せて、
うんぬんかんぬんでこんなあんなで、そんなことが自分にできるわけがないじゃないかというような話だったんですよね。
特にやっぱり彼みたいな形で大企業に勤めておられると、ある意味においてはビジネスのゴールというか視野というか、
そういったところがすごく大きいものになってくるというところはいいところかもしれないんですけれども、
逆に言うと事業とはそういうものなんだっていう最初から大きく構えすぎてしまってるっていうところがあるなっていうのは僕は感じました。
なのでビジネスって本当にそんなに当然彼が言っているように簡単ではなくて、
ものづくりをするということになると当然大変な話だと思うんですけれども、
それって最終的なゴールを最初からやらなきゃっていうふうな思いでいるとですね、
それは言ってみれば20段ある階段1段目から20段目まで一気に飛ばして登ってしまうようなそんなイメージかなというふうに思うんですよね。
で実際私がやっているこのLATの英会話スクールもスマホのアプリがあって講師を何人も抱えていて、
生徒さんが何百人かいてっていうのを管理できる状態って最初から当然この状態が出来上がっていたわけではなくて、
これを実現するのは自分なんかには無理。最初からこれが揃わなければ事業として成り立たないって僕も思っていたら多分LAT英会話はスタートすることができなかったと思います。
で事業っていうのは結局のところ階段が20段あるとしても1段ずつしか登っていくことができないっていうところがあってですね、
そういった意味で前にも話したかもしれないんですけれども私がやっているこのLAT英会話のプログラムも最初からコンセプトは一緒なんですけれども、
システムなんて使っていたのは最初GoogleスプレッドシートとGoogleカレンダーでスタートしたわけなんですよね。
そういったところから次に何を整備していこうか、これができたら次に何を整備していこうかっていうのをやっぱり一段一段徐々に上がっていくものなのかなというふうに思います。
どうしてもサラリーマンだと出来上がったビジネスの中に当然ご自身途中から入っているわけなんですよね。
そのおそらく皆さんがお勤めになっている会社においてもゼロベースで会社の登記をするために法務局に行くところから関わっていましたっていう方ってなかなかいらっしゃらないんじゃないかなというふうに思います。
そうするとですね、もうある程度出来上がった状態の会社しか見ていなくて、それがデフォルトになってしまっているっていうことになってくるとですね、
その階段をどんなに早い段階で加わりましたって言ってもおそらくもう10段ぐらい進んだ状態から先しか見てないんですよね。
なのでそこが実は大きな違いなんだなっていうのは僕はこの間彼と話していて感じることができました。
なのでサラリーマンが企業なんて無理無理っていうふうに思っている時に陥りやすいのってやはりご自身が今まで経験しているものベースでしかものを見れないので、
ある程度出来上がっている前提でしか判断ができないというか、そんなものをいきなり作ることなんてできない、だから無理っていうふうな発想になってしまっている可能性はすごく大きいのかなというふうに思いました。
なので本当に企業っていうのは長い旅路みたいなところもあるので、旅に出ようとした時にまずは荷物を詰めるところからスタートしてっていう一歩一歩皆さん段階を踏んでいくと思うんですけれども、
どこでもドアでいきなりヨーロッパに行こうなんて誰も思わないと思うんですけど、でもそれと同じようなことを企業においてはなぜかイメージしてしまうっていうところがあると思うんですね。
なのでぜひ皆さんに意識していただきたいのは、企業っていうのはそんなに一長一短でできるものではないっていう前提に立ってやっていただくといいと思います。
なのでそういう意味では副業で何かのビジネスを一つ形にしていくっていうのは経験を積む上でももしかしたらいい経験なのかなというふうに思います。
一歩一歩っていうところで考えると、サラリーマンの方にどういう企業の仕方がお勧めかなというふうに思った場合、まずは自分でイメージできるところからスタートしてみればいいと思います。
それこそ僕がやっていたようなコンサルタントの仕事であったりとかですね、こういったところから始めればいいですし、
ものづくりに興味があるっていうことであれば最初から壮大なものを作るなんていうことは難しいと思うので、
まずはものを売るっていうのがどういうものなのかを経験するためにですね、
例えば海外からものを仕入れてきてそれを売ってみるとかですね、
一歩目ってそういうものなんではないかなというふうに思います。
一歩目が何なのか、どこから始めていいかわからないから動けないっていう方も結構いると思うんですけれども、
自分がちょっとでも興味のあるエリアに関わることをまずはスタートしてみるっていうことをお勧めしたいと思います。
そうすることによってですね、一歩進むと実は階段、ゼロ段目から一段目ってそうは言っても高い階段になってるんですけれども、
一段上るとですね、実は二段目以降、三段目以降っていうのは徐々にこれもやったほうがいいな、あれもやったほうがいいなっていうのは見えてくるものなんですよね。
それがどうしてもサラリーマンって気上の空論で話をしがちなので、自分は行動をせずに安全地帯でものを言ってるだけっていうふうになりがちなんですが、
そうなってると二段目、三段目はいつまで経っても見えてこないんですよね。
まずはその自分がやってみたいなと思う、そういうジャンルのことについて一段目を登ってみるっていうこと。
その一段目が何でもいいんです。
自分の普段のサラリーマンの生活とは違う何か、お金を生み出す何かですね。
単なるボランティアではなくてお金を生み出す何かをスタートしてみる。
それをやってみることによってきっと二段目、三段目は見えてきます。
そう二段目、三段目、四段目、五段目と徐々に徐々に階段を上がっていくことによって最終的な二十段目もしくは三十段目の階段が見えてきて、
ある程度の目指すべき成人に到達することができるようになってくる。
そういうものなのかなというふうに思います。
ぜひ自分にはそんな大きなビジネス作ることはできないって最初から諦めるんではなくて、
まず一段目、ここをスタートしてみて転職ができなくて困ってるって悶々としてるぐらいだったら、
その悶々としてる時間を使って最初の一段だけでも何かスタートしてみれば僕はいいんではないかなと思います。