僕がこの本に出会ったのは確か35歳ぐらいの頃だったと思うんですけれども、
初めてこの金持ち当さんという考え方を聞いて、かなり大きな衝撃を受けたんですよね。
なので実際問題、お金持ちの人たちというのは、
自分とは無関係な世界にいるような人という印象を僕は元々持っていました。
強いて挙げるとすれば、当時IBMでガムシャラサラリーマンをやっていたので、
お金持ちといえば自分の上司もしくは上司の上司、
言ってみれば日本IBMの社長とか、そういったところの方がお金持ちと言えるような人であって、
それ以外のイメージというのは全然持てなかったんですよね。
なのでこの本を読んで衝撃を受けたというのが、
この金持ち当さんがもともと中卒で本当に小さなお店を経営していたに過ぎなかったような方が、
最終的に事業を高く化してホテルまで経営して、
完全に経済的な自由を手に入れるというようなエピソードが紹介されていて、
実はこのお金持ちになるという状況というのが、
経済的自由を手に入れるというのが、
実は自分とは無縁な話ではなくて、
自分でも手に入れられるものなんではないだろうかという、
そういう発想を持つことができたというのが、
この金持ち当さん貧乏当さんから得た、
僕は一番大きな部分だったかなというふうに思っています。
なのでこの本をきっかけに、
僕は実際に自分でもお金持ちになれる可能性があるという、
そのお金持ちの状態というのが、
他人ごとからいきなり自分ごとに変わってきたんですね。
で、より一層この本の続編を読んだりというところで、
お金持ちということについても勉強しようという意識を持てるようになっていきました。
で、この本、知ってる方ってすごく多いと思うんですけれども、
実はこの本って、僕が思うに上下巻でできてるんですね。
で、いわゆる金持ち当さん貧乏当さんというのが上巻に当たるところなんですけれども、
実はこの下巻に当たるのが、
金持ち当さん貧乏当さんのキャッシュフロークアドラントという本が続編であります。
で、僕はこの下巻が非常にまた大きなインパクトが僕にとってはあってですね、
この本を読まないと、
金持ち当さん貧乏当さんの価値が半減以下になってしまうなというふうに思っています。
そして、この下巻で書かれているのがどういうことかということなんですが、
このキャッシュフロークアドラントということについて書かれています。
キャッシュフロークアドラントというと4つというような感じなんですけれども、
お金の入り方を4証言に分けて考えましょうという考え方なんですね。
4証言の左上を第1証言、
左下が第2証言、
右上が第3証言、
右下が第4証言だとすると、
まず第1証言に入るのがEクアドラント、
つまりエンプロイEの属性にあたる人がこの第1証言に入る人というふうに定義されています。
このEの人というのはもちろん会社に属して、
その会社から会社に自分の時間を捧げて、
その捧げた時間の対価として給料をいただくという、
そういうお金の入り方をしている方がEクアドラントということなんですね。
その第2証言にあたる方、左下ですね。
そういった方はスモールビジネスオーナーというところで、
いわゆる専門職のような形なんですね。
コンサルタントであったりとか、
私業の方とか、
そういったところの方がこのSのクアドラントに入るのかなというふうに思います。
実はこのEとSというのはどちらも、
もちろんSの人の場合というのは、
例えば弁護士の方であったりとか、
儲かっているコンサルタントの方なんかだと、
もうSのクアドラントで1億稼いでますみたいな方も当然いらっしゃると思うんですけれども、
このEとSの共通点は何かというと、
あくまでも給料の多い少ないは関係なく、
自分の時間がお金と直結しているということなんですね。
自分の働く時間イコール収入という状況になっているっていうのが、
この左側の証言のEとSの方の共通点というふうにされています。
そして右上の第3証言がビジネスオーナーというクアドラントなんですけれども、
これはスモールビジネスではなくて、
もうビジネス、仕組み化されたビジネスを既に持っていて、
言ってみれば自分が働かなくても、
自分が何もしなくても収入だけは、
お金は生まれてくるような状態っていうのは作られている状態が、
ビジネスオーナーのクアドラントというふうな形になっています。
そして第4証言がIのクアドラント、
インベスターのクアドラントですね。
インベストする人、投資家のクアドラントというふうに言われています。
投資家なので、当然自分が投資した不動産であったりとか、
ビジネスであったりとか、
そういったところからリターンが入ってくる、
そのリターンのお金、
つまり投資したお金がお金を生み出してくる状態っていうところを得ている方っていうのが、
Iのクアドラントというふうに言われています。
なので実はこの4つのクアドラントのうち、
左半分と右半分が生き方も考え方も大きな違いが出てきますよというようなことが述べられていました。
これは本当に僕は衝撃的だなというふうに思っていて、
このロバート・キヨサキが言っていたのが、
よくあるのが、
この最初のEのクアドラントの方っていうのが目指しがちなのが、
いきなりIのクアドラントを目指すっていうところがよくあるっていうところを言われていたんですけれども、
その場合、かなりの確率で失敗するというふうに言っていたんですね。
そうではなくて、まずはビジネスオーナーとして、
自分が自分自身のビジネスの仕組みを作って、
ビジネスオーナーとして自分のビジネスからお金が生み出される状態を作りましょうというところを言われていて、
僕も実はいきなりIに行ったほうが楽かなっていう思いもあって、
そんな思いで不動産投資をやったりとかっていうのもやったんですけれども、
やはり結局のところ、そこのIのところで自分のスキルを磨いていくというか、
しっかりとしたインベストメントができるようになっていくためには、
やはり自分が自分のビジネスを持って、そこから学んで、
自分が投資先を正確に判断できるようになってからでないと、
きっとIのセグメントにはいけないんだなっていうのを、
この本からも学んだっていうところがあって、
実は僕は最初から起業した時点でBを目指そうと思って、
Bのクワドラントを目指そうと思って起業したっていうような経緯があります。
なので、本当にこの起業した経緯のところにおいても、
金持ち父さん、貧乏父さんのこの考え方っていうのは、
大きく僕に影響を与えてるっていうところがあって、