個人事業主と法人化の違い
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャスト、サラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者、宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは、LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回は起業してビジネスをするにあたって、
個人事業主としてやるか、法人を作ってやるかの違いについてお話したいと思います。
基本的にはそれぞれの状況によって異なるかとは思いますけれども、
そのビジネスにどれくらい真剣に取り組むかによっても違ってくるのではないかと思います。
例えば将来的にはビジネスを大きくさせて、
サラリーマンの収入を超えるぐらいのビジネスにさせたいと思っておられる方がいらっしゃるとします。
もしそのようにお考えなのであれば、できるだけ早く法人化させることをお勧めしたいと思います。
でも法人化するメリットがないとか、
法人化するためのコスト負担が大きいとか、やらない理由はたくさんあると思います。
実際問題、個人事業主としてであっても、法人としてであっても、
一人社長なのであればやれることは変わらないとも言えます。
それでもなぜ法人にすることを勧めるかというと、理由は3つほどあります。
1つ目は社会的信頼の観点。
2つ目は融資の観点。
3つ目は税金の観点です。
それぞれご説明したいと思います。
1つ目の社会的信頼についてですけれども、
事業を営みサービスを提供するあなたとしては、
法人化しなくても仕事はきっちり行うから、別に関係ないでしょう、というふうに思われるかもしれません。
でもビジネスを広げていくと、当然のことながら、
あなたのことを直接知らない個人の方や法人の方にサービスを提供するようにもなっていくと思います。
その時、相手は個人事業主のあなたであることに気づくと、
なぜこの人は個人事業主としてやっているんだろう、という疑問を持たれてしまうかもしれません。
少なくとも法人化していて、
なぜこの人はビジネスを法人でやっているんだろう、という疑問を抱かれるケースはまずないと思います。
つまり、個人事業主としてビジネスを継続するということは、
あなたとビジネスを始める前に、相手には余計な疑問を与えてしまう可能性があるということです。
あなた自身にとってはどうでもいいことかもしれませんけれども、
このような少しのことでビジネスというのは、前に進むこともあればストップしてしまうこともあります。
ビジネスの相手はロボットではなくて人だからです。
ぜひとも、自分目線ではなくて顧客目線に立ってどちらがベターなのかという視点を持っていただきたいと思います。
あなたが個人事業主でも変わらないでしょう。
だから個人事業主のままでいくっていうのは、
単にあなたにとって法人化するのが面倒であったりとか、お金がかかるとか、
あなた自身の問題があるから、それ以外の理由はないと思うんですよね。
お客様にとって個人事業主の方がいいというところがあるのであれば、
個人事業主でいいと思うんですけれども、
あなたにとっての法人にするデメリットがあるから個人事業主でいくっていうのは、
顧客目線になっているというふうには言い難いのではないかなというふうに思います。
融資の観点からの法人化のメリット
次に有志の観点についてお話ししたいと思います。
事業を始めて有志を得ようとすると、
色々とリスクが高いからと躊躇する方も多いかもしれません。
他の回でも話したと思うんですけれども、
私としてはサラリーマン企業家は早いうちに銀行有志を得ることを強くお勧めします。
そして有志の観点でなぜ法人がいいかというと、
最も気になってくる有志のリスクを個人事業主と比べて抑えることができるからです。
実はビジネスを始めて間もないタイミングで、
民間の銀行から有志を得るというのはかなり難しいと思っていただいた方がいいです。
したがってほとんどの場合は民間の金融機関ではなく、
日本政策金融高校から有志を得るケースが多くなると思います。
そしてその政策金融高校の有志の制度として、創業間もない企業に対してでも、
無担保無法承認で有志をしてもらえるケースが多いというのがあります。
無担保無法承認と聞いただけですごいと思った方は、
これだけで法人化するメリットがあることをご理解いただけるかと思います。
ピンときてない方のためにもう少しお話をさせていただきますと、
有志を恐れる理由としてお金を返せなくなった時に持ち家を持っていかれるとか、
全財産剥ぎ取られて人生が破綻するとか、
そういうイメージを持っていると思います。
実際のところ、持ち家を持っていかれるのは、
有志を得る際に家を担保に入れているから持っていかれるわけで、
全財産を剥ぎ取られるのは、
あなた個人が有志の保証人となって借り入れをしたからなわけです。
逆に言うと、無担保無法承認ということは、
この借金を返せなくなって借りた当本人である会社がなくなった場合、
あなたが個人の資産を使って保証する必要はないということなんですね。
これが個人事業主として借り入れをした場合は、
保証人が他にいなかったとしても、
あなたという個人が存在している限りにおいては返済をする義務があるわけで、
個人が破綻しない限り返済をし続けなければならなくなります。
こう考えると、有志の観点で法人化しておくとリスクが低くなるという、
そういったメリットがあることをご理解いただけるかと思います。
税金と法人化の関係
そして最後に税金の観点です。
個人事業主の場合は、個人の生活と事業収入が直結しているため、
事業支出と個人的な支出の違いがわからなくなるという観点から、
節税化しづらいという特徴があります。
この面でも法人化しておけば、
法人で使う事業のための費用については当然のことながら明確に事業経費となるわけで、
用途が明確になり、経費化できる範囲が広がるということもあります。
ただ、この税金については日々制度も変わりますし、
税理士の先生の考え方によっても変わってきますので、
大きな法人化のメリットとは言えないかなというふうに思います。
ここまでで法人化するメリットについてお話をさせていただきましたが、
私としてはなんだかんだ言って一つ目の理由が大きいのかなというふうに思っています。
あなたが本気でビジネスに取り組むのであれば、
顧客に余計な疑問を抱かせるのは絶対に避けるべきかと思います。
逆に法人化しないあなたの本当の理由は何でしょうか?
先ほども少し触れましたけれども、法人化の手続きは面倒だとか、
法人化するだけでも費用がかかるとか、
法人を維持するための費用がかかるとか、
そんなところかなというふうに思います。
でもこれってはっきり言うと、
ビジネスに本気で向き合っている方の考え方とは思えません。
そういったマインドが結局のところ、あなたのお客様にも伝わってしまうわけです。
本気でビジネスに向き合うのであれば、
覚悟を決めて一歩を踏み出す上でも、
ぜひとも法人化は早いうちに取り組まれることをお勧めします。
この番組では企業を目指すサラリーマンの方に、
私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思います。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は、ぜひフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
今回のポッドキャストはいかがでしたか?
番組では、宇佐美さとるへの質問をお待ちしています。
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それではまた次回もお聞きください。ご機嫌よう。さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュース宇佐美さとる
ナレーション馬車がお届けしました。