ビジネスを仕組化する意義
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャストサラリーマン起業戦略室は、LAT英会話の創業者宇佐美悟が、
自身の体験をもとに、起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは。LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回は、ビジネスを仕組化するということについてお話ししたいと思います。
そもそも、ビジネスを仕組化するということについて聞いたことはありますでしょうか?
もしかすると、サラリーマンと起業家の違いが、この仕組化というところにあるのかもしれません。
今回は、この仕組化についていろんな観点でお話ししますので、ぜひ最後までお聞きください。
まず最初に、ビジネスを仕組化するというのがどういうことなのかお話したいと思うんですけれども、
それは、自分が働かなくてもビジネスが動いている状態を作り出すということになります。
例えば、ご自身がゴルフをしていても、海外旅行をしていても、その間ビジネスが止まることなく動き続けている状態です。
こうなると、ご自身の時間を使わなくてもお金が生まれる状態を作り出すことができます。
サラリーマンをしている間というのは、会社に労働というサービスを提供する対価としてお金をもらっている、そういう状態になります。
つまり、労働時間をコミットして、それを提供することでサラリーが得られるという仕組みです。
サラリーマンが起業してビジネスをスタートした場合、特に最初の頃はこの状態と同じく、自分が働くことでお客様から対価を得るということになるのではないかなというふうに思います。
仕組化の5つのステップ
では、このビジネスの仕組み化が完成していくと、どういうことが起きるかというと、自分が働いていなくても対価が得られる状態になるということなんですね。
これを実現するためには、5つのステップをたどる必要があるというふうに考えています。
まず1つ目が、サービスや商品自体を差別化するということなんですね。
ビジネスをスタートした最初の段階では、もしかすると自分自身が差別化の要素になっている可能性があると思います。
ただ、この自分自身が差別化という状態のままですと、当然仕組み化はできません。
なぜなら、その差別化要素になっているあなたがいなくなると、そのサービスや商品というのが価値がなくなってしまうからですね。
なので、サービスや商品自体に差別化要素を作って、お客様から評価される状態を作り出す必要があります。
2つ目が、バックオフィス業務を外出しするということです。
バックオフィス業務というと、いろんな業務があります。
経理関係のお仕事だったりとか、従業員の方の管理をする給与計算であったりとか、
勤怠管理ですとか、そういったことの業務。
例えば、具体的に言うと、最初の頃からある部分としては、税理士の方を雇ったり、社労士の方を雇ったりですね。
そういうことを通して、ご自身でやらなくてもいいバックオフィスの業務を外出ししていくというのが、
2つ目のステップとして出てくるかなというふうに思います。
もしかすると、この2つ目のステップを先にやってから、1つ目のステップをやるというケースも存在するかもしれません。
3つ目、ここがちょっと大きなステップになると思うんですけれども、
サービスデリバリーの業務の外出しということになります。
例えば、コンサルタントの仕事をして起業した場合、
そのサービスデリバリーをご自身でやるというのが最初の時点では当然だと思うんですけれども、
そのサービスデリバリー自体を外出しして、ご自身ではない、
誰か他の方があなたが作ったノウハウを使ってサービスデリバリーできるような状態にしていく。
そういったところが3つ目のステップかなというふうに思います。
4つ目は、マーケティングとか営業業務を外出ししていくということになります。
経営者をやるにあたって、かなり重要な仕事の1つが営業という仕事だと思います。
なかなか営業の仕事自体を外出しするというのは難しい部分があります。
なぜなら、お客様にどんな価値を提供できるのかということであったり、
自分のサービスの内容、商品の内容を詳しく理解したり、
そういったところまでやれる状態を作り出すというのが、
なかなかマニュアルを作るだけで完成するというところではない部分も多いので、
なかなかここの部分を外出ししていくのは難しいというところはあると思いますけれども、
ここも当然、完全な仕組み化を目指すにあたっては外出ししていく必要があります。
5つ目は最後になるんですけれども、マネジメント業務の外出し。
ご自身がマネジメントすることで会社が成り立っている部分というのが当然あると思うんですけれども、
そのマネジメント業務自体も外出ししていくというのが5つ目のステップになります。
現在、私自身が実現できているのが実は3つ目のところまでかなというふうに思っています。
4つ目については既に取り組んではいるものの、まだ道半ばで完成まではできていなくて、
まだ手探りしながら完成に向けて動いている状態です。
5つ目についてはまだまだ手が付けられていなくて、一部分は手が付いているんですけれども、
実際のところ私が完全にいなくなってマネジメント業務を行わなくなってしまうと、
日々の経営判断などに支障が出てくることは間違いないかなという状況です。
ただ既に3つ目の段階が完成しているので、
例えば1日ゴルフに行ったり1週間海外出張に行ったところで、
経営している英会話スクールのビジネスがストップするというようなことはなくなっています。
ただサラリーマン・企業家にとってこの仕組み化を実現するにあたって、
実は2つ目以降のステップは少しずつですけれども覚悟が必要になってきます。
それはステップを進めれば進めるほど利益率が低くなっていくという現実に直面しなければいけないからです。
お一人様社長で商品やサービスの価値が自分で、すべての業務を自分で行っている状態の場合、
当然のことながら発生するコストの大半は自分の人件費になってくるので、
利益率は自分の収入も含めて考えた場合最大化することができます。
でも例えば、税理士を雇い社労士を雇うという風になってくると、
その部分の経費は自分の手元に残らず外に出るということになっていきます。
さらにはサービスデリバリー部分を外出しするとなると、
それまでなら売上のほとんどが自分の懐に入っていたのに、
逆に売上のほとんどを第三者に支払うことになっていくということになってきます。
当然のことながら自分の収入を減らしていくということになるので、
実は本当にこの仕組み化をする過程においては、
自分の収入を減らす覚悟というのが必要になってきます。
私の英会話スクールもサービスデリバリーを外出しする際には、
ITシステム基盤をしっかりしたものを持つ必要があって、
そのためには大きな支出が必要となりました。
当然その段階では手元に残るお金が減るわけです。
その後は仕組み化されている部分で徐々に収益が改善していって、
徐々に手元の資金も元に戻っていくという状況になります。
現在私の状況としては、マーケティングや営業業務を外出しようとしているという段階なので、
再度これをやる段階では経費が膨らんで利益を圧迫することになってくると思います。
でもこれが完成して自動で回るようになれば、
仕組化を進めるための覚悟
また自ずと売上も拡大して収益も改善していく
そういう状況になっていくかなというふうに思っています。
最後のステップにあるマネジメントの外出しには多額の費用が発生していきます。
当然マネジメントできるような方の人件費は高額になるので、
そこにお支払いをするということになるので、
そこはまた大きなコスト負担が必要になっていくのかなというふうに思っています。
つまりこのように仕組み化する場合、各ステップで経費が増えていって、
利益率が減っていくという状況が発生していきます。
一時的には収益を圧迫することになってしまいます。
それを理解した上で覚悟を決めて前に進むことをしないと仕組み化は実現できません。
でもビジネスの仕組み化が進めば進むほど自分の自由な時間を確保できるようになり、
さらなる新しいビジネスを作り出す頂点も生まれてきて、
社会に対してもより大きな貢献ができるようになります。
ぜひサラリーマン企業家の皆様にも将来的にはビジネスの仕組み化というところも目指して取り組んでみていただければなというふうに思っています。
この番組では企業を目指すサラリーマンの方に私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思っています。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方はぜひフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
今回のポッドキャストはいかがでしたか?
番組では宇佐美さとるへの質問をお待ちしています。
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番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。
ごきげんよう。さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュース宇佐美さとる
ナレーションバシャがお届けしました。
