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宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室。
ポッドキャスト、サラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者、宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは。LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
銀行融資のメリット
今回は、銀行融資を受けるメリットについてお話したいと思います。
前回も少し触れさせていただきましたけれども、
基本的に私は、ビジネスをする上で融資は必ず受けた方がいいという考え方をしています。
今回はその理由についてお話したいと思います。
銀行融資を受けた方がいいメリットは大きく3つあります。
1つ目はシンプルに手元のキャッシュが増えるということ。
2つ目は無料のコンサルを受けることができるということ。
3つ目は社会的な信頼が上がるということです。
順にご説明をさせていただきたいと思います。
1つ目の手元のキャッシュが増えるということについては当然というふうに思われるかと思います。
それはそうですよね。銀行からお金を借り入れするわけですから、
手元のキャッシュが増えるということになります。
しかし、銀行融資をしたくないとおっしゃる方は、
この手元キャッシュが増えるということのメリットを十分に理解されていないか、
もしくはこの手元キャッシュが増えるということのイメージすら
お持ちではない可能性があるかなというふうに思っています。
というのも、通常サラリーマンとして借金をするということは、
何かを購入するための借金というケースが多いと思います。
住宅ローンであったり、マイカーローンであったりと、
つまり住宅やマイカーを購入するのに必要なお金を銀行から借り入れするわけです。
結果として当然のことながら、住宅やマイカーを手に入れた時点で、
借り入れしたキャッシュは手元からなくなってしまうわけです。
つまり、このような個人消費のための借り入れというのは、
手元キャッシュを増やすのが目的ではなく、
何かに使うのが目的というふうになっているわけです。
まさに消費ですよね。消費をするための借金ということになっています。
そして日々の給料の中からその借り入れをしたお金を返済していくという流れができていきます。
当然ですよね。
でも手元キャッシュを増やすための借り入れというのは、
このような借り入れとは全く違っていて、
何なら返そうと思えばいつでもすぐに返せてしまう借り入れなわけです。
では逆にそんな借り入れをするなら、
そもそも借り入れする必要がないんではないかというふうに思われるかもしれませんけれども、
ちょっと考えてみていただきたいのです。
例えば年間100万円の利益を生み出すビジネスをやっている人がいるとします。
その人が無借金経営にこだわっていて、
手元のキャッシュも100万円で経営をされているとします。
一方で同じく年間100万円の利益を生み出すビジネスをやっている方がいるとして、
その方は銀行から1000万円の借り入れをしているとします。
そして手元のキャッシュは1100万円ある状態です。
無借金で手元キャッシュが100万円の方と1000万円の借り入れをしていて、
手元キャッシュが1100万円の方、
どちらの方の経営の方が安定性が高いでしょうか。
当然どのようなビジネスをしているかにもよりますけれども、
手元キャッシュが100万円の方ですと、
例えば予期しないコロナのような状態になったとき、
耐えられずに数ヶ月後には倒産してしまうかもしれません。
でも1100万円のキャッシュがあれば、
100万円の方と比べて約10倍以上長く事業を継続できるのではないでしょうか。
そして貸した銀行としても、
そのような状況に陥った後ですと利付けにも対応していただけますでしょうし、
手元キャッシュがあるおかげで事業を継続し、
従業員を雇っているとすれば、
その方々の生活も守れるかもしれません。
当然のことながら、先ほどのような状況に陥った後、
もともと手元キャッシュが100万円だった方が、
予期せぬ状況になってお金がないから貸してくださいと銀行に言ったところで、
銀行は貸してくれません。
であれば銀行が貸してくれるうちに手元キャッシュを増やして、
経営を安定化させておくというのは、
非常に得策なんではないかなというふうに思っています。
借金が怖いとかリスクが高いとおっしゃる方は、
個人でお金を借りるのと同じように捉えておられる可能性が高いと思います。
事業資金として銀行から借り入れをしたお金は別に使う必要はないわけで、
手元キャッシュを増やすという目的で手元に残しておけばいいわけです。
どうなると金利がもったいないとおっしゃる方もいるかもしれません。
実際のところ、国や地方自治体がやっている融資制度を活用すると、
金利負担はかなり抑えることが可能です。
私の場合、借り入れの利息は年率0.25%という低金利で借りることができています。
これほど安いコストで経営を安定化できると考えれば、
事業資金として融資を受けることはメリットの方が圧倒的に大きいと思います。
事業をする上ではお金も一つの道具として考える必要があります。
その道具を得るために銀行への支払い利息というコストを負担するという考え方です。
ぜひ手元キャッシュを増やすという意識を持って経営に当たってみていただければなというふうに思っています。
社会的信頼の向上
そして2つ目のメリットの無料コンサルが受けられるという点についてもお話したいと思います。
以前にもお話したことがあると思いますけれども、
借金をする場合、お金を貸す側と借りる側のどちらにリスクがあるかというと、
当然のように貸す側にあります。
したがって貸す側はなぜお金が必要なのかとか、
本当に借りたお金を返すことができる事業なのかどうかということについて、
根掘り葉掘りと色々と聞いてきます。
この時点で、借りなくてもいいお金を借りるためにそんなやり取りをするのが面倒だというふうに思われる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
このやり取りこそがとても価値のあるものなのです。
銀行マンは倫理書を書くため、本当にいろんな細かいところをつついてきます。
これって結構経営者本人が見落としているようなことをつついてきてくれるわけなんです。
こういうリスクについてはどう考えてどう対処するのかみたいな質問をもらうと、
自分の事業を進める上で客観的に見直すとても良い機会になります。
そんな細かなツッコミを彼らは無料でやってくれるわけです。
無料どころか彼らのツッコミにしっかり答えていくことができれば、
お金を手元に残すことができてしまうわけです。
さらにはツッコミのおかげで、事業モデル自体を見直すきっかけも与えられるかもしれません。
これってめっちゃお得なコンサルだと思いませんか。
普通にコンサルを受けてツッコんでもらう場合、
もしかしたら何十万円もし払わなければいけないかもしれませんけれども、
それを無料でやってくれるわけです。
最終的に借り入れができないという結果になったとしても、価値のある時間だと思います。
最後に3つ目の社会的価値についてお話しします。
これは1つ目と同じような内容になってしまうんですけれども、
銀行から見られる信用度が上がるということなんです。
銀行はどのような企業を評価するかというと、利益が多い企業ではなく、
手元のキャッシュが多い企業を高く評価します。
実際のところ私の会社も、実はもう10期目になりますけれども、
未だ累積では赤字企業です。
そんな私の会社にも、銀行からは提案させてほしいとの連絡をよくいただくことがあります。
これは単に私がこれまでにもたくさんの借り入れをしていて、
手元キャッシュを12分に持っているからです。
実際あなたが個人的にお金を貸す立場だったとして、
普段から全くお金を持っていない知り合いに1万円貸すのと、
普段はお金をいっぱい持っているのに、たまたま財布を忘れたからという理由で1万円貸すのと、
どちらの方が貸しやすいでしょうか。
銀行が見ているのもまさに手元キャッシュの大きさです。
直近でも実は私は借り入れをしましたけれども、
申込金額よりもかなり少ない金額しか借りられませんでした。
その理由は売上に対して手元キャッシュが十分すぎるので、
貸す理由がないとのことでした。
銀行マンとしてはリスクがない顧客なので貸したいんだけれども、
倫理を通せないということで貸せないという結論になりました。
もっと売上が上がったら是非またという話になりました。
改めて頑張って売上を増やしていきたいなというふうに
思わさせられたきっかけになりました。
このようにですね、銀行の借り入れというのは、
いろんなところの観点で自分のビジネスを見直すきっかけにもなりますし、
経営を安定化させることもできますし、
基本的に私は金利を支払うというデメリットを
大きく上回るメリットがあるというふうに思います。
是非、あなたがビジネスをスタートするタイミングでは
銀行からの融資というのも積極的に考えてみていただければなというふうに思います。
この番組では企業を目指すサラリーマンの方に
私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思っています。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は、
是非フォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
今回のポッドキャストはいかがでしたか。
番組では宇佐美さとるへの質問をお待ちしています。
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LATinternational.comです。
番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。ご機嫌よう。さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュース宇佐美さとる
ナレーション馬車がお届けしました。