サラリーマンの起業観
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャストサラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは、LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
先日、会社員の知り合いの方とお話をしていて、こんな会話になりました。
将来サラリーマンを辞めたら起業したいと思っている。
とはいえ、別にお金儲けをしたいわけではないんだと。
別にお金持ちになりたいわけではなくて、リタイアしたいわけでもないので、
最低限の生活ができるだけの収入が得られるくらいの小さなお店でもできればいいなというふうに思っているとのことでした。
なるほどと思いながら、これはまさに大企業病的発想だなというふうにも思いました。
もしかすると、このポッドキャストを聞いてくださっている方の中にも、
こんな考え方に共感する方もいらっしゃるかもしれません。
でも、この発言は厳しい言い方かもしれませんが、
まさにビジネス経験のないサラリーマン的な発想だというふうに思います。
実際のところ、儲からないビジネスを継続するということがどれほど大変なことか、
ちょっと想像力を働かせると理解できると思います。
多分、儲からないビジネスという場合も、何らかの給料は自分に支払うことを想定していると思います。
そして例えば、儲からない飲食店を経営しようと思った場合、
自分への給料以外にアルバイトに支払う給料や、
お店を構えるのに必要な家賃の支払いなんかも発生するでしょう。
飲食店をやるのであれば、当然のことながら食材の仕入れも必要ですし、
食材なおで使われずに廃棄しなければならなくなるものも出てくるかもしれません。
そういった食材は当然のことながら売り上げには繋がっていない単なる出て行くお金でしかありません。
そのような管理をすべてやりながら、自分の給料は5万円あれば十分なんていう気持ちで
儲からなくてもいいと考えているかもしれませんが、
自分に毎月確実に5万円の給料を支払い続けられる状態にするのは全くもって簡単ではありません。
最初から5万円残ればいいという思いで飲食店を始めたとしても、
おそらく本当に5万円手元に残るようになるまでには相当な道のりがあると思います。
まずお店を開業するためには資金として会社の退職金やこれまでの貯金を使っていくことになるとします。
もしかすると5万円残るところまで持っていくのに何年もかかってしまうかもしれません。
お店を立ち上げるというのも簡単に思ってしまうかもしれませんが、
あっという間に何百万、下手したら何千万というお金が出ていきます。
そしてさらにはお店を立ち上げた直後は毎月のようにこれまで貯めてきた貯金が減り続けるのを目の当たりにすることにもなります。
5年後には毎月5万円の収入が得られるようになっているかもしれませんが、
そのために何年もの間赤字を乗り越えていくということになります。
そんなことができるでしょうか。
もしそれができるとすれば、毎月5万円の収入ではなくてもっと大きな夢や目標の実現のためではないでしょうか。
例えば世の中で苦労している有機栽培に取り組んでいる農家の方を助けるために
ビジネスの成功の秘訣
有機栽培野菜だけを使ったレストランをやろうとか、
そういった新しい夢や目標がないと目の前のお金が減っていくプレッシャーには耐えられないのではないかなというふうに思います。
そしてそんな大きな夢や目標を実現させるのであれば、
お店も一つだけではなく店舗数を増やし規模を拡大していくことが必須になってくると思います。
大企業で働いていると利益を出すということにこだわる環境にいるため、
利益を取らなければビジネスが簡単にできると思いがちだと思いますけれども、
実際には決してそんなことはありません。
ビジネスを通して誰かの役に立ちたいと思うのであれば、
本気で利益を作り出せるビジネスに仕立て上げることが必須です。
つまり利益を上げるというのは、自分の懐を増やし続けるという意味ではなく、
より多くの方のお役に立つことができるようになるということです。
ぜひ利益を上げることにネガティブな気持ちを持たず、
ポジティブな気持ちで思いっきり儲かるビジネスの構築を目指していただきたいと思います。
こんなことを言いながら、実際のところ私の会社ももうすぐ丸10年になりますが、
10年目にしてやっと累積で黒字になるのが見えてきているという状況です。
ここまで続けてこられたのも、LATを通して英語を話せる人が増えて、
人生の可能性を拡大する人が増える、
そしてその人や周りの人がより豊かで幸せになってくれるというのを信じることができたからです。
そしてまた、一緒に働いてくれているフィリピン人スタッフが幸せでいてくれるのも、
私にとっては大きなモチベーションになっています。
これからはもっともっと利益を生み出して、規模を拡大するために投資をして、
より多くの日本人とフィリピン人の方々に貢献していきたいというふうに思っています。
ビジネスをするのであれば、儲からなくても最低限の生活ができればいい、
なんていう甘い考えは持たないでいただきたいと思います。
そういう考え方って結局のところサラリーマンマインドのままだというふうに気づいていただきたい。
給料が安くてもいいなら働き口はいくらでもあるというのと同じような考え方になってしまっています。
そのマインドでは企業はうまくいかない可能性が高いと思います。
企業をするからにはどんな人にどんなふうに幸せになってほしいか、
そのためにビジネスを通してそのような人たちにどうやって貢献ができるのか、
そういう発想に切り替えていただきたいと思います。
始める年齢が何歳であれ、ぜひとも人への貢献の意識を持って
ビジネスを始める人が増えていってほしいなというふうに思っています。
それこそが結果としてビジネスで失敗に終わらない秘訣になるのではないか
というふうに私は信じています。
この番組では企業を目指すサラリーマンの方に私自身の経験も踏まえて
有益な情報を発信していきたいと思います。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は高評価とフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
international.comです。
番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。
ごきげんよう、さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュースうさみさとる
ナレーションバシャがお届けしました。