自己分析の探求
今回はですね、フワッチで活動する配信者、刺身ちゃん、現役の精神科医でもある彼のライブ配信アーカイブをちょっと深掘りしてみようと思います。
かなりユニークな方ですよね。
そうですね。精神科医っていう専門家が、ご自身の内面をライブ配信という場で、かなりオープンに語ってらっしゃる。
特に今回は、彼がその自己分析っていうものをどう捉えて実践しているのか、そのあたりに注目していきたいなと。
あなた自身の内面を探るヒントみたいなものも見つかるかもしれません。
なるほど、自己分析ですか。精神科医の方が自分自身を分析するっていうのは確かに興味深いですね。
では早速、彼が言う自己分析の中心にある考え方から見ていきましょうか。
なんか彼自身のルールを見つけるみたいな話でしたよね。
そうなんです。自己ルールって呼んでますね。
多くは幼少期の家庭環境とか、これまでの経験から無意識のうちに形作られたものだと。
自分だけのその行動とか感情の指針みたいなものですね。
それが社会のルールとか、あるいは他人のルールとぶつかることもあるし、
あとは自分の中にあるルール同士が、あれこれ矛盾してないって見えることもあると。
ああ、矛盾ですか。具体的には例えばどんな?
彼自身の例で語られていたのが、組織、彼にとっては疑似家族みたいな集団ですね。
そこに属することへのなんか強い抵抗感があると。
これは実の家族との関係性が原点にあるんじゃないかって分析してるんです。
で、一方でワクチン接種会場のアルバイトみたいな一時的で流動的な人間関係、
そういう場にはむしろ居心地の良さを感じたっていうんですね。
へえ、組織は苦手だけど一時的な関係は心地よいと。
全然違うタイプの人付き合いに見えますけど、それが繋がってる?
そうなんです。そこがポイントで。
彼が探求しているのは、一見矛盾するようなルールとか感情も、
実はもっと根っこにあるたった一つの上位ルールみたいなもので説明できるんじゃないかということなんです。
で、それを言語化していく。過去のパパ活のような経済的な支援が絡む関係性ありましたよね。
あれもこの文脈で繋げて考察していましたね。
なるほど。一見バラバラな点と点が実は線で結ばれているかもしれないと。
それで、その自己ルールを理解したとして、その先には何があるんでしょう?
文化的ルールへの関心
ただ、自分ってこうなんだって知るだけでは終わらない?
まさにそこが彼の自己分析の核心部分だと思います。
単なる内省じゃなくて、深く理解した自己ルールに基づいて、自分にとって無理のない自然な生き方をデザインし直していくこと。
世間一般で言われるような、例えば結婚したら幸せみたいな価値観に自分を無理やり当てはめるんじゃなくて、
自分固有のルールにちゃんと沿ってるかどうかっていう基準で人生を捉え直そうとしてるんですね。
これはある意味、成功か失敗かみたいな二言論からも自由になる試みとも言えるかもしれないです。
あなたにとっても、社会的な成功指標とは違う、なんか自分なりの物差しを考えるヒントになるかも。
うーん、なるほど。自分のOSをちゃんと理解して、それに合ったアプリを動かすみたいな感じでしょうか。
ただ、それって例えば過去の家族の問題とか、結構辛い経験と向き合う必要も出てきそうで、勇気が要りそうですよね。
ええ、おっしゃる通りです。彼もその点は認めていますね。
でも、そのプロセス自体をある意味、この配信という自己開示の場でリアルタイムに実践して見せている。
精神科医としての分析的な視点と、配信者としての生々しい自己開示。
それが国を押さっているのが本当にユニークな点だと思います。
そしてこの自己理解っていうのは、他人を変えようとするんじゃなくて、
自分の在り方とか環境との関わり方を変えていくっていう方向性につながっていくと指摘しています。
他者ではなくて、自分を変えるための自己分析ということですね。
ええ。まとめると、彼にとって自己分析っていうのは、自分だけの内なる法則。
それを探り当てて、それにできるだけ忠実に生きる道を晒し続ける。
そういうすごく個人的な探求の旅路と言えるんじゃないでしょうか。
その専門知識と率直な自己開示の融合が、この配信の一番の魅力であり深みを与えている部分だと感じますね。
その探求は、個人のルールだけにとどまらないっていうのも面白いですね。
最後に、彼は日本人特有の集団的なルールみたいなものにも関心を持っていて、
菊と刀を読んでいるなんて話もしていました。
これをヒントに、最後にあなたにちょっと問いかけてみたいと思います。
あなたの行動や感情の根底には、あなた自身がまだ気づいていない、
どんな個人的な、あるいは文化的な自己ルールが隠れている可能性があるでしょうか。
