手札から最善の役を考えてみましょう
サマリー
このエピソードでは、精神科医の刺身ちゃんが鬱病の理解や職場でのコミュニケーション戦略について考察しています。特に、サッドマットグラッド法という認知行動療法の手法を通じて、ストレスの多い状況での対応方法について語られています。
鬱病の理解
こんにちは。今回はですね、精神科医、刺身ちゃんのライブ配信アーカイブ、これをもとにして、ここらの健康とどう向き合うかということについて、あなたと一緒にちょっと深く考えていきたいなと思ってます。
特に鬱病の捉え方ですとか、あと職場とかでね、ちょっと難しい状況にどう対応するか、にかなところに焦点を当てていきます。
この配信、すごく面白い視点が2つありますよね。
はい。
一つは、その鬱病をどう理解するか。診断に近い部分ですね。
うんうん。
で、もう一つが、具体的なコミュニケーション戦略。特にちょっとストレスがかかる場面でどうするかっていう。
あー、なるほど。
ええ。これらが、もしかしたら、あなたがご自身の状況をちょっと引いてみたりとか、次どうしようかなって考えるヒントになるかもしれないですね。
まず、その鬱病の捉え方のところなんですけど、さしみちゃん、これはっきり2つに分けて考えてるのがなんか印象的でしたね。
そうですね。
えっと、脳の病気としての側面があるかもしれない内因性鬱病と、もう一つが過去の体験とか、まあいろんなことが絡んでくる体験反応としての抑鬱。
うーん、この区別、あのすごく大事だと思うんですよね。
大事ですか。
ええ。なぜかっていうと、それぞれで多分適切なアプローチが違ってくるだろうと。
ああ、なるほど。
そういう考え方なんですね。さしみちゃんが言うには、内因性のものだったら、やっぱり薬物療法とか精神科のお医者さんの介入が不可欠かもしれない。
でも一方で、体験反応性の方っていうのは、必ずしも脳の病気とは言えないかもしれないから、カウンセリングとかで人生を振り返ったりとか、対人関係のスキルを見直したりとか。
そっちのアプローチが有効かもしれないと。
そういうことですね。だから役割分担みたいな話も出てましたよね。精神科医は前者を見て、カウンセラーさんとか心理師さんは後者をサポートするのがいいんじゃないかみたいな。
ああ、ありましたね。単にうつって一言で言っても、その背景に何があるのかっていうのを考えるのは、確かに自分の状態を理解する上でも役にそうですよね。
全くそう思います。で、この背景を理解するっていう視点が、次に話す具体的な対処法にもつながってくる気がするんですよ。
サッドマットグラッド法の実践
と言いますと?
あの配信の中で、給食中の適応障害のリスナーさんからの相談があったじゃないですか。
ああ、はいはい。上司からの高圧的な態度にどうしたらっていう。
そうそう。そこで紹介されてたのが、サッドマットグラド法っていう認知行動療法の手法ですね。
サッドマットグラド法。サッド悲しみとかマット怒りじゃなくて、グラド喜びとか感謝で返すっていう?
そうなんです。具体例として挙がってたのが、例えば、教えていただけたら自分の成長につながるので、大変ありがたいですみたいな言い方ですね。
うーん、なるほど。指摘に対して、むしろありがとうとか学びたいですって示すわけですね。
ええ。これ一見、なんでって思うかもしれないんですけど、認知行動療法の考え方なんですよね。
つまり、自分の反応、行動を変えることで、相手とか状況とか、ひいてら自分の気持ちにも変化を起こそうっていう試み。
いや最初聞いたとき正直、えー高圧的な人に感謝?ってちょっと戸惑ったんですけど。
ですよね。
でもその後のサシミちゃんの例えがなんかすごくストンと落ちてきて。
ああ、ポーカーの例え。
そうなんです。これはまるでポーカーみたいなもんだと。
はいぶらねた手札、つまりその困難な状況とか相手の言動は変えられないけど、その中でどう振る舞うか最善の一手を考えるゲームなんだっていう、この発想の転換すごくないですか?
いや本当にそう思います。そこがこのアプローチの肝であり、今回の配信の一番こうグッとくるところかなと。
うんうん。
単に感情でわーって反応したり、もうダメだって落ち込んだりするんじゃなくて、一歩引いて、さてこの手札でどうやるのがベストかなって戦略的に考える。
ゲームとして捉え直すみたいな。
そうそう。困難を壁として見るんじゃなくて、ある種のゲームとして捉え直すと精神的なプレッシャーも少し和らぐかもしれないし、もっと建設的な解決策が見えてくるかもしれないっていう。
なるほどなぁ。鬱業の捉え方を見直すっていう視点と、あとは困難な対人関係をゲームみたいに見てグラードで返すっていう戦略的なアプローチ。
いやー今回さしみちゃんの配信からこの2つの大きなヒントをもらえた感じがしますね。
ええ、本当にそうですね。これらの考え方があなたがご自身の心の状態とか、あるいは日々のコミュニケーションでなんか悩んでることがあったら、ちょっとした参考になるかもしれないですね。
捉え方一つで見える景色が変わるってこともありますもんね。
ええ、ありますあります。
それで最後にですね、あなた自身にちょっと問いかけてみたいなと思うんですけれど、この配布された手札の中で最善を尽くすっていうポーカーゲームみたいな考え方、これを仕事の人間関係だけじゃなくて、あなたの人生の他のいろんな難しい場面、例えば家庭のこととか個人的な挑戦とか、
そういう場面に応用してみるとしたら、そこからどんな新しい可能性とか変化が見えてくるでしょうか。ちょっと考えてみるのも面白いかもしれませんね。
05:28
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