考えろの本質
どうも、きょうわかです。
このチャンネルでは、サッカーに関する言葉についてゆるっとお話ししていきます。
今日の言葉は、「考えろ」です。
考えてプレーしろ!みたいな、指導者さんから、コーチから声がかかったり、選手に声がかかったりすることは、
まあまあまあ、特にジュニアの世代、よく僕は聞いてきましたけれども、
そういう、「考えろ!」という声に対して、僕の今日の結論ですけれども、
考えてプレーしろ!という言葉では足りないんですね。
何をどう考えるべきか、というのを示すのが大切だと思っています。
というのが、今日のお話です。
そもそも、考えろ!みたいな、考えろ!っていうプレー、考えてプレーしろ!みたいな声をかけられる子どもって、
そもそも何をどう考えたらいいのかが分かっていないことが多いんですね。
だから考えてないなって見られるようなプレーをしてしまうんだと思うんです。
実際にそのワンプレイワンプレイの瞬間に考えることってたくさんあると思うんですね。
めちゃくちゃある。それも決まりのない中でいっぱいあると思うんです。
それを指導者が、この場面ではこういうことを考えたほうがいいんじゃないかなっていう、何か青い写真はあるはずなんですね、たぶん。
例えば、そのプレーする場所、自分の陣地に近いのか、自分のゴールに近いのか、
それとも中盤なのか、それとも相手のゴールに迫っている状況なのか、それをよく考えろと。
言いたいことも言いたい場面もあると思います。
例えば、ドリブルがすごい好きな子。その子が常にどんな時でもドリブルしてしまうと。
まあまあ、子どものうちはそういうのでも全然いいんですけど。
例えば、でもそういう子にちょっと状況判断について考えてほしいなという意味で、もっと考えてプレーしろって言っても伝わりません。
状況に応じた判断力
例えば、その時にここは自分の陣地でドリブルしたとしましょう。自分の低い陣地で。
で、囲まれているような状態でドリブルしようとして取られそうになったみたいなシチュエーションだった時に、
じゃあこの場所はどういう場所なんだよと。取られたら、当然失点のリスクが高い場所だよねみたいな。
であればドリブルするべきかどうか、この場所から考えてみたらどうかなみたいな、そういうヒントが与えられるかなと思います。
じゃあ例えば逆に今度、逆にではないですね。もう一つの例と考える例としては、今シチュエーションとしてどうなのか。
例えば時間ですね。時間。同点なのか。負けてるのか。勝ってるのか。勝ってるとしたら何点差で。
もしくは負けてるとしたら何点差で。点数はどのくらい差が開いているのか。みたいなこともやっぱりプレイを選択する上では考える要素になったりするわけですね。
例えば、分かりやすい例で言えば、残りもう1分ですと。1分で1-0で負けてますと。
その状況でもう自分たちのゴール前でボールを回している余裕なんかないわけですよ、基本的には。
であれば少しでも自分たちのボールを、自分たちが保持しているボールを少しでも相手のゴールに近づけるようにプレイしてほしいですよね。
そういう意味で、じゃあ今どういう状況だと。1-0で負けている状況だ。
であれば少しでも、ちょっと今繰り返しになっちゃうけど、このボールを相手のゴールに近づけることが大切だ。
今の負けているこの点差を考えてプレイしろ。何を考えなきゃいけないか。
っていうのは伝えると、一つ一つのプレイに意味が出てくるのかなっては思いますね。
今日のまとめです。考えてプレイしろは言葉足らずだから、何をどう考えるべきかっていうのは示してあげないといけないよね。
特にそういう声かけをされてしまう選手っていうのは、そもそも何をどう考えたらいいか分かっていない選手が多いですから。
できれば具体的に、今のシチュエーションを考えてほしいのか。シチュエーション、場面、あとは点差のこと、時間のこと、周りの状況のことを考えてほしいのか。
自分の体勢のことを考えてほしいのか。そんなことを具体的に示してあげないといけないかなというお話でした。
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次回もサッカーの言葉についてお話ししていきますので、ぜひまた聞きに来てください。
最後まで聞いていただきありがとうございました。それではまた次回お会いしましょう。
ヘバネー。
