2022-09-29 21:24

#14_人はなぜ行かないジムに入会してしまうのか?

きんちゃんの知り合いが、ジムに入会したはいいけれど一回も行かないまま入会費を払い続けているという。人はなぜ非合理的な買い物をしてしまうのか。

00:00
はい、始まりました。マーケターの仮説ラジオです。
本日のテーマは、人はなぜ行かないジムに入会してしまうのかというテーマで、
私、きんちゃんと、 ごじらでやっていきたいと思います。
ありがとうございます。こちら、僕の提案なんですけど、
そうですね。
あの、まあというのも、僕の知り合いがジムに入会したはいいけれど、
その後、一度も行くことなく、永久的にジムの入会費を配付しているという状態があって、
これはどう…けど、よく聞くじゃないですか、こういうの。
いや、よく聞くね。
その知り合いは認知しているの?そのお金を払っているということは。
もちろん、認知してる。
認知してるんだね。
それで、一応調べてみたら、パーソナルジムとかも、
1回しか行かない、1回も行かない人というか、そうして1回も行ってないからさ、
1回も行ってない人っていうことはさすがに分からなかったんだけど、
継続率は18.8%かなって。
だいぶ低いね。
低いよね。
本当に合理的に考えてなったら結構ありえないじゃない、こういうのって。
そうだね。
けど、まあよくあるなーって中で、なんでこうなっちゃうんだろうねっていう。
そうだね。
ちょっと今回のテーマが抽象化すると、
人って割と合理的に物事をなかなか判断していない。
人って非合理なものを割と判断しちゃうとか考えてるよねというか、
そういう行動を取り出せるよねっていうところが裏テーマであるんですけど、
まあこれなんかまさにそうだよね。
そうだね。
例えばあと他にどういうのがある?
他に何あるかな。
さっきちょっとこう思い出してたんだけど、
例えば、あ、あれだ。
最近ちょっと、私が一緒に住んでる人と買い物したんですよ。
うん。
で、あの、
Qトポット、Qトポットを買ったんですけど、
なんか僕は割とこう安くてなんかシンプルなやつでいいかなと思ったんですけど、
一緒に住んでる人が、あの、いや、このオシャレで可愛いやつにしようって言ってて、
僕の感覚での合理的で言えば、
まあこれそんなに重要なものじゃないから、
安くて白いやつでいいかなと思ったんですけど、
その方の感覚とか合理で言うと、
断りで言うと、
可愛いもの、毎日使うものだから可愛い方がいいよっていうことで、
まあ確かに筋は通ってるなと思った。
僕のその断りと彼女の断りって違うなと思って、
うん、なんかそこが面白いなと思いましたね。
一つの例として。
まあでもその話ってどうなんだろう、
可愛さっていう基準においては合理的なんじゃない?
まあそう、そう思った。
ゆくゆく話を聞いて、確かに合理的だなと。
でもなんかね、その感覚はわかるよ。
あの、理解できる。
ない人がいるのも知ってる。
そうだね。
あと一個思い出したわ。
03:01
もっとわかりやすい例あったわ。
つんどくだわ。
つんどくね。
あの、私も結構、
本、本、本、結構やっちゃうんだけど、
本めっちゃ買って、結局読まない本が
3割か5割ぐらいあるかもなんで。
うーん、なんかそうやって買うときはどういう気持ちで買ってるの?
買うときはすごい感情高まってるんですよ。
これは面白いに違いない。
買うんだけど、結局すごく分厚かったり、
400ページとかあったりすると、うーんってなって読まないんだよね。
はいはい。
きんちゃんもそういうのない?
僕はね、
例えば、
まあ、ウーバーとかもさ、
あー、はいはい。
絶対にこれは、
まあ、歩いていけば、
この半額ぐらいで買えるんだろうなみたいなやつをね、
ウーバーイーツね。
押しちゃったりすることあるよね。
あるね。
ただ、ウーバーイーツは時間のショートカットっていう意味で、
合理的っちゃ合理的かなと思う。
まあ、確かにね。
そう考えると、まああれか。
その、
なんか買うものとして、
うん。
期待してたものが、
うん。
ウーバーだったら楽さだったり、
さっきのショートカットの可愛いだったりとか、
そうだね。
それが成立してるものは、ちょっとジムとは違うかもね。
そう、そう思った。
あ、けど分かんない。
ジムってさ、結局それを買うことでさ、
私、ちゃんとやってる感とかあるのかな?
けど絶対違うよね。
いやでもね、俺それがあると思う。
あのさ、この話をするにあたって、
ちょっと考えてたんだけど、
ジョブ理論っていう本があって、
ジョブ理論っていうあれがあるんだけど、
なんかその、
何かっていうと、ユーザーが解決したい課題みたいな話なんだけど、
そういったこのジョブがあると思ってて、
スキーも。
そうそうそう。
このジョブ理論よく話してるけど、
あの、ジムの話で言うと、
自分のなんだろうな、
意識を磨いてるみたいな、
そういったものをお金で買って、
それで満足しちゃってるのかな?みたいなところがあって、
解決しようとしてるけど、解決できてないけど、
そうなんだよ。
その欲求を満たすというジョブを満たしてるのかな?
なんか、そっか。
それで満足なのかな?
満足ではなくないか?
それで満足してもいいのかな?
意識どっちかっていうと、結構だいぶ合理的に寄ってるタイプだから、
ちょっと一瞬流されたとしても、我に返る瞬間があるんだよね。
そういう、買って払い続けるけど何もしないことに対して、
ものすごい違和感があるんだけど、
そうじゃない人はいるのかがちょっとわからない。
なるほどね。
違和感。
06:00
まあ、そしたらやるか。
でもさ、普通に考えたらさ、合理的に考えると、
ジム行ってお金払ってるのに行ってなかったらさ、
解約しようってなると思うんだけど、
なんでそれをしないんだろうねっていう。
まあ、それで言うと確実にめんどくさいからだろうね。
まあ、それか。
もうその、一回、そっか。わかったぞ。
結構高くない?
高い。高いから。
5千円とかだよね。
その知り合いは、実は払い続けたのは結構前の話、
ちょっと前の話で、今は解約したんだけど、
解約するのに半年ぐらいはもう貯めてて、
えー。
で、割とその人は比較的金銭感覚が、
まあ、そこそこ収入が高いからね、ゆるくてもある。
それはあるかもな。
だいぶある気がしたし、
あー、なんかね、うわ、今思ったんですけど、
なんかやっぱりさ、購買の瞬間の心理ってさ、
はいはいはい。
こう、マーケターとして結構考えたりすると思うんでさ、
そうだね。
割と瞬間的だなと思っていて、
で、その買う時の心情って、
その合理性と感覚的なものがあったら、
その瞬間的に結構、
感覚が勝るというか、
それは間違いないと思う。
あの、なんかさ、例えばさ、
今だけ半額って言われたりするとさ、
心が揺らいだりするけど、
それって欲しいものだっけみたいな、合理的に考えると、
ふと冷めちゃうみたいな。
その瞬間の感情の揺さぶりというか、
あるねー。
で、ポチってしちゃうっていうのあるよね。
あるよねー。
それを使うことにも満足みたいな。
Googleもパルス型消費っていう風に呼んでて、
あ、パルス消費か。
そうなんだ。
そうそうそう。
2020年ぐらいにそういったリサーチ結果とかも出してたんだけど、
結構マーケティング界隈でさ、
カスタマージャーニーみたいな言葉ってあるんですけれど、
割とこう、ユーザーが知って、なんか検討して、比較して購入みたいな、
そういう、なんか一連のフローみたいなもので、
ものを考えがちだけど、
実際の行動って、もっとこう、
ドンズバというか、なんだろうな、
もっとこう、ウニャウニャして、
ウッパンって購入するみたいな、
なんだろう、そんな綺麗なカスタマージャーニーを描いてないよっていうような、
趣旨の論文みたいなので、
あーそうなんだ。
そうそうそう。
瞬間的に買うのは間違いなくそうだと思ってて、
その買う、買い始め。
どっちかっていうと、その買った後の継続の話だよね。
継続のところ。
それで、さっきの話に絡めると、
結局やっぱ点で生きてるっていうところが優先されるとすると、
09:02
点の感情ね。
それを感覚的とイコールとして、
なんと、このジムは、
自分これから頑張るんだとか、
これやったら痩せるんだって瞬間的な感情を、
自分が本当に努力していくのかっていうのを、
しっかりリソースとして計算したりはしないで買っちゃうっていうのが、
まず最初に描いた時点。
あると思う。
それで、ただそこから継続の時点で、
今度は、それをわざわざ断りにいくっていう、
それが物理的面倒くささだったり、
もしくは心理的パーソナルとかってさ、
申し訳ねえなみたいな。
申し訳ないってなる。
っていうところのハードルが、
今度はそこの瞬間的な部分で勝てないっていう。
そういうことね。
確かに確かに確かに。
ありそう。
だからさっきの話も聞いてて思ったんだけど、
カスタマージャーニーって、
結果論で言ったら線で結ばれるんだけど、
そこの線がめちゃくちゃ、
点がすごくバラつき、
いっぱい交差をしまくってるっていう、
一瞬の点の繋がりなんだ。
いやー、確かに面白い。
そりゃそうだな。
いやー、なんか思ったより人って、
中長期的な思考に苦手だよね。
まあそうだね。
短期的にものを考えちゃうよね。
なんか、ちょっと名前不正確だけど、
思ったより人は不合理みたいな。
思った通り不合理みたいな本があって、
行動経済学の本であるけど、
そこにも似たようなことが書かれてる。
うーん。
まあ人って基本的に不合理だよね。
予想通りに不合理だ。
予想通り?
割と有名な本だよ。
へー。
まあなんか個人的にも、
僕も思ったんだけど、
何か物を買う時とかの、
購買検討軸みたいなものをよく考えるんだけど、
結構僕の中では、
めんどくさくないことが結構大事だったりするんだよ。
あー、はいはい。
そうそうそう。
だから例えば何か高額なものを買うときも、
AとBの商品比べたときに、
Bの方がめんどくさくない方だったら、
ちょっと高くても、
なんか1万円とかそれぐらいだったら、
そっちの方を選んじゃうかな。
そういう感覚はあるね。
なんかどっちもあるね。
マイナスしたくないのもあるし、
さっきの痩せるかもみたいなポジティブの方もあるし。
そういうのは絶妙にポジティブから入って、
ネガティブを回避するためにやめないっていう。
その理屈は非常にメジャーな理屈で、
世の中にあふれていると思っていて。
あー、めっちゃわかる。
それを僕はあえて言うと、
ある意味、悪用したビジネスモデルが
サブスクリプションなんじゃないかと思うけど。
本当そうだと思ってて、
12:01
昔からゲオとかもそうらしいんだけど、
ゲオも売り上げ結構占めてるらしいのよ。
支援金というかさ、
延滞が遅くなるとさ、お金払わなきゃいけないじゃん。
あ、そうか、売り上げの結構占めてるんだ。
そう、らしいよ。
なるほどね。
そうそうそう。
よく考えればあれってすごいよね。
確かに。
なんかそれ聞いた途端に、
ゲオが借金取るビジネスに見えてきた。
なんかある種、金融だよね。
金融だね。
金融、金融。
金融もまさにそうだね。
特に消費者金融はそうだ。
そうだね。
これ結構面白いのが、
レンタル系のサービスって割と金融用の要素が強くて、
家電レンタルのレンピオっていうサービスも、
確かに自社の人が言ってたんだけど、
金融の商品っぽいなみたいな。
自社の商品をいかにレンタルして回収するかみたいな。
商品の中で何回もやればやるほどすり減っていくわけだった。
そういう話で、僕も金融詳しくないけど、
そういう話をされてて。
確かに。
おもろいよなっていう。
消耗っていうのは面白い観点だけど、
結局は金か物かっていう、
貸す対象が変わるだけのビジネスゴールだよね。
そうだね。
レンタルは確かに。
なんかさ、
あとあれだよね、
サブスクの他にも家庭用Wi-Fiとかさ、
高熱時とかさ、
結構スイッチングしたら、
初年度だけ何パーセントか。
あるね。
あるある。
あとスマホ0円とかね。
あるね。
でも、
まあ、
よく見ると、
たぶん、もしかしたらその、
基本料金って、
確かに実は高くてみたいなのがあって。
全然あると思う。
ってなってくると、
本当は合理的に、
何年以降こうやって、
こう過ごすならこっちのが安いなって、
たぶん計算はできるんだろうけど、
してないね。
やらない。
やらないやらない。
これさ、さっき俺がさ、
収録前に話してたさ、
とあるEC事業者の人に話を聞いたら、
日本とアメリカで考え方が違うって話してたじゃん。
もう1回ちょっとちゃんと話すと、
日本の人は割と、
最初の何かECストア、
レースとかですね、
ああいうの始めようと思ったら、
初期費用が無料であることを結構重視するらしくて、
アメリカの人とかは、
中長期的に儲かるんだから、
初期費用がコストかかっても別にOKだ、
みたいな考え方らしいんですよ。
その話と結構似てるなというか、
それを思い出した。
アメリカの人は割と合理主義で、
そんな気はする。
よく言うよね。
アメリカ人合理性、合理的な。
15:02
なんかその辺の国民性ももしかしたら、
あると思う。
あるし。
なるほどね。
この今の瞬間的な真理っていうところで思い出したけど、
僕の先輩に尊敬するマーケターの方がいて、
その人が言ってた、
すごい天才的だなって理論なんだけど、
ディズニーの耳ってさ、
買い方として、
すごいお土産とかでその場の気分がすごく高まった時に、
買うっていう。
けど、
それはいらんやん、耳なんて正直。
いらないね。
冷静に考えたら。
耳は開発の日常生活じゃないやん。
その場だけだよね。
そうそう。
ただ、それはけど、
その場のやっぱり思い出だし、
大切な記憶を残していくことだしっていうので、
その瞬間で買うってことを、
今後その後は買わないんだろうけど、
やっぱりその場で買うことにする満足感があるし、
それを例えば、
京都の竹林に行った時に酒在庫買っちゃうとかね、
そういうのをその先輩はあるよねっていうことで、
投影型消費って名前をつけてて、
投影型。
思い出とかを投影して消費する。
なるほどね。
その時は、
提案がイベントグッズの観測とかだったんだけど、
それの記憶、感情をうまく刺激する売り方をしましょう。
なんかすげえめちゃくちゃわかるし、
まだちょっとサブスクとかより、
個人的にはポジティブな売り方だなって思った。
サブスクもポジティブだと思いますけど。
もちろんそうなんだけど、
サブスクをうまく使える人はいるんだけどさ、
結構サブスクのあるあるで、
買い役しないでひたすら聞かれてるみたいなの見るじゃん。
めっちゃあると思う。
俺も不安だもん。
だからサブスクの管理とかしてないからさ。
いや、した方がいいよ。
こういう勾配の点で見た時に面白いね、
感情の人間らしさというか。
しかもこれの人間らしさというかさ、
思うのが、
例えば仮に理性を働かせて買えたとしてもさ、
それが本当に望めしいことなのかっていう話で、
同じ例にしていいのかわかんないけど、
今感覚的に思ったのが、
じゃあ今目の前に、
今後すべてのあなたの勾配を100%正しい、
得するものを勧めてくれる、
選んでくれるAIが登場したとして、
じゃあそいつの言うことを全部聞かせたら、
俺そうじゃないと思う。
絶対聞かないと思う。
そうそうそうそう。
確かに。
それで変なもの買って、
言わんこっちゃないって言われても、
うるさいの生まれたら捨てる気がする。
なるなるなる。
そこが人間の面白さだね。
思うのはあれだと思う。
人生楽しくないってある程度余白とか無駄があって、
18:01
楽しいってあると思うんだよね。
あると思う。
だからそれAIじゃなくて、
隣の人とかに例えば言われたとしても人にね、
うるせえよって思うだろうなっていう。
そうだね。
やっぱ余白とかっていうのは、
その感情から生まれるのかもしれないよね。
そうだね。
余白は素晴らしいと思う。
考えると、
俺もこれまでの考え改めようと思うわ。
本当?どうやって?
商品を買おうと思った時とかに、
合理的に考えようと努力しちゃいがちだけど、
そんなことを別に意識したって、
自分の可能性を閉じちゃうみたいな。
そういうのありそうだね。
なるほどね。
それはね、
すごい素敵な判断だなと思う自分がいる一方で、
リスクもちゃんと考えた方がいい。
だからプライベートの商品は、
プライベートである程度額がそんなに高くないとかは、
そういう風にして、
それはそうだもん。
企業とか高額なものを買う時とかは、
さすがに合理的に考えるよね。
これで突然なんか、
自分の感情を大切にして家買っちゃったわとか言われてもさ、
そんなこと言うね。
これどうリアクションしていくか分からない。
そういうことはしないから大丈夫。
今ここでそう思ったとしても、
すぐに変わるわけないから。
そうだよね。
人間はそんなに変わらないからね。
面白いわ。
面白いね。
結局、
その今の、もともと大元の話で連打してた、
人はなぜ行かない、自分に入会するっていう話に戻ると、
結局人ってやっぱ瞬間的な感情で判断していて、
法律的な感情は判断できなくて、
だから入会の時はすごいポジティブに、
理想の自分だけを見てそれに憧れて買っちゃうけど、
その後、結局本当に法律的なガイドに行かなくて、
自分のそんなスクリプじゃないかね、
それを今度は回復するとめんどくさいから、
ずっと入会し続けるっていう、
そうだね。
瞬間的だなっていう。
その時点での短期思考で考えちゃうって感じだよね。
めちゃくちゃ分かる。
という結論だったかな。
面白いんじゃないですか。
面白いわ。
じゃあ今日はそんな感じだな。
割と納得いきましたね。
そうだね。
じゃあ次回予告いきますね。
そうだね。
次回のテーマはですね、
なぜ若者の酒離れが進んでいるか。
そうですね。
というテーマでね。
いきましょう。
あと今日のテーマのやつで、
もし面白いと思ってくれた方とか、
自分自身の仮説を言いたいと思った方はですね、
Twitterで、
ハッシュタグ仮説ラジオで、
自分自身の仮説を述べていただけるとありがたいです。
ぜひぜひ。
我々もそちら、
ちゃんと検討させていただいて、
21:02
反省するときは反省します。
そうしましょう。
あとあれだね、
なぜ若者の酒離れが進んでいるかについても、
先行して仮説いただければ、
それを見ながら話せると楽しいよね。
了解です。
確かにそれはあるわ。
じゃあ今日はそんな感じですかね。
こんなところで、
本日も最後まで見てくれてありがとうございました。
ではでは。
21:24

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