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2025-03-20 11:08

第248回「抗生剤でお腹の菌はどれくらい倒されるの❓」

テーマをいただきましたpodcast番組「おじさんアウトプット」白根山さん(https://twitter.com/@ojisan_outputs )本当にありがとうございました😭


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今回のポイント

・抗生剤(抗生物質)はなぜ腸に良くない❓

・下痢と便秘、真逆に思えるけど、なぜ両方とも抗生剤のせいで起こるの❓

・抗生剤飲んで、腸が回復するには2-4週間⁉️

・抗生剤専用の整腸剤⁉️


今回と関連したエピソードはこちら

第46回「整腸剤ってどう違いがあるの❓」/「整腸剤、4週間で効果なければ変えてみた方が良い⁉️」

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サマリー

このエピソードでは、抗生剤が腸内の善玉菌や悪玉菌に与える影響が解説されています。特に、抗生剤使用による副作用としての下痢や便秘のリスクについて詳しく触れられています。さらに、耐性乳酸菌や酪酸菌の重要性が強調され、これらの菌が腸の健康を保つ役割を果たすことが紹介されています。

抗生剤の影響へのイントロダクション
おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、
ラジオ置きの方や患者様からの質問等を紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞよろしくお願いします。
今回、ポッドキャスター様よりテーマをいただきました、マクドナルドです。
今回テーマをいただきましたのは、前回に引き続きまして、
おじさんのアウトプットの白根さんさんでございます。
白根さんさん、先日も第245回の炭酸についてのテーマ、
前回の第247回は、ビオスリーとミアフローラという市販薬についてのテーマをいただき、
いつも本当にありがとうございます。
白根さんさんと相方のドストリーさんで配信されております、
おじさんのアウトプットさん、通称おじふたさん、
アマチュアポッドキャスターワードや、
日本ポッドキャスター協会主催の配信リレーなどで賞をとられている有名番組様にして、
30代男性お二人が情報型になっている現代におきまして、
情報のインプット型を起こしてしまっている、
そんなおじさん二人の仲間の中をアウトプットするという、
日常雑談系の番組でございます。
今回のテーマにも関係しますけれども、
先日はおじふたさん内で、
白根さんさんがネパールに行き、
いろいろと大変なことになったよという配信もされております。
白根さんさんは、山、マラソン、海外のとてもアクティブな方です。
そういった山やマラソン、海外にも興味ある方にも、
おすすめの番組でございます。
今回は、先日、白根さんさんからは、
ネパールで胃腸炎になった際と関係した、
薬に関するテーマをいただきました。
それでは、今回のタイトルはこちら。
白根さんさんは、ネパールで胃腸炎になりました。
その際に、ネパールの病院で薬をもらいまして、
その中には、抗生剤、菌を抑える薬がありました。
胃腸炎の原因となる菌を抑えようという目的で処方されておりました。
その抗生剤ですけれども、
一般的にも、風邪をひいたとか、
扁桃腺が腫れたとか、
さまざまなことで、抗生剤、抗生物質というものが
医師から処方されますけれども、
腸内菌のバランスとその影響
この抗生剤、種類はいろいろとありますけれども、
抗生剤を飲むと、お腹の調子を崩すということを
聞いたことがある方、いらっしゃいますでしょうか。
この抗生剤で下痢をするとか、
こういった副作用がよく有名なものでして、
実際、薬局で働いておりましても、
患者様の方から、
抗生剤ってお腹の調子崩すんだよね、
なんていうのはよく言われたりもします。
実際のこの抗生剤で、
お腹の調子を崩すというのは、
はっきりとデータがあります。
では、なんでそんな風に、
調子を崩してしまうのか、
という話を今回させていただきます。
抗生剤、喉で悪さをしている菌だとか、
膀胱炎を起こす菌だとか、
いろいろな菌がありますけれども、
その悪さをする原因となる菌を抑えることで、
調子を取り戻そうというものが、
抗生剤の特徴でございます。
ただ、この抗生剤なんですけれども、
体にとっても、いい菌も倒してしまいます。
腸の中の菌を倒してしまう。
こういったことがあります。
腸の中には、
善玉菌とか悪玉菌の様々な菌がいますけれども、
こういった菌を抗生剤が倒してしまうことで、
腸の中の菌のバランスが崩れてしまう。
それによって、
お腹の調子を崩しやすくなってしまいます。
なので、医師や薬剤師からは、
抗生剤、患者様に説明する時には、
お腹の調子崩しやすいですよ、
なんていうことを言ったりします。
大体、抗生剤を飲み始めて、
腸の中の菌のバランスが崩れて、
すりを飲み始めて、
数日から1週間くらいで、
下痢とか便秘とかが起きやすくなります。
今回、しだねさんからは、
抗生剤でどれくらいの菌が倒されてしまうのか、
という質問をいただいたんですけれども、
実際のところ、
抗生剤で腸の中の細菌、菌がどれくらいいなくなるか、
というのは、
はっきりとしたデータが不明だったりします。
と言いますのも、
腸の中にある菌は、
1000種類以上、
数としても100兆を超えると言われておりまして、
その中で、
どれくらい菌が倒されているかというのは、
はっきりと計測できないというものだったりします。
ただ、実際のところ、
薬のデータとして、
副作用では、
腸の状態が悪くなるよう、
下痢や便秘が起きやすくなるようというものは、
はっきりと示されています。
だいたいどれくらいかと言いますと、
下痢が抗生剤を飲んで起きる可能性は、
30%から40%前後と言われておりまして、
便秘に関しましては、
10%から15%前後と言われております。
これ、下痢と便秘だと全く逆の副作用ではないか、
と思われるかもしれませんけども、
なんで両方とも起きる可能性があるかという話を
抗生剤の副作用と回復時間
ちょっと触れさせていただきますと、
抗生剤を飲むことで、
腸の中の菌が減ってしまいます。
で、腸の中の菌には、
消化とか吸収を助ける菌と言われるんですけども、
この菌が減ってしまうことで、
この消化がうまくいかない。
消化が進まないとなりますと、
いわゆる消化不良のような状態になりまして、
それが下痢となって起きてしまいます。
というのが、
下痢が起きやすい理由ですけども、
一方、便秘。
これがなぜ起こるのかと言いますと、
腸の中には、
善玉菌とか悪玉菌、
それに日和み菌というものがたくさんいます。
だいたい、理想的な腸の中のバランスというのは、
善玉菌が2、悪玉菌が1、日和み菌が7、
というのが理想的なバランスと言われておりますけども、
抗生剤を飲んでしまって、
善玉菌が減ってしまった。
そうなりますと、
腸の中は健康な時に比べて、
悪玉菌の比率が増えやすくなります。
で、腸の中に圧倒的に存在している日和み菌というのは、
健康な状態であれば、
特に善玉菌の働きとか悪玉菌の働きしないんですけども、
悪玉菌の比率が増えてきますと、
日和み菌は悪玉菌と同じような働きをしてしまうという特徴があります。
そのため、善玉菌が減ってしまいますと、
悪玉菌の比率が増えて、
腸の中では腐敗というものを腐らせるような働きが起きやすくなります。
悪玉菌の働きを日和み菌が真似してしまうという形ですね。
その腐敗が起きますと、腸の動きが悪くなって、
便秘をしやすくなってしまいます。
その結果、抗生剤を飲んで善玉菌が減った、
腸の中の環境が悪くなったということで、便秘のリスクも増えます。
といったところから、抗生剤を飲むと、
下痢も便秘も起きるリスクがあります。
ただ、一般的には下痢の方が起きやすいので、
抗生剤では下痢をするんだ、なんて言われることがよくあります。
この抗生剤を飲んだら、腸の中の環境は戻らないのかとなりますと、
一般的には健康な方であれば、
2週間から4週間くらいで、腸の中の環境はきれいに戻るようになっています。
ただ、この2週間から4週間もかかるのか、
それくらい下痢が続くのかとなりますと、
抗生剤の効果が切れた。
飲み終わってから数日くらい経ちますと、
抗生剤の効果が消えるので、
その時点から腸の中の菌が元に戻り始めます。
なので、だんだんとその頃から落ち着いてくる、なんて言われております。
実際に2週間から4週間も下痢とか続くわけではないですし、
早い方では数日で治ってくるんですけども、
抗生剤とその副作用
ただ、回復を早めたいなという方ですと、
抗生剤が飲み終わって、
その時から成長剤、全生菌を補充するといいようになっております。
乳酸菌やビジネス菌、糖化菌などのものを、
抗生剤が終わったタイミングで取り始めると、
腸の中の環境が早く戻りやすいので、
下痢や便秘な副作用が長引かないよう、なんて言われます。
ということで、成長剤を飲むことも、
抗生剤の副作用対策として重要ではあるんですけども、
じゃあこの成長剤、
抗生剤を既に飲んでいる時から飲み始めても、
いいのか、効果あるのかと言いますと、
実際効果はあるんですけども、
普通の時に比べると効果は弱まってしまいます。
と言いますのも、成長剤で菌を補充したとなりましても、
抗生剤の効きみがある時点ですと、
補充した菌も抗生剤で倒されてしまう、なんてことがありますので、
普通に成長剤を飲む時に比べると、
抗生剤の影響で効果が半減してしまいます。
なので、抗生剤を飲んでいる時に、普通の成長剤を飲んでも、
下痢とか便秘が収まらない、なんてことがあったりします。
じゃあこの抗生剤に下痢とか便秘、対策はないのか、
減らすことができないのかと言いますと、
実は抗生剤を飲んでいる時に効果があるという、
抗生剤専用の成長剤、
耐性乳酸菌、なんて言われるものもあります。
この耐性は、抗生剤とかに耐性を持っている乳酸菌のものです。
抗生剤に耐性を持っているので、
抗生剤と一緒に飲んでも、
抗生剤によって効果を薄められにくいので、
腸の中の菌を増やしやすいという成長剤でございます。
なので、抗生剤と一緒に耐性乳酸菌を一緒に飲むと、
下痢や便秘のリスクはかなり下がると言われます。
薬にもよるのですが、
抗生剤と一緒に飲むと、
30%から40%の下痢や便秘のリスクを下げられると言われます。
抗生剤の種類によっては、
50%以上の副作用のリスクを下げられると言われることもあります。
もしも抗生剤を飲まなければいけない時、
自分はお腹の調子が崩しやすいという方は、
処方をもらう時、医師や薬をもらう時の薬剤師に、
自分は抗生剤を飲むとお腹の調子が崩しやすいです。
なので、抗生剤で副作用を減らせるような性調帯、
一緒にもらえませんかという話をしてみると、
医師だったら一緒に処方を書いてくれたりだとか、
薬剤師に相談すれば、薬剤師の方から医師に確認を取って、
副作用を増やしてもらうなんてこともありますので、
もしも抗生剤を飲む時、お腹の調子が怖いな、崩すの嫌だな、
不安だなという方は、医師や薬剤師に相談してみることをお勧めいたします。
ただ、今、耐性乳酸菌という話もしましたけれども、
実は、酪酸菌に関しましては、
抗生剤を飲んでいても、
酪酸菌は抗生剤によってやられにくい菌だと言われます。
なので、酪酸菌が豊富ですと、
それによって腸の調子を崩しにくくするというデータもあります。
普段から酪酸菌とか飲んでいる方ですと、
抗生剤を飲んでも便の調子が崩しにくいと言われたりすることもありますし、
医師とか薬剤師に抗生剤と一緒に
成長剤を頼むのを忘れちゃったという方ですと、
市販とかでも購入できる酪酸菌が入っている成長剤を飲むようにしますと、
下痢や便秘のリスクを下げられると言われております。
といったところが今回のテーマ、
抗生剤でお腹の状態でなんで悪くなってしまうのかという話をさせていただきました。
腸内環境の改善
今回はこんな感じです。
改めまして、しらねさんさんのテーマをいただきまして誠にありがとうございました。
抗生剤でお腹の調子崩すという方が本当によくいらっしゃいます。
やはり普段薬局で働いていても、
質問されることとか相談される方がよくいらっしゃいます。
それ用の成長剤とかあるんだというのを知っていただけると、
そういった不安感とか抜けると思いますので、
もしも抗生剤で飲まなきゃいけないなという時は、
本当に気軽に薬剤師とかに相談いただければいいかなと思います。
結構ドクターの方も、
薬追加しておくねという風に疑義紹介とかも取りやすいので、
本当にお勧めでございます。
抗生剤は便利な薬ですけれども、目薬や軟膏は市販でありますけれども、
まだ飲み薬がなかったりしますので、
早く治したいなという時は病院への受診もお勧めいたします。
また抗生剤であるとか成長剤など気になることがありましたら、
いつでもご連絡ご相談お待ちしております。
今回も最後まで聞いていただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
11:08

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