今回3種混合とか4種混合、5種混合というふうに増えているワクチン、このことでメインを話しますけども、その前に子どもの予防接種って多いですよねという話をさせていただきます。
子どもは生まれたばかりの赤ちゃんの頃から何度も予防接種を行っていきます。
マシン風心だとかB型肝炎だとかロタだとか様々な種類がありまして、また免疫が早めに切れるものもあったりするので何回も接種しなければいけない、そんなものもあったりします。
日本小児科学会が考えるスケジュールとして、小学校入学前後までに定期接種、受けてくださいねで義務化されている予防接種、これが9種類あると。
他にも任意接種という義務化まではされてないけどできる限り接種してほしいワクチン、これが6種類ありまして、計15種類予防接種はあるよと言われております。
しかもこの予防接種の中では1種類の中でも何回か打たなければいけないもの、そんなものもあったりします。
またこれなんですけども5種混合ワクチンとかは1種類としてのカウントされております。
5種混合ワクチンとは別で8種類は義務的に接種しなければいけない。他に6種類の任意接種を行わなければいけないとなっております。
というようにワクチン接種種類が非常に多いです。でもなんでこんなにワクチン接種必要なのかと言いますと、
乳幼児は免疫機能がまだ発達しきっていません。さらに病原体に触れたこともないので免疫の獲得もできていません。
体に菌が入ること少ないので体がどういうものが悪いものかどういうものが異物かっていうそういった免疫を獲得できてないですし、そもそもで免疫の働き自体も弱いので何かに感染した時とかにはすぐに重症化しやすいという特徴があります。
たまに患者様の中で何種類も予防接種を求められるけど、でもそういった疾患あまりかかっている人を見ないから予防接種って受けなきゃいけないの?と言われる人がたまにいらっしゃいます。
でもこれは予防接種をみんなが受けているからこそかかっている人であるとか重症化する人があまりいないということでございます。
保育園や幼稚園、その後の小学校入学などでも子どもたちは他の子どもに触れ合うということが多いです。
そうしますと様々な菌に感染するというリスクがあります。それによってお互いに感染させ合うというリスクでもあったりします。
ここでみんなで予防接種をしていることでみんなが免疫を獲得できるとなると感染症が広まりにくくもなりますし、また感染しても重症化しにくくなります。
ただ予防接種をしていない人がいた場合、その子は免疫持っていないので感染しやすいですし、また免疫が悪く重症化もしやすいということがあります。
その感染した子の中ではウイルスや菌が増殖しやすい環境になります。その子の中で増殖した菌やウイルスが他の子にも感染を起こすリスクというのもあります。
なので予防接種を受けていない子がいると集団自体の免疫にも不安が出てきてしまいます。
なので皆さん義務化されている予防接種などは受けてくださいね。みんなを守るために受けてくださいというふうにお願いをしております。
また予防接種は重症化予防という意味合いが強いです。
例えばインフルエンザワクチンとかは感染予防効果も多少あるんですけども、主に感染してから重症化しにくいためこれで打ちましょうという意味が強いものではあるんですけども、
ワクチンの中には感染を予防する効果これが高いものもあります。
例えば皮膚水膜炎などは100%肺炎吸菌水膜炎も71%予防接種をすることで減少できると報告されたりもしています。
そして子どもで接種が義務化されたり妊娠接種化されているものこれはやはり子どもが感染しやすいものとか感染して重篤化すると死に至ってしまうそんなものも多かったりします。
例えば義務化されているものとして破晶風は傷口から菌が入って感染する疾患ですけども、新生児とか乳幼児など免疫があまりないときに感染しますと80%くらいの確率で死に至ったりするそんな危険な疾患だったりもします。
子どもは走り回ったりして傷を作りやすいこともありますので予防接種の必要性はとても高いです。
またジフテリアこれも定期接種義務化されるものですけどもジフテリアは鼻とか喉などで炎症を起こす疾患ですけども免疫がない状態で感染をしますと心不全とか麻痺など起こし危険なものでございます。
ちなみにこれはワクチンで95%くらい感染予防ができたりします。かなり感染予防の確率が高いです。
というように乳幼児のワクチン接種は必要性が高いものが多いです。
ここで3種混合4種混合5種混合の話に戻しますと
ただでさえ予防接種の多い乳幼児定期と任意合わせますと15種類もあります。
そういった子どもの予防接種のスケジュール考えるだけでも大変です。
そのため予防接種一度に接種できるものは一度にしてしまった方が楽ですよね。スケジュール管理が楽ですよねっていう風になります。
今5種混合ワクチンとかありますけども5種混合は5種類のワクチンを1回で済ませられます。
でもこれを5種混合じゃなくて1回ずついかなければいけない1種類ずついかなければいけないとなりますと
5種打つために5回病院にされていかなければいけないですよね。
でもこの5種混合とすると病院行く回数を5分の1に減らせます。
こういった目的が混合ワクチンでございます。
では一度に種類が増えて副反応とか出やすくなるんじゃないかと言いますと
各国の研究データでも混合ワクチンとかで一変に3種類4種類接種しても
副反応の頻度が変わらないというデータが出ています。
もちろんワクチンの組み合わせ次第では副反応が出やすくなるものもあったりするので
じゃあ全部一度にやればいいじゃんというわけではなく
少しずつ研究をしてこの組み合わせは大丈夫だなというのを確認しながら
混合ワクチンの種類が増えています。
また副反応の問題だけでもなくてワクチンによっては免疫が早めに来てしまうものもある。
このワクチンは3年後にも打たなければいけないよう
別のワクチンは別の間隔例えば2年ごとに打たなきゃいけないよう
そんなものがあったりもします。
このワクチンだけはまた別で打たなければいけないような問題も発生してきたりもします。
ただそれでもやはり少しでもワクチン接種のスケジュールを簡略化するためにも
3種4種5種という風に数を増やしているというのは現状です。
今現在日本では5種混合ワクチンが広まってきております。
ただ海外ドイツとかフランスでは6種混合ワクチン
現在日本で広まっている5種混合ワクチンにB型肝炎のワクチンも含めたもの
これで6種を今接種しているそうです。
なので日本でも安全性などが確認できればいずれは6種混合ワクチンというようになるかもしれません。
といったところが混合ワクチンなぜ増えているのかということと
増えて副反応のリスクどうなのかという話をさせていただきました。