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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、
ラジオを機能方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマは、リスナー様からいただきました、まことにありがとうございます。
また、今回のテーマは、ポッドキャストウィークへの参加を支えにいただきました。
今回のテーマは、ペパミン様、まことにありがとうございます。
ポッドキャストウィークへの会場を歩いていた際に、何名かの健康について話をさせていただきました。
その際にテーマをいただきました、まことにありがとうございます。
また、ペパミン様からは、僕の番組をモチーフとした自作グッズもいただきまして、本当にありがとうございます。
めちゃくちゃ嬉しいです。大切にしております。
今回いただきましたテーマは、この季節ならではの質問をいただきました。
では早速ですけども、今回のタイトルコードをさせていただきます。
今回のタイトルはこちら。
4日インフルエンザワクチンってどうなの?
インフルエンザワクチン、毎年これくらいの時期から打ち始めるよ、という方も多いんじゃないかなと思います。
実際、僕の薬局に来られています患者様も、インフルエンザの予防接種やってきたよ、という方が増えてきております。
また、今年はインフルエンザワクチンが変わりました。
4日ワクチンとなりました、というのがよく話題になっております。
ワクチンの内容変わった?でもどう変わったのかよく分からないし、変わったことで効き目とか副反応もどうなのか、といったことを気にされる方も多いんじゃないかなと思います。
実際、そういった質問は薬局でもいただいております。
また、インフルエンザではないんですけども、新しいコロナワクチンには、それはそれですごい特徴があるということもありまして、
インフルエンザワクチンもとんでもなく内容が変わってるんじゃないか、と思う方もいるんじゃないかと。
今回は、4日ワクチンになったことでのインフルエンザワクチンの特徴だと触れさせていただきます。
また、過去になんですけども、1年くらい前にインフルエンザワクチンって打った方がいいのかという話をさせていただいております。
今回のエピソード内で、おそらくインフルエンザワクチンで触れない部分も出てくると思いますので、
その補完という形でもよろしければ、当時のエピソードも合わせて聞いていただけると嬉しいかなと思います。
概要欄にその時のエピソードも載せさせていただきます。
では内容を入らせていただきますと、インフルエンザワクチン、去年までのものは3日ワクチンで、新しく4日ワクチンというのが日本で打てるようになりました。
日本でといったのは、既に海外では4日ワクチンでのインフルエンザワクチンの接種が始まってますようで、むしろ4日ワクチンが既にスタンダードになっているという国もあります。
この3日ワクチンと4日ワクチン、この数字なんですけども、そのワクチンが対応できるウイルスの種類を表しております。
もともとインフルエンザワクチンは、今年流行しそうなウイルスに合わせて予想された型のウイルスから、毒性をなくしたものを培養させてワクチンにします。
実際のウイルスを体内には入れるんですけども、体内で悪さをするための能力はなくしております。
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ただ、このウイルスが体の中に入ってきたら気をつけるようにということで、ウイルスの形を体内に覚えさせていきまして免疫をつけさせます。
とは言いましても、インフルエンザ、A型ウイルスでも144種類、B型も2種類などありまして、他にもC型などもありますけども、予想したウイルスの型と違うタイプのウイルスが流行するなんてこともあったりします。
そうしますと、覚えた形と違うものが体内に入ってきてしまいますと免疫がスルーしてしまって、ウイルスによって様々な症状を起こしてしまうなんてこともあります。
なので、インフルエンザワクチンを接種したとしてもインフルエンザを発症するなんてことはよくあります。
また、ワクチンのウイルスの毒性を弱めすぎたために免疫がそもそもスルーしすぎてしまって、免疫がうまく作られないということもあったりします。
そういったこともありまして、年齢や個人差などが大きく変わるんですけども、インフルエンザワクチンを接種しても発症を抑えられる確率は40%から60%くらいだったりします。
ただ、形が違うと言いましても、インフルエンザに対して免疫を作っておくことで、ウイルスが症状を起こしました、でも症状が重くなるのを防ぐことができます。
侵入するインフルエンザの顔が違うとしても、結局はインフルエンザなので、スルーしてしまったけどもインフルエンザだったのかということで免疫が働いて、症状を重くしないように働いてくれます。
なので実際のところ、インフルエンザワクチン、確かに発症を抑える確率としては50%前後としましても、重症化を抑えるとなると70%から80%、データによっては80%よりもさらに高い重症抑制率を持っています。
なのでインフルエンザワクチンというのは発症しないようにというよりは、感染しても症状が重くなりにくくするための意味合いが強いです。
インフルエンザワクチンの3化とか4化の話に戻させていただきますと、今までの3化ワクチンはA型の中で2種類、B型の中で1種類のワクチンを混ぜて作っておりました。
合計3種類の型に対応して作っていたので3化ワクチンでしたが、4化ワクチンの場合はA型を2種、B型を2種混ぜているものです。
ということでより幅広く免疫を作りやすくなっているというのが4化ワクチンでございます。
以前のに比べて理論上では4化ワクチンを接種すればよりインフルエンザの発症率も抑えられるし、重症化とかもしにくくなるよねというのが4化ワクチンの特徴でございます。
とは言っても実際にワクチン接種しても免疫がつきにくいということもあったりするので、絶対に感染しないとかそういうわけではないですし、絶対に重症化しないというわけではないんですけども、前の3化ワクチンよりは効果が高い、有効性が高いものとなっております。
ではこの4化ワクチンと3化ワクチン安全性の比較はどうなんだと言いますと、よくネットの情報とかでは3化ワクチンも4化ワクチンも副反応の出現率は変わらないよ、安全性は同じだよといったことが様々な先生の記事でも多いんですけども、
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ただ4化ワクチンの方が副反応の出現率上がるよねという研究データもあります。
と言いますのもそもそもになりますけども、ワクチン接種をして生じる副反応は体内で免疫を作るために起きてしまう反応であることが多いです。
免疫細胞というのは熱が高めの方がよく働きます。なのでワクチンを接種してしっかり免疫を作るために免疫が働きやすいように熱を上げようということで体が反応して熱を上げたりします。
特に接種した部分あたりが熱を持つということで打った部分が腫れてくる熱を持つこともありますし、その熱によって細胞が破壊されて打った部分が痛みが出たりもします。
実際のところ免疫がよく働く若い人こそワクチン接種での何かしらの副反応、例えばだるさであるとか腕の痛み熱など、そういったワクチンを接種しての何かしらの反応は若い人の方が多いよというデータがあったりします。
あるデータになりますけども副反応が出る確率としまして29歳までの方は80%くらい、30代は76、40代は74、50代は68、60代では58%、70代以上は20%くらいの確率で副反応が起こると言われておりまして、
若くて免疫細胞が元気だからこそしっかり免疫を作りやすく、そのせいで熱や痛みなどの副反応も出やすくなると言われております。
といったことから免疫を作りやすい方ほど副反応リスクが高まりやすいので、3かよりも4かの方がより反応するウイルスの方が増えておりますので副反応が出やすくなるというのは当然の考えと思われます。
事実、欧米でも日本でも4カワクチンの方が若い世代、成人未満の10代とかの世代では腕の痛みなどの副反応は4カワクチンの方が出やすくなっていると言われています。
なので副反応にはやっぱり4カワクチンの方が注意が必要だよと言われているんですけども、腕の痛みとか熱とかも副反応が出るのは嫌ですけども、もっと重い副反応、例えば脳とか心臓への悪影響ってどうなのかと言いますと、
ここらへんは3かでも4かでもあまり変わらないし、どちらでも数十万分の1の確率と言われております。
ここに関しては重い副反応が生じる可能性が低い理由としましては、もともとインフルエンザワクチンに関してはウイルスの毒性を弱めたものを使っているということもありまして、免疫細胞がスルーすることもあるくらいだよというものを使っております。
なので免疫が過剰に反応するまでは起こりにくいと言われております。なので体の反応が過剰にならないからこそ副反応も重いものまでは起こりにくいと言われております。
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といったところが4カワクチンってどうなのかという話でございまして、おさらいとしましては今までの3カワクチンよりは対応できるウイルスの種類が増えております。
免疫を作りやすくなっているからこそ副反応も出やすくなりますけどもウイルスの毒性をなくしているため免疫が過剰にまでは反応しにくくなっているので重篤な副反応までは起こりにくいと言われております。
今回はこんな感じです。改めましてペパミー様のテーマいただきありがとうございました。
この時期はインフルエンザワクチン接種などを考える時期になっておりましてちょうどいいテーマをいただきました。誠にありがとうございます。
ちなみになりますけどもインフルエンザワクチン4カになったといっても免疫が作られる過程とかは変わらないので3カワクチンと同様でワクチン打って免疫作られている有効期間は5ヶ月くらいでありまして毎年免疫を作りたいのであればやっぱり毎年の接種が必要です。
また免疫がしっかり作られるまでは5日間くらいの時間が必要ここも変わってないです。一度ではすぐ効くとか一生もうワクチン打たなくていいんだというわけではないのでその点はご注意くださいませ。
今回のような季節にあったテーマなどもいつでもお待ちしておりますのでまた何かあればいつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの施設であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので自身がかかっている医師や看護師薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。