今話してきましたのは化学名とか一般名のことですけども、ここから薬の商品名、実際今回テーマをいただいた方も薬の商品名で納得がいかないと、
商品の名前だったらもっと名前わかりやすくしたらいいじゃないかということで今回テーマをいただきましたので、本題ともいえる商品名で話をしたいと思います。
例えばロキソリンとかメジコン、タケプロンとか、これは有名な薬ですけども、こういった商品の名前のことで話をさせていただきます。
この商品名は薬を出すメーカーがある程度自由に決めておりますし、薬の効果とかから文字ったり薬の特徴から名付けたりと様々なものが多いです。
例えば薬の効き目を表すよという商品名、デパスというお薬があるんですけども、これは鬱を表すデプレッションという言葉をパスする、
鬱をパスできる薬だよということで名付けられていたりだとか、ブロップレスという薬は血圧を表すブラッドプレッシャーをブロックするということで命名されたりもします。
ブロックプレッシャーとかそんな感じですね。また先ほどもちょっと触れてますけど有名な薬であるカロナール、風邪ひいたりインフルエンザだとかで病院とかでよくもらう薬ですけども、
アセトアミノフェンという番名の薬でもあり、商品名はカロナールですけども、このカロナールは飲むと痛みや熱が軽くなる軽くなる軽くなる軽くなるカロナールといった風にダジャレから付けられたりもしております。
といったように薬の効果とかから名前が付けられている薬もよくあったりします。他にも薬の特徴とかでどうやって効くかを名前で付けているものもあります。
ベタニスという薬がありまして、これは貧乳の方とかに使われる薬なんですけども、ベータスリーアゴニスト、アドレナリンベータスリー受容体作動薬ということなんですけども、このベタニスというのはアドレナリンのベータスリー受容体というところに効くよ、それで効果を出すよということなんですけども、このベータスリーアゴニストを縮めてベタニスという名前が付けられたりもしております。
他にもスーグラという薬。これは作用基準でSGLT2という部分に効くんですけども、これは糖尿病とかに使われる薬ですけども、このSGLT2から文字って名前がスグラという風にしてスーグラという風に名付けられております。
という風に、この薬はこうやって効くんだよということを意識して名前を付けることで処方する医師とかでも、この薬ってこうやって効く薬だよなというのをイメージしてもらいやすいということで製薬会社の方で考えてこの名前にしているというところもあったりします。
他にも薬の名前自体に意味を込めているものもあったりします。
有名な抗生剤でクラビットという薬があるんですけども、これはクレイブイット。クレイブは絶望するという意味ですけども、それは絶望されてますよ。つまり待ち望まれた薬ですよという意味でクラビットという名前が付けられていたりだとか。
他にもネシーナという薬。この薬は今後の糖尿病の薬において新しい作用基準になるんだよという期待の傾向糖尿病薬であるということから期待がされまして、
ニューサイエンスを由来でネシーナという風に名付けられたりもします。ニューサイエンスっていうのをニューサイエンスと書いていってそれを読み方を変えてネシーナと呼びます。
というように言葉に意味を込めて薬を出したりもしますけども、他にも薬の名前に自社の宣伝の意味を込めているという会社もあったりします。
日本の製薬業界のトップとも言える武田製薬ではタケプロン、タケキャブ、タケルダなどの薬があったりしますけども、このタケは武田のタケだったりもします。
武田が作ったプロトンポンプ阻害薬でタケプロンというそんな感じですね。プロトンポンプ阻害薬というのは胃薬なんですけども、胃酸を抑える時にこのタケプロンはプロトンポンプというところを阻害して効果を出すんですけども、
武田が作ったプロトンポンプ阻害薬でタケプロン、そんな感じですね。といった感じで自社をアピールしたりもしています。
こういった商品名というか薬の名前はヒットすれば海外でも使われます。海外で使われやすいようにということで英語をもじった名前の薬が多かったりもするんですけども、海外で使われる時に自社のことをアピールしたいということで、そういった命名をされることもあったりします。
なのでそれこそ血圧下げるとか痛み止めの痛み止めとかそういった名前はつけられないとなっております。
ただこういう話をさせていただきましてあれ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんけども 薬のネーミングは面白いで有名な小林製薬さん
例えば内脂肪を取るということでナイストール、おならとかガスを止めるガスピタンなどすごいわかりやすいものが多いんですけども
じゃあこれなんで製品なのかと言いますとほとんどのものが保険を使ってない市販薬だからです。
もともと市販薬というものはこの成分の薬は市販で売っていいというある程度制限された範囲内で売られているものです。
なのでこの成分はそもそも販売するときにはこういう効能を歌うことができるけどもこういう効能は歌えないよという制限があるので
そういった制限の中で商品を売っているということもありますので 発売して世に出た時点で古代広告というのはなりにくいです。
先ほどの血圧下げの例でもありましたけれどもこの薬効かないじゃないかとかこの薬嘘言ってるじゃないかっていうのがそういった制限はそもそもかかりにくいです。
そういった意味で古代広告になりにくいです。また保険を使ってないということもありまして仮に何かトラブルがあってもその販売したメーカーの責任となります。
保険を使っての薬とかですと審査した場合の国の機関はどうなんだとかもありますけども各自で責任となればある程度それは自由に命名してもいいですよという風になっております。
そういったところから保険薬と違って自販薬だからこそできる命名法を活用しているのが小林製薬だったりもします。
ただどうしても保険のように様々な制限がある保険薬の場合ですとどうしてもわかりにくい名前であったりします。
というところが今回話をさせていただきました薬の名前についてでございました。
今回はこんな感じです。改めましてテーマをいただきました薬剤師会の方おめでとうございました。
薬の名前どうしてもわかりにくいので薬局業務に馴染みがないとしんどいだろうなぁと思っております。
ただ僕自身なんですけども薬の名前、昔からどうしても納得いってないという薬があります。
なんでこの名前オッケーなのっていうの。それはっきり言ってしまいます。溶出るという薬ですね。この薬下剤です。
で下剤で溶出るってなんでこれ承認できたのか正直納得いってません。
確かに薬効とか成分のことを聞けばそれは下剤として活用できますよという思いますけども
いやこれよく審査通ったなーってのは本当思ってます。薬の名前とかもうまく活用すれば案外いけるんじゃないかと思う時もあります。
カロナールとかも痛みや熱が軽くなる軽くなるカロナールってことなので意外とそういうふうにいけるんじゃないかと思うところもあります。
ただ実際のところはそういう薬も少ないので薬の名前というのは慣れて覚えていくしかないのかなと思ったりもしております。
また何か気になることがあればいつでもご連絡いただければ幸いでございます。
今回も最後まで聞いていただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違うので自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。