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2025-08-04 12:24

第287回「痛み止め、部分的に効かなくなることはあるの❓」

今回はさにとらさん(https://x.com/@a12_eg )

からいただきましたテーマで

「痛み止めが効きにくくなること」について話しております



よろしければお聴きくださいませ‼️



今回のポイント

・部分的に耐性はできるの❓

・痛み止めも耐性ができる❓

・痛み止めが逆効果になることある❓

・血の流れが悪いことが痛みの原因⁉️




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サマリー

第287回では、痛み止めが部分的に効かなくなる可能性について、麻酔や耐性のメカニズムが解説されます。特に痛み止めの影響により体が慣れ、一部の部位に効きにくくなることが臨床的な見解とともに説明されます。痛み止めの効果や使い方について議論が展開され、血液の流れと痛みの関係が解説されます。また、熱中症による痛みには水分補給が重要であることが強調されます。

テーマの紹介
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬採取である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問を紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様へのテーマをいただきました、まことらでございます。
今回、テーマをいただきましたのは、サニトラさんからでございます、まことらでございます。
今回は、先日配信させていただきました、第283回、
「毛利心、あれだけ麻酔針打たれてて耐性ついてないの?」から関連して質問をいただきました。
テーマをいただきました経緯としましては、Xにてその第283回の感想メッセージをいただきました。
メッセージ、読ませていただきますと、
やっぱり耐性つくのね。耐性つくからロキソニンもあまり飲まない方がいいと聞いてました。
ぼや知らず抜いてから、その後、歯医者の麻酔が効かないと体感してます。
部分的に効きにくくなるなんてあるのかな?
左下は特に効かない気がする。
というメッセージをいただきました、まことでございます。
ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
痛み止め、部分的に効かなくなることはあるの?
耐性のメカニズム
今回麻酔のことでもいただいてるんですけども、
痛み止めとしても話をさせていただこうかなと思います。
耐性というものが一部の部分だけで効きにくくなるとかあるのかな?
という話なんですけども、
麻酔でも痛み止めでもあるよということで、今回話をさせていただきます。
また、今回歯医者で使う痛み止めの麻酔とかですと、
その治療したい部分にだけ集中的に効かせるっていうことがあったりします。
これ痛み止めとしても、例えばシップとかでもあるんですけども、
シップでも最近では、どこ貼っても全身に効きますよ、全身に効いてくれるシップありますよ、
出てきてるんですけども、基本的にはシップとか乗り薬というのは、
効かせたいところに集中的に効かせるものです。
肩が痛かったら肩にシップや乗り薬使いましょうね。
腰だったら腰に使いましょうという感じですね。
飲み薬となりますと、飲み薬は飲んで吸収されて血液に入って、
血液が入って全身を回ってくれるので、全身どこでも効果があります。
こういった意味で、一部の場所にしか使わないものでも、
全身に効果のあるものでも耐性というのはできますし、
また全身回ろうが一部の薬だろうが、
耐性がつきやすい場所、つきにくい場所というのは出てきますよ、
そんな話を今回させていただきます。
まず耐性という問題、283回の時にも触れましたけども、
薬には耐性がつく時にいくつかパターンがあります。
例えば薬の代謝、薬が体内に入ってきまして、
肝臓とか腎臓とかで薬を分解していく、
効果のないものに変えていくんですけども、
そのことに肝臓や腎臓が慣れていって、どんどん処理が早くなる。
なので薬の切れが早くなるとか、薬が効きにくくなる、
そんなことがありますし、
他にも薬を飲んで効果の出る部分、ある物質が出てきまして、
それが細胞のある部分にくっつきますよ、
そうしますと効果を出してくれる。
痛みを抑えてくれるとか、眠気を出してくれる、
そんな効果を出してくれるというのはあるんですけども、
その効果の出る物質が細胞に触れることに対して、
細胞とかが慣れてしまう。
その物質が細胞にくっついていることに細胞が慣れてしまって、
だんだんと反応しにくくなる、効果が出にくくなる、
なんてことがありますよ、とか。
あとは痛みであるとか、眠気であるとか、
そういったのを伝える神経。
神経が痛みを伝える、眠気を伝えるという行動をするのに慣れが出てしまう。
なので、また痛みが出てきたのか、また眠気を伝えなきゃいけないのかと慣れてしまって、
だんだんと効果が薄くなる、なんてことがあったりします。
そういったのが体制でございます。
そしてこういった体制というのは、
部分部分によっても出やすくなったりすることがあります。
人間の細胞というのも全てが全く同じということではないです。
特に細胞というのは何日か周期で入れ替わったりもしますので、
古い細胞と新しい細胞であれば反応が変わったりもします。
なので、同じような刺激になっていても、
右側だけ効きにくい、左側だけ効きやすいなとか、そんなことはあったりします。
場所によってそういった刺激への慣れっていうのは変わってくるので、
今回のサニトラさんのように一部分だけ効きにくいな、
そんなのはあったりすると思います。
痛み止めの影響
なので治療する際とかですけども、
麻酔の量とかを医師が確認することがあると思います。
そういった時にやっぱり効きやすいか効きにくいかというのは、
しっかりと伝えた方がいいとは思われます。
ある程度これくらいの量で効くはずだっていう量を使って治療しますけども、
それでもやっぱり効きにくい方とかいらっしゃいますので、
医師としてもだんだんと治療を進めながら、
効いてるか効いてないかっていうのを確かめながら治療を行いますので、
その都度その都度で、
効いてないですよ、効きにくいですよ、痛みがありますよっていうのは、
しっかり伝えた方がいいと思われます。
でまたサニトラさんのメッセージ内でもありましたけども、
痛み止め、頻繁に飲んでしまいますと、
その痛み止めによって痛みを抑えるということに、
細胞とかが慣れてしまいます。
なので頻繁に飲みますと耐性というのはできやすいですので、
ひどい時だけ痛み止めを飲むようにしようなど、
調節した方がやはり耐性はできにくいです。
それに副作用の問題、同じ薬を長く続けますと、
副作用も出やすくなったりもしますので、
そういった面からでも、
痛み止めなどは調節した方がよかったりもします。
もちろん血圧の薬、糖尿病の薬のように、
毎日飲まなきゃいけない薬は毎日飲む必要があるんですけども、
咳止めとか風邪薬、痛み止めとかは調節しながらでもいいと思います。
今は283回の時のように薬の耐性とかで、
細胞の慣れであるとか、
代謝の慣れであるとか、神経の慣れであるとかで話をさせていただきましたけども、
実は痛み止めとかですと、
別の理由で耐性というか薬が効きにくくなるということがあったりします。
そこらへんの話をさせていただきますと、
痛み止めは飲むと炎症を抑えてくれる、
痛みとか腫れを抑えてくれますけども、
血管を収縮させるという働きがあります。
少し痛み止めの話とそれてしまう部分はあるんですけども、
よくある痛み止め、ロキソニンであるとか、ボルタレンであるとか、
イブプロフェンなどのこういった痛み止め、N製図なんて言われますけども、
こういった痛み止めは、痛みとか腫れのような炎症、
これを起こす部分を邪魔して、
痛みとか腫れを抑えてくれるというものなんですけども、
この働きをする時に、
血管を広げようとする物質も抑えてしまうということがあります。
血管を広げようとするものが減りますと、
逆に血管が収縮、縮まりやすくなったりします。
血管が収縮すると、血液の通り道が狭くなってしまいまして、
血液がうまく通りにくくなってしまいます。
その際、血液というのは、栄養を運ぶ以外にも、
悪い物質とか、たまったら嫌なものとか、
疲労物質とか、痛みを起こしている物質、
そういった悪いものも流してくれるという効果があります。
ただ、血液の流れが悪くなりますと、
こういった悪いものも流れにくくなってしまいますので、
悪いものが溜まりやすくなってしまいます。
その悪いものが溜まることで、それがまた炎症を起こす原因になったりします。
よく筋肉の凝り、肩こりとかそうですけど、
筋肉の凝りなどがこういったのにあたります。
痛みと血流の関係
よく肩こりをした時などは、温めた方がいいよなんて言われますのも、
肩こりなどは血液の流れが悪くなってしまっている。
それで悪いものが溜まりやすくなっているという状態でございます。
なので、温めてあげて血管を広げやすくしてくれると、
悪いものも流れやすくなるので、肩こりとかが楽になりやすいと言われております。
血液の流れが悪くなることで、痛みとか起きやすくなるんですけども、
こういった痛みに関しては、よく使う場所とか人によって変わってきます。
こういった痛みはよく使うことで、
疲労物質が溜まるから痛みが起きやすいとか、
同じ姿勢でいることで、その姿勢を維持するために体が引っ付かれてしまうので、
疲労物質が溜まって痛みが出るなんてことがあったりします。
こういったのは、よく使う場所とか同じ姿勢に関しては、人によって変わったりします。
人によって、こりが生まれやすい場所とかが変わってきます。
肩こりに悩まされる人もいれば、腰がこりやすい人など、生活が変われば皆さん変わってきます。
人によっては右肩だけこるとかありますし、様々だと思います。
痛みの場所というのは人によって違うよという話をさせていただきまして、
ここでやっと痛み止めに話を戻させていただきますと、
痛み止めは血管を収縮させる薬でございます。
N製図は血管をぎゅっとさせてしまいます。
痛み止め自体は確かに痛みの原因となるものを抑えるので痛みを楽にしますけども、
血管をぎゅっと収縮させること、これがまたこりなどを生む原因となることがあります。
一時的に痛みとかは痛み止めで楽になったとなりましても、
薬が血管を収縮させてしまうので、またいずれこりやすくなってしまいます。
そうやってきますと、痛み止めを飲んでもこりを悪化させているので、
痛み止めが効きにくいなんていう風に感じることもあります。
これもまた耐性がついちゃったのかなと感じられるかもしれませんけども、
これに関しては耐性とはまた別の理由だったりもします。
でもやはりこれも痛み止めを飲んでも痛みが楽になりにくい例として有名なものであったりします。
こういった方に関しては痛み止めを飲むというよりも、
温めてあげて血液の流れを良くしてあげれば楽になるということがよくあります。
一つの目安としてお風呂上がりに痛みが楽になるかどうかというものがあります。
お風呂上がりに楽になっている方に関しては血管の流れが悪くなって痛みが起きているというものです。
そういった方は痛み止めに頼らないでストレッチやマッサージで血液の流れを良くしてあげたりだとか、
ウォーキングなどの有酸素運動で全身の血の巡りを良くしたり、
他にもビタミンEのような血の巡りを良くするサプリであるとか、
血行促進する塗り薬とかで血の巡りを良くすることをお勧めいたします。
なので話が逸れてしまった部分もありますけども、
痛み止めとか麻酔薬とかで耐性ができることはありますし、
また場所によって耐性がつきにくいこともあります。
また痛み止めが効きにくい理由としましては、
熱中症と痛みの管理
耐性がついた以外にも血液の流れを悪くしてしまっているから、
痛み止めが効きにくく感じている、そんなこともあったりします。
もしも痛み止めが効きにくいなと感じる方は、
あえて痛み止めに頼りすぎないで血の流れを良くしてみることもお勧めさせていただきます。
今回はこんな感じです。
改めまして三人とらさんのテーマをいただきまして誠にありがとうございました。
痛みを我慢するのはやっぱり辛いですし、
痛み止めは生活を楽にするのにとても有効ではあります。
ただやっぱり効きやすいとか効きにくいというのもありますし、
場合によっては逆効果になってしまうこともあったりします。
最近には熱中症での頭痛に関しても、
痛み止めは控えてねっていうのがよく聞かれるようになってきます。
熱中症では脱水が起きておりまして、
水分が少ない状態ですと腎臓とかに負担がかかりやすくなります。
そういった時に痛み止めを飲むと腎臓への血の量をさらに減らしてしまって、
腎臓を悪くしやすいよ。
だから痛み止めは熱中症では控えましょうね、
なんてのも言われるようになってきました。
なので熱中症の痛みに関しては水分をしっかりとりましょうね、
というのはよく言われるようになっております。
痛み止めは確かに便利なものでありますけども、
体勢のことであるとか本当に痛み止めを使っていい場面なのかなど、
うまく付き合えればなと思っております。
また痛み止めのことなど気になることがありましたら、
いつでもご連絡くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
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