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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略して、くすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師ある私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマですけども、先日話しました第69回の痛み止めに関連して、あるポッドキャスター様からご質問をいただきました。本当にありがとうございます。
ご質問いただきましたのは、ポッドキャスト番組毎日お祝いしようを配信されておりますmouさんです。
そのポッドキャストのイベントでもご一緒させていただいたことがあります。その説は本当にありがとうございました。
ポッドキャスターさんでは、mouさんと聞いてピンとくる方も多いと思いますが、
樋口塾のポッドキャスターさんということで、ご存知の方が多いと思います。
毎日お祝いしよう、申し訳ございません。まだ全部を聞いてはおりませんが、最近よく聞いております。
mouさん、ご主人がアメリカの方であり、またインドや中国にも近いシンガポールに在住されているということで、
様々な文化が混ざった、いろいろな話をされているという時もあれば、結構頻繁に腰痛とか、それに付随しての膝の痛みとかの話をされたりしています。
特に腰痛に関しては、腰痛持ちならではの悩みを話されたりとか、腰痛緩和の運動の話もされておりますし、
腰痛持ちの方では、勇気づけられたり、参考になる話も多いかなぁと思われます。
また、他にも読書感想文や他のポッドキャストの紹介など、様々なことをされております。
もしよろしければ、皆様くださいませ。それでは今回mouさんからいただきました質問をご紹介させていただきます。
今回の質問はこちら。 痛み止めを飲んでも、治癒力が低下するとか、なくなるということはないのでしょうか。
痛み止めの副作用については 胃のことや腎臓のことを 第69回でも話しました。
このような 治癒力に関しては 話していなかったと 思いました。
今回のように テーマの中で話していなかったことを 質問いただけると 本当に ありがたいです。
改めまして mouさん 本当に ありがとうございます。
先に タイトルの結論から 話します。
治癒力に関しては 治す力です。
治癒力は 大丈夫なパターンと 治す力を 下げるパターンが あります。
この2パターンについて 詳しく話します。
まず 大丈夫なパターンとしては 怪我をして 足や手が 一時的に 腫れているだけや 痛んでいる時の 痛み止めを 飲んでも 治癒力には 影響がないです。
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むしろ 腫れが起きているところ 炎症部分を 放っておくと その炎症している 細胞が 隣の細胞を 破壊して 炎症が 悪化することが あります。
どんどん 腫れが 酷くなったり することも あります。
このような場合では 早めに 痛み止めを 使って 炎症を 早めに 抑えることで 回復を 早めたりも できます。
実際には この時には 治す力を サポートしてくれるので 治癒力を 下げることは ありません。
ところが 筋やウイルスが 体の内部に なってくると 話が変わります。
痛み止めの場合は 熱を下げる 効果も あります。
よく言う 下熱鎮痛剤の 下熱の部分です。
筋やウイルスが 入ってきた場合は 筋やウイルスを 除外するために 体の中では 免疫の力を 必要とします。
免疫は 熱が高い時の方が 働きが 良くなります。
よく 風邪や インフルエンザに かかった時は 熱が高くなったり するのは 筋やウイルスに 対抗するために 免疫を 頑張らせたいと 体が 熱を 上げています。
しかし 下熱鎮痛剤を 使って 熱を下げると どうなるでしょうか。
もちろん 熱を下げたり 痛みを 抑えるので 体的には 楽になります。
しかし 免疫の働きを 弱めてしまうので 結果的に 筋やウイルスを 除外する力が 弱まります。
頭痛や熱が 楽になるので 体は元気ですが 筋やウイルスが 残りやすい という状況に なります。
このようになると 治療としては なかなか 回復しない ということに なります。
では 熱があっても 下熱鎮痛剤を 使っては いけませんか。
ある程度 熱が高いと どうしても 苦しくなります。
熱があることで 体力を 消耗してしまいます。
熱が高いことで 体は 熱を冷やそうと 水分を 使ってしまいます。
水分は 体の元気の 源と 細胞にとっても 大事なものです。
しかし 水分を 消耗すると どうしても 体は 弱くなります。
そうなると 細胞は 通常の 働きよりも 弱くなるので だるさが出て うまく 動けないと なってしまいます。
体が 弱くなることで 胃や腸の 動きも 弱まってしまい 食欲も 出ないと いうことに なります。
食欲が 出ないと 外から エネルギーと なるものを 入れられないので 結果的には なかなか 回復が 早くならない という 状況に なったりも します。
そのため 高熱であれば 解熱鎮痛剤を 使ったほうが いいと 言われています。
大人ですと 38度です。
子どもですと 38.5度を 目安に 解熱鎮痛剤を 使いましょうと 医師や 薬剤師は 説明しています。
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そのため 微熱であれば 解熱鎮痛剤を 使わないで 様子を 見たほうが いいです。
実際の 医療現場では よく ある程度 熱が 高かったら 解熱鎮痛剤を 使ったほうが いいです。
しかし 熱が ある程度 高くても 体が 元気だったら 薬を 飲まないで 様子を 見たほうが いいです。
その方が 結果的に 治りが いいと 説明します。
逆に 実は 38度や 38.5度に 行かなくても 解熱鎮痛剤を 飲んでも いいと 説明することも あります。
それは 頭痛や 痛みが ある場合です。
頭痛が あると どうしても 痛みや ストレスが かかります。
また 頭痛が ある場合は 吐き気にも つながりやすく 食欲を 落としやすいです。
そのため 患者との 聞き取りの 際に 頭痛が あると 言う方が いらっしゃる 場合は 解熱鎮痛剤を 飲んで ください。
熱だったら 38度や 38.5度を 目安に 飲んで ください。
痛みが ひどいようだったら 飲んでもらっても いいです。
その方が ストレスが なくなって 回復が 早まりますと 説明します。
現実問題としては 熱や 痛みなどで バランスを 見て 飲んでください という 説明を することが 多いです。
しかし もしも ある程度 熱があっても 元気であれば 解熱鎮痛剤を 飲まないで ください という 説明を することが 多いです。
しかし 38.5度くらいある 子どもの場合は 熱性の 軽減を 起こす 可能性も あります。
しかし 8.5度あったら ある程度 元気でも 解熱鎮痛剤を 使って ください という 説明を します。
患者様は それぞれによって 説明を 変えます。
しかし 今回の 質問に 対しての 回答としては 解熱鎮痛剤を 使うと 中力を 下げるのでは いけません。
外部の 痛みや 炎症であれば そこまで 関係は ありません。
ウイルスや 菌を 排除する 力が 熱を下げると 弱まって しまいます。
解熱鎮痛剤を 使うと 中力を 下げる パターンも あります。
このような 回答を 今回 させていただきます。
今回 この質問を いただき その流れに なります。
第69回の ところで 胃が荒れやすい とか 腎臓のことも あるので 痛み止めの 飲みすぎは よくない という 話も しています。
今回 いただきました 質問の ついでで 申し訳ありません。
痛み止めや 飲みすぎの 基準を 第69回では あまり 話しなかったので その点も 触れます。
痛み止めは 胃が荒れやすい とか 腎臓のことも あるので 飲みすぎは よくない とよく 説明します。
でも 飲みすぎは どれくらいが 基準なのか よく 聞かれます。
痛み止めの 使いすぎの 基準としては 1ヶ月のうちに 10回以上 痛み止めを 飲んでいます。
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そして この1ヶ月に 10回以上 というのを 3ヶ月 続けるのは 使いすぎだと 言われたりも します。
ただ 痛みが あると どうしても ストレスが かかるので それは それで 神経に よくなります。
痛みが 続くようであれば 正直 痛み止めを 使うのは 仕方がないと 思っています。
あまりにも 痛み止めを 飲んで 効いているのか 効いていないのか 分からない時は 病院へ 受診した方が いいです。
ただ 痛みが 出そうだから 痛み止めを 飲んでおこうと 言うのであれば それは 控えて いただけると いいかなと 思っています。
以上が 質問に対する 僕なりの 返答です。
それでは ここからは 本日の ワンポイントです。
本日の ワンポイントです。
痛み止めを 飲みすぎると 頭痛を 起こしやすく なる?
実は この点は ツイッターで 書き込んだり 触れたり しています。
今回は あえて 話を します。
痛み止めは 飲みすぎると 逆に 頭痛を 起こしやすく なることが あります。
薬物乱用性頭痛と 言います。
これは 薬物を 乱用しすぎて 頭痛を 起こすことが ある ということです。
この頭痛は カフェインが 入っている 痛み止めであれば 説明は 分かりやすいです。
市販薬の 痛み止めで 無水カフェインや カフェインが 入っているものが あります。
カフェインは 痛み止めの 成分の 吸収を 良くしたり 血管を 収縮させる 効果が あります。
頭痛は 脳の血管が 開いたり 飛び散ったり 急激な 動きを 繰り返すことで 血管の 開き 収縮によって 周りが 圧迫されます。
圧迫によって 痛くなる 状態です。
頭痛用の 痛み止めでは ある程度 血管を わざと 収縮させ続ける ということです。
逆に ある程度 血管を 開き続けるようにする ということです。
血管を 一定に 保つことで 収縮拡張を 防ぐことで 痛みを 予防する 薬が あります。
カフェインの 場合は 血管を 収縮させて 頭痛を 起こしにくく します。
カフェインを 飲みすぎている 場合は カフェインを 飲むのを 止めた時に 反動で 一気に 血管が 広がります。
それによって 頭痛を 起こしやすく なると 言われています。
ただ 今のは あくまで カフェインが 入っている 痛み止めの 場合です。
カフェインが 入っていない 痛み止めでも 薬物乱用性頭痛は 起こることが あります。
実際の 場合は 薬物乱用性頭痛の 原因は よく 分かっていない という 場合も あります。
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ただ このような 薬の 飲みすぎで 起こる 頭痛は だいたい 神経が 過敏に なっていると 言われています。
頭痛が あっても 痛み止めで 痛みが 軽くなったと なりますが その後 いずれ また 頭痛が 出てきた時に また 痛みが 出てきたと なります。
このように 痛みが 良くなったり 悪くなったりを 繰り返すことで ストレスが かかります。
このストレスから 神経の乱れが 起きると 言われています。
ストレスから 頭痛に つながると 言われています。
痛み止めで 効果が 出ているからこそ また 痛みが 出てきた時に つらく 感じてしまうと 思うと いいです。
カフェインの あるなし 関係なく 痛み止めに おいては 飲みすぎの 傾向が ある場合は 頭痛が 起こりやすく なります。
また 頭痛が 出てきた場合 その頭痛を 治したいと 言うことで 痛み止めを よく使うので 薬物乱用性が 起こりやすくなり 頭痛を 起こしやすくなる というふうの スパイラルも 起こしやすく なります。
頭痛が 1ヶ月に 15日以上 ある場合は 薬物乱用性頭痛が 疑われると 言われます。
痛み止めを 飲みすぎて いないかと 言われています。
頭痛の 頻度が 多い場合は 市販薬の 痛み止めに 頼らず 他にも 頭痛に 対処する薬は 数多く 選択肢が あります。
ただ 残念ながら ほとんどは 市販薬ではなく 処方薬に なってきます。
頭痛が 明らかに 多いと 言う方は 痛み止めを 使わなくても 済むように するためにも 特に 神経界の 受診を 勧めています。
今回は このような 感じです。
ご質問いただきました 毛様、改めて ありがとうございました。
先ほども 触れましたけども 一度 話したテーマの中でも やっぱり ここを 聞きたかったよ といったふうに
僕の話し足りてないとこ 指摘いただけたり すると 本当に助かります。
過去 話した内容の中でも 分かりにくかったこと などありましたら いつでも ご連絡 お待ちしております。
今回も 最後まで お聞きいただきまして 誠に ありがとうございました。
また 次回も 聞いていただけると 大変嬉しいです。
それでは また お会いしましょう。