おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、幸運麻薬局を経営しております薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問を紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様への提問をいただきました。今回、提問をいただきましたのは、S様誠でございます。
S様からは、過去にも妊活中の冷え対策であるとか、薬の飲み方など、いくつもテーマをいただいておりまして、その説も本当にありがとうございます。
また、今回だけではなく、次回もS様からテーマをいただいております。本当にありがとうございます。
まず、今回のいただきましたメッセージを読ませていただきますと、うっちーさん、こんばんは。いつもためになる配信ありがとうございます。
質問です。レトロゾール状さばいを服用しているのですが、今、頭痛に悩まされておりまして、今までになったことがないので、たまたま今日だけかもしれません。
レトロゾールを毎朝飲んでいるのに、頭痛薬、バファリン類の愛などを飲んでもいいものか聞きたいです。というテーマをいただきました。
レトロゾールという薬は、ホルモン系の薬でございます。ホルモンバランスということで、肺乱の誘発を行うことで、妊活に使われたりとか、また乳がんに使われることもある薬です。
こういったホルモン系の薬は頭痛とかが出ることがあるんですけども、なぜ頭痛が出るのか、そこには自立神経も関与しているんだよ、といった話を今回させていただきます。
それでは、今回話をさせていただきます。タイトルはこちら。
レトロゾールなどのホルモン系の薬での頭痛には痛み止めを飲んでも大丈夫?
次回は次回でこの続きの質問をいただいているんですけども、まず今回はホルモン系の薬を飲んで頭痛、このことで話をさせていただきます。
ホルモン系の薬を飲むと頭痛が出るよという方は一定数いらっしゃいます。
ホルモン系問わずで薬合う合わないとかもありますので、合わない薬飲めば頭痛というのもあるんですけども、ホルモン系の薬は特に頭痛が出やすかったりもします。
頭痛が出やすい理由には自律神経も抱えてくるよとか、ホルモン系の薬は血清をできやすくするそんなリスクもあるよといったのがあります。
今回ここらへんを話させていただきまして痛み止め飲んでも大丈夫なのかという話をさせていただきます。
まずレトロゾールなどホルモン系での薬の頭痛となりますと主に2パターンあります。
まず1つ目は自律神経がかかってくるところを話させていただきます。
ホルモン系の薬を飲みますと体内のホルモン量を変動させます。
そうしますと脳の中にあります体内のホルモンの値を測って整える部分があるんですけども、そこが薬によってホルモンの数値が急に変わると脳が混乱を起こします。
混乱と言いますかストレスと言い換えでもいいんですけども、ストレスを感じてそのストレスが他の脳神経に伝わってしまいます。
それによって自律神経の乱れを招いたりもします。
自律神経というものは自分の意思とは無関係に自動でさまざまな働きをしてくれるものですけども、
例えば心臓の動きを調節してくれる、呼吸や体温の調節をしてくれる、消化などを進めてくれる、そういったのを行うんですけども、
血管の動きにも関与します。血管を拡張したり広げたりだとか、収縮、閉じるとかですね、血管を開いたり閉じたりする、そういったのも自律神経が関わってきます。
そのため、自律神経の乱れが起きますと、この血管の拡張とか収縮も乱れることになります。
この血管の拡張収縮が脳の血管でも起きることがあります。
特にホルモン系の場合は脳で起きたストレスということもありまして、脳血管が影響を受けやすいと言われたりもします。
脳の血管が拡張した、収縮したりを過度に繰り返しますと、血管が収縮したところでぐわっとまた拡張するとなりますと、
そのぐわっと広がった際に脳を圧迫してしまう。血管が脳を圧迫することで頭痛を感じると言われます。
なのでホルモン系の薬は頭痛が出やすいと言われます。
というようにホルモン系の薬を飲んで、それがストレスとなって自律神経に伝わって、それが血管の動きに伝わって、
そして頭痛を起こすというのがホルモン系の薬で頭痛が起きやすい理由の一つ目でございます。
そして次にホルモン系の薬の頭痛となりますと血栓の話をさせていただきます。
ホルモン系の薬を飲みますと卵巣が過剰に刺激を受ける卵巣刺激症候群OHSSと言われたりもするんですけども、
それによって血栓や頭痛が関与してきます。
肺卵を刺激するためにも卵巣を刺激されますと、
卵巣としましては肺卵とかを促すためにも血液から栄養やホルモンを取り込んでいくようにします。
栄養とかを取り込んでしっかり肺卵できるようにするということなんですけども、
その時に血管というものは栄養を運ぶものでございますので、
この血管を新たに作ることで卵巣に栄養を取り込もうという働きが起きます。
ただ、この新たに血管を作るということ、急に血管を作る、いわば特幹工事で血管が作られます。
そのため新しくできた血管は丈夫でなかったりします。
新しくできた血管は壊れやすいという面がありまして、血管が壊れることでそこから血液とか体液が染み出してしまったりもします。
頭痛から少しそれますけども、ホルモン系の薬を飲みますと腹水が溜まる方がいらっしゃいます。
これも下腹部あたりの血管が破れてしまったので、そこで水などが溜まりやすくなることで腹水ができやすくなるというのも理由だったりもします。
こういった血管とか体液が染み出してしまうことで、この染み出した血液が塊、血栓のようになりやすくなります。
その血栓が血液の流れを巡ってあちこちの血管を傷つけてしまうとか、
あちこちの血管の血の流れを悪くしまう、血管の流れを塞いでしまうというのも起きたりもします。
例えば手の血管でダメージを与えれば手に痺れが出るようとか、関節付近であれば関節痛などが起きやすくなります。
それがまた脳に行けば頭痛が起きます。
ということでホルモン系の薬では血栓を作りやすくなっての頭痛が起きやすかったりもします。
この頭痛と同様に手の痺れとか関節痛などもホルモン系の薬では有名な副作用だったりもします。
というようにホルモン系の薬は自立神経であるとか卵巣への刺激からの血栓なので頭痛が起きやすいと言われます。
そういったのもありますので血栓対策になるなと思って飲みすぎてしまいますと
逆に血栓対策にならなかったりもしますので痛み止めも飲みすぎは注意していただければなと思っております。
また薬以外に何か対策あるのかと言いますと水分をよく取っておくことも大事だったりします。
血管の中の水分が増えますと血が固まりにくくなります。
それで血栓症対策にもなります。
水分が多い血管というのは血液の流れが良くなってまして血栓ができそうなものとかもすぐ流してくれます。
どうしても血栓というのは血管のところにへばりついてそこから少しずつ固まりやすくなって固まりを作るんですけども
血の流れが良いですとそういったのもない血栓の元もしっかり流してくれるので血栓ができにくくなります。
また水分が足りている血管というのは血管の広がり方が一定になりやすいです。
水分が足りない血管ですと血液の勢いが減ってしまっています。
血液の勢いが減りやすくなっているので何とか血液大事なものを送り出さなければということで血管をぎゅーっと収縮させます。
血管をぎゅーっと収縮させることで血液に勢いを与えている状態になります。
イメージとしましてはホースから水を出すとき勢いがないときにホースの先のところをキュッと先をつまみますと水の勢いが良くなりますよね。
それと同じでして水でなく血液ですけども血液の流れをわざと狭めること
血管を狭めることで勢いを出しているのが血管を収縮させるということでございます。
なので水分が足りていない血液に勢いが足りない状態ですと血管がぎゅーっと収縮してしまいます。
またその時に血管をぎゅーっと収縮して反動で今度は血管をグワッと広げます。
血管をグワッと広げてまた収縮するということで勢いをつけることで血液を押し出そうとなりますので血管の拡張作用も強くなってしまいます。
そうしますと血管が縮まったそこから過度に広がるということでこれによって脳が圧迫されやすいという状況になります。
なので血液水分が足りていない状況ですと血管の動きが過度になってしまうそれによって頭痛が起きやすくなります。
なので水分をしっかり十分にとっておきますとこの過度の収縮拡張起きにくくなりますので結果的に頭痛対策になったりします。
そのため水分摂取は大事だったりもしますしまた薬だけではないんですけども根本的に自立神経の乱れの頭痛にも水分はもちろん効果的です。
自立神経が乱れやすい時期になってきました。寒くなりまして室内と外の気温差などもありますと自立神経が乱れます。
そうしますと血管の拡張収縮が過度になりやすいんですけどもその中でもしっかり水分をとっておくことで血管の広がりがある程度一定になりやすいです。
という過度に収縮拡張しなくて済むようになります。