おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。 この番組では、公明局と薬局を経営している薬剤師、やるわたしうっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの人々を紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというわたしのラジオです。 どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様へのテーマをいただきました。 テーマをいただきましたのは、中澤様、誠にありがとうございます。
いただきましたメッセージ、早速読ませていただきますと。
聞きたいことがあり、質問させていただきたいです。
最近、大学時代の恩師がガンになりました。
同じ研究室の仲間でお見舞いに行ったところ、恩師の娘さんからは、ガンではあるが初期のガンであるということを教えられました。
医師からも手術をすれば、かなり高い確率でガンを取り除けるという話があったそうです。
ただ、恩師自身は手術を拒んでおります。
恩師は昔読んだ本で、ガンは見つかっても治療しない方がいい。
手術とか抗ガン剤とかなので、体にそれで負担をかけてしまうと。
初期のガンであれば、もしかしたらガンでない可能性もあると。
ガンに似たような細胞が見つかって、いつで消えることもあるし、初期のガンは治療しない方がいいと昔本で読んだんだということで、恩師は手術を拒否しているそうです。
娘さんとしては手術をしてほしいとは考えているものの、本人の意地も強くなかなか困っている様子でした。
ガンは早期発見で早期治療した方がいいよと最近よく聞きます。
でも恩師は頭のいい方でし、恩師の言っていることであれば間違ってないのかなという気もなっております。
実際のところ初期のガンは放置した方がいいのでしょうか。
本来は医師への質問かもしれませんけども、よろしければ聞いてみたいです。お願いいたします。
という質問をいただきました。誠にありがとうございます。
正直質問者様からもいただきましたけども、確かに医師の領域の話になるかなと思います。
治療を組み立てて、本人と話し合って同意を得てとなってくると、どうしても医師の領域になってくるので難しいところではあるんですけども、
ただ薬局に実際にガンになったということで、患者様から質問される方が結構いたしています。
やっぱり手術した方がいいのかなとか、今自分は大丈夫なのかとそういった質問をされることもありますし、また在宅医療。
患者様のご自宅に行って、薬のこと持ちして、それで薬飲みやすくいろいろするといったこともしますと、
中には医療用の薬とかでガンの痛みを抑えるといった、その目的で薬局が患者様のご自宅に訪問することもあります。
なので今回あくまで医師の領域の話かもしれませんけども、市薬剤師、在宅医療にも携わってきたりとか、
そういった市薬剤師の話としてお聞きいただければなと思っております。
ということで今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
早期発見のガンは放置した方がいいの?
ということで今回このタイトルで話をさせていただきますけども、
まず前提としまして、僕は早期発見のガンは治療した方がいいと思っております。
実際同じような質問をされたこと、過去にも何度か患者様からありますけども、
基本的には手術とかした方がいいですよという話はよくしております。
今回のような質問を過去にも何度か受けてるんですけども、
そういった何度か受けた時、患者様の心理状態であるとか、
また患者様はなぜその結論に至ったかの過程となる知識、
どこで知識を得たのかとかもそこら辺を何となく把握してきておりますので、
そこら辺を含めて話をさせていただこうかなと思っております。
まず簡単なガンの早期発見で治療した方がいいよというデータを話させていただきますと、
ガンをステージ0とかステージ1、かなり早期の状態で発見した場合、
そこで適切な治療をした場合、5年後の生存率は90%を超えると言われております。
早期発見でガン細胞がそこまで広がってないようで、
ある一定の臓器だけに集中しているという状態ですね。
こういった状態で言えば手術とか取り除きもしやすいので、
だいたい5年生存率が高い、かなり治療しやすいと言われております。
ここから進行してきまして、ガンが広がってくる。
特定の臓器の中でもかなり広がってくるとか、
場合によっては周囲の組織にもガン細胞が侵入してるんじゃないかなという状態。
まだあくまで他の臓器に転移はしてないという状態でございます。
広がってきてるなという状態なんですけども、
このステージ2、ステージ3ではそれでも50%から70%くらいは生存率があるよと言われております。
ただここからさらに進行してきた場合、他の臓器とかにも転移まで行ってしまっている場合、
この場合ですと5年生存率は10%くらいまで下がると言われております。
初期の段階で治療すれば90%以上も5年後の状態では治癒が行われているのにもかかわらず、
進行してきますとどんどんどんどん治療率は下がっていきます。
なのでガンは早期発見、早期治療した方がいいよと言われておりますし、
現在の医療としてもこの考えがベースになっております。
もちろん臓器によっては他の臓器に比べればガンができた場合に治癒率が下がる場所とかもあると言われておりますけども、
早期発見の段階であれば比較的治療が難しいと言われている肺ガンであっても80%以上、
乳ガンとかであれば場合によって95%以上と言われております。
なのでどこの臓器のガンに関しても早期発見早期治療がまず基本でございます。
ただガンが見つかっても放置した方がいいという考え方は非常に根強いです。
一時期この考え方がとても流行ったりもしました。
ガンがあっても治療するなどがガンの検査をするなそういった本が一時期よく売れたりもしておりました。
と言いますのもこの考えガンを発見しても治療するなとかそもそもガンの検査をするなというのを
とても高原先生が唱えていたというのが問題なんですよね。
近藤誠先生というのを唱えた理論で近藤理論なんて言うんですけども
近藤先生はもともと乳ガンの温存療法とかでとても名を上げた先生なんですよね。
昔は乳ガンとなりますとチムサを全部切らなきゃいけなかったっていうそういう時代がありました。
ただ近藤先生とかの広めた温存療法ガンの部分を一部の切除だけにしましょうね。
なるべくチムサの形を残したままにしましょう。
そうしますと治療が終わった後とかでも例えばお風呂入る時とかに何気なく鏡を見た時
チムサが全部なくなっている方とチムサが残っている方ですとその患者様のメンタルとしても全然違うということです。
なのでその患者様の予防のメンタルとかも考えた時にはそのチムサとか温存療法がいいよねというので
この考えを広めた先生でございます。
この近藤先生が唱えた近藤理論っていうのが僕も正直な話でこれ理解しきれていないところがあります。
なので僕がこういうことですよねっていうことでざっくり近藤理論の話をさせていただきまして
でそれ違うとかありましたらそれはそれで教えていただきたいですすいません。
僕も勉強不足で申し訳ないです。
一応その近藤先生が唱えた理論というのは早期発見でがんかもしれないなというかがんが見つかったとなっても
それはまだがんじゃない可能性があるよという理論を唱えた先生でございます。
早期発見してがん細胞が見つかったと思っても一見がん細胞に見えるけどそれ実はがん細胞じゃないよっていう。
がんもどきって確か表現だったと思うんですけども。
増殖の仕方とかでぱっと見がんに見えるけど実はこれはがんじゃなくていずれ放置していれば治っていくよ。
だから早期発見しても見なくてもいいしで仮にもし早期発見でがん細胞が見つかったとなっても
本当にがん細胞が出てしまっているのであればとても治療が困難だと。
でそのがん細胞を抑えるために手術をするとか抗がん剤を使うとか放射線治療をするとか
そういった様々な治療をすることで結果的に体力とかを損なってしまうと。
場合によっては副作用が苦しすぎてその患者様の命を失ってしまうこともあるよね。
そういった積極的な治療によって患者様のQOL生活の質を下げてしまうくらいであればがんは治療しない方がいい。
早期発見で見つかったとしてももしかしたらそれはがんじゃないかもしれない。
だったら自然放置で治るんだから結局治療しなくてもいいよね。
本物のがん細胞だったら治療して患者様のQOLとかを下げてしまうとか
なってしまうのであればそのまま放置でいいじゃないか。
ということで結局がんは治療しない方がいいんだ。
でこの結局がんは治療した方がいいんだからがんの検査もそもそもしなくていいよね。
という理論を唱えた先生だと思います。
勉強不足で申し訳ないですがざっと言えばこういった理論だと思います。
でこの近藤先生がとても光明な先生だということもありまして
この近藤理論に派生したとか同じような考えを持つ人の書物とかが一斉にブワッと昔流行りました。
その結果当時そういった本を読んだ方としましてはがんの治療をするっていうのは良くないことだなって。
実際今でもテレビドラマとかでもそうですけども僕ら世代とかですと
世界の中心で愛を叫ぶとかそういった作品でもありましたけども
がんの治療をして結局そのヒロインがどんどんどんどん苦しんでしまう。
副作用で苦しんでしまうよね。それで生活の質を落としてしまって
結果的に命を失ってしまったとかがん治療における副作用が怖いよね。
というのも一時期とても流行りました。
もちろん現在でもがんの治療における副作用というのはとても怖いものここは間違ってないんですけども
ただ過剰なまでにがんの治療による副作用が怖いものというのも浸透してしまいました。
でそのがんの治療副作用が怖い。
プラスこういった孔明な先生ががんの治療は結局しなくてもいいよね。
でがんの治療をして結局がんがどんどんどんどん進行してしまうのであれば積極的な治療はしないで
緩和ケアがんの痛みを取り除くとかでQOLを維持したような方に行けばいいよね。
この理論の中でもがんが進行してしまってきたら
それはQOL生活の質を落とさないためにも緩和ケアはやっていきましょうね。
ということは積極的治療はしなくても緩和ケアはしていこうという話はしていたと思います。
実際今現在でもやっぱりその様々な医療系の番組とかで緩和ケアってとても重要に描かれておりますよね。
これ緩和ケアの今本当にとても重要なものでそこは間違ってはないんですけども
がんになったら結局助からないし治療をすれば副作用が怖い。
であるだろうが治療をしなくて緩和ケアに進んだ方がいいというこの考えが確立してしまってるんですよね。
確立してしまってるという表現をしてますけどもこれ自体は正しいある意味正しいんですよ。
がある程度がんが進行してきました。
でそれで治療も困難になってきましたなとなったらば
あとは患者様が望むのであれば積極的な治療をしないで緩和ケアに向かいましょうね。
なるべく生活の質を落とさないようにして残りの人生を楽しんでいただきましょうという
この考え自体は間違ってないんですけど問題は早期発見の部分なんですよね。
早期発見であれば絶対治療してしまった方がいい。
早期発見であればそれほど手術とか抗がん剤とかもそこまで積極的に強いものとか
体に負担がかからないようにできると。
なおかつ5年後とか7年後10年後とか生存率も高くなると。
であるならば早期発見した場合は早期治療したほうが絶対にいいという。
にもかかわらずこの近藤理論とかがそこで走っております
がんは積極的に治療しない方がいいよっていうのが一時期すごい流行ってしまった。
副作用が怖いものというのが流行ってしまった。
そういったのもありましてがんの治療を積極的にしたくないという人は今なおたくさんいます。
そういった方に対して僕は質問された時とかに大体どう返してるかっていう話をさせていただきますと
早期発見の場合だったら絶対治療した方がいいですよっていう。
確かにその昔がんは積極的に治療するなっていうのがすごい流行っておりました。
流行っていたんですけどもその時からかなり医学が進歩しました。
医学が進歩したことで早期発見した場合は治療でも副作用とかもめちゃめちゃ少なくなりましたよ。
治療によって生存率もめちゃめちゃ高くなってますよっていう。
なので早期発見できたのであればむしろそれはラッキーです。
早期治療したほうが絶対にいいと思いますよ。
そういった話をします。
理論があった時よりも医学が進歩しましたよって。
どうしてもその昔その本で読んだとかでやっぱりそれを信じてしまってる人に
いやそれ間違ってますよって表現してしまいますと
やっぱりその患者様の人はいや自分はこうやって信じてきたんだっていうので
それで患者様の気分を害してしまったりしますし
場合によってはいやそんなこと言っても自分の方が正しいんだっていうことで
いこじになってしまう可能性もありますので
患者様の言ってることは基本的に間違ってないですよ。
間違ってないんですけども今そこからさらに進化したんですよとか
そういった風に患者様がおっしゃってることも
それは本当に正しいと思うんですけども
ただ今そこからさらに進化してるんですよって。
もうここ数年すごい医学が進歩してるんですよとかそんな話をしません。
場合によってはその山中教授とか有名な方の名前出して
もう今再生医療とかすごい進んでるじゃないですかって。
実際に再生医療とかがどこまで医療現場に使われてるか
そこの話は置いておきまして
そういった有名そうな山中教授再生医療とか
それで医療が進歩してますっていうのをアピールして
それで初期のがんだったら治療した方がいいのかなっていう風に
考え持っていくことが多いかなと思います。
話がそれた部分もありますけども
結果的としましては今回いただきました質問としましては
早期発見した場合は放置してもいいのかってなりますけども
早期発見できた場合は治療してしまった方がいいというのが
ベースの考えでございます。
今回はこんな感じです。
改めましてテーマいただきました中澤様。
本当にありがとうございました。
今回テーマいただきました中澤様の恩師は大学の先生だったということで
多分生活面とかも言ってしまえばお金の面とかでも
早期発見すぐ治療とか手術とかもできると思いますので
やっぱりその治療とかご本人の意思次第になってしまうんですけども
可能であればした方がいいのかなと思うんですけども
やっぱり最終的にはご本人の意思が尊重されるのかなと思います。
僕同じような質問ですごい最近悩んだケースがあったんですけども
比較的がんが早く目に見つかったは見つかったんですけども
本人が手術とかをなるべくしたくないと
でなんでですかって話をしたところ
お金の面がねっていう話をされたんですよね
今その高額療養費とかで高い治療をしたとしても
1ヶ月に支払う金額はここまでですよっていうのが
ある程度医療費をぐっと抑えられるとはいえ
その決まってる金額もなるべく使いたくないと
それだったら少しでも家族子供たちとか孫たちに
お金残してあげたいんだっていう話をされたことだったんですけども