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2023-08-03 11:13

第78回「留置所に入っている方って受診はどうしてるの?」/「受診前には、そのクリニックの予約方法の確認を‼️」

今回の内容
・留置されている方もクリニックへ受診するって知ってました?
・留置されている方はなぜ、わざわざ他の患者様がいるような時間に受診するの?
・留置されている方の治療費って誰の支払い?
・クリニックや病院の予約方法、突然変わったりしてませんか?


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回の話ですけども、薬や健康とはちょっと違った話になるかもしれません。
クリニックを受診された患者様からの病院とかクリニックにおける質問で、僕は過去に勤務していた薬局で、今回のケースの処方箋をよく受けたりしておりました。
が、薬局に勤務していたとしても、今回のケースの処方箋、経験したことないようという薬剤師もいるかと思われます。
そんなちょっと特殊な話を今回はさせていただきます。 それでは早速ですけども、今回のテーマはこちら。
留置所に入っている方って受診はどうしてるの? 今回のテーマをいただきました患者様ですけども、あるクリニックに受診をされていたんですけども、
待合室にいる時に、外から手錠をつけられた方と両脇に警察官らしき男性2人が一緒にクリニックに入ってきたとのことでした。
で、そのまま診察して入っていったとのことでした。 あまり見慣れない光景だったので、その患者様はもちろんのこと、
周りにいた方もザワザワしていたとのことでした。 こういった状況って皆様経験したことありますか?
こういう状況がよくあることだというのを知っている薬剤師からすると、 留置所の方の受診とよくあることですね、みたいに話せるんですけども、
経験したことない薬剤師もいるかなぁと思われます。 患者様でもなかなかその場面に出くわすことはないかもしれません。
留置所、留置施設という言い方の方がいいかもしれませんけども、 僕は以前働いていた会社のある店舗で、留置施設の近くにあったということもありまして、よく処方箋を受けておりました。
今回のように、手錠をつけた方と警察官らしき人が来たよとなると、留置所という風に僕らは考えるんですけども、
仮にこれ刑務所の場合ってあり得るのかというと、刑務所の受刑者の方っていうのはほとんどあり得ないです。
刑務所の場合ですと、刑務所内の医師の診察を受けるとか、医療刑務所に移送されて治療を受けるとか、そういった刑事施設の中で診察を受けることは主です。
仮に刑事施設以外の外部の医療機関に受診するとなると、刑務官の方が監視できる体制で、確か入院のみが認められていたはずです。
ということで、こういう風にクリニックの方に受診するよという方は、留置所の方だねという風に僕らは連想します。
今回のように留置施設にいて留置されている方が診察を受けるということを知らない方も結構いらっしゃいます。
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当然ながら留置されている方も治療を受ける権利があります。
留置施設の方には医師とか医療専門職員の配置というのはされてないことがほとんどですので、外部のクリニックに受診する必要があります。
留置されている方にも様々な方がいらっしゃいます。心臓を患っている方もいれば糖尿病の方もいる、また精神疾患を患っている方も大変多いです。
治療を受けないことで心臓の調子が悪くなったといったらとても大変ですし、また留置施設という精神的な不安が増しそうな場所にいますので、受診をして薬を飲まないと良くない事故を起こす、そういったことだってありえます。
なので診察を受けることは当然ながらできます。 また施設の中で職員の指示の下で薬を飲むことも認められたりしています。
とはいえ今回のケースもそうなんですけども、 営業をかけられた方とその両枠に警察官らしき人がいる。これが他の患者様のいる時間にやってくると。
当然ながら他の患者様、びっくりしますよね。 なのでせめて受診時間ずらしたりとか朝早くとか夜遅くとかにできないのか。
実際のところ今回のテーマをいただきました患者様もその点は疑問に持たれておりました。 なんでわざわざ昼間に来るんだという感じですね。
ですけども時間外診療が難しいのには理由があります。 これって何だと思いますか。
クリニックが遅い時間とか早すぎる時間に空いてないからとか、 施設職員の勤務時間の都合だといった理由が想像されるかもしれません。
実際ここらへんも外れではないと思いますが、もっとある意味ストレートな理由で時間外診療が難しいです。
そのストレートな理由というのはお金の問題です。 留置所にいる方の治療費、診察を受けたりとか、あと飲む薬の代金などなど、
これ誰の負担になると思いますか。 この治療費、全額交費、いわゆる税金になります。
特別な事情、例えばそこの刑事施設の方で依頼してた医師のその診察は受けたくないんだ。
自分で受診する場所を決めるんだとなると、留置されている方の全額事故負担という風になるケースもあるんですけども、
多くの場合は指定された場所での診察を受けるということになっています。 当然ですけども自腹で切りたくないという方が大変多いです。
なので実際のところは交費、税金になるケースがほとんどです。 国保とか社保とか保険使えないの?と疑問に思われるかもしれませんけども、
留置施設とか刑務所に入っている方は保険が使えないことになっています。 これ実はルールで決まっています。
実際のところこういった困ったのは、結局のところ交費、税金として支払うことになります。
ここで通常の業務時間外なぜ診察できないんだとなりますと、 時間外に診療した場合、時間外診療という形で治療費が上乗せされることになります。
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時間外診療が留置施設の方とかで頻発すると、おそらくですけどクレームがすごいことになります。
ストレートに言えば税金の無駄遣いじゃないのか、とかです。 やはり税金の無駄だとかお金が絡むと、結構クレームはすごいことになると思われます。
そういった事情もありまして、留置施設の方の受診というのは通常業務の時間内です。
とはいえ今回のケース、留置施設の近くのクリニックとかでないとほとんど目にすることはないかな、そういうレアケースだったりします。
もしも今回のような経験をしましたら、レアな経験したなぁと思っていただければなぁと思っております。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。 それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント、受診前にはそのクリニックの予約方法の確認を。
今回クリニックの受診つながりということで、クリニックの予約方法についてあえてワンポイントで話をさせていただきます。
というのも今回のワンポイントで話す内容、結構な頻度で最近相談を受けたりとか、病院とかクリニックに対する愚痴をよく聞きます。
最近なんですけども、クリニックの受診予約をホームページとか公式アプリとかそういうので予約できる場所が増えています。
なのでクリニックの土口とか受け付け開始は朝9時からになってても、ホームページとか公式アプリの方では朝7時半くらいから予約ができるというところが結構あります。
そのためクリニックの受け付け開始の9時より前にはもうネットで午前の予約が埋まってしまっているということもよく聞きます。
なのでせっかく朝の9時にクリニックに行ったのにネット予約の方が優先されてしまうので、自分の診察は後回しにされてしまうというケースがよくあったりします。
中にはもう予約がすでにいっぱいで、すいません午前中の受診はもうダメですという風に受診を断られたというケースも耳にしたことがあります。
また最近特有ではあるんですけども、熱のある方とか咳の方、コロナやインフルエンザが疑われる方ですね。
やっぱりコロナとかインフルエンザがまだかなり多いということもありまして、発熱外来という形で熱のある方とか咳のある方とかそういった方は受診時間をクリニックの方で決めているというところが意外と多いです。
そういった場合、熱のある方とかは事前に連絡しないとダメだというケースがよくあります。
もう少し詳しく話しますと、熱がある状態とか咳がある状態で受診しました。
でも、「すいません。発熱外来って何時からなんです。なのでその時間にまた来てくださいね。」と受け付けの方から言われて受診がすぐにはできないというケースがあったりしますし、
また事前連絡が必要だったというクリニックで連絡をせずに咳をしながら受診した時に、「咳のある人は事前連絡ないとダメですよ。今日は受診しないでください。明日の何時に来てください。」という形で、
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その日の受診を断られたという相談、結構な数で受けております。
こういった形で、「決まった時間に来てくださいね。」とか、これ結構な数のクリニックでやってたりします。
今、咳とか熱のことを重点的に話しましたけれども、通常の受診の方、例えば血圧の薬をもらっているという方でも予約方法が急に変わったクリニックとかで、
いつも通り受診をしてみたら、9時に病院の受付行ったんですけども、「ああ、今空いているのが11時半ですね。その時になったらまた来てくださいね。」という風になった方が、うちの薬局の患者様でもいらっしゃったりしたので、
アプリとか便利化が進んでいるからこそ、皆様本当に受診前には、今いつも行っているクリニックでも、いつの間にか予約方法が変わったりしていることはありますので、
受診前には受診予定のクリニックの予約方法の確認、必ずしておいた方がいいと思われます。
今回はこんな感じです。今回主に話しましたのは、留置施設の方だったりとか、ワンポイントの方では病院とかの予約の方法とかで話をさせていただきました。
薬とか薬局の話ではなかったですけども、医療系ということでこういった質問もちょこちょこいただけてました。僕的には結構嬉しいです。
基本的に患者様で病院とかクリニックに聞けないことを薬局に聞きに来るという方は結構いらっしゃいます。
なんとなく医師とかには聞きにくいなということを薬局で聞いてくださっているという方は結構いらっしゃったりします。
なのでこのポッドキャストを聞いてくださっている方でも、病院とかクリニックに聞きにくいなということもあれば、もしよろしければ質問とかご意見ご感想いただけると幸いでございます。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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