おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオを機能方や患者様からの質問を紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、ポッドキャスター様へのテーマをいただきました、誠にありがとうございます。
今回テーマをいただきましたのは、ドスグロイルイボスティーことドスティーさん。過去にもいくつものテーマをいただいておりまして、毎度本当にありがとうございます。
ドスティーさん、されております小魅力の低い私たちことこみがたさん。こちら、カラベアさんとドスティーさんのお二人がされておりまして、100回目の配信で一応シーズン1終了ということで、現在は10年期間とのことです。
シーズン1の時からゲストさんをよく呼ばれておりまして、ゲストさんと様々な話題、音楽や漫画、仕事のことなど幅広く話をされておりまして、中ではラジオドラマのようなことにも挑戦されておりました。
この10年期間中にも、豪華声優陣とのコントなどもされております。様々な話題の配信であったり、コントなど幅広い配信を楽しみたい方、ぜひともお勧めしております。
今回ドスティーさんから僕が先日配信させていただきました、第274回の漫画やアニメで出てくるような催眠ガス、実在するのかについて、この配信を聞いてのテーマをいただきました。
今回いただきましたメッセージ、読ませていただきますと、ガスはアニメによく出てくる。正気ガスの乱用、怖い。シンナーみたいな悪い使い方か。
歯医者で使う麻酔はガス?それとも歯に塗る麻酔ですか?
一日も被害を受けるなんてそんなやり方ダメだよな。使い方で善にも悪にもなる麻酔。というメッセージいただきました。まことでございます。
ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
歯科で使う麻酔ガスってどんなもの?
今回274回の時にも触れましたけども正気ガスとも言われる麻酸化窒素のガス。
これが歯科で使われることがあるんですけども、実際どう使われているのか、なぜ使うのかという話をさせていただきます。
まず274回のお皿にもなりますけども正気ガス。
正気は笑うという漢字でして、気は気力とか空気の気。それで正気ガスと言います。
この正気ガス、意識が朦朧としまして、ふわふわとした感じとなりまして、思わずリラックスして笑顔になるような、ある意味名前の通り笑うと気力の気で正気ガスですけども、その名前の通りと言いますか、笑顔になるような状態になります。
幸せを感じられる、幸福感を味わえるということで、この幸福感を味わいたいということで、むやみに乱用されて問題になったというケースも過去にありました。
ただこれリラックスして痛みを感じにくくするということで麻酔薬として使われるものであったりします。
正気ガスなんですけども、歯科治療、歯医者とかで歯を抜くとか神経を抜くとかそういった治療をするときに麻酔として使われることがあります。
歯を抜くとき神経を抜くときとかの痛みを感じにくくしてくれるよということで使われたりもします。
実際正気ガスで歯科とか歯医者とかで調べていただきますと、そういった正気ガスでの麻酔をしてくるというクリニックが出てきたりもします。
ただ、あくまで正気ガスなんですけども、使うところもありますけども、多くの歯医者では正気ガスをメインに使ってないところが多かったりとか、そもそも置いてないよ、そんなところも多かったりします。
どうしても歯科とかでの治療になりますと、一般的には極小麻酔、治療したい部分に集中的に効かせる麻酔、これを塗ったりします。
その中でも何種類かありますけども、例えば表面麻酔、麻酔薬を歯茎とかに塗り込んで、それで注射するときの痛みを軽減します。
より深いところとかに麻酔薬を使うときに注射をすることがあるんですけども、注射で痛くならないようにということで表面に麻酔を塗ったりします。
次に真順麻酔、治療する歯の周りの歯茎とかにその麻酔薬を注射とかしまして、そこの感覚を増しさせます。
他にも伝達麻酔、太い神経の近くに麻酔薬を注入しまして広い範囲を麻酔させます。
といったように薬を塗ったり注射したりというのが歯科で行われる一般的な麻酔かなと思われます。
実際多くの方が歯科の治療とかではこういったぬる麻酔とか注射の麻酔を使われると思うんですけども、こういった一般的な麻酔もあるんだから、
じゃあ正気ガスをわざわざ使うメリットあるのかと言いますと正気ガスは意識がフワフワとしまして半分眠ったような状態になります。
この時に歯の治療とかを意識があまり鮮明でないまま行うことができます。
なのでそもそも歯科治療に対して怖くないというメリットがあります。
どうしても歯の治療の際に機械の音が怖いとか、また口の中を治療されているけれども何が起きているのか見えなくて怖いという方にとっては、
そもそも痛い動向の前に歯医者の治療が怖いということもあります。
そういった方に意識が朦朧としたまま行うので治療を怖くないと思います。
特に子供なので歯医者は怖いものというふうに思っている方。
そういった時に治療中に完全に眠ってないし意識はあるでも意識が朦朧としているので痛みは感じなかったとなりますと、
意識はあるけど歯医者の治療が無事終わったということで歯医者の治療は怖くないんだというふうに思わせられるそういったメリットもあったりします。
またこの消気ガスなんですけども注射をするわけではないです。
注射ではなくてチューブによって鼻からガスを入れていくというものです。
なので注射が苦手だよそんな方にも使えるというメリットもあったりします。
というように地下の治療がそもそも怖いとか麻酔もする時に注射が怖いそんな方に消気ガスはメリットがあったりします。
でも正直あまり消気ガスで麻酔をする歯医者とかしかあまり多くなかったりします。
むしろ消気ガスで麻酔すること少ないからこそうちのクリニックでは消気ガスで麻酔を行ってますというのを売りにしているところがあったりします。
それくらい消気ガスで麻酔を扱っているクリニックは少ないものだったりします。
ではなぜ消気ガスを行っている歯科が少ないのかと言いますとよく言われている問題としては大きく3つあります。
1つは在庫とかの問題。
消気ガスガスということもありましてガスボンベとかでの管理が必要になってきます。
また事故とかが起きて火災とかにつながることもありますので厳重な保管も必要だったりします。
そういった厳重な保管をするためにボンベの保管にはスペースが必要だったりしますので
消気ガスを扱うための管理の手間とかスペースこの問題で消気ガスを扱わないようというところも多かったりします。
2つ目は鼻呼吸が必須ということ。
鼻からガスを入れることになりまして鼻詰まりとか鼻炎とか鼻呼吸がうまくできない方
こういう方ですとこの消気ガスを使うことはできないとなります。
なので歯の治療にもかかわらず鼻の状態とかも気にしなければいけないですし
昨今では花粉症とかの問題もあります。
花粉症とかで鼻の調子が悪いよという方も多かったりしますので
消気ガスが使えないことが多いそんなのも問題だったりもします。
そして3つ目はこれ2つ目の問題のややかぶりますけども効果に個人差が大きい。
鼻の調子とかで効果が変わることこれもあるんですけども
それを置いておくにしても効果が個人差によって幅広く安定しにくいという問題があったりします。
よくある局所麻酔、ぬる麻酔とか注射薬とかであれば
この部分にどれくらいの薬を塗るとか注射すれば
これぐらいの痛みを抑えられるというデータがあったりもするんですけども
消気ガスの場合は意識を朦朧とさせます。
痛みを感じにくくしますということですけども
その治療する部分今回言えば歯科の部分とかに特化して痛みを抑えているわけではないので
いざ治療をした時に痛みを抑えきれているわけではなくて
痛みを感じてしまうこともあったりします。
意識が朦朧としてしまうこともありまして
どれぐらい麻酔が効いているかが患者様とのコミュニケーションが取りにくいことがあると言われたりもしております。
とは言いましても実際に治療が始まりました。
痛みが出てますねという時であれば
消気ガスの量とかを患者様の状態を見ながら
医師の方が調節して麻酔の量を強くしたりすることがあるそうなんですけども
ただ効果に個人差も出やすいということで
歯科の治療中に麻酔の量の調節をしなければいけないということで
やや手間がかかったりすることがあると言われておりまして
消気ガスがあまり使われない理由だったりもするそうです。
といったように消気ガス、歯医者とかでの治療が
怖くなくなりやすいようとか
注射を使わなくていいといったメリットもあるんですけども
デメリットもあったりするので
実際には使うところは少なかったりもしております。
今回はこんな感じです。
改めましてドスイさんのテーマをいただきまして誠にありがとうございました。
消気ガス、僕自身使ったことがないので何とも言えないところであるんですけども
実は歯科で調べるといろいろと
うちのクリニックでは消気ガス使ってますって出てくるんですけども
僕の家の近くとかで出てこなかったりするので
どういう感じかちょっと分かってなかったりもします。
もしも自分は消気ガスで治療したことがあるよという方がいらっしゃいましたら
もしよろしければぜひともどんな感じだったか教えていただければなと思っております。
また今回のような消気ガスも含めてですけども
麻酔薬とか気になることがありましたらいつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違うので
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。