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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬在住ある私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオオッケーの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマですけども、スポティファイ・ポッドキャスターさんの6月のトークテーマである、雨の日の過ごし方を参考に話をさせていただきます。
実際のところ、今回のテーマについてよく患者様と話をしたりもしてます。 雨が多いこの時期によく話題になる今回のテーマ、もしよろしければお聞きくださいませ。
それでは今回のテーマはこちら。 雨の日に体調変わりやすいのはなんで?
雨の日は体調が変わりやすいと言われております。 一般的には悪い方に言われるんですけども、例えば頭痛がスルーとかダルクなる、そういったことがよくありますし、
漫画とかで古傷が痛むという、それ雨が近いなぁといったことをかっこよく演出したり、そういうのもありませんか?
実は実際に雨の日って古傷が痛みやすいというのはこれ本当です。 こういったことを雨が多いこの時期にはよく患者様と話をしたりもしてます。
ただ一方で、梅雨でも特に体調は変わらないよ、むしろ体調が良くなる気がするという方もいらっしゃったりします。
雨が続くとなんとなく気分が良くなる、雨の日が好きだよという方も意外と多かったりします。
こういった雨の日とか雨が続くこの時期、なぜ体調が変わりやすいのかというのを今回話をさせていただきます。
先に結論から話をさせていただきますと、気圧の変化で体調が変わりやすいと言われております。
雨の日というのは低気圧になります。この低気圧、体の中の特に耳の内側にあります内耳部分が気圧の変化を感じ取って、気圧が下がっているようというのを脳へ伝えます。
そして脳から各神経へ気圧の変化があるぞ、体は備えろよと命令を出していきます。
そして気圧に備えるように各神経へ強制的に働きかけることで自律神経が乱れやすいと言われます。
なので体調は変わりやすいですよといったことがよくテレビ番組とか言われるんですけども、だいたい患者様からはここらへんをもう少し詳しく話をしてほしいと言われたりもします。
なので今回ももう少し詳しく話をさせていただきます。 なんで気圧が変化すると体が備えなければいけないのかという話をまず軽くさせていただきます。
気圧が低くなるということは、大気など体の外側から受ける圧力が減ります。
常に気圧、大気からは人間とかいろんなものですね、圧力を受けているという状態です。 よく山へハイキング行くときに山頂で食べようと思っていたお菓子の袋が山頂に近づくとパンパンになるよという話聞いたことがありませんか?
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これ本来すべてのものは気圧という大気から圧力を受けているんですけども、圧力を受けっぱなしだと潰れてしまいます。
外から受ける圧力とそれに負けないように 中から押す力というのがありまして、それでバランスをとっています。
お菓子の袋で言えば、外側から受ける圧力、これに押しつぶされないように、中から圧力がかかっています。
例えば空気が入って、しかもそれを密閉することで、その中に入っている空気が外からの圧力に負けないよう、押すことでバランスをとっています。
山を登った時、山頂付近に行くと標高の高い方に行くと気圧が下がります。
そうすると外から押す気圧が下がるので圧力が下がります。そうなってくるとお菓子の袋で言えば、外側から押す力は弱くなる。
でも中から押している力は変わらないので、中から押す力が強くなるのでパンパンに袋が膨れ上がるという状況です。
で実はこのことなんですけども、気圧が下がった時の変化、人間の体でも起きようとしています。
人間の体でも気圧が下がってくる、大気など外側からの圧力が下がってくる、そうなると体の中から押す力がだんだんと比率が強くなっていきます。
そして体が膨張しようとなります。 ただ体が膨張していいわけではないので、脳から体へ指令を出して膨張しないようにと
体の中を抑え込みます。特にその膨張の働きが現れるのは血管が現れやすいと言われます。 血管というのは内部に血液が常に流れておりまして血液によっていつも内側から圧力を受けています。
なので血管は気圧が下がった時にとても膨張しやすくなります。 ですが気圧が下がっているけども血管は膨張するな!
収縮しろと体は命令を出します。 この時に血管の収縮を管理しているのは交換神経と呼ばれるところです。
気圧が下がった時には体が膨張しないようにということで交換神経を脳が強制的に働かせているという状態になります。
そしてその交換神経が血管を収縮させる、体を膨張しないように働くことで体は膨張しない、雨の日でも体が膨れ上がらないようになっているという状況です。
この交換神経は体を覚醒させるものです。目覚めさせるというものです。
ある程度であれば体がすっきりして調子が良くなったりします。
雨の日に気分が良くなりやすいという方は交換神経が良いように働いて目覚めている感じ、すっきりしている感じが出るので雨の日は調子が良いという方もいらっしゃったりします。
またこれ登山の話に戻りますけども、登山なので気分を良くしやすいというのも登山をした時などはもちろん体を動かして体のストレスがなくなっているのに加えてこの低気圧環境に身を置くことで交換神経が働き体がすっきりしやすいということで皆さん登山にはまりやすいと言われております。
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なので雨の日は気分が良くなりやすいんだとなる一方で逆に体調を崩しやすいという方も多いです。
雨による低気圧は強制的に交換神経を活発にさせます。 そのために副交換神経とのバランスを乱しやすいです。
よく言う自立神経失調症を起こしやすくなります。 例えば夜などで睡眠でしっかり副交換神経を働かせて体を休めたい時にも交換神経が働いてしまう
そのために疲労が抜け切らない、だるさが残るといったことが起こりやすいです。 また交換神経が活発になると筋肉が緊張したり
血管の収縮が起こることで血液の流れが悪い部分が生じたりします。 特にこれが肩こりとかを起こしやすくなったりもしますし、また頭痛とかも起こしやすくなります。
血液の流れの悪い状態が持続しますと、徐々にその体の組織に血液が流れていかないので、新陳代謝が悪くなっていきます。
そしてその組織が壊れてしまいます。 組織が壊れることで痛みを感じる物質が生まれてしまいますよ。
そしてこれが痛みを誘発してしまいます。 これにより古傷が痛みやすいとかなりますし、また肩こりとかもしやすくなりますし、頭痛とかも生じやすくなったりします。
血の流れが悪くなることで肩こりが生じて、そこから頭痛に発展するというのもありますし、痛みを誘発する物質によって頭痛が生まれやすくなるというのもあります。
このように雨の日には自立神経を乱しやすく、体調不良が生じやすいというのが一般的に言われております。
自立神経は寒い時期に乱しやすく、体を温めるのが良いよと言われているんですけども、この時期、梅雨の時期などは蒸し暑く体を温めるのが難しかったりして、なかなか回復がしにくい。
梅雨が続く間、気圧が低い間はかなり体調不良が続きやすいと言われております。 この時期シャワーで入浴を済ませたいという方も大変多いんですけども、
あえてお風呂へ入ることは腹交換神経を整えやすいので、お風呂を進めたりもするんですけども、やはり暑いので嫌だと断られることも多いです。
ということで、この時期でも比較的行いやすい生活習慣をワンポイントで話をさせていただきます。 それでは本日のワンポイントはこちら。
雨の日には耳のマッサージや目眩の薬を
雨の日の気圧変化が生じた時に、体でまず反応するのは耳の内側にある内耳と呼ばれる部分です。 まずこの内耳がセンサーとなって脳へ指令を送ります。
この内耳の調子が悪いと過剰に気圧への変化を感じてしまいます。 そして必要以上に交換神経を働かせる、そういったことが起きたりします。
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内耳の調子を整えておくことで過剰な反応を抑えて、自律神経の乱れを起こしにくくすると言われております。
この内耳の整え方としては、よく言われるのは耳のマッサージです。 耳をよく揉みほぐすようにする、特にお風呂上がりなどで筋肉がほぐれやすい時期に行うと効果的と言われております。
また耳には神経が集中しているということもありまして、こういったお風呂上がりとかに耳のマッサージを行うと神経を整えて睡眠を取りやすくもなるとも言われております。
またマッサージであまり効果が出ないようという場合、目前に対する薬が効果的と言われたりもします。
目前に対する薬の中には、まさにこの内耳部分の血液の流れを良くするというものもあります。
理由としては、耳の奥にあるバランスをとる器官を整えることで、目前とかを起こしにくくするそのためと言われております。
なので内耳部分の血液の流れを良くする、例えば陶器灼薬が入っているものとか、あとは内耳の機能を整えると言われるアデノシン酸リン酸ニナトリウム、こういったものが入っているのを飲むといいよと言われております。
お風呂などが難しいとか、体を温めるのが難しいというこの時期、耳のマッサージや目前への薬をお勧めしております。
今回はこんな感じです。今回6月のトークテーマからの話をさせていただきました。
雨の多いこの時期に体調を崩しやすいよという方が本当に多いので、雨の日の過ごし方について話をさせていただきました。
自立神経は雨でも乱しやすいんだなぁと思っていただければ幸いです。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。