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2025-06-12 11:42

第272回「子供の風邪、とても辛そうなのは何故❓」

テーマをいただきました

ゆずパパ様、誠にありがとうございました😭



今回のポイント

・医者の対応がドライに感じるのはよくあること❓

・医者の対応、あえてドライなこともある❓

・医者と親の「経験」の差が大きい❓

・子供の風邪が辛そうなのは「経験」が少ないから❓



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サマリー

子供の風邪が辛そうに見える理由や医師の診察の方法について考察されています。具体的には、親と医師の経験の違いが、子供の体調に対する不安感にどのように影響するかが掘り下げられています。子供は風邪をひくと経験が少ないため、不安を感じやすく、その苦痛は大人よりも大きくなります。大人は何度も風邪をひいており、治ることを知っているため、子供とは異なる感情的な反応を示します。

子供の風邪の辛さ
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様へのテーマをいただきました、まことにありがとうございます。
今回テーマをいただきましたら、ゆずパパさんです。まことにありがとうございます。
早速ですけども、いただきましたメッセージ、読ませていただきますと、
最近番組聞き始めたばかりですけど、もしも過去に話していたら申し訳ないんですけども、子供の体調のことで心配なことがあります。
今3歳の息子がいるんですが、保育園でよく風邪の菌とかをもらって体調を崩します。
毎回高熱が出て苦しそうで、親としては心配になるんですけども、
よく行く病院の先生は、よくある風邪だから薬飲んで水分取って安静にしてね、といった簡単な診察で終わることが多いです。
でも子供の苦しそうな姿を見ると、本当にただの風邪なのかなと心配になります。
実際その後回復はしますけども、どこの病院でもそんな簡単な対応だったりするんでしょうか。
また、ただの風邪であれば、なんで子供はあんなにも苦しそうなのでしょうか。
というメッセージをいただきました。まことにありがとうございます。
ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
子供の風邪、とても辛そうなのはなぜ?
今回、子供の体調不良です。
医師の診察の傾向
このタイトルにしておりますけども、今回テーマをいただきました。
ゆずパパ様の気持ち、めちゃくちゃ分かるんですよね。
医師の診察とか、さらっとしすぎてない?というか、そういう心配が本当に分かります。
僕も娘が体調崩した時とかは、正直頭の中では風邪だろうし、
水分を摂って、高熱等に注意して、安静させれば回復するんだという風に、
頭では分かっていても、いざ自分の娘が体調崩したとなると、めちゃくちゃ動揺します。
病院に娘を連れて行って、診察して、処方箋をもらって、はい終わり!という時に、
頭では、やっぱり簡単な診察で終わるのは仕方ないんだよという風に言いかかっていますけども、
でも心の中では、いやいや天敵でもしてくれよと正直思ってしまいます。
今回は割とあっさり診察が終わる理由であるとか、
なぜ子供の風邪、めちゃくちゃ辛そうなのか、そんな話をさせていただきます。
ただ今回なんですけども、以前、某地域で数回受講していた定期的な小児化勉強会で受けた講義を元に話をしますので、
その地域特有の話も含まれているかもしれませんけども、
ただ経験則からするとどこの地域でも似たようなことあるので、
多分どこの地域でも通用する話だと思います。
が、うちの地域はそういうことじゃないよという話もあると思いますので、
地域差の違いとかもあると思いますのでご了承くださいませ。
まず小児の診察があっさりと終わる理由ですけども、
実際どこの地域でもこういった傾向があるんですけども、
もちろんインフルエンザで症状が重いとか、救急受診が必要とかであれば、
もちろん医師とかは早急な対応をしますけども、
よくある風邪だなと判断した場合、お決まりの説明で済ませる医師が多いのはよくあると思います。
例えば水分を摂ってくださいねという文言、
体内の水分が少ないと汗とかおしっこが出ないと、
汗をかいたりおしっこをすることで人間熱を下げることができます。
また水分を摂りますと鼻水や痰を出しやすくなりますし、
その鼻水や痰でウイルスや菌を積んで外に出しやすくするということで、
菌とかウイルスを体外に出すためにも水分は重要だったりします。
こういった風に水分というのは色々重要なので水分を摂ってくださいねというような説明はよくあります。
他にも薬の飲み方であるとか、粉薬飲みにくい時は水で混ぜるようにしてくださいね、
こういうジュースとはダメですよ、こういうジュースだったら大丈夫ですよとかそういう話したりとか、
小さい子であれば練り状にして口の上あごに吸い付けてねとかこういう説明はよくありますよね。
他にもお腹を壊している時、まずは水分だけを少しずつ与えて、
吐き気とか落ち着いてきたら少しずつ柔らかい食べ物をあげましょうね、
そういった説明ですね。こういったお決まりの話とかよくされることあると思うんですけども、
子供を受診させた親としては何か医師の対応ドライじゃない?
とかもっと何かしないの?と思うことはあると思います。
ここら辺について過去に受講していた小児用の勉強会でも話題にはなっておりました。
よく受診する患者様に対して医師として話を細かく変えるべきだとか、
内容は同じでも話し方とかね、患者様家族とのコミュニケーションの取り方って色々あるよね、
そういったのは話題に上がっておりました。
こういった話題が出るということは、やっぱり親からすると医師の対応ドライっていう話は、
よく医師の方にも耳に届いているんだなと思われます。
何というかありきたりな内容の話をされて、
なんかちょっと対応がドライじゃないかなとか思われることあると思うんですけども、
じゃあなんでこういうことが起こるのかと言いますと、
親と医師の立場の違い、これやっぱり大きいと思います。
親としては自分の愛する我が子、我が子のことを集中して考えますけども、
医師としては日に何十人も診察する子供のうちの一人という子でありまして、
どうしても気持ちの向け方に差が出たりします。
また、医師からすると毎日のようによく診察してみている症状の子供と似ているとすると、
またこういう症状の子かっていうふうに感じてしまうところはあるそうです。
ただ、親からすると子供が体調を崩すというのはあまり経験していないこと、
医師は何度も何度も何度も何度も過去に経験してきたこと、
そして回復してきた子供たちを見ているので、
風邪についてはこの子の症状だったら大丈夫だろうという経験が過去に何度もあったからこそ、
子供に対して大丈夫ですよというふうになるんですけども、
一方で親としては子供が体調を回復してきたという経験が少ないからこそ、
子供が体調を崩したとなりますと動揺してしまうという過去の経験の差とかも大きいと思います。
勉強会の場とかでも医師の対応が雑になってしまうのはこういった経験があるからこそだよねっていうので、
毎回毎回神秘な気持ちか神聖な気持ちで対応しなきゃいけないですよねそんな話はされていたんですけども、
ただ一方でその勉強会で話されていた問題としては、
医師があまりにも神秘になりすぎる丁寧に対応になりすぎると、
親としてはあれうちの子の体調って深刻なものなんじゃないかと考えてしまうケースもあるとのことです。
親と医師の経験の違い
なので逆に大丈夫すぐ治りますということをアピールするためにも、
あえてある程度対応をドライにした方がいいこともあるとのことです。
ここらへんのバランスの難しさがどうしても難しいというのは話題になっておりました。
こういったコミュニケーションの対応とかになってきますと、
どうしても合う合わないとかもありまして、
親としては医師の対応に不満を感じてしまうことやっぱりあるともあります。
やっぱり今回ゆずパパ様からいただきました質問としましては、
医師の対応に不満を感じることがあるということですけども、
どこでもこれ言えるのかと言われるとなかなか難しい問題ではあるんですけども、
どこでも起こってしまう可能性はあるとは思います。
ただ、医師のコミュニケーションの対応の仕方っていうのは、
医師によって全然違いますので、
医師の対応が合う合わないはどうしてもあるので、
だからこそ、親としても子どもとしても合う医師を探すのは必要なのかなと思われます。
実際、薬局で働いていて、お薬手帳を預かった時に感じることなんですけども、
小児科に受診されている方って結構多くが、
いろいろと受診するクリニックとか病院変えてるっていう方多いんですよね。
どうしてもいつもの病院が休みだったから仕方ないとか、
子どもの風邪の辛さ
いつもの病院が受診の待ち時間が長すぎて受診できなかった、
だから仕方なく他の病院受診したんだよという方もいらっしゃると思うんですけども、
ただ、いろいろと子どもとか親にとって合う医師を探すために、
受診する病院を変えてるって方は多いと思います。
ここら辺は何を良しとするかに問題になってきますけども、
対応がドライだけでも確かにこの医師の診察の言う通りにすれば、
よく治るわとなれば仕方ないか、ここに通わせようというものもありますし、
やっぱり医師の対応がもっと親切なところがいいよとなれば、
いろいろと病院とかクリニック変えてみるのも一つの手段かなとも思われます。
なるべく、迷いなくかかりつけられる病院を探すというのも、
やっぱり大事なことなのかなと思われます。
また今回、子どもの風邪がなぜつらそうなのかという話もありましたけども、
ここもやっぱりこういうちょっと経験というのがキーワードになってくるんですけども、
確かに大人になると風邪ひいたとなると、薬飲んで安静にしていれば治るかなとか、
風邪ひいたとしても動揺することは少なかったりもします。
また風邪ひいちゃったよぐらいの感覚の人も多いと思います。
ただこれは大人になるまでに何度も何度も風邪をひいてきているからこそ、
動揺しなくなります。
もう過去に何度も風邪から回復してきているという経験があるので、
風邪ひいても大事にならないわ、大丈夫だわ、安静していれば大丈夫だなというのが経験的にわかっているので、
風邪をひいたとしてもそんなに動揺しなくなります。
ただ子どもの場合、子どもの場合は風邪にかかったという経験が圧倒的に少ないです。
そのため、もしも体調を崩した際には、過去に回復したという経験が少ないため、
今自分の苦しいのはいつまで続くのか、本当になるのかがわからないで、
子どもは不安に感じてしまいます。
昔ある医師が話しておりましたけれども、大人は何度も風邪ひいてきているので、風邪はいつか治るということでゴールを知っていると、
でも子どもの場合は風邪が治るという経験が少なすぎて、風邪が治るというゴールを知らない状態だと、
いわばゴールを知らないままマラソンを走らされているのが子どもだという風に表現した医師もおりました。
医療における親の考え
なので子どもにとって風邪はとても辛いものになります。
なので子どもとしては風邪にかかった時に深刻になってしまうというのもありまして、症状が重く感じてしまうというのもあります。
またこういった気持ちの面だけではなくて、体としても風邪にかかった経験が少ないため、
様々なウイルスや菌に対抗できなかったりします。
人間大人になるまでは様々な菌やウイルスに感染して、それらの菌とかに対して免疫を持つようになります。
そうしますと、もし風邪ひいても体の方としても免疫を持っていたりするので悪化しにくいということもあります。
でも子どもは体が菌に対する経験が少ないので、風邪をひいた時には大人に比べれば菌に対応しにくくなってしまいます。
なので症状としても大人に比べると悪化しやすいという面もあったりします。
他にも体の作り状と問題とかはありますけれども、
子どもは精神的にも肉体的にも風邪から回復したという経験が少ないからこそ風邪は悪化しやすくなります。
子どもを受診させてただの風邪だったよと思うことありますけども、
これでよかったただの風邪だったと思う方もいれば、
逆になんだただの風邪かを心配かけてというように思ってしまう方もいるかもしれませんけども、
やっぱり子どもにとっては風邪はとても辛いものですので、その点ご了承くださいませ。
今回はこんな感じです。
改めまして、ゆずパパ様のテーマを頂きまして誠にありがとうございました。
医師の対応ドライ動向についてはこれもう正直薬剤師としてもこれ、
どうなのでは対応ドライになりすぎてないかなと本当に注意しなければいけないなと日々感じております。
今回テーマを頂きまして改めて僕自身薬剤師として気を付けていこうと思っております。
もう本当にテーマを頂きまして誠にありがとうございました。
またこういった子どもの体調のことなども気になることがありましたらいつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞き頂きまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いて頂けると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
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