このタイトルにしておりますけども、今回テーマをいただきました。
ゆずパパ様の気持ち、めちゃくちゃ分かるんですよね。
医師の診察とか、さらっとしすぎてない?というか、そういう心配が本当に分かります。
僕も娘が体調崩した時とかは、正直頭の中では風邪だろうし、
水分を摂って、高熱等に注意して、安静させれば回復するんだという風に、
頭では分かっていても、いざ自分の娘が体調崩したとなると、めちゃくちゃ動揺します。
病院に娘を連れて行って、診察して、処方箋をもらって、はい終わり!という時に、
頭では、やっぱり簡単な診察で終わるのは仕方ないんだよという風に言いかかっていますけども、
でも心の中では、いやいや天敵でもしてくれよと正直思ってしまいます。
今回は割とあっさり診察が終わる理由であるとか、
なぜ子供の風邪、めちゃくちゃ辛そうなのか、そんな話をさせていただきます。
ただ今回なんですけども、以前、某地域で数回受講していた定期的な小児化勉強会で受けた講義を元に話をしますので、
その地域特有の話も含まれているかもしれませんけども、
ただ経験則からするとどこの地域でも似たようなことあるので、
多分どこの地域でも通用する話だと思います。
が、うちの地域はそういうことじゃないよという話もあると思いますので、
地域差の違いとかもあると思いますのでご了承くださいませ。
まず小児の診察があっさりと終わる理由ですけども、
実際どこの地域でもこういった傾向があるんですけども、
もちろんインフルエンザで症状が重いとか、救急受診が必要とかであれば、
もちろん医師とかは早急な対応をしますけども、
よくある風邪だなと判断した場合、お決まりの説明で済ませる医師が多いのはよくあると思います。
例えば水分を摂ってくださいねという文言、
体内の水分が少ないと汗とかおしっこが出ないと、
汗をかいたりおしっこをすることで人間熱を下げることができます。
また水分を摂りますと鼻水や痰を出しやすくなりますし、
その鼻水や痰でウイルスや菌を積んで外に出しやすくするということで、
菌とかウイルスを体外に出すためにも水分は重要だったりします。
こういった風に水分というのは色々重要なので水分を摂ってくださいねというような説明はよくあります。
他にも薬の飲み方であるとか、粉薬飲みにくい時は水で混ぜるようにしてくださいね、
こういうジュースとはダメですよ、こういうジュースだったら大丈夫ですよとかそういう話したりとか、
小さい子であれば練り状にして口の上あごに吸い付けてねとかこういう説明はよくありますよね。
他にもお腹を壊している時、まずは水分だけを少しずつ与えて、
吐き気とか落ち着いてきたら少しずつ柔らかい食べ物をあげましょうね、
そういった説明ですね。こういったお決まりの話とかよくされることあると思うんですけども、
子供を受診させた親としては何か医師の対応ドライじゃない?
とかもっと何かしないの?と思うことはあると思います。
ここら辺について過去に受講していた小児用の勉強会でも話題にはなっておりました。
よく受診する患者様に対して医師として話を細かく変えるべきだとか、
内容は同じでも話し方とかね、患者様家族とのコミュニケーションの取り方って色々あるよね、
そういったのは話題に上がっておりました。
こういった話題が出るということは、やっぱり親からすると医師の対応ドライっていう話は、
よく医師の方にも耳に届いているんだなと思われます。
何というかありきたりな内容の話をされて、
なんかちょっと対応がドライじゃないかなとか思われることあると思うんですけども、
じゃあなんでこういうことが起こるのかと言いますと、
親と医師の立場の違い、これやっぱり大きいと思います。
親としては自分の愛する我が子、我が子のことを集中して考えますけども、
医師としては日に何十人も診察する子供のうちの一人という子でありまして、
どうしても気持ちの向け方に差が出たりします。
また、医師からすると毎日のようによく診察してみている症状の子供と似ているとすると、
またこういう症状の子かっていうふうに感じてしまうところはあるそうです。
ただ、親からすると子供が体調を崩すというのはあまり経験していないこと、
医師は何度も何度も何度も何度も過去に経験してきたこと、
そして回復してきた子供たちを見ているので、
風邪についてはこの子の症状だったら大丈夫だろうという経験が過去に何度もあったからこそ、
子供に対して大丈夫ですよというふうになるんですけども、
一方で親としては子供が体調を回復してきたという経験が少ないからこそ、
子供が体調を崩したとなりますと動揺してしまうという過去の経験の差とかも大きいと思います。
勉強会の場とかでも医師の対応が雑になってしまうのはこういった経験があるからこそだよねっていうので、
毎回毎回神秘な気持ちか神聖な気持ちで対応しなきゃいけないですよねそんな話はされていたんですけども、
ただ一方でその勉強会で話されていた問題としては、
医師があまりにも神秘になりすぎる丁寧に対応になりすぎると、
親としてはあれうちの子の体調って深刻なものなんじゃないかと考えてしまうケースもあるとのことです。
いつもの病院が受診の待ち時間が長すぎて受診できなかった、
だから仕方なく他の病院受診したんだよという方もいらっしゃると思うんですけども、
ただ、いろいろと子どもとか親にとって合う医師を探すために、
受診する病院を変えてるって方は多いと思います。
ここら辺は何を良しとするかに問題になってきますけども、
対応がドライだけでも確かにこの医師の診察の言う通りにすれば、
よく治るわとなれば仕方ないか、ここに通わせようというものもありますし、
やっぱり医師の対応がもっと親切なところがいいよとなれば、
いろいろと病院とかクリニック変えてみるのも一つの手段かなとも思われます。
なるべく、迷いなくかかりつけられる病院を探すというのも、
やっぱり大事なことなのかなと思われます。
また今回、子どもの風邪がなぜつらそうなのかという話もありましたけども、
ここもやっぱりこういうちょっと経験というのがキーワードになってくるんですけども、
確かに大人になると風邪ひいたとなると、薬飲んで安静にしていれば治るかなとか、
風邪ひいたとしても動揺することは少なかったりもします。
また風邪ひいちゃったよぐらいの感覚の人も多いと思います。
ただこれは大人になるまでに何度も何度も風邪をひいてきているからこそ、
動揺しなくなります。
もう過去に何度も風邪から回復してきているという経験があるので、
風邪ひいても大事にならないわ、大丈夫だわ、安静していれば大丈夫だなというのが経験的にわかっているので、
風邪をひいたとしてもそんなに動揺しなくなります。
ただ子どもの場合、子どもの場合は風邪にかかったという経験が圧倒的に少ないです。
そのため、もしも体調を崩した際には、過去に回復したという経験が少ないため、
今自分の苦しいのはいつまで続くのか、本当になるのかがわからないで、
子どもは不安に感じてしまいます。
昔ある医師が話しておりましたけれども、大人は何度も風邪ひいてきているので、風邪はいつか治るということでゴールを知っていると、
でも子どもの場合は風邪が治るという経験が少なすぎて、風邪が治るというゴールを知らない状態だと、
いわばゴールを知らないままマラソンを走らされているのが子どもだという風に表現した医師もおりました。