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2023-02-27 13:09

第33回「血圧っていつ測るのが良い?」/「血圧下げるなら減塩よりも体重注意を」

今回と次回で血圧の話をさせていただきます!よろしくお願い致します!


今回の内容

・血圧注意の基準ってどれくらい?

・白衣高血圧。美人高血圧。緊張が血圧を上げる!?

・朝と寝る前に血圧測ろう!その心は?

・血圧には減塩というけど、塩を減らしてどれくらい血圧下がるの?

・体重減らすとどれくらい血圧下がる?


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、現役薬剤師で薬局を経営している私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方からの質問や日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞ皆様よろしくお願いしまーす。
2月が終わります。暖かい日もちらほらと増え始めて、春が来る感じがすぐそこまで来ております。
ただ春は気温差が激しい時期であります。高気圧や低気圧が入り乱れ、天気や雨をまぐるしく変わることもありまして、天気も気温も変わりやすいです。
気温差があったりすると、自立神経が疲れやすくなりますし、洋服なので気温差に対応できるよう、体調崩さないようにお気を付けくださいませ。
さて今回の質問ですけども、よくいただく質問でして、血圧に関する内容です。
冬の寒い時期は血圧が上がりやすい時期ということもありまして、冬場は本当に質問が多いんですけども、気温差のあるこれからの時期でも自立神経の乱れから血圧が乱れやすいということがあります。
なのでご注意いただければなと思っております。
また血圧については本当に質問が多いものでして、次回も血圧について話題にさせていただきます。ご了承いただければなと思っております。
それでは今回の質問をご紹介させていただきます。今回の質問はこちら。
血圧っていつ測るのがいい?
様々なテレビ番組なんかでも血圧についてよく話題に上がりますし、血圧対策の商品コマーシャルでも血圧が130を超えたら注意ねーなどとよく言われております。
こういったことからも血圧が定期的に測った方がいいんだなという方がよくいらっしゃいまして、でもいつ測るのがいいんだということはあまりテレビで聞かないなということもありまして、よく質問いただきます。
なので今回はいつ血圧は測るのがいいのかという話と、ワンポイントとして血圧に対しての食事というか生活習慣について一つ話をさせていただこうかと思います。
ですがその前に血圧が高いと言われる基準ってどんなものかということを改めて話をしようかと思います。
よく言われる高血圧と診断される基準になるのは、自宅なので測る血圧が上の血圧が135、下の血圧が85。
病院なので診察を受けた時の血圧が上が140、下が90、こういった数字を超えてくるのが高血圧と言われます。
ちなみにこの上の血圧と下の血圧、この上と下って何?と聞かれることもよくあります。
血圧というのは血液が通ります。その血液がどれだけ血管に圧力をかけているかというものです。
もう少し話しますと、血液というのは心臓からの血管を通って全身に送り出されるんですけども、この時に心臓や血管はポンプのような動きをします。
血液はずっと一定に流れているわけじゃなくて、ポンプのように膨らんだり縮んだりしてドクンドクンといったリズムを刻みながら動いていきます。
血液がまさに通っているよという血管ですと、その中の血液によって血管が押し広げられます。
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中の血液という水分が血管を広げるのでという感じですね。その血液を隣へ送り出すため、今度血管をギューッと収縮して隣に送り出していきます。
血管が広がったり縮んだりを繰り返すことで血液という水分を送っていきます。
この時、まさに血液が通っている最中の時は、先ほどありましたけども血液が血管を押し広げるぐらいですので血管がパンパンになっております。
これは血液によって中から圧力がかかっている状態ですね。この時がよく言う上の血圧、高い時の血圧です。
血液を送り出した後、血液が少なくなった後、水分が少なった後は実際には中からそんな圧力がかかってないよねっていうことで血管は圧力が減った状態。
これは下の血圧になります。 なので上の血圧というのは血液によって血管に圧力がかかっている状態での血圧。
下の血圧というのは血液が減っている状態、その時の圧力が減った状態の血圧です。
話を戻しますと、自宅で測った血圧が高い時のものが135、下の時が85、診察を受けている時は圧力がかかった状態が140、下の血圧が90、これを超えてくると高血圧を診断されるんですけども、
なんでこれ診察を受けている時の血圧高めで設定されているかということをたまに聞かれます。
これ医師の前とかで緊張しませんか?緊張しやすくなりますよね?緊張した時、肛関神経が働きやすくなるんですけども、肛関神経というのは活性化すると血管はギューッと縮こまりやすくなります。
血管が縮こまりやすくなるのに、でも血液は通りますよね? 血液が通るので当然中からも圧力がかかるんですけども、肛関神経によって血管が縮こまれという、ある意味外から、
イメージ的な話になりますけども、肛関神経が血管に対して縮こまれと外から圧力をかけている。
それに加えて血液という中から通るものからも圧力をかけられるので、外からも中からも圧力をかけられるので、血圧というのは緊張した時は上がりやすくなります。
医師の前ですと緊張することで血圧が高くなりやすいので、診察時の血圧の方が高めに基準が設定されております。
実際のところ、医師の前で血圧が上がりやすいということを医学用語で白衣甲血圧と言われます。これは医師が白衣を着ているからということですね。
また医学用語ではないんですけども、美人の前だと緊張して血圧が上がりを美人甲血圧などもたまに言われたりもします。
ではこの血圧、一体いつ測るのがいいのかという話をしていきます。 先ほど肛関神経が働くと血圧が上がりやすいという話をしました。
以前別の回の放送でも触れていると思いますが、肛関神経というのは朝起きてすぐが一番働き、時間が経つとともに肛関神経から副肛関神経と働きがスイッチしていきます。
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なのでこの肛関神経がよく働いている朝、血圧が高い時の状態ですね。 この時に血圧を測定するのがいいです。
血圧が高い時間帯、一番自分の体の血管に負担がかかっている、圧力がかかっている時間帯の数値を知っておくのが大事だったりします。
と言っても朝起きてすぐですと、朝起きてすぐ測ろうとすると体を動かしちゃいますし、
トイレに行きたい時などでは、トイレ行きたいよーという、そういったストレスとか緊張感などから血圧が変わりやすくなります。
また、食事をした場合でも血圧は変わりやすくなってしまいます。
食事をすることで栄養素などを運んだり、食事をするということで、顎の筋肉や手を動かす、喉を動かす、
食事が終わっても消化活動で胃腸が動く、なので食事をした時というのはもう血液が通りがいろいろ変わってしまうので、血圧も変わりやすくなります。
なので一般的に血圧を測るといいと言われるのは、朝起きて1時間以内の肛関神経が特によく働いている時間帯で、
トイレを済ませた後、そして食事はする前、また薬を飲んでいる方ですと、薬を飲む前に測ると良いとされております。
体を動かすことでも血圧は変わりますので、血圧測定の準備ができたら一呼吸くらいして落ち着いてから測るのがお勧めです。
また血圧が朝以外に測れそうだなという場合、こういう時は夜寝る前の落ち着ける時に測ると良いとされます。
ただ、お風呂に入ったりとか飲酒やまた食事、そういった後だと血圧が変わりやすいので、
そういったお風呂とか飲食、こういった時間を空けて、夜寝る前の落ち着いたタイミングで測るのが良いとされます。
この寝る前というのは、肛関神経から副肛関神経にスイッチしている時間帯で、いわば血圧が下がりやすい時間帯です。
が、この時にも血圧が高いままなのかなといったことを調べるのは意味がありますし、
また朝との血圧差どれくらいあるのかな、これも治療としてはヒントになります。
朝よりも寝る前の血圧の方が高いといった場合ですと、これは何かしらの病気の原因があるぞということになったりもしますので、
そういった意味でも朝と寝る前、見比べるのは良いと言われております。
もしも1日1回しか測れないよという方は朝起きてすぐ、2回測れそうであれば朝と寝る前、この2つの測定をお勧めしております。
以上が質問に対する僕なりの返答でございます。そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
血圧下げるなら減塩よりも体重注意を
よく血圧を下げるには減塩、塩を減らすんだと言われます。
日本人の平均的な食生活ですと1日10gぐらい塩分取ると言われます。
これを1日6gぐらいまで減らそうよとよく言われます。
高血圧の方ですと塩分1日6gまでというのは有名な話ですし、聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ塩分を減らすと味が薄い食事が多くなるよということで皆様苦労されます。
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そういったこともありましてここ最近では減塩塩を減らした食事でも塩味を感じやすくするスプーン
そういったものが開発されておりまして実際販売もされております。
実際のところ塩分というのは減らした方が確かに良いです。
塩分が高い食事ですと腎臓への負担がかかったりしますし肥満の原因になったりします。
塩分が高い方ですと血管内に入った塩分を薄めるためにも血管必要時に水分を蓄えようとします。
その必要時に水分を蓄えた増えたという血液はそれだけ血管をパンパンに圧力をかけるので血圧は上がりやすくなりますし
また塩分自体が血管を傷つけることもあります。
また先ほど見たり水分を蓄えようとするとそれだけ体がむくみやすくなったりもしますよと。
あと多すぎる塩分体の中で実は腎臓が体の中で塩分のコントロールをしてるんですけども
塩分が多すぎるとそれだけ体の中の塩分を減らさなきゃ除去しなきゃということで腎臓が働くので
それだけ腎臓が忙しくなりまして腎臓に負担がかかります。
腎臓や肥満対策などを考えれば塩分を減らした方が確かにいいです。
ただ血圧という一点だけで考えると塩分減らすのはそこまで効果が期待できないとも言われております。
塩分を1日1g減らしたとします。これ血圧がどれぐらい減ると思いますか?
意外と少ないと思うかもしれませんが塩1g減らして減る血圧1だけと言われております。
140の血圧が139になるそういうイメージですね。
なのでよく血圧が高い方で食事頑張らなきゃ塩減らさなきゃとしても実際どれだけ頑張っても意外と血圧下がらないなぁというのは
塩減らしても血圧への影響それくらいのものだからと言われます。
あくまで腎臓への負担などには塩分大事なんですけども血圧だけを見ると実はそこまで影響はないと言われています。
じゃあ何かもっとわかりやすい指標はないのか何を気をつけたら血圧下がりやすいのかなと言われますと一番は脂肪と言われております。
よく体が大きい方特に体太めの方ですね血圧が高くなりやすいと言われるんですけども体重が1キロ減らすと血圧は2減ると言われます。
脂肪が増えてくると脂肪などに血管が圧迫されてしまうので血圧が上がりやすくなりますよ それこれはイメージとしてわかりやすいと思うんですけども脂肪が増えてくると
インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きが悪くなります 血糖を下げるために大量のインスリンが出てきやすくなります
実はこの大量のインスリンが出てきてしまうと腎臓に働きかけた場合 腎臓先ほどもちょっと話しましたけども塩分をコントロールする機能があるんですけども
この機能が誤作動を起こしてしまいます 除去するはずの塩分をまた血管に取り込んじゃうなどというふうにちょっといつもと
違う行動してしまいますよ そうするとまた塩分を取り込んでしまうので血圧が上がりやすくなるということがあります
といっても体重1キロ減らすのは大変ですし塩分減らす方が正直すぐに取り掛かります が日本人の平均の塩分摂取が1日10g
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多めの方で14から15g ぐらいと言われるんですけどもこれ塩分を6g まで減らしたとしましょう1日
でも血圧下がるのは10ぐらいが限界です とにもよりますが150とか160ぐらいの血圧の方が塩分をどんだけ頑張っても基準値である
140これを下回るのは難しいというかかなり厳しい状況です 塩分だけでなく脂肪を減らそうとすることも普段の生活注意として意識していくと
いいと思います 今回はこんな感じです次回も血圧についての話をさせていただきます
次回は血圧って何でそもそも注意必要なのかといったことを話せればいいかなと思っ ております
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました また次回も聞いていただけると大変嬉しいですそれではまたお会いしましょう
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので自身がかかっている医師や
看護師薬剤師などの話を優先するようお願いいたします
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