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2023-02-23 10:12

第32回「ブルーベリーって目に本当に良いの?」/「肌荒れにもビタミンA」

今回の内容

・ブルーベリーが目に良いのは本当。でも視力は回復させないよ

・暗順応と眼精疲労がブルーベリーのキーワード!!

・アントシアニンとビタミンA。ブルーベリーが目に良いと言われる理由。

・ドライアイにも免疫にも肌の健康にも!!粘膜を良くするビタミンA 


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、原液薬剤して、薬局を経営している私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方からの質問や、日々の業務で患者様からいただいた質問だと紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
2月も後半に入っております。もうすぐ3月に入るようということになりまして、3月に入れば段々と日が伸びてきている、そういうのが感じられるかなと思います。
日が暗いとどうしても気分が暗くなりやすいですし、少しずつ日が伸びてくることで、気分の暗さも軽減していくと思われます。
少しずつ良い季節になるかなというのを期待したいです。今回の内容なんですけども、日の暗さも関係しやすいんですけども、目についての質問を最近多くいただくようになりました。
ニュースなどでも、再生医療として様々な臓器を自分の細胞から作ることができるよといったことが取り上げられまして、その中でも目のことはよく取り上げられます。
今でも特殊な機器を用いるなどして、視覚再建、機械を取り付けて目が見えない方も目が見えるようになるよという技術は実際あるんですけども、
ただ一般的な実施までは正直されていない、まだ一部だけの実施になっております。
ですが一部の報道などによりますと、もう10年から15年くらいでこういった再生医療だったりとか機械を用いての技術、そういったのが発展してきまして、
一般的にもこういった目についての様々な技術は普及していくんじゃないかなと言われております。
スマホ飲みすぎたのもありまして、視力の低下とか疲れ目とかそういうのもありまして、本当に目に関しては多くの方が関心を持たれているというのもあります。
そういったことからもありまして、最近患者様からいただきました目に関する質問を紹介させていただきます。
それでは今回の質問はこちら。
ブルーベリーって目に本当に良いの? ブルーベリーが目に良いというのは様々な健康番組にも預かれていますし、サプリメントの広告などはテレビや本などあちらこちらで見かけるかと思われます。
実際のところブルーベリーを摂取してどう目に良いのかとか、視力って回復するの?といったことは患者様からよく質問されたりします。
結論から先に話させていただきますと、ブルーベリーが目に良いのは事実と言ってもいいです。
ただし視力が回復するという効果までは期待しにくいという感じです。
ではなぜこういう風にブルーベリーが目に良いとよく言われるようになったのか。広告戦略とかもあるんですけども、これいつ頃からブルーベリー本当に目に良いのかって言われ始めたというと、これ第二次世界大戦中かなことです。
イギリス空軍にブルーベリージャムを頻繁に食べていたパイロットがおりまして、このパイロットの方が夜間や明け方の飛行の際、薄暗い中でも近い目で見える範囲ですね、そういうのがはっきりしていると発言したのがきっかけです。
この話からブルーベリーと目の機能の関係に関する研究が進められることになりました。
結果的にはブルーベリーの色素であるアントシアニンが目に良い効果をもたらすということがわかった。
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この話なんですけども正直インターネットとかでブルーベリーと目の関係について調べようとすると本当にこの逸話がよく出てくると思います。
ただ実際先日もある患者様とこの逸話について話をしたんですけども、この逸話は嘘ではないんです。
ただこの話なんですけども注意点として、夜間であったり明け方、薄暗い中、そういったキーワードが入っていませんかという。
昼間に視力が良くなったというのは一言も入っていないです。
その点は注意していただきたいです。あくまでこの逸話、昼間に視力が上がったというものではないです。
現在のところブルーベリーと目については様々な研究がされていますが、残念ながら視力が上がったという研究データは報告はないです。
先ほどの逸話でもあった暗闇など暗いところ、
暗闇とかですと光がないのでも当然物が見えにくいんですけども、こういう時にブルーベリーに入っているアントシアニンは暗闇などでも見えやすくなる機能。
暗純の暗い、純の、純女の純に脳は反応とかなので暗いところでも適用できるよということなんですけども、この機能を助けてくれるのがアントシアニンと言われております。
もう少しこの今の暗純脳というのに話をしますと、人間は明るい部屋から暗い部屋に入った時などはかなり見えにくい状態ですが、
だんだんと暗くてもなんとなく見えるようになってきませんかという、よく言われる暗闇に目が慣れてきたという状況です。これが暗純脳です。
アントシアニンはこの機能をサポートしますので、暗いところでも物が見えやすくなると言われます。
が、別にこの機能、昼間など明るい時、光が十分な時ではこの機能発揮されるわけではないので、視力自体を上げるわけではないです。
じゃあブルーベリーが目に良いっていうのは嘘なのか、古代広告なのかというと、そうでもないよというところもあります。
今話してきた暗いところで物を見ようとする話、これにつながるんですけども、
明るい場所で物を見たりするのと、暗い場所で物を見るのでは、暗い場所ではよく目を凝らしたりする必要があるので、かなり目に負担がかかります。
よく言われる眼性疲労とかそういうのにつながる目の疲れですね。
個人差なども大きいのと、部屋の明るさとか、あと明るすぎるのも目に負担になるため、こういう研究データがまちまちなんですけども、
昼間と夜の生活では目の疲れは夜の方が1.3倍から1.5倍はあると言われております。
夜の時間がない、こういった冬場の時期などは疲れ目になる方が多いのは、この夜の時間が長いからというのも言われております。
こういった時にアントシアニンを摂取しておくことで、夜のでも見えやすくしておくと、物を見ることに目を凝らさなくて済み、目の疲労を軽減に役立つよと言われております。
実際にある研究では、アントシアニンをいろんな方に1から3ヶ月間ぐらい摂取してくださいねっていう研究をしたところ、
1から3ヶ月ぐらいで明らかに目の疲労を軽減したという研究データ、これもあります。
このように視力回復とまでいかなくても、目の疲れを軽減することにアントシアニンは良いと言われております。
また、アントシアニンが入っている食べ物、これブルーベリーだけではなくて、例えばブドウとか紫芋、プルーンなどの赤紫色の野菜や果物に大変多いと言われております。
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でも、なんでその中でもブルーベリーのほうがいいのかなと言われると、ブルーベリーやビタミンAというビタミンも多く含まれております。
このビタミンなんですけども、目の働きを助けるビタミンとも言われておりまして、これも不足してくると暗いところで物が見えにくくなる、野望症と言われる疾患になると言われます。
このビタミンなんですけども、このビタミンAを多く取っておくことで、これも視力の回復までいかなくても、アントシアニンのように暗いところで見えやすくなるという働きを助けるので、
暗いところでも物をよく見るようにする、よく見るような方ですと、眼性疲労、目の疲れの対策になると言われております。
視力回復は期待できなくても、ブルーベリーを摂取して目の疲れ対策するのは目に当然良いと言われます。
ただし、アントシアニンという暗いところでも物が見えやすくなるような機能なんですけども、これ一時的と言われております。
なので、サプリメントとかこういったアントシアニンが多い食べ物、毎日摂取していないと正直効果はないと言われておりますので、この点はご注意ください。
以上、ブルーベリーが目に良いかどうかを話させていただきました。
そして、ここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント、肌荒れにもビタミンA。
最近、ビタミンAというビタミンサプリが話題になることが大変多いです。
このビタミン、レバーとか卵黄、人参、ほうれん草などに多いと言われるビタミンなんですけども、先ほどまで挙げてきました目の話題でもありましたけども、
暗いところでの目の働きを助けて、疲れ目の対策になるよというそういう働きもあるんですけども、
これ以外にも目や皮膚の粘膜の働きを助けるビタミンと言われております。
目の粘膜の働きを助けるとどうなるのかなと言いますと、粘膜が乾燥してくるとドライアイになってきます。
ドライアイ対策になると言われます。
花粉症の時期になるんですけども、この時期ですと目が乾くと花粉症が悪化させやすいということもありまして、
その対策としても目の粘膜の働きを助けるので、ビタミンA良いんじゃないかということで話題になることもあります。
また、これ目とか皮膚だけではないですけども、根本的に粘膜の働き、粘膜は体の中で菌やウイルスをキャッチするという働きがあるので、
インフルエンザとかコロナ、そういったウイルスとかが入っている時でもウイルスをキャッチできるので、体の中での免疫の働きを助けてくれる。
この粘膜の働きを助けるので、この免疫を上げるのにもビタミンA良いんじゃないかと言われたりしております。
また、皮膚の粘膜の働きを助けるというのもビタミンAあるんですけども、
肌がだんだんボロボロになり、よく古くなったり悪くなったっていう、そういうのがあるとボロボロになるんですけども、
こういった悪くなった角質を排除しやすくすることで、新しく買ったり質の良い角質、そういうのを表に出してくれますよね。
よく肌のターンオーバーですね、その働きを助けてくれるのがビタミンAと言われております。
新しかったり質の良い角質が出てくるので、肌の張りとか保湿力、そういうのも良いので、こういった肌の健康を保つのにもビタミンA良いんじゃないかと言われております。
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乾燥しやすくて花粉なども嫌な時期、肌がよく乾燥するなとか目が乾く方、こういった方はビタミンA試してみるのも良いかもしれません。
今回はこんな感じです。目は大変大事な器官であるので、気にされる方が大変多いです。
今回話した内容はブルーベリー中心でしたけれども、他にも目のことで質問されることは度々あります。
このポッドキャストでも今後目のことで話題に挙げさせていただく機会がまたあるかもしれませんが、気になることがあればいつでもご質問お待ちしております。
随時TwitterやGmailなどでいただければ、何かしらの反応させていただければなと思っております。
それでは今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの施設であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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