哲学に興味を持つきっかけ
今回のノートタイトルは、「哲学を知ると哲学を学びたくなる」です。
今回のノートでは、ちょっと趣向を変えて、哲学について書いてみました。
哲学といっても、もちろん専門家ではないですし、
ちょっと知って面白いなと思うというレベルなんですけれども、
最近特にいろいろな本を買ってみたりしているので、その辺を紹介したいと思います。
最初に哲学に興味を持ち始めたのは、ノートにも書いたんですけれども、
4コマ哲学教室という、本当にくだらないというか、
綾原孝司さんの4コマ漫画と哲学の解説がついているみたいな、そんな本でしたね。
主人公の広瀬という男の人と、豚孝という豚の2人の掛け合いで、
哲学のことが紹介されていたんですけれども、
これが結構面白くて、一番最初に本当に、
広瀬が旅に行って、人生、俺の生きる意味とはなんだ、みたいな。
で、豚孝が出てきて、それは用途上に飼われている豚なんですかね。
俺は飼われるために生きているよ、というのがあって、
広瀬は愕然とするんですけれども、そこで最初に出てきたのが、
価値判断と事実判断という2つの考え方というか、2つの視点というか、
価値判断というのは、結構普通に人間生活しているとよくある、
これが悪いわけじゃなくて、何かがいいよねとか、何かが心地いいよねとか、
これは嫌だよねというものが価値判断であって、
事実判断というのは事実をそのまま受け止める。
いいとか悪いとかという判断をせずに事実をそのまま受け止める。
雨が降ったとか、リンゴが落ちたとかですね。
これがすごく認識をしておくと、非常に意見の食い違いというか、
いろんな整理がしやすくなるなと思って、
これはすごくシンプルだけどすごく分かりやすい定義だったなと思いました。
哲学の用語と理論について
そこからご哲学の用語ですね。
本当に軽い紹介なので、用語を知るというぐらいなんですけれども、
実在主義だとか、演劇法とか、また自生観、死ぬ生きる自生観とか、幸福論、そういったものですとか、
あとは哲学者というと、アリストテレスなんかもちろんなんですけれども、
ニーチェーだとか、そういうのも出てくると紹介されているという感じです。
そこから私は面白いなと思ったのは、
カントの定言名法というのも面白かったなと思いました。
人はよく何々したければ何々せよという形ですね。
例えば、いい生活したいなら頑張って仕事をするとか、
そういう何々したければ何々せよという、
これは仮名法、仮の言葉の命の方法と書いて仮名法と言うそうなんですけれども、
そういった形で何かを規定したりとか意思決定するということが多いと思うんですけれども、
ここではそれに対して定言名法、定める言葉の命の方法という形で、
何かそういった条件がなくても何々すべきみたいな、
そういう方法で記述するというか決めるということがあるよということを言っているということでした。
この話の流れ的にはネタバレなんですけれども、
仮名法と定言名法という対比がすごく興味深かったです。
これもこの辺で構造主義ですとか、そういうことも紹介されていて、
構造主義なんかも最近いろんなところで話を聞くので、
結構個人的にも興味あるところかなというふうに思っています。
これから哲学をもう少し勉強していきたいなと思っていますけれども、
哲学者にもちろんなるというわけではなくて、
哲学を勉強していくとどういう流れで論じているかとか、
どんな理論に依拠して話をしているかみたいなところを整理する癖というか、
そういうことが身につけられるというか考えられる、
逆に言うと理屈っぽくなるということはあるかもしれませんけれども、
そんな考え方ができるんじゃないかなと思って、
これからも楽しみにしていきたいなと思っています。
というわけで、今回のスキマはここまでです。
ではまた。