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今回はですね、哲学というものについて少し考えてみたいなと思います。
哲学っていうと、難しそうだなとか、今の自分には関係なさそうだなとか、
私自身もその哲学ってあんまり関係ないだろうなとか、
ビジネスに関係ないだろうなとか、お金稼げないだろうなとか、そんな印象を持っていたんですけど、
今日はちょっとその哲学っていうことについて少し考えていきたいなというふうに思っています。
まず最初に、哲学っていうのを調べたときに、自分の中でしっくりくる回答が一つあったので、
共有させてもらいたいんですけど、哲学っていうのは要は人生観とか世界観ということですね。
自分がどんな哲学を持っているのかっていうのは、つまり自分がどんな人生観とか世界観を持っているのかということになります。
この人生観とか世界観っていうのは、価値観とほとんど同じようなことかなと思うんですけど、
この観っていう字なんですけど、自分が世の中をどんなふうに見ているのかというものの見方になります。
キャリアを築いていこうと思ったときに、成果を出したりだとか、結果を出したりだとか、
そういったアウトプットを出して積み上げていきたい、そんなふうに皆さん考えていくと思うんですけど、
この成果を出していこうと思うと、行動なくして成果が生まれることはないと。
これは皆さんご存知のことかなと思います。
この行動っていうのはどうやって生まれていくのかということなんですけど、
まずどうしようかという、いわゆるビジネスで言ったら戦略だとか計画だとか、そんな言葉を使いますけど、
考えたことがあって、それを実際に行動にしてみる、そういう流れになっています。
ここまでは普段意識することなんじゃないかなと思うんですけど、
この考え方の土台となっているものの見方、これがすなわち感、価値感だったり世界感だったり人生感だったりということになるんですけど、
その考え方の土台となっているものの見方、これが哲学というふうに言うことができるんじゃないかなと思います。
すごく厄介なことは、自分の考え方っていうのは普段意識している、これを健在意識って言ってですね、
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氷山モデルっていう話でよく表現されますけど、その氷山っていうのは海の中に眠っている大きな部分と海の海面から出ている1割の部分と、
なので今目の前に見えている氷山っていうのは氷山の一角でその海面の下に9割以上の本体というか氷山があるんだよっていうようなことがあるんですけど、
この考え方っていうのは要は自分で意識しているので、どんな戦略でやろうとか、どんな計画でやろうということで自分で自覚している領域なんですけど、
実はこれは自分の物の見方とか考え方の1割でしかなくて、その下には9割、潜在意識と呼ばれる無意識のうちにどんなふうに世界を捉えているのかとか、
どんなふうに自分の人生を捉えているのかとか、何に価値を見出しているのかということを自分が明確な言語化できていなかったとしても自分の中に染み付いている、そういう物の見方があります。
よくお話しさせていただくのが、我々は地球が丸いということを知っているので、地球を一周するとか、そういう旅に出るとか、そういった発想、考え方を持つことができるんですけど、
もし地球が丸いということを知らずに地面に立ってみると、今の地面は平らですよね。平らの延長線上はどこまで行っても平らですよね。
地球が丸いという物の見方がないときには地球を一周しようという考えだとか行動は絶対起きないわけなんですね。
なので、地球が丸いというふうに見ているのか、地球は平らであるというふうに見ているのか、そういう物の見方によって考え方が変わり、考え方によって行動が決まっていくということなので、
哲学というのは難しく考えるものではなくて、自分がどんな人生観を持っているのか、あるいはどんな世界観を持っているのか、あるいはどんな人生観や世界観や価値観を持ちたいのか、これを養っていくのが哲学を学んでいくということになります。
ですので、より豊かなキャリアを築くためにも、自分の人生観、世界観、価値観を養っていくために哲学というものに触れてみていただきたいなと思っています。