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  2. #67 「哲学」って一体何なんだ?
2022-04-08 13:30

#67 「哲学」って一体何なんだ?

私が最近ハマっているニューQラジオの刊行誌「ニューQ」の創刊号を読んでみて、感じたこと、「哲学」とは何か?について。

そして建設コンサルタントや公共事業にとってどんなふうに関連するか。


◉ニューQラジオ
・Spotify
https://open.spotify.com/episode/2XrnvJKl4H8BZx5YSjMz4X?si=151137b6766d409b

・Apple Podcast
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BCq-%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA/id1483945515?i=1000477693855

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(♪)
健康のあれこれの健康のあれです。 よろしくお願いします。
突然ですけど、皆さん、昔こんなこと 疑問に思ったことないですか?
他の人は、どれくらいしんどかったら 学校を休むんだろう?
とか、自分が熱を測って、あんまり熱高くないけど 結構しんどいんだけど、これって休んでいいのかな?みたいな話ですね。
要は、人の感覚と自分の感覚って どんぐらい一致してて、どんぐらい違うのかな?っていう。
あと、私が長年疑問で未だに解決してない問題は、 「うま味ってなんだ?」って話なんですよね。
うま味とね、うま味ってかね、ごめんなさい。 コク。コクがある、コクがないってなんだろうっていう。
なんかわかってる気がしなくもないけど、 本当に自分がわかってるかっていうのを確かめる方法が1個もないですよね。
コクについてって。
1個もないことないのか。コクがあると言われてるものを 順番に食べてきゃわかるのかな?
いや、これのことコクって言ってるんだと思うんだけど、 未だにね、疑問なんですよね。
あの、わかるものもあるような気がするんですけどね。
おいしいパスタとか食べてね。
でも、缶コーヒー飲んでコクがありますって言われても、 わかります?皆さんどうなの?
あれって本当に共通認識取れてるものなんだろうか?
で、この疑問って、要は自分の感覚と人の感覚を直接的に比較することってできないよね みたいな話なんですよね。
で、前回からちょっと私が話題にしてるんですけど、 哲学って結構これに関係してるのかな?なんて思ってて。
依然として私の中では哲学が非常にブームなんですね。
で、前回の半ば続きなんですけど、
哲学ってソクラテスとかアリストテレスとかああいうものを学ぶことも哲学なんでしょうけれども、
どうも一方でこんな呼び方もできて、つまり理性を使って真理を追求すること。
この定義が正しいかどうかわかんないですよ。私はそう捉えてるんです。
哲学っていうのは理性を使って真理を追求するっていう姿勢の名前であって、
学問とかね、学ぶとかっていうよりも、なんか態度みたいなもんだと思ってるんですよ。
で、そんなことなのかなーなんていうことを思っていたところに出会ったのが、
入級ラジオっていうやつで、前回も紹介したけど今回も概要欄に貼ります。入級ラジオっていうのは、
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瀬尾障子っていう会社がやってる哲学系のラジオなんですけど、
堅苦しくないんですよ。
で、その瀬尾障子、瀬尾障子の障子っていうのは、商売の商にこと柄のことと書いて障子ですね。
で、そこがニューQっていう、あの、入級ラジオの入級は、ニューはカタカナで、Qはアルファベットです。
で、その、そこがニューQっていう雑誌を出してるんです。
雑誌って言っても月刊じゃなくて、不定期に更新されていて、
あの、今まで4年間の間に3部発刊されてる。
ニューQ、1号、2号、3号。
で、私はその1号を買って読んでみたんですね。ニューQ、1号。
2018年の秋に出版されてます。
その後これが非常に面白かったんで、私はつい昨日、2号と3号を買いました。
2号は2019年の秋だったかな。
3号は2021年の夏とかでね。そこ2年ぐらい開いてるんですよね。
っていう感じで、このニューQっていう雑誌が面白かったんですけれども、
この中でですね、やっぱりその哲学って何なのかっていう話は、あの、触れられてるんですけど、
ちょっとね、面白いなぁと思った表現は、
えーっと、真理って何なのかっていう部分なんですよね。
で、寺田俊郎さんっていう、上知大学の哲学家の教授、先生にインタビューをしてるんですけど、
その寺田先生が言うにはですね、
「共有できる真偽に関わること」
これが哲学の要素としては大事なんじゃないかなぁっていう表現がありましたですね。
共有できる真偽。真偽っていうのは、真は誠、偽は偽という字を書いて真偽って言いますよね。
で、その、えーっとね、私の理解もそういうことかって思って、
要は真理を追求するっていうその真理って一体何なのかってわかんないわけなんですけど、
でもみんなで理性的に考えた時に、あ、確かにこれは真だね。
あるいはこっちは偽だね。
で、確認し合うプロセスっていうか、確認し合う営みが哲学なのかもなぁって思ったんですよね。
例えば、えーっと、
「りんごよりもものほうが甘いね」っていうのは真か偽かを確かめる方法って難しいですよね。
甘いっていうのは主観だから、りんごの方が甘いと思うっていう人もいるかもしれないし。
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だけど、りんごよりもものほうが果汁に含まれる糖分が多いね、は言えるかもしれないですよね。
平均値取ったりして。いや本当にどっちが多いかなんて知らないんですけどね。
こういう風に数値化すると言えたりするかもしれないし、
っていうことを、例えば「人間は転ぶよね」っていうのもさ、
なんか、ちょっと真か偽か確認しにくいけど、
「人間は転ぶのはなぜか」とかだったら、
ちょっとたどり着いていけるっていうか、進めるかもしれないし。
なんか、みんなで確認し合えるものを、
なんか対話をして、追求してみるっていう、
なんかそういう姿勢が哲学なのかなーって思ってるっていう、
そういう話です。
で、えーと、あとなんだっけな。
あ、そうそうそう。
「真理を求めることが哲学です」
ってことも寺田さんがおっしゃってるんで、やっぱ真理っていうものを気にするってことなんですよね。
で、この雑誌「ニューキュー」が面白いのは、
どこを読んでも結局ね、哲学とは何かってことは、はっきりとは言ってないんですよ。
言ってないんだけど、インタビューの後半に、
どんな質問でも哲学っぽくできるかゲームっていうのをやってて、
例えば「いつ結婚しますか?」っていう質問に対して、
これを哲学っぽくしてみようっていうゲームなんですよ。
で、この寺田先生とインタビューアーの人が、
いろいろ喋りながら、あれなんだけど、
あのね、結局ね、人は未来の自分に対してどこまで責任を取るべきかっていう、
「いつ結婚するの?」っていう質問を哲学っぽく変換してったら、
人は未来の自分に対してどこまで責任を取るべきか、みたいな問いにたどり着いたりしてますね。
あの、あ、現在の自分と未来の自分は同一人物とみなすことができるか、
みたいなことも書いてますね。これ面白いよね。
「無人島に一つだけ持って行くなら何にしますか?」っていう問いも哲学的にしてますね。
んー…
あ、でもこれはちょっとあんまりいい哲学的問いにたどり着いてないな。
「明日天気いいかな?」とかなんかそういうのとかね。
「サンタさんのこと何歳まで信じてた?」とかね。
そういうのを哲学的な問いに変換していくゲームっていうのをやっていて、面白いですね。
という、NewQという雑誌、おすすめです。
で、あの、私がなんでこれに興味を持ってるかっていうと、あの…
合意形成。
合意形成って公共事業の中ですごい大事じゃないですか。
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健康の中でも、私は設計を専門的にやっている人間なんで、あんまりそういうシーンに携わらないんですけど、
あの、都市計画とか、交通計画とか、計画系の仕事を専門にやっている健康の人なんかは、
地元の住んでる人との合意形成、あと環境系の人もそうかな。
あの、住民の方々、住んでる人との合意形成の場に携わることってあると思うんですよ。
で、まあそういう仕事で携わる部分もあるし、あるいはチーム。
これは分野関係なく私たち、私もチームで仕事してますけど、チーム間とかチーム内の合意形成を取る時に、
主観と客観って両方必要だと思ってて、でも大事なことは分けて会話をすることってすごく大事だなって思うんですよ。
主観を大切にしつつ、でも僕たちチームの目指すところを改めて考えるとこうだよねとか、
なんかね、その、あの営みそのものはちょっと哲学と離れちゃうかもしれないんですけどね。
でも主観と客観っていうのを意識するっていうのが大事だなぁと思って。
住民参加のその合意形成とか、なんかそういう場所にこの入級の人たちも関わることがあるみたいなことをラジオでちらっと言ってましたけど、
結局ね、本気で哲学っぽいアプローチを取ると、マチとは何かとかね、なんかそういう話になっちゃったりする時もあるらしいんですけど。
でもそれでも面白いですよね。そこを改めて捉えていくことによって、
理性的な合意形成ってのがあるかもしれないし、少なくとも僕は反対です、僕は賛成ですっていう人が、
賛成と反対の気持ちだけを取り交わし合っているだけではたどり着けない場所に、
あの、この街って何なのかとかね、なんかそういういわゆるメタ視点みたいなところに立ってみると、
結局主張は違うし気持ちは分かり合えたわけじゃないけど、なんか違う視点で、
うんと同じ景色見れたねっていうことはできるかもしれないなぁって思って、
で、あとね、新技術開発とかね、最近やっぱりどうですかね、最近じゃないのかな、コンサルの中でも新しい領域を拡張していこうみたいな動きを、
戦略をとっている企業も多い感じがして、だけど新しい領域を目指すときってすごく難しくって、
何すればいいのか答えがないんでですね、その時に答えを見つけることを目指すだけでなく、
上手に問いを立てるっていうことがやっぱ大事な気がして、そもそも何なんだっけっていうことを根気よく考えないと、
なんか新しいものって結局生み出せないような気がするんですよね、なんか3d を使いましょうとか、
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ai を使いましょうとか、我々のこういう技術をこっちに活かしてみましょうとかって、
それはいいんですけど、大切なことだと思うんですけど、なんか本当に新しいことをするときって、
もっとね、ちゃんと問うっていうところからスタートをしないと、今僕たちにはこんな優位性があってこんな技術を持ってます、
さあ何できるかなって言う話だけではたどり着けない気がしていて、
あの暮らしって何なんだろうとか、豊かさって何なんだろうとか、
幸せって何なんだろうとか、で究極私たちはその公共事業に限らず、公共事業じゃなくてもいいです、
健康っていう立場から誰かを豊かにしたり、誰かを幸せにしたい、
その幸せって何なんだっけ、でいくつか答えがあるんだとしたら、そのうちのどれだったら私たちは効果的に
アプローチできるのかなとか、なんかそういうことを考えるときにこの哲学的視点って大事なんじゃないかなって思っていて、
非常に興味を持っています。皆さんも入級ラジオを聞いてみてください。
はい以上です。ありがとうございました。
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