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「健康のアレコレ」の健康のアレです。よろしくお願い致します。
証拠にもなく哲学の話なんですけど、多分ちょっと3本連続でこれをアップするとみんな飽きちゃうと思うんで、いくつか別の話を挟んだ後にこれをアップしようと今の時点では思ってるんですけど、
あのちょっとね前回話し忘れちゃったことがあって「する哲学」っていう言葉がこの「New Q」っていう雑誌に出てくるんですよ。
「する哲学」「する哲学」って何かっていうと、あの
哲学ってよく言われるソクラテスとかアリストテレスとかプラトンとかね、なんかなんだ
ヘーゲルとかなんか、なんかそういうやつ。ああいうのを学ぶ哲学とは違って日常であったり
暮らしの中で哲学的に考えてみるっていうのを「する哲学」って言えるんじゃないかみたいな、なんかそんな話が出てくるんですよね。
でそれ面白いなぁと思って前回の話でもちらって言いましたけど、
「コク」ってみんな何のことを呼んでるんだろうとかね、味のね「コク」がありますねこのパスタはとかスープは「コク」があるとかいう
「コク」ってどのこと言ってんだろうって確かめられないじゃないですか。その人の感覚と自分の感覚ってなんか何なんだみたいな。
とかそういう日常の中でふと疑問に思うことをなんか考えるみたいなこととかなんかうまく言えないんですけど哲学的に考えてみる。
「待ち」とは何かとかね「働く」とは何かとかねそういうのを考えてみることを「する哲学」と。
でそれをやる時に、えーっとなんか
難しい哲学書、哲学のいろはを「リト・ゲンシュタイン」とかね、知ってなきゃいけないっていうことはなくて
哲学的な考え方で自由に考えていいじゃんっていう、哲学って難しくないじゃん。
いつもみんななんか疑問を思うことあるじゃん。それをみんなで話してみればいいじゃんっていうそれを哲学する、哲学っていうことなんだろうと私は思ってるんですけど。
で、えっとですね哲学対話っていうのがどうも2、3年前ぐらいから流行り始めてるらしいんですよ。
哲学カフェともいいらしいんですけど、今私が言ったみたいななんとなく疑問に思うこととか、あるいはなんとなくじゃなくて真面目に疑問に思うことでもいいんですけど
問いを立ててみんなで意見を話してみる。あるいは、問いを一度立てた問いに対してその問いを深めてみたり、あるいはその問いをきっかけとしてもっと本当に問いたかった問いにたどり着いてみるとか、とにかくそういう感じのことを
あの哲学対話っていうことでなんかイベントとか開催されているらしいです。で、前回紹介した「New Q」っていう雑誌に哲学対話の始め方
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っていうのが書いてあるので、ちょっと簡単に紹介してみたいと思います。 ファシリテーター、進行役の人が一人いて、参加者は10人前後がいいみたいです。
それで、問いっていうものを立ててみんなでこう意見を言い合う、思いを言い合う、あるいは問いについて考えてみるっていうことらしいんですけど
どんなふうに話すかっていうことについて4つのね コツが紹介されてるんですけど、それをねちょっと紹介したいと思います。
ここでルールって書いてますね。哲学対話のルール。 ルールっていうぐらい厳しいものなのかな?でもそうなんでしょうね。
一つね、自分の言葉で理由を探して話すっていうのが大事だそうです。 ここはもうねいいですよね。
ニーチェはこう言ってましたとか、サルトルはこう言ってましたとかいうふうに誰かの言葉を引用するんじゃなくて、自分の言葉で自分が思う理由を見つけて、それで話すっていうのが大事ですよってのがまずこの哲学対話する哲学の大事な部分なんですって。
これいいですよね。だからさ、お前わかってねーなーみたいな、ニーチェ読んでから来いよって言われないってことです。やめようよそういうのっていう。
自分の言葉で話し合おうよっていう。いいですよね。 2つ目、わからないことにはわからないと言うっていうふうに書いてありますね。
哲学の時には、わかったふりして進んでしまうといかんのやということみたいですね。誰かがわからない、誰かがわかっているってことはこの話はわかっている人とわかってない人がいるっていうことの発見も大事だっていう。
そういうことですかね。あるいは言葉の選び方でこうだったら通じるけどこうだと通じないっていうものも、わからない人がいて初めて発見できることだとか、そういう意味なんじゃないかと思いますね。
という感じ。3つ目、一つ一つの意見に執着してとことん吟味する。
ということで、この3つ目もね、結構なんていうか、面白いです。
「あ、今日はいろんな人の意見聞けましたね。よかったですね」とか、あと「この辺のポイントについてはやっぱり人それぞれですよね」って言って終わってしまっては哲学じゃないんだそうです。
哲学は、なぜ意見が相違するのかとか、この違っている意見の理由は何なのかとか、その中でも共通するエッセンスはあるのかないのかとか、本当にそうなのかとか、
とにかくね、そこを突っ込んでいって、前回から言ってますが、理性を使ってみんなで「じゃあ、じゃあ、何なんだろう」っていうのを一生懸命探求するっていうのが面白いポイントらしくて、
意見を言い合って「あ、いろんな意見がありました。終わり」って言うんだったら面白くないよっていうことですね。
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この辺なんかはビジネススタイルでも生きてくることもありそうだなぁみたいな気もするんですよね。
なんか「ここは多様ですね」で終わったら意思決定できなかったり、合意形成できなかったりする部分も「僕たち意見ずれてるよね」って「じゃあ、保留にしようか」みたいにならないで、
でもどうするって、何が一番いいのかなって、もう一歩突き詰めて考えなきゃいけない時って、意思や判断する時には必要だったりする気がして、
このなんか哲学的態度って、なんかそういう面でもなんか、生きたりするんじゃないかななんてことを思っていますね。
あ、4つ目の話も言っちゃった。4つ目のルール「人それぞれはなし」。
だから今言った通りですね。人それぞれですよね、この辺はって言うんじゃなくて、
あの、ということは何なんだろうっていう、
なんか共有できるもの、共有できる部分、共有できるエッセンスどっかにあるんじゃないかって言って話し続けるっていうのが哲学対話のポイントなんだそうです。
ということで、今日は「入級1号」。
2018年オータム、秋に公開された雑誌です。
「入級新しい問いを考える哲学カルチャーマガジン」。
「入級新しい問い号」に掲載されている哲学対話の始め方から、
哲学対話のやり方、コツを4つ紹介いたしました。
あ、振り返るかとりあえず。
1、自分の言葉で理由を探して話す。
2、わからないことにはわからないと言う。
3、一つ一つの意見に執着してとことん吟味する。
4、人それぞれっていうのは無し。
という4つのルールをご紹介いたしました。
ということで、最後まで聞いていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました