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2023-10-06 18:08

第45回 「確定拠出年金」は社員の自立性を育てる!?

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/kuno_q/

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こんにちは、遠藤克樹です。久野勝也の「労務の未来」 久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、今日は前回もお伝えしましたが、
確定拠出年金をちょっとご説明というか 紹介していきたいなと思っていますので、いきましょう。
ということで、改めて確定拠出年金って何? ってところからがいいんですかね。
はい。確定拠出年金っていうのは、 種類がいろいろあるんですけど、
僕らがお勧めしてるのは、 選択性の確定拠出年金でいいまして、
従業員の方にお給料から、 労働のためにですね。
イデコの企業版なんですけど、 お勧めしてるのが、
労働の資金を貯めるための施策でですね、
例えば、労働に1万円ずつ毎月積み立てて とかって形するんだけど、
例えばこれをですね、現金で毎月1万円ずつ お金を貯金しておこうと思うと、
お給料がたぶん25万円だとすると、 25万から社会保険所得税、住民税引かれて、
傷だらけの1万円をみんな貯金するわけじゃないですか。
そうですね。
なかなかお金で貯まっていかないじゃないですか。
この確定拠出年金を使うとですね、 やりたい人だけでOKなんですけど、
私1万円お給料なきゃ1万円貯金したいよ という風になれば、
25万円からお給料計算の前に1万円引くんですよ。
ほうほうほう。
つまり25万円から1万円を避けて、
24万円で社会保険所得税、住民税をかける。
あ、じゃあ社保も結局そういったものも 安くなるということですね。
そうですね。対象外になるっていうのは 正しい表現かなと思うんですけど、
1万円が何も税金がかかってない状態で残るんで、
ただこれは税制上はもちろん税金かかってないんですけど、
60歳とか65歳とかっていうところで、
会社が決めた年齢以降にしか お金を下ろせなくなっちゃうんですけど、
ただそれを自分で、ここが一番ポイントなんですよ。
自分で運用して増やすっていう制度なんです。
それがうちの会社でも今やってて、お金が増えてて、
社員もすごく喜んでるというようなところです。
これって今までは結構大企業が401Kとかって流行って、
ぐわっと大体皆さん制度を持っててってやつが、
今ここに来て中小企業も入れるような仕組みができてきたっていうか、
くの先生たちが作ってるっていうのもあるんでしょうけど、
そういう流れなんですかね。
もうまさにそうですね。
やっぱり大企業はすごいなと思うのは、会社の方で掛け金を掛けてあげて、
それで従業員どんどん掛けれる金額を増やしてあげてると思うんですけど、
中小の場合は会社さんが従業員に掛けてあげるケースもありますし、
従業員のお給料の一部からやるっていうケースも多いのかなっていうふうに思うんですけど、
ただ一番始めやすいのは従業員の給料が自分のお金からにはなりますけど、
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その一部を積むっていう方がスタートがしやすいところもありまして、
なるほど。
この制度を始めたっていうところですね。
いでこみたいにお給料をもらった自分の給与の中から、
全部引かれたものから運用するっていうよりも、
その給与をもらう前のタイミングで拠出金掛ける金額を決めて運用できると。
そうですね。
これってどこからどうやって話しましょうかっていうのはあるんですけど、
背景としてはこの制度が今結構広がってってるじゃないですか。
大人気と言いますか。
周りでもかなり皆さん確定給出の年金の制度入れ始めてるなっていう傾向を感じるんですけど、
経営者の方々が会社に対して。
どういう背景なんですか。
やはり国家施策かなと思っておりまして、
私は公的年金全く否定しなくて、
国民年金も厚生年金も間違いなくもらえると思ってますし、
金額が減るようなこともそんなにないかなと思ってるんですが、
ただ一つあるのが、現実的に考えると長く働いてって国が進めてるので、
受給年齢が遅れていく可能性っていうのは否定ができないかなと思うんですよね。
あとは言うぐらいのこともあるので、
老後の資金がとはいえなかなか厳しいよねってところで、
日本人でそういったところって貯蓄とかでやってきたんですけど、
それもやりつつも、
もう一個は自分で資産運用し増やすってことも大事だよねっていうところで、
老後の資金対策ってところに国が、
普通に考えると税金とか安くなりながら貯められるわけなので、
そういった施策の中でカフテルクロス連携っていうのをやるって決めてですね、
普及させてるってところで、国家の施策にかなり乗っかった制度なのかなというふうに思います。
なるほど。そんな中でちょっと分かりやすいところで、
大体どうお得なのか、金額的に差が開くのかみたいな話で一番分かりやすいかなと思うんですけど、
その辺りお話できますか。
はい、大丈夫です。
まず、どっからやるのが一番いいのか分からないけど、
25万円例えばやりますと、25万円の給料がありますってところから、
1万円自分の給料でやりますよと、
手取り24万円になるじゃないですか。給料計算の額が24万円になって、
24万円で社会保険所得税10ミリで計算するので、
1万円がまず税金とか社会保険費用かからずにお金が避けられたってところがまず一つ目のメリットですね。
金額は今1万円って言いましたけど、3000円から5万5000円っていう話になります。
上下も決まってるんですね。
特に所得の高い人ってより税効果が出やすいんですけど、
5万5000円仮に、高額所得者であれば税金半分ぐらい取られるわけじゃないですか。
でもそれが無税であるわけなんで、
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税金が安くなるというイメージが湧くと思うんですね。
今日はここは少し軽めに行きますけど、
1万円のところでもう1個ポイントがありまして、
1万円を運用するってさっき話したと思うんですね。
運用して、例えば年間12万円貯まりましたと。
これが10年あれば120万円だとしますよね。
これがうまく回って20万円儲かりましたっていう話になると、
普通、株とかで運用すると分離課税で20%取られるんですよ、税金。
この税金も20%はかからないんです。
運用益に対して非課税ってことですね。
非課税。同じような商品だと2位差があると思うんですけど、2位差と一緒です。
もう1個は受け取りの時に、日本の税制ってですね、
就寝雇用を前提にしているので、
後ろにずらせばずらすほど税金が安くなる仕組みがありまして、
受け取りの時に2種類の受け取り方法がありまして、
一括でもらうと退職所得控除っていう税金の控除が使えますし、
分割で5年から20年で分割することもできるんですね。
そうすると公的年金控除っていうのは使えるんで。
それぞれやり方に対して控除の制度があるんですね。
そうですね。
ここが一番のメリットかなと思うんですけど、
ただちょっとここでどうしても伝えたいなってことがありまして、
なぜこんなに一生懸命核提供宣言やってるかっていうと。
なかなか今は個人の時代とも言われてまして、
よく若い子からすると会社に働いてるんだけど、
ずっとこの会社が持つとも思ってないし、
どっかで転職するって思ってる人も多いと思うんですよね。
なんでそんなことになってるかって、
やっぱり企業も従業員のこと最後まで面倒見切れなくなってきてるっていう、
弱さというか変化の激しさっていうのもあると思うんですけど。
企業は企業で。
そうなんですよ。
なので個人で強く自分で生きていかなきゃいけない時代っていうのが来てますんで、
だからこの制度を従業員に始めるんですよ。
始めるとさっきの話した1万円を、
これは提供金にかけることもできるんですけど、
投資進捗ですね、主に。
それで資産運用してもらわなきゃいけないんですけど、
資産運用のやり方を従業員に覚えてもらうってことが、
これが最大のこの制度のいいかなと思っておりまして。
教育、運用するとか自分の資金を考えるという教育という観点においてってことですか。
そうですね。
自立を促すと。
お金のことが不安がなくなれば、
仕事でもさらに集中できると思うんですよね。
しかもインフレ来てるので、単純に口座に置いておけば、
どんどん資産価値が下がっていっちゃうので、
インフレに合わせて資産を増やしていく必要があるので、
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そういった不安から解消することによって、
より目の前の仕事に一生懸命頑張ってもらうみたいな。
そういう観点で、こういう制度を中小企業は入れて、
従業員にその資産運用の大切さっていうのを教えていくっていうのが、
すごい大事なんじゃないかなと思って、
今一生懸命やってるって感じですね。
なるほどですね。
ちょっといくつか質問があるんですが、
これ受け取るときに退職所得控除と、
公的年金控除があるとは言ったものの、
ここは税金かかるわけですよね。
控除があるだけで。
そうですね、はい。
本来だと所得税を払うのかな。
給与でそのまま1万円で貯めてってるときには、
所得税がかかってきてる。
ものをかからずにプールしたけど、
もらうときには結局税金かかる。
それはちゃんと所得税とのバランスでいくと、
控除も踏まえてメリットあるっていうことっていう認識でいいんですか。
そうですね、退職所得控除は非常に大きいので、
一般のサラリーマンだとほとんど税金が、
非常にかかりづらいところにはなると。
ほぼ内蔵ぐらいの控除金額があるってことですね。
中小企業の場合は特に税金が、
ちょっと今日細かい数字は出さないんですけど、
大企業はやっぱり退職金大きいじゃないですか。
私も中小企業見てると、
1千万ぐらい退職金ありますって書いてあんまり見ないんです。
だから大きく退職所得退職金をもらわない限りは、
そんなに税金がかからないかなというふうに思ってます。
控除額ってざっくりいくらなんですか。
退職所得控除は20年以下だと、
40万円かける金属年数かな。
仮に20年とか測ると800万円。
20年越えてくると800万円プラス、
70万円かける年数だったと思うんです。
算式があるんで調べていただいて。
でも結構確かに幅があるんで、
かなりかからずに済むっていうのもあるってことか。
そうなんです。年間40万円の控除額があるわけなんで、
3万円、4万円やらない限りは、
そんなに税金の対象になってこないっていうのがイメージがあると思うんで。
5万円でいくと60万円で20年で1200万円。
400万円分ぐらいが対象になる。そんな感じか。
でも従業員でそこまでやらないと思うので、
1万円前だったら税金かからないと思うんで。
それで税金って安くなるなってイメージは、
所得税よりは絶対安いですから、
イメージは湧くかなと思うんですけど。
なるほど。ということですね。
あと何か観点ありますかね。
あとはね、福利計算。これポイントかなと思いまして。
資産運用って。
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シャロー氏の話じゃないですね、これ。
シャロー氏の話じゃないですかね。
例えば1万円で毎月。
金利の話しましょうか。金利ってよく金利使い金利使いって言うじゃないですか。
72の法則って知ってますか。
72の法則。
何ですかね。
72の法則って資産が倍になるまでの速度って言われてまして。
100万円ありますと。100万円ありまして金利10%で回すとですね。
72割10やると7.2って出てるじゃないですか。
7.2年経つと100万円が200万円になる。
だから72で金利が7%だとですね。
10っていくつになると思うんですけど。
10年で金利7%で100万円が200万円になる。
そういう法則が。
要は金利の力ってすごいよっていうことなんですけど。
確定価値転金って例えば毎月1万円を30歳までコツコツ積み立てると普通。
1万円を30年貯めると。
360万。
これが仮に5%で金利回るとですね。
832万円になるんです。
2.何倍?
すごくないですか。
だからこの力を知るっていうのは大事で。
しかも別に何もしないですもんね。
そうなんですよ。
リスクはあります。資産。
自分でどういう押し選択を選ぶかっていうのがいるんですけど。
そこは勉強してもらって。
もう一個ありまして。
そんなに増えるのかとお前は怪しいぞというふうに思うかもしれない。
お前は怪しいぞと。
日経新聞のこれ。
去年に出てた記事なんかでも企業型の額提供選挙にやってる人の利回りの平均っていうのが。
何%?
1%ぐらいの人いるんですけど。
ほぼ元本確保型に入れてる人。
提供金に入れてる人はそれぐらいになっちゃってるんですけど。
実際に運用してる人ってボリュームゾーンでいくと6%から10%ぐらいで回ってるってデータ出てるんですよ。
10%ってなかなかですね。
そうなんですよ。10%以上で回ってる人もいますし、少なくても1%以上ぐらいで回ってるっていうデータが出てる。
もちろんこれは投資の話なんで、専門の方に聞いて始めた方がいいと思うんですけど。
みんな2、3%とかでは増えてるっていう形で考えると。
なるほど。
普通に360万貯金してるよりは3%だと360万で30年が583万円ぐらいになるんで。
それだけで勉強をしてちょっとリスクも取るんだけど、実際にやってみると普通に貯めとくよりも230万増やせる可能性が出てくるんで。
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なるほど。
この経験を得るってことがすごい大事で。
そうすると来年から新しい認査とかも始まるんで。
そうすると働いた感覚って変わるじゃないですか。
確かに。
老後の不安っていうのは解消できるので、こういったところを社員に教えるっていうのはすごい大事なんだろうなっていうのが1つポイントかなと。
ということですね。
ちょっと熱くなって喋りすぎてましたけどね。
ざっくり大枠をお伝えする回なので、ちょっと一旦この辺りではとは思いますが、
まず加入をしたいっていう経営者の方は導入をするための設計を東海さんとやり取りしていくけど、
社員さんがっていう場合には社長ちょっと加入してくれっていう必要があるんですかね。
そうですね。まず会社がやるって決めてくれないといけないので選択的な選挙に関しては、
なんで社長の経営者の方にセミナーとかでちょっと一回説明聞いてもらって、
生徒がスタートすればこの従業員説明会とか動画とかもあるので、それ見て従業員の方が加入するみたいな、
こういう流れになると思いますけど。
ということですね。一つの福利構成の充実みたいな観点でも多分メリットもあるでしょうし、
いろんな観点があると思いますので。
これ興味ある方はもちろん問い合わせっていうのは一つ分かりやすいと思うんですが、
セミナーみたいなのもあるんですか。
はい。うちのグループ会社で日本企業型確定業スネーキングセンターという会社がありまして、
そこで毎月セミナーやっておりますので、ぜひセミナーに参加してもらえると。
制度の概要はすごい分かりやすいと思います。
今の話のね、もっとかなり具体的なシミュレーションだったり、
いろんな話をしてくださると思いますので、そちらから行っていただければいいと思いますが、
それどうやって調べるといいんですか。
日本企業型確定業スネーキングセンターの。
一番上に出てましたよ。
はい。そこのセミナーのページがありますので。
なるほど。入っていただくとすぐに分かる感じのサイトが立ち上がりましたので、
そちらからね、セミナーを見ていただいて。
はい、みんな参加ちょっとしていただくと。
本当に周り最近加入増えていらっしゃるんでね、皆さん。
あの結構、なんとなくなんなんですかね。
なんか怪しいなっていう空気感が出るこの確定業スネーキング制度ですが、
決してそんなことがないということなので、ぜひちょっと注目していただきたいなと思います。
またタイミングタイミングでやりたいと思います。
質問等々ありましたら、ぜひお寄せいただけたらと思います。
何かありますか?
そうですね、すごくいい制度だなというふうに思っているのと、
従業員が自分で自立してお金貯めれるようになるっていうのは、
すっごいこれからの時代大事だなと思うので、
ぜひ経営者の方に話し聞いてほしいなと思いますので、よろしくお願いします。
怪しいものではありませんということで終わりたいなと思います。
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河野先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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