才、凡人の非凡な才能を把握する。この番組は、才能という概念を大定義し、個人、チーム、そして組織にとっての才能の生かし方を楽しく発信していく番組です。
おだしょー こんにちは、パーソナリティーを務めます、株式会社TALENT代表のタカチンこと佐野隆です。
野村 同じくパーソナリティーを務めます、音声プロデューサーの野村貴文です。
野村 ポッドキャスト才第30回です。よろしくお願いします。
おだしょー よろしくお願いします。
野村 記念すべき。記念すべきなのかわからないですけど、30回到達しましたね。
おだしょー そうですね。あっという間に30回になりましたね。
野村 あっという間に。これも一重に聞いてくださっているリスナーさんのおかげです。ありがとうございます。
おだしょー ありがとうございます。
おだしょー 前回のお話が、才能キャリア編の練習アップ、キャリアアップの方法がわからないというテーマだったんですけど、
おだしょー これなんか話していいと思ったのは、やっぱり長期的に捉えることの大切さというか、
おだしょー その時々ごとの練習の触れ幅っていうのを気にしすぎないっていう一つの心構えが必要なんだなって思いました。
おだしょー そうですよね。そして野村さんが最後におっしゃっていた掛け算の話もそうだなって思いまして、そういったことが練習アップにつながるんだなっていうところも学びでしたね。
野村 はい。最後にちょっとメッセージせがいことは言えてよかったなと思いましたけど。
おだしょー 言い方です。
野村 では今日のテーマをいただいてもいいですか。
おだしょー はい。本日のテーマは、同期や同僚の成績と比べてしまうという悩みのテーマです。
野村 はい。同期や同僚の成績と比べてしまうね。
おだしょー これよくあるテーマだと思うんですよね。
おだしょー そうですね。結構その多かれ少なかれ皆さん心当たりあるんじゃないかなと思いまして、個人差はあると思うんですよ。
なんかこうめっちゃ比べてしまう人もいれば、そんなに気にはならないけどちょっと意識するみたいなタイプの人もいると思うんですけど、これね、何でしょうね。
おだしょー 野村さんでもあったりします?野村さんなさそうだなと思ってこのテーマは。
野村 私はですね、同期とか同僚は多分そんなにない、少ない方だとは思うんですけど、でも業界のトップランナーとすごい勝手ながら自分を比べてしまうことっていうのはあって。
おだしょー すごい例えばなんですけど、20代の頃編集者としてやり始めたばっかりの頃だったとすると、何ならもうその時から20代で割と世の中に出てきている論客の人とか制作者の人とかっていうのもいたわけなんですよ。
会社にもいなかったですよ。同じ会社にもいなかったんだけど、世の中にはいたわけなんですよね。
そうすると、なんかあの人最近出てきてるなぁみたいなふうにちょっと意識してしまうみたいなことがあったりとか。
あとどうでしょうね。前職のニュースピックス時代もやっぱり同じように自分と同じような年齢で、もっともっとマーケットで活躍している人もいたりしたんで、そういう人に気になったりとか。
あとはそのちょっと上の先輩、自分よりも年上の人が今の自分の年齢の時に何をしていたかっていうのは結構気にしてしまっていたことがあって。
そうなんですよ。
これ才能の観点で言うと、そもそも人と比べてもしょうがないって僕は思っちゃってる方なんですけど、
人の才能と比べて同じ才能を持ってる人は比較的ジェラシーみたいなのが生まれてきたりとか、なんで自分よりちょっとできるんだろうって思っちゃったりすると思うんですけど、
一部で見るとそうだと思うんですけど、全体感で見て自分の掛け算の得意技みたいなのを見ていくと結構差別化できるんじゃないかなってシンプルに思っていまして、
こういうプロセスを経て自分は成果を出しやすいみたいなのを掴んでいれば、それがすごい差別化になってあんまり比べる必要がなくなってくるという。
正直誰でもどんな人にも勝ち負けじゃないですけど、勝っちゃうんですよね。
負けちゃうのって一部の強みだけで勝負をかけようとしてるからかなってシンプルに思ってるんで、
例えばクライアントと交渉して契約に持っていくまでのプロセスを自分なりのプロセスを磨いちゃえば、誰かと比較する必要ないかなって思ってて、
これ僕のやり方でなのかもしれないんですけど、他の人と違うやり方で成果を出すっていうのをいつも考えちゃうんですよね。
そうすると自分の土俵に持っていけるんで、比較されないんですよ。
プロセスが違いすぎて、結果だけ比較されるって感じですね。
それは本当に思いますよ。スポーツと違ってビジネスの世界って何を結果とするのかですら結構多様なことができると思うんですよね。
分かんないですけど、単純な例えば営業部にいて営業成績みたいなのがあったとしても、だとしても受注した金額は同僚のあの人にかなわないかもしれない。
ただ一方で、分かんないですけど、その担当者にすごい深く信頼されて、移動した後もその人と繋がってるみたいな、そういう別のルールっていうのも全然あるなと思っていて。
そうすると自分はそういういろんなことを合わせて、今の自分として価値が出してるんだみたいなふうに言えると思うんですよね。
これが例えば勝ち負けが決まっているスポーツだと、そこで勝った負けたっていう話になるんで、なかなかそういうふうに別軸って立てづらいんですけど、
ビジネスの世界は無数に別の軸が立てれるから、ある点においては及んでなくても、合わせ技でこういう価値が自分として出してるんだったらいいやっていうふうに思えますよ。
そうなんですよね。明確なゴールがあんまりないから楽なんでしょうね、ビジネスって。
自分なりに設定して。
スポーツは厳しい。
そうそう、スポーツは厳しいんですよね、やっぱり。だって多分、分かんないですけど、オリンピックで表彰台立てるのは3人だけなんですよね。
間違いない。
そうなんですよ。だし、例えば2チームが戦ったら勝利するのは1チームだけなんで、それはそういうふうなんですけど、ビジネスの世界はもっと多様だなっていうところ。
あとさっきのキャラが被ってるっていう問題も、これもですね、最近なんかやっと自分の中で消化できたんですけど、例えば家族でもいいし親しい友人でもいいんですけど、結構あの人のことを自分は意識してるんだよねーみたいなことをポロッと言うと、
どんな反応が返ってくるかっていうと、「え?全然違うじゃん!」っていうふうな反応が返ってくることが結構多いんですよ。
そうですね。
すげえなとしか思わないじゃないですか。
将棋の藤井壮太さんも多分そうだと思うんですよ。あの人が将棋界を制覇したことに対して、あの人も多分何億円と稼いでると思うんですけど、嫉妬するかって言ったら全く嫉妬しないと思うんですよね。
で、ついつい比べてしまう人っていうのは、なんとなく自分とカテゴリーが一緒だからと自分が思い込んでいるから、ついつい比べてしまうってことなのかなと思っていて。
ただ、実はそんなふうに比べる対象だと思ってるのは自分だけで、実際のところは客観的に見たら、いやあなたたちはもう別のフィールドで戦ってるんで、比べる対象じゃないですよってことの方がほとんど。
だからそういうメカニズムなのかもしれないですね、ひょっとしたら。
そうでしょうね、多分おっしゃる通りだと思いますね。なんかあとこれちょっとまた対策を思いついちゃったんですけど、ビジョンを明確にするっていうのがいいのかなってシンプルに思います。
はいはいはい、ビジョンね。
そのビジョンが違ったら、青谷選手は海外で活躍するってビジョンがあるかもしれませんけど、日本の中で活躍するってビジョン持ってたらもう野球選手同士は別にジェラシーも何もないじゃないですか。
そうですね、確かに。
結局自分のその目指す先みたいなところが一番重要だろうなって。だからあの才能のビジョンの回ありましたけど、あの辺が多分やってる人たちってのは比較してないんじゃないかなと思います。
確かに、いいですね。才の過去の回と繋がりましたね、今日の話。
そうですね、なんか繋げちゃった感じでしたけど、繋がりましたね。
いやいやいや、いいですよ、繋がりました繋がりました。
なので自分のビジョンを明確にして、そこで自分の才能を生かすことを考えながら、人と違うっていうことを認識するっていう、全然人と自分は違うんだよねってことを認識するっていうのが今日の学びというか、新しい発見だったかなと感じました。
ということで本日のテーマは同期や同僚の成績と比べてしまうということでしたけど、野村さんいかがでしたでしょうか。
野村 今日結構個人的にも発見が多くて、比べてしまうってどういう思考回路というか、どういうマインドセットの下で起きるんだろうなっていうことに気づけた回でしたね。
やっぱり目標が似てるというか、だからあれですね、比べてしまうってことは相手の目標にいつの間にか囚われていて、それを回避するためには自分なりのビジョンっていうのを作っていく。
そうすると、そもそも今まで比べていた相手っていうのは別の山を目指している別の種類の人ですよねっていうふうに捉えられるってことですね。
そういうことですね。すごいめちゃくちゃ綺麗なまとめですね。
いやでもね、すごい納得がいきました。
今回は抽象的じゃなくていいまとまり方だったなと思うんですけど。
そうですね。
比べなくていいよってことですよね。
そうですね。比べなくていい。
比べてしまうんでしょうけど、比べない方法がさっきお伝えした内容かもしれないってことですね。
そういうことですね。ではでは、続きは次回いきたいと思います。
はい、凡人のひぼんな才能を科学する。ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。