サイ・凡人の非凡な才能を科学する。この番組は、才能という概念を再定義し、個人、チーム、そして組織にとっての才能の生かし方を楽しく発信していく番組です。
タカチン・こんにちは。パーソナリティを務めます株式会社TALENT代表のタカチンこと佐野隆です。
ノムラ・同じくパーソナリティを務めます音声プロデューサーのノムラ・タカフミです。
ノムラ・ポッドキャスト才第36回です。よろしくお願いします。
タカチン・よろしくお願いします。
タカチン・才能キャリア編が続いておりまして、前回は自分の市場価値がよくわからないというお話でしたね。
ノムラ・はい。面白かったですね。市場を変えるとか、自分の市場を理解するとか、自覚的になるとか、結構大事なテーマがたくさんここに眠ってたなと思ってまして。
タカチン・そうですね。実は凝縮されてましたね。
ノムラ・凝縮されてました。なんか、もはや自分の市場価値がわかっていれば、キャリアに悩むことが結構あまりないかもしれないなと思いました。
タカチン・そうですね。結局何だろうな、人間が苦しくなる時って他にオプションがない時だと思うんですよ。
ノムラ・そうですよね。
タカチン・これをやらないといけない、逃げ場がないという時に人間は苦しくなっていくんですけど、自分の市場価値がわかっていると、最悪ダメだったらこれくらいの仕事がここにあるしな、みたいな心の余裕に繋がりますよね。
ノムラ・なります。やっぱり生命が脅かされますからね、オプションがないっていう。
タカチン・そうそうそう。そうなんですよ。目の前にいるこの人からへそを曲げられたら、自分の生命の危機ってなると辛いですもんね。
ノムラ・そうですね。人間の本能が急にシャットダウンするというか、恐怖を感じるんで。
タカチン・そんな感じなんでしょうね。では、今回第36回は何のテーマでいきますか?
ノムラ・本日は、独立を考えているが経済的な安定が不安というテーマですね。
タカチン・うーん、これはね、ちょっと20分で収まるかわかんないぐらい喋りたいこといっぱいあるテーマなんですけど。
ノムラ・僕も喋りたいことがいっぱいあるんで。
タカチン・ですよね。これはお互いそうですよね。
ノムラ・喋り作りしましょう。
タカチン・はい。
タカチン・どうですか?ノムラさんこれ聞いて、まずどのあたりから喋っていきたいですか?
ノムラ・これまずは、独立を考えているが経済的な安定が不安なので、いろいろあるんですけど、最初のクライアントをどういうふうに確保するかみたいな話とか。
ノムラ・あとは、さっきの市場価値じゃないんですけど、正規的に自分の今持っているスキルでやっていけるのか。
ノムラ・その収益が上げ続けられるのかみたいな、その辺の話。
ノムラ・あとは不安って書いてあるんで、メンタルな話ですね。みたいな論点がいくつかあるなと思いました。
タカチン・これは確かに20分じゃ収まらないですね。
ノムラ・そうなんですよ。このタイトルにまたいろんなものが凝縮されてるなと思って。
ノムラ・例えば最初のクライアントみたいな話からいくと、やっぱり会社員と独立事業主もしくは企業家の一番の違いって、仕事が降ってくるか、自分で仕事を作り出さなきゃいけないかだと思うんですよ。
タカチン・そうですね。
タカチン・基本的に会社員の立場は、これ別にどっちが良い悪いって言ってるわけではなくて、特徴として言ってるんですけど、毎月給料が払われるわけじゃないですか。
タカチン・その労働者であるあなたっていうのを働いてもらうっていうその責任は会社側にあるんですよね。
タカチン・だから分かんないですけど、会社側がすごいぼやぼやしていて、給料だけ払われてるだったらある意味ちょっとラッキーじゃないですか。
タカチン・干されてるみたいな状況もあるんですけど、一旦話を単純化するために言うと、ラッキーなんだけど、それを防ぐために会社側っていうのは給料を払ってる分、この人に働かせるって意味ではなくて、活躍してもらいたいというふうに思っていて、
タカチン・だからこの仕事やってみるとか、ちょっとこういうことを期待してるんだけどっていうのをアプローチしてくるわけなんですよね。
タカチン・一方で独立事業主と企業家は、世間の誰もあなたが活躍することを期待してないんですよね。残念ながら。
タカチン・すごいシビアな言い方をすると。だから、自分でこんなこと自分はできます、どうですかっていうふうに売り込まなきゃいけなくて。
タカチン・その結果、じゃあそういうことができるんだったら大かいくらで、ちょっとやってもらっていいですかって言って、仕事に繋がっていきますよね。
タカチン・その動き方が180度違うんで、最初の仕事を取っていくっていうのが結構大変。
タカチン・じゃあどうするかって話なんですけど、これいろいろありますし、多分タカチンさんにも意見があるんで、ちょっとそれぞれ出し合うのがいいかなと思ってるんですけど、
タカチン・私は会社員に所属してる時から小さくなんか始めてみるっていうのがいいかなと思いました。
深井・全く一緒ですね。 タカチン・気が合いますね。
タカチン・いっぱい選択肢あるし、スタートアップ経営っていう独特な経営のスタイルもあるじゃないですか。
タカチン・投資家VCから先にお金いただいて、プラットフォームビジネス作って、営業するとかじゃなくて、プロダクト作ってからローンチするみたいな方法もあると思うんですけど、
深井・ありますね。
タカチン・多くが野村さんがさっき前者でおっしゃってた、自分で仕事を取ると思うんですけど、本業の時点でこれうまくいってないタイミングで急に独立するのはマジでやめたほうがいいなと思ってます。
タカチン・そうですね。そうなんですよね。一時期、だいぶ前にだっさらラーメン屋とかあったじゃないですか。
深井・ありますね。
タカチン・サラリーマン辞めて、ラーメン屋開こうと思うんだけどっていう。だっさらラーメン屋は私いいと思うんですけど、ラーメン屋としてのテストマーケティングと、ちょっとお店を出してみてっていうのをやってからじゃないと危険すぎるなって感じがしますね。
深井・そうなんですよ。スタートアップでもMVPっていう概念で、ミニマムで作ってみようみたいな概念があると思うんですけど、最近僕がすごい好きなのは、1週間以内でできるテストマーケティングまでをどうやったら1週間以内にテストマーケティングができるのかを考えてやるっていう考え方がすごい好きで、1週間でやるってすごく難しいじゃないですか。
でも例えば事例として、この会社さんは1週間じゃなかったと思うんですけど、タイミーさんとかのノートを読んで、タイミーっていうのは即日バイトで即日お金が入るっていうマッチングサービスをやってらっしゃる会社なんですけど、ライン上で仕事を募集してますっていう人と仕事したいですっていう人とマッチングして、しかも手動でAIじゃなくて手動でマッチングさせて、仕事を成立させてみるみたいなことをやって、これがうまくいったからアプリを作ったんですね。
だから最初は裏側は人力だってことですね。 そうですそうです。このぐらい最初で誰でもできそうなところからスタートするっていう考え方みたいな形で、自分が今やりたい仕事って最初でやるんだったら何なんだろうっていうところから考えてみる。そしてそれが今の本業やりながら終末企業ぐらいの感覚でできないかなって考えてみる。
そうですね。
やっぱ軍資金だし投資金なんで、活動費としてはやっぱり結構まあまあ蓄えないと、半年くらいせめて生きていけるくらいちょっと貯金ないとリスクじゃないかなと思いますけどね。
そうですよね。半年分っていうのは1個目安として言いますよね。
言いますね。事業って3ヶ月くらいでだいたい作れて、うまく乗ったら3ヶ月以内に乗り始めて、入金が入ってくるのが4ヶ月目、5ヶ月目、6ヶ月目なんで。
そうですね。
それまでに貯金がつきなきゃギリギリ。だから貯金があるとさらにちなみに言うとテクニカルですけど、創業者出やすいので。
あーなるほど。ファイナンス的にちゃんとしてますねと返済可能性がありそうですねってことですね。
そうです。貯金があって全職の実績があって、クレカなどの遅延がないっていうこの3つが。あとは担保があるとかいろいろありますけど、結構重要な要素かなと思います。
そうですね。担保があるはちょっと細い話になりますけど、会社員時代にローンを組めるんだったら組んどいたほうがいいですね。
そうですね。家持っとくっていうことですよね。
そうなんですよ。
もうね、僕これも教えてほしかった本当に。
今日やっぱ実感こもってますね結構。
いやなんか起業してからそのとてつもない損をした気分で。だって担保があればいろんなことがすごい有利になるし。
そうですね。
お金って借りられれば借りられるほど事業推進早いですし、自分の能力がついてきた時とか事業が結構確立してきた時にお金借りられるって結構大きいんで。
はい。
そういうのも含めて貯金、創業融資、実績全部重要だし、一貫性があるほうがより強い。
そうですね。
ただ一貫性がないことをしたくなっちゃった場合は、おすすめは一旦そっちの業界に転職をしてから、その副業をし始めて成立してから辞めるっていう。
ちょっとその会社には迷惑かかっちゃうかもしれないですけど、そういうやり方のほうがいいんじゃないかなと思いますけどね。
そうですね。経験者の少なくともカードを一回入手するってことですね。
そうです。経験者カードはもうとてつもない強みなので、前回の市場価値でもそうでしたけど、経験者カードが実は価値なんですよって結構僕よく言うんですよ。
才能のご相談来る方々に、「え、そうなんですか?」みたいな。
10年この業界にいることすごい強みだと思いますけどねって言うと、「え、そうだと思ってなかったです。」みたいなこと言うんですけど、超価値だなと思いますからね。
だから意外にその業界にいる本人は、そのカードの強さに気づいてないってことですよね。
気づいてない。そういう10年くらい経験ある人が普通に副業とか起業したら、銀行の目線からしたら、この人はちゃんとしてるなって思うじゃないですか。
まずお金借りられるじゃないですか。お金借りられたら事業作れるじゃないですか。もう上手くいく確率がぐんと上がるなって思いますけどね。
いやいや、今日は割とリアルな話をしてますね。
そうですね。全然才能の話じゃなかったですね。
大事な話。そうですよね。で、あとだからもう一個、今その副業でとにかく小さく試してみるのがいいって話と、
あとは貯金があったりすると結構精神的に安定するよって話をしてきたじゃないですか。
で、あとそれこそ銀行にお金を借りやすくするにはどうしたらいいかみたいな、副業だとなおさら一貫性があるっていう話だったんですけど、
あとはだから長期的にクライアントと関係を結び続けられるかっていうのは結構大事だなと思っていて、
なんかそのご主義発注という厄介な概念がありまして、要は独立した時って書くじゃないですかSNSとかに、独立しましたって言って仕事募集っていうと、
まあある程度その良好な人間関係、会社員時代に良好な人間関係を保っていた人は何か来るんですよね。
じゃあちょっとうちが今こういう仕事をやってくれる人探してるからやってみないみたいな感じで何か来るんですけど、創業初期が割と一番なんかうわっと来るんですよね、分量としては。
まあそうですよね。 で、だんだんとそれが細っていくっていうのがよくあるパターンだなと思っていて、
でそれを細らせないためには、これもどっかの回でちらっとその話したかもしれないですけど、一回クライアントとしてお付き合いがあった方にいかにこうやっぱ信頼してもらえるかというか、
その分の価値を返せるかっていうのがやっぱ大事だなと思うんですよね。 間違いなくそうですよね。
ね、だから関係が続くかっていうのがすごい大事な気がしますね。 そうですね。僕もこれ耳が痛い話だなと思うんですけど、
今も別に努力はしてるんですけど、完全に150%が価値を返してないなって思うときに、どうしようかなどうしようかなってすごい考えちゃうんですよね。
で、それは焦る理由はなぜかっていうと、価値を返してないってことは、今後生き延びられる生命線がどんどんなくなっていく感じがするんですよ、僕の中で。
なので、まあいいや、次があるしって思えない。今までにそれでまあいいやって思って失礼なことしてしまったなってこともあったんですけど、絶対やっちゃいけないなと思ってて。
それが絶対にお互いにとって良くなさすぎることだなってやっぱり理解してるんで、それはすごい重要ですよね。
そうですね。これ別の方のインタビューでその方がおっしゃってたんですけど、貸し借りというか、多分一方的に借りてる状態のことってあるんですよね。
相手が自分に期待してくれていて、自分がそれ相応の価値を返せていないっていう時も、長い人生だし、特に駆け出しの頃って絶対そういう時期があるんですけど、まだ自分は返しきってないなっていうふうに思い続けることが大事なんですよね。
そうですよね。 それがある意味相手から繋がりが作れてることが当たり前だと思っちゃうと、その関係ってどんどん停滞していくというか、相手からしてもなんだよみたいな期待した割にダメだったなっていうふうになっちゃうんで、
まだ自分は今借金状態ですよっていうことを頭の片隅に持ち続けられるかっていうのが、その先長期的な関係になるための分数令な感じがしますね。
野村さんはそれをすごい体現されてらっしゃいますよね。 そうですか。 僕もちょっともう一回改めて初心に戻ろうと思いました。
そんなことないと思いますけどね。 僕もいつも頑張っても頑張っても、それで言うと同じ考え方なのかもしれないですけど、
いただいたお金分ちゃんとまだできてないな、まだできてないなってずっと思ってしまうので、切りないんですけどね。もっとできることないかなってやっぱり考えちゃいますし、でもその姿勢を確かに持ち続けるのはすごい重要ですよね。
そうですね。 なぜかっていうと逆の立場でこちら側がお金を払う立場になったときにわかるじゃないですか。これこの人手抜く人なんだって。 めっちゃわかりますそれは。 めっちゃわかるじゃないですか。