映画『国宝』の概要
おはようございます。こわんこわんこチャンネル始めます。
今日は、国宝という映画を見てきましたので、その話をしたいと思います。
原作がもともとあって、国宝という、吉田周一さんが書かれた小説を元に作られた映画のようです。
主演が吉澤亮さん、横浜流星さん、
ということで、他にも有名どころの俳優さんが多数出ておられて、非常に豪華な作品だったなと思います。
この映画自体は3時間あるので、なかなか長い時間だなぁって思います。
小説自体も上下感あって、両方400ページぐらいあるので、まあまあの量の内容だなぁと思いますね。
内容自体は、仁教の世界に生まれた貴公王吉澤亮さんが、父親が役者の構想で殺されてしまうんですね。
その関係で、歌舞伎の名門である花井半次郎さんに引き取られていくわけです。
そこには、半次郎の実の息子の俊介っていう方もいらっしゃって、この方が同い年なんで、
歌舞伎の女方としてライバル関係でお互い高め合うという具合になっています。
その後、いろいろな出会いであったりとか別れがあって、最終どちらが人間故郷になるのかっていうところが見どころかなと思います。
美の探求と歌舞伎の魅力
あまりネタバレはないと思うんですけれども、今回見て思ったことを話したいと思います。
まず一つ目が、使徒芸とどちらが守ってくれるのかということで、これが大きなポイントなのかなと思います。
基本歌舞伎自体は摂取性なので、親子代々家族がついていくという流れではあると思うんですけれども、
この中のシーンで、菊尾が大きな演目に挑戦するときに、自分は芸しかなくて町がないと。
しゅんすけと話しているときに、しゅんすけさんには町があるわけですね。
お互い何とこねだりするわけなんですけれども、この菊尾自体は自分に町がないから、しゅんすけの町をコップに入れてガブガブ飲みたいなノリで話すわけなんですけれども、
そのしゅんすけが、お前には芸があるじゃないかって、しびこと言うんですね。ここがすごく面白いところだなと思いますね。
町と言っても、そういうプラスに働く部分もあるけど、マイナスに働く部分もあるんだなぁと思って、ちょっと考えさせられた内容でした。
2番目に美に取り憑かれた人ということで、人間国宝の万菊というおじいさんがいるんですけど、後半の方で病気なのか、もうそろそろ寿命なのかわからないですけど、
4畳1間ぐらいの小さな部屋で布団を敷いて休んでられるんですね。そこに菊尾が呼び出されて、こっちに来てちょうだいって手で合図をするわけなんですけど、
その手の腕の動きで、腕の形であったりとか、その指の動かし方であったりとかっていうのが、めっちゃピンと張ってて美しいんですね。こういうところまで美を貫いているというところは素晴らしいなぁと思ったのと、
ここの中の内容の話で、たぶんこの方も子供の頃からずっと歌舞伎で過ごしてきたわけで、美に対してずっとそういうものを周りに置いて頑張ってきてこられたと思うんですけど、
そこの部屋自体がすごい殺風景なんですよね。だから、でもこういうところが初めてなんで、なんかホッとするっていうことを言われてたんで、ずっとそういう緊張感のある環境で生きてきたっていうことが垣間見えたシーンでありましたね。
そういうことを思いつつ、キクゴには踊ってみなさいと言って、また美を探求される側面を見せるんで、死ぬまでやっぱり芸のことが気になる、執着しているっていう人なんだなって思いました。
それぐらいじゃないと、人間国宝にはなれないよっていうことなのかなと思いますね。
3つ目に歌舞伎が見たいということで、いろいろ演目が説明される中で、あんまり知らないものばっかりなんですけど、
一つ最後に、雪姫だったかな?雪のシーンとかが出る美しい映像だったんですけど、雪のシーンもそうですけど、照明であったりとか、
あとは、照明と早着替えですごい濃淡のあるものを出していたりとか、そういったところがあって、一度生でそういうのを見てみたいなと思いました。
でも歌舞伎ってまあまあ高そうな雰囲気なんで、実際見れるかどうかはわからないですけど、一度そういうことも経験してみたいなと思った映画でした。
今日はですね、映画の国宝についてお話してみました。
ここまで聞いていただいた方、ありがとうございます。それではまた明日。さようなら。