はいどうも、今回で3回目になる公民館主事の川田さんのお話になります。
今回3回目で最後なんですけど、まず公民館の可能性についてちょっとお聞きしました。
何を求めているのか、地域が良くなるため何を求めているのかっていうのをちょっと聞いてみたくて質問させてもらいました。
すごい川田さん考えていらっしゃって、今の時代に合わせたというか大事なことは何なのかっていうのを日々考えて地域が良くなるためにそこに住む人が豊かに幸せに暮らせるために公民館っていう地域の装置が場所がどういう役割を果たせるのかっていうのを本気で考えている人だなと思いました。
すごい良い話が聞けたので最後までお聞きください。どうぞ。
最後に可能性、地域と公民館のこの先、この令和の今からの可能性で、さっきチラッと出たんですけど、外からよそ者が来てもらうとかっていうことの可能性をちょっとお聞きしたいんですけど、
若くてよそ者の人が来てほしいっていうことだったんですけど、それって具体的になんでなんですか?
たぶんね、ふわふわした感じに、例えば地域の人が嫌いなあの子って。
なるでしょう。
あの子なんかできるのかってなると思うんですけど、それが良いと思うの。
そうなんですか。
不思議でしょうけれども、私はお姉さまたち、お兄さまたちに自分たちの価値をまず築いていただきたい。
社会教育をもって十分価値があるから、アウェーだと思わなくていい。
いろんな人が集える場所にして、つながりの中で人生100年時代をしっかりと生き抜いてもらいたいと思っている。
その叩き台になってくれればいいなと。
誰か外から来た人が、この地域の人たちにむしろいろいろ教えてもらうことで、
来た人も楽しいし、教える側の、今この辺の地域に住んでいる人たちも、
自分が誰かに教えたりすることで、なんか楽しいなとか、自分のやってることが役立つんだとか、
思うことが活性化につながっていくっていう、そういう流れですか?
そう、会話の中でも、びっくりしました、そんなこと聞いたことないとか。
その一言が欲しいんです。
えー、本ならあんた教えてあげるわ、ぐらいの。
なるほど。
なるほど、そうやって交流が深まっていけば。
スペシャリストが来ちゃうと、みんなその人のこと嫌いになっちゃうと思うんですよ、多分。
じゃあ、今よく動画とかテレビとかでたどり着いているような、
すごい地域活性化、地域課題を解決します、みたいなスペシャリストの会社とか、
そういう人は求めてない。
うち一回、この地域の今後について、みんなで話し合ったことがあるんですよ、ここの部屋で。
その時、金沢市の農業水産振興課が温度を取ってくれたんですけれども、
学徒ラボの西出さんを、学徒ラボっていう組織の西出さんっていう男性を、
ファシリテーターとして入れたんですよ。
いろいろ回してもらうために必要だと。
ファシリを入れた方がいいやろうという、金沢市の考えで。
担当の方で。
ところが地域の住賃の皆様は、さっきからなんなんやあんたと。
あんた何も知らんくせに。
なんでこの会議を回すんやと。
あんた悪いけど黙っとってくらいになっちゃって。
それはあるんですよね。その人にも言ったら、まさかですよね。
頼まれて。
頼まれてファシリをしているのに。
しかも学生も2人連れて。勉強のためにね。
勉強になると思いますもんね。
勉強になると思ってファシリテーターをするのに、学生2人も連れてきてるのに、
あんた関係ないから黙っとってって言われた地域なんですよ。
そう。
ファシリをしただけで。
司会進行ってことですよね。
言い方でファシリって言うとちょっと難しいかもしれないけど、
言ったらその場の会議を。
その場の司会進行に見えたんですね。
見えたんです。
その人はファシリテーターのつもりなんだけど、
地域のお兄さんからしてみたら、その人が司会をしているように見えたんよね。
そこは多分、それも感覚のずれですよね。
多分普通に見る、普通にっていうか、見方によっちゃ、
この人今日のファシリテーターとして円滑に進めようとしてくれてるんだなって見るか、
さっきから取り仕切ってる、突然現れた謎のお兄ちゃんになって見えるか、
知識、そういう人がいるってことを知ってるかどうかじゃないですか。
全員知らなかったと思いますよね。
それはなかなかミスマッチングというか。
そう、農業資産振興課のミスやったと思う。
けどみんな行為でやったことですからね。
こうだった方がいいよねっていうので、勉強になるからとか、
みんな行為で進めたことがまさかの裏返りで。
考えてみて、地域活性化にめっちゃ詳しい人が来たらどうなると思う?
それですらそうなのに。
ファシリテーターすら、ちょっと黙っといてくれっていうか、帰ってくれって言われてるのに。
それが、地域を変えますっていうスペシャリストが来ちゃったもんなら。
なんであんたが変えるの?
大問題になるよ。
あんた変えるんでいいやろ。あんた関係ないね。
そもそも変えてくれなんて頼んでないだけであるから。
誰も頼んでないしって。
なんか想像はできるな。
確かにそうなりかねない。
けどそういう地域って多分日本のあらゆるところにあるんでしょうね。
だから今は。
だから総務省が考える地域おこし協力隊っていうのは、何も持ってない人が来るんだよ。
真っさらな人の方がいいっていうのはそういうことなんですね。
うまくいくパターンもあるし、ただ決して失敗しないわけじゃないし、
失敗もあまんじて、そっかー!くらいの。
要は受け入れができるようになるとこの地域も変わるかもな。
失敗したかーとか、誰も来んかったかーとか、ダメやったかーぐらいの感じで
その若い方を見れるようになった時に何かが変わるんじゃないかなっていう感じがする。
地域で育てていくぐらいの感じ。
お世話しなくてもいいのでもいい大人なのでね。
気持ちの問題。
そういう感覚の地域でもやっぱりこれからの先を生きていく子どもたちというか、
若い世代はいるわけじゃないですか。
その子たちが今から大人になって、
仮に町を出てどこかで働くようになったとしても、
やっぱり地元のね、戻ってきた時に年齢寂しくなるのがね、
なんかもったいないというか、せっかく思い出もあるだろうから、
もし今のそういう若い世代が自分が親になって子どもを連れて帰ってきた時にとかね、
いろいろイメージするとやっぱり今だけじゃなくて、
長い時間軸で見た時に今を暮らしている方々が何ができるかっていう風に考えてもらいたいです。
ぶっちゃけあそこんち空き家になったけど先月カフェオープンしてるってぐらいとかね。
そこのカフェあって毎月1回ワークショップやってるぐらいのかっこよさ。
かっこいいですね。そういう風にしていきたいっていうイメージですか?
あってもいいかなとか。
あそこの空き家は冬味噌作ってるよとか。
今味噌作りなんか流行ってるらしいですよ。
俺よくわかんないけど。
冬味噌作ってるよって秋になったら売ってくれるわ。なんでうまいわとか。
そういうのがこの地域に合うんじゃないかなと思う。
だからあれなんですかね。何かを変えられる、外から変えられるっていう立場にいるよりも、
街を教材にして今暮らしてる人が先生みたくなって、外からの人たちと接するっていう方が受け入れてもらいやすいってことなんですかね。
毎週月曜日パン焼いとるよとか。あそこ火曜日公民館パン持ってくるげんよとか。
素敵素敵。それ全部やろうと思えばできそうな雰囲気があるんですけどね。
できるんだよ。空き家もどんどん増えていくしね。
でもやっぱり諦めたくないっていう気持ち。
そうなる可能性もあるんだから、今諦めたらちょっと残念かもみたいな気持ちも。
その気持ちで母さんは踏ん張ってる。
そう、なのにぶっ飛んでるっていう。悪口だよ。ぶっ飛んでるっていうのは悪口じゃない?
いやけど極めて今の社会的にはありな考え方ですよね。
むしろそういう道以外で活性化できる道があるなら教えてほしいですよね。
あと世の中で疲れてる人がまるで自分が社会に不適合な人間だぐらいの悩みがあるかもしれないけれども、
街には不適合かもしれないけど田舎はかねえよって思うんだよね。
そうですよね。住む環境とか周りの環境が変われば本当変わると思うんですよね。
仕事もうまくいかない、学校もうまくいかない、アパートも一部屋で、
なんで自分ってこんなに社会に適応できないんだろうって悩んでる人は、
何に適応できてないのかもう一回見直した方がいいと思う。
田舎に来てみなよって言いたくなっちゃう。
現実的に今の世の中的に仕事もあるだろうから、
仕事しながらでも、例えば週末だけちょっと遊びに来てもいいじゃないですか。
土日でもいいし、自分が休みの日にふらっと来て。
本当にグラウンドでずっと本読んでたっていいし。
いいしね。この辺散歩してたっていいわけじゃないですか。
地域の人とウォーキングするだけでも交流なわけじゃないですか。
ちょっとこの辺景色いいんで散歩しに来ましたって。
すごい面白いおばあちゃんいっぱいいんだよ。
来て、近所のおばあちゃんとちょっとお喋りしながら歩くとか。
別にここに住んでる人じゃないから、一緒に喋るおばあちゃん的にも、
別にその場限りの世間話でいいわけだし、ある意味気楽になるんじゃないかと思って。
大学生のナグちゃんなんかはそうだし、
あとおばあちゃんたちマージャン今大好きで、週2回マージャンしてるので。
マージャンのパイと食べる。
その時間ふらーってくると、紙袋の中に貯金箱があるんだけど、
そこにチャリン100円入れると、一緒にマージャンやってお茶とかお菓子とかもらえるの。
めっちゃいいじゃないですか。
誰でも来ていいんだよ。
そういうことですよね。
教えてくれるよ。マージャンしたことなくても。
もちろん高齢者のグループだから、パイ捨てるのもゆっくりだし、
若い人とスピードが全然違うから、ちゃんと教えてもらえると思うよ。
うーんって考えて捨ててるしね。
楽しいじゃないですか。
マージャンできないけど、マージャンする人って結構いるだろうし、
それこそさっき言ってた、ちょっと仕事に疲れたけどっていう人とかが。
なんかいいなと思ったら、何に適合しとらんかったんかっていうことが見つかるかもしれない。
それはもう本当に全てのことに不適合や、自分なんて人間失格だとかくらいは思ってるかもしれないけど、
そういうことじゃないから、絶対に。
そういう公民館として。
どこの公民館でもね。60個も公民館なんで。
そうですよね。めちゃくちゃ数あるんだから、自分の住んでる地域の公民館行って、
何でもいいじゃないですかね。何かしら関われば。
活躍できる部分が何かあるかもしれないし、別に役に出さなくてもいいと思うから、
得意分野で活躍できる。
例えば高齢者にスマホの使い方を教えてくれるとか。
やってますね。
チャットGPTの使い方を教えてくれるとか。
やってるとこあるし。
自分から公民館に申し出たら、まず大歓迎って言われるかもしれないし。
そうなんですか。
意外に公民館側も求めてたりするってことですか?
うん。チラシちょっともらってていいですか?ぐらいの感じで入ってって。
そうなんですよね。
なんか図書室あるんですね。見ていいですか?ぐらいの感じで。
そうなんですよね。僕も住んでる地域の公民館の初めてホームページを調べたんですよ。
知ってますよ。行ったこともある。
選挙の時と子供を送っていく時とお祭りの時ぐらい。
十分じゃないですか。特に夏祭りとか行ってるなら十分ですよ。
子供が行くから行く。それでもいいかなと思って。
きっかけなんて何でもいいじゃないですか。
たいそうな理由をつけないといけないわけじゃないから。そもそも。
公民館の資金がちょっと高いんかな。本当はもっと低いんだけど。
そう。調べたら部屋が結構あって。
借りれるんですよ。
部屋があって。
和室とかもね。
和室もあるし、茶道する部屋もあるんですよ。
こんな部屋あるの?と思って。
俺ちょっと茶道に興味あるんですよ。
茶道具ありますよ。
茶道に興味があって。
素晴らしい。
これもやっぱり40歳超えたぐらいからちょっと興味があって。
けど家のすぐ近くの公民館に茶道室があるの?と思って。
けど多分茶道教室はなかったような気がするんですよね。
でももったいないじゃないですか。
先生を呼べばできるわけじゃないですか。
それをどう発信するかが今からの可能性の一つだと思って。
あらゆる取り組みをいろいろやって、
じゃあそれを知ってもらうことが今の社会的に大事で。
SNSみんな使ってるわけじゃないから、公民館さん全部が。
だけど受け取る側の人たちってほぼほぼやってるじゃないですか。
何かしらのSNSはやってるんだから。
私SNS先生なんです。石川県教育委員会に頼まれて。
主事になったばっかりの人と館長になったばっかりの人と集めて、
Zoomで8月に公民館とSNSっていうのを30分喋ってる。
そうなんですか。
でも私最初にまずパワーポット原稿を作るんですけど、
大体、もうちょっと優しく言えませんかって。
なんて言ったらいいんだろう。
公民館のインスタだからって言って、
高齢者の皆さんがグランドゴルフしてるのを透明に撮ったりとか。
なんて言ったらいいかな。
公民館のSNSの画像ってもう決まってるんだよね。
分かりますよ。
これは、要は公民館はこれを発信したいのかもしれないけれども、
受け取る方が誰一人受け取りたいとは思わん画像ばっかりやってたら、
研究委員に、川田さんもうちょっと優しい言い方できませんかね。
確信に突入。
投げ込みすぎると。
一番ストレートなのはちょっと。
もうちょっと柔らかく。
オブラートに包んでくださいって言われるんです。
それもやっぱり、もうちょっとそういうのに慣れてる世代が関わってくれて。
そうなんだよ。
やれば、まさに届けたい人たちに届けられる。
インスタ担当しますとかね。
それだけでもいいじゃないですか。
別にそれだけって、他のこと無理して関わらなくてもいいから、
そういう発信の役割だけお願いしますね。
でも全然関わりとしてありだと思うし。
そうやってちょっとずつ増やしていけば、絶対可能性はかなりあると思うんですよね。
ただ、公民館自体がOK言うかどうかっていうのもあるけど。
20代の若い、30代の若い人たちが自分の好きなコーヒー屋さんとかがあると。