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2025-04-23 15:20

#225 蓮の花はなぜ咲く?お寺で蓮を育てる3つの理由

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今回は、私のお寺「蓮城院」で毎年蓮の花を育てている理由についてお話しします。

ちょうど今月は蓮の株分けの時期。
なぜ蓮を大切に育てているのか?

その3つの理由、
①お寺の名前との深い繋がり、
②蓮を名物として未来に繋げたい想い、
③蓮がもたらす癒やしと仏教的世界観、
について語ります。

蓮の花が咲く7月頃、ぜひ蓮城院へお越しください!  

#蓮 #ハス #蓮の花 #お寺 #仏教 #蓮城院 #株分け #お寺の名物 #癒やし #standfm #スタエフ #副住職
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サマリー

蓮城院では、蓮の花を育てる理由として、寺のアイデンティティの維持や名物化を通じた経済的な期待、仏教的な世界観の提供が挙げられています。また、蓮の花は仏教の教えを象徴する重要な存在であり、訪れる人々に安らぎをもたらす空間を作り出しています。

00:05
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で福住職をしております。
蓮の育成理由の紹介
はい、今日はですね、お寺で蓮の花を育てる理由、そういうテーマでお送りしたいと思います。
はい、私のお寺、蓮城院ではですね、毎年蓮の花を育てているんですよね。
理由はね、主に3つあるんですが、それはちょっと後でお話しするとして、
なんでね、そんなお話をしようかというとですね、
実は、今月ね、4月というのは蓮の花の株分けをする時期なんですよね、株分け。
知ってますか、株分けって。
蓮の花のね、うちの蓮は、水鉢っていうのかな、花を育てる鉢がありますよね。
それの穴が開いてなくて水をためられるやつがあるんですよ、水鉢。
そこに土を入れて水を入れて、蓮の種を入れて育てるというわけなんですけれども、
実はですね、蓮の花、咲いた後に、残っている茎とか全部取り除いて、
根っこだけ残した状態で冬を越すんですね。
そして次の年になったら、株分けという作業をしてまた花を咲かせるんですけれども、
その株分けというのはどういうことかと言いますと、蓮根の根っこ、蓮根ですよね。
蓮根の部分を取り出して、そうするとですね、蓮根から伸びた茎、そっちも根っこなんですけれども、
茎につながる部分ですね。
そういったものが土の中にたくさんたくさん張り巡らされているんでしょう。
それを取り除く作業なんですよね。
つまり、蓮根の種となる部分だけを残して、それを全部他を除去する、捨てちゃう作業なんですけれども、
これを株分けと言うんですね。
そうすることで、その土の中の空間というのがね、空間というか、土の空間かな、
蓮が育ちやすくなると、邪魔なものがなくなるわけだから当然ですよね。
そういったわけで、それを取り除く作業。
よく育つということは、よく良い花が咲くということですから、そのためにそういったことをしているわけです。
その株分けの作業をして、その作業をしているときに思ったんです。
こんなに一生懸命やっているのに、よくよく考えたら、あんまりスタンドAFMで話していないな。
スタンドAFMで話して、みんなに少しでも知ってもらった方がいいよなって思ったんですよね。
だから話そうと思ったということなんですよね。
私がこの蓮の花をなんでお寺で育てているかというところなんですけれども、
これは3つの理由があるんですよね。
その一つ目としましては、私のお寺は蓮城院と言うんですね。
蓮城院の蓮は蓮です、まさに蓮。
草冠に車って書いてそこに信仰をつけるんですね。
連続の蓮に草冠つけた状態、これを蓮って呼ぶんですね。
そこに城、城は城なんで、城は江戸城とか姫路城とか、あの城の城ですね。
そこに院、病院とかの院ですね。
蓮の城の院と書いて蓮城院ですね。
とても立派な名前ですね。
由来は実はよくわかってはいないんですけれども、
おそらく蓮というのは仏教と関係性が深いですから、
その思いを蓮という仏教を象徴するものが、
すごくお城のように中心地みたいなことをイメージしたんじゃないかな、
仏教の拠点としてみたいな、そんなニュアンスでつけたんじゃないかなって想像はしてますが、
特に資料もないので本当のところはわかりません。
私は勝手に想像しました。
あるいは、もしかしたらね、お寺を作ってくださった領主の方が、
なんか蓮が好きだったとか、かもしれないですね。
名前に蓮がついていたとか、もしかしたらね、かもしれません。
わかりませんが、いずれにせよ、蓮というものに何か思いをはせて、
そしてお寺の名前としてつけてくださったというわけでございます。
その立派な名前蓮城院、実は私がお坊さんをやるまでなかったんですね。
一輪もなかったんです。
これはね、憂い引くことだなと私は思いました。
なぜなら蓮の城の院って立派な名前が書いてあるにもかかわらず、
蓮が一個もない。説得力ないですよね。
私が、例えばね、知らない観光客として近くを通ったとしたら、
ちょっと期待しますよね、蓮があるのかなって。
やっぱりあったってなると思うんですよ、あればね。
なかったらがっかりしますよね。
普通お寺はないですよ、蓮を育てているお寺ってそんなにないですから。
ないのが普通にもかかわらず、
蓮の城の院という名前が故に、蓮がないだけでがっかりされる。
もったいないですよね、って私は思いました。
だから、期待どおりに蓮を育てる、そんな風に思ったわけです。
要するにね、お寺のアイデンティティとして、
蓮を大切にしてその名前を受け継いでいくということですよね。
これはお寺を守るものとしての大切な務めだと、そのように感じております。
名物としての蓮
理由の2つ目としましては、
蓮を育てることで、蓮をお寺の名物にしたいんですよね。
全国には花寺って呼ばれるね、
そのお花を名物にしたお寺さんっていっぱいあるんですよ。
例えば、椿とかね。
例えば、紫陽花とか。
いっぱいあるんですよ、お花をテーマにした。
テーマじゃないな、お花が名物のお寺。
それを目的にいろんな人がやってくるというところをやってるお寺さんいっぱいあって、
それをやりたいんですよ、私のお寺でも。
なぜかというと、やっぱりね、蓮上院には立派な蓮がいっぱいあるんだよとなれば、
蓮上院といえば蓮上院、蓮上院といえば蓮。
そういうふうになればですね、いろんな人がやってくるでしょう、おそらく。
人が出入りが多くなる。
人が出入りが多くなるということは、
私が何かを活動する際にも、多くの人に伝わりやすくなるということですよね。
座禅会しかり、法話の会しかり、
あるいは、もしかしたらお残花さんになってくれる方がいるかもしれません。
他にも、このお寺気に入ったから、ここでお葬式をしたい、お葬式をあげてほしいとなるかもしれません。
要するに、お寺の経済に、お寺の収入に期待ができるかもしれないと思ったんですよね。
あと、他にも、この蓮を通じていろんなことができるなと思いました。
例えば、蓮を育てる。
蓮が咲いていることで、見学料、見物料、入場料、いろんな言い方がありますけれども、
そういったものを得る、そういう収入も期待できますし、
イベントですよね。蓮の花を育てるというイベント。
今回やった株分けの作業であったり、あとは種を取ったりとか、
そういったイベント、ワークショップとか、そういったこともできます。
他にも、蓮といえばね、実は蓮根。
蓮の根っこは蓮根なんですよ。
蓮根といえばおいしい食材ですよね。
蓮城院の蓮根みたいな、そういう展開もできますよね。
あとは何だろう。ともかくアイデアをいっぱい出せば、無限の可能性が広がってくれると私は信じております。
だからこそ、蓮城院の名物として蓮を育てたいとともに、
蓮の花である、蓮城院といえば蓮であるというようなところも育てていきたいというわけでございます。
これが理由の2です。
仏教の世界観の提供
理由の3つ目としましては、
蓮が作り出す癒しであったりとか、
あとは仏教の世界観というものを提供したいなと思ったんですよね。
その蓮の花を通じてお寺らしい空間づくりというところ。
それで仏教の世界観とか、
あとは訪れる方々への安らぎであったりとか、そういうものを提供したいというところなんですよね。
仏教では蓮は泥の中から清らかな花を咲かせるというところで、
泥というのは私たちの住む苦しい世界、悩みがいっぱいある世界。
それを泥に例えまして、その泥があるからこそ蓮の花という清らかなもの、つまり仏ですよね。
仏というものは咲くんだというような考え方があるんですよね。
だから泥があるからこそ悟りがあるというところですよね。
そういったことを象徴しているものですから、
だからこそ仏教の世界観というものを花を通じて伝えたい。
つまりお寺の空間づくりをもって仏教を伝えたいということですよね。
つまりお寺の空間に入ることで安らぎを感じてもらいたいということなんですね。
そういったところを提供できる場所もそういうふうにしたいなと思ったんですよね。
だからこそこういう活動を人々の拠り所となるようにしていきたいなと、そういうふうに思ったわけなんです。
というわけで、今日は蓮城院が蓮を育てる3つの意味、お寺の名前とのつながり、そして名物化と未来への希望、
そして癒しと仏教的世界観の提供、そういったことについてお話をさせていただきました。
3つの花が咲く時期、大体7月あたりですね。
去年は6月の終わりから咲きましたけれども、大体7月頃にお花が咲く予定です。
どうぞ私のお寺、蓮城院に来ていただき、そして清らかな美しさに触れていただけたらなというふうに思います。
最新の開花情報などはSNSなどを通じて発信をしていきたいと思いますので、ぜひともチェックしてみてください。
はい、では今日のお話はここで終わりたいと思います。蓮城院副住職の幸文でした。
ではでは、またね。
あっ、すいません。またねと言ったのに宣伝するのを忘れていました。
ちょっとここで一つ宣伝をいたします。現在私はUdemyというオンラインの学習プラットフォームにて文句モード7日間チャレンジという講座を作成しております。
まだまだ作成途中ではありますが、完成したら皆さんぜひともちょっと覗いていただけたら嬉しいです。
あと、このラジオではですね、お悩み相談、人生相談、他にもリクエストなどを受け付けております。
概要欄の方に貼ってある人生相談リクエストボックスの方からご連絡いただければお答えいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
はい、では蓮城院副住職の幸文でした。
ではではまたね。
15:20

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