法脈絵の概要
おはようございます。 コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
久しぶりの放送なわけでございますけれども、なんでかと言いますと、
東京にあるお寺のお手伝いに行っていたからなんですよね。
そのお手伝いというのは、大きい行事なんですよね。
なので、朝から晩まで、それを3日間だったんで、
スマホを触っている時間もありませんので、収録をする余裕はなかったというわけでございます。
なので、ちょっと空いてしまったというわけなんですが、一体どこに行ってきたのかというと、
お寺の名前はですね、大本山永平寺東京別院長谷寺というところです。
とても長い名前ですよね。
長い名前のお寺に行ってきて、
そこで行われた行事、
法脈絵という行事のお手伝いをしてきたというわけなんですよね。
3日間もおりましたので、いろいろと感じたことがあります。
だけども、そもそもお手伝いしてきた法脈絵って何なの?という部分をお伝えをしないと、なかなか伝わりにくいかなということで、
今回はですね、前半と後半でお分けしてお話ししようかなと思います。
前半は、法脈絵という行事についてのお話ですね。
おそらくこれを知っている方っていうのは、いないでしょうね。
お坊さんでもあんまり詳しく知っている人は少ないですからね、私たちの総統宗でも。
だいたいはわかるんですけども、その細かいところですね。細かいところがわからないというような部分でございますので、その部分、話せる限り、話せる限りというのかな。
私もうまく説明できるかどうか自信はありませんが、そこをちょっとお話をして、明日はそこで感じたことですね。
張国寺の紹介
私の感情の部分をお話をしたいと思います。
はい、ではですね、その法脈絵についてのお話ですが、まず行ってきたお寺。
先ほども言った通り、大変長い名前のお寺。大本山、永平寺、東京別院、張国寺ですね。
その名前が示す通り、東京にある永平寺の別院なんで、
不況城みたいな、不況をするための場所、東京の不況をするための場所みたいな、省城のような、省城と言うとちょっと軽いですけども、そんなような場所、それが東京別院、張国寺なんですよね。
はい、張国寺、最後の張国寺というのがそのお寺のお名前ですね。
張国寺は、長谷寺と書きますね。長谷寺というお寺、鎌倉で有名ですよね。
確か、紫陽花で有名だったかな。それと同じ字を書いて、長谷寺、音読みでお読みいたします。
長谷寺でもそうですけども、長谷寺では、観音様が有名なお寺ですね。大きい観音様がおります。
12、3メートルぐらいの巨大な観音様。立像と言って立っている姿の観音様ですね。
それがおりまして、その観音様が有名なのかな。
一応、アザブ十一面観音という名前で参拝者もおります。
なので、それなりに知名度があるところだとは思うんですけども。
はい、その張国寺というところですね。場所はどこにあるかと言いますと、東京西アザブにあります。
南青山と西アザブのちょうど間ぐらいでしょうかね。
確かちょっと西の方に行くと青山で、張国寺の場所は西アザブだったと思います。
そのような大都会のど真ん中にあるお寺なんですよね。
永平寺という名前がついておりますので、当然ながら永平寺とは関係しております。
大本山永平寺は福井県にあります。その福井県にある永平寺の伝統というか教えというんでしょうかね。
それを東京の地でもということで、東京でその教えを伝える、東京での布教をするための場所。
それが東京別院張国寺ということですね。ややこしいので、
福井県の方は永平寺、東京の方は張国寺とお読みいたします。
混乱しちゃいますもんね、聞いてる人も。
なので永平寺の方は、歴史と伝統の重んじた、とても奥ゆかしいというか、空気がピリッとした場所ですよね。
そして観光客、皆さんが一般の方が行くのは観光がメイン、お坊さんが行くとしたら修行がメイン。
そういう場所でございます。
一方で張国寺の方は、修行もできます。
修行は永平寺のコンパクト、ミニ版と言ったらいいのかな。
お寺も永平寺ほど大きくはありませんから、一般のお寺からすれば大きいですけども、
それでも永平寺と比べるとちょっとスケールダウンしているということで、
修行僧の数も永平寺に比べたら10分の1ぐらいでしょうかね。
なのでいろんなものが小さくコンパクトでまとめられた修行という場所ですね、お坊さんとして行くのであれば。
一方で一般の人は観光もあります。
さっき言った観音様ですね、観音様お参りとして行くこともできます。
御祈祷もやっております。
なのでそういった目的もありますが、あとはお墓がたくさんあるんですよ、彫刻家の方は。
つまりお団家さん、お寺のいわゆるスポンサー会員様なのかな。
とにかくお寺の運営を支えてくれる人たちのためのお墓があるということで、
供養、お葬式、そういったものをいっぱいやっております。
ですので一般の人、主に供養とかお葬式を目的にいらっしゃる方も多いお寺というわけでございます。
法脈絵の意義
はい、ちょっと長かったですね。
その彫刻寺で行われた法脈絵という行事ですね。
これは何なのかと言いますと、まずはどういう字を書くか説明いたしますと、法は法律の法、脈は脈拍とかね、血液の脈とかね、その脈ですね。
どういう意味かな。つながりみたいな意味でしょうかね。脈々ととかそういう言い方しますから。
繋がりというふうに、私はそういうふうに感じております。
ちゃんと調べてないのですみません。法は法律の法、決まりですね。決まりと繋がりの絵というのはね、会議の会です。
それを絵と呼んでおります。つまり法は仏教の教えのことですね。
仏法の繋がりの会ということですね。仏教の教えを伝えるというふうに言った方がわかりやすいかな。
そのためのイベントですよね。行ってみれば。
誰に伝えるのかということは、それはその参加者ですよね。
本当にわかりやすく言うと、要は3日間の修行を行って、それを修行しましたよという証明書をいただく。
そういったイベントですよね。その3日間、一般の人が参加するわけですから、いろいろとお寺のことについて、
不慣れですよね。慣れてないのでわからないことだらけ。なのでその人たちのお世話をするというお手伝いを私はしてきました。
参加者の人たちの、例えば、移動するときに道案内をしたり、
何かわからないことがあればその質問に答えたり、あとはちょっとした世間話をしたり、
食事の世話をしたり、お風呂の世話をしたり、寝る準備をしたりとか、とにかくお世話をする係ですね。そういったものをやってきたわけです。
私の係の話は置いておきまして、法脈絵というものはですね、
仏様の教えを伝えるというふうにさっき言いましたけども、特にその中で大事な部分、
戒というものを教えますね。戒というのは言葉で聞くと全然わかりませんよね。戒名とか、戒ですね。
戒めのことですよね。戒めと言うとね、すごく難しく厳しく感じるかもしれませんけども、まあ嘘をつかないとかね、
人のものを盗まないとか、むやみな摂取をしないとかという、言ってみれば当たり前のことなんですけどね。
だけどね、私たちの過去を振り返ってみるとその当たり前のこと、できていますか?
おそらくできていない人が大半です。私もそれほどできておりません。
お坊さんなのにできていない。それが人間というものですよね。
なので、忘れないために、そういった教えというものを教わってね、それを心に刻むための修行、これが法脈絵なんですよね。
その教えをたくさん習って、確かに習ったと。
じゃあその証として、安明、安心の安に名前と書いて安明ですね。
戒名という言葉はありますけど、戒名よりも少し軽めの意味合いが強いかな、どちらかというと。
戒名というのはね、本当の正式のお名前、しっかりと仏弟子になった、仏様の弟子になった時に戒名とは言いますけども、
それよりも少しね、3日間ですので、ちょっと入門ですね。入門しましたよっていうのが安明ってやつですね。
それをいただく、最終的にそれをいただくというわけでございます。
そういったものが行われた式をお手伝いをしてきましたというお話でした。
明日はそこの法脈絵に行ってきて、お手伝いをしてきて感じてきたことをお話したいと思います。
はい、では今日の話はここで終わりたいと思います。
今日のご感想などあれば、どうぞコメント欄へよろしくお願い致します。
はい、では蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね。