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おはようございます。コウブンです。
座禅をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではアートギャラリーの企画をしたりしています。
本日はですね、お金と幸せの関係性について、仏教の足るを知るという考え方を通じてですね、探っていきたいと思います。
皆さん、こんな経験はありませんか?欲しかったものを買ったのに、すぐに満足感が薄れてしまう。
例えば、自動車なんかはそういうことが多いのかなと思います。どういうことかというとですね、自動車を買うまでいろんなことを考えますよね。
まずですね、車種選び。どんな車がいいのか?どこのメーカーがいいのか?
そしてどんなタイプがいいのか?マイスUVがいいのか?バンボックスがいいのか?スポーツカーがいいのか?
そしてどんな色がいいのか?赤がいいのか?白がいいのか?黒がいいのか?
そういうようなことを考えたり、そしてですね、どこに出かけるか?
北海道に行きたいとか、九州に行きたいとか、そういった遠出をするのに使いたいとかね、どこどこの山道を走りたいとかね、どこどこの海岸線を走りたいとかね、
そんなことを考えたり。とにかくね、車を買うまでっていうのはね、楽しいものですよね。
そして注文していざ納車される。しばらくは楽しいんですよね。
だけども、時間が経ってくるとですね、次はこういうのがいいなとかね、そういうふうに考えがちですよね。
つまり満足感がですね、すぐに薄れてしまう。そういったことがね、そういう経験があるかなと思います。
他にもブランド物の服であったり時計であったり、そういったことを買うときもね、同様かなと思います。
買うまでのね、過程は楽しいんですけども、いざ買ってみるとこんなものなのかなってね。
なかなかね、その幸せというものというのがね、あんまり続かないというふうにね、思うところはあると思います。
現代社会では、お金があれば、あるいは物があればですね、幸せになれるようなそんな錯覚に陥りがちなんですけども、
本当にそうなのかなという部分ですよね。
それを今日はこの仏教の中のですね、樽を知るという教えを通じてですね、
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お金と幸せの本当の関係性についてということをですね、深掘りしていきたいと思います。
そもそもその樽を知る、さっきからね、しつこく言ってますけども、樽を知るというのは何かなというところなんですけども、
まずその樽を知るという字ですよね。樽というのは足りるということ、もう十分だということですね。
そこに知る、知っているということですね。十分だということを知っているということですね。
これはね、仏教では他の言い方では知足とも言います。樽を知るを逆にして知足ですね。知る、樽って書いて知足。
意味は同じですね。知足をわかりやすく言って樽を知るということなんだと思うんですけども、
自分の持っているものというのを満足をして数の欲望を持たないという考え方ですね。
これは決して向上心を持つなという、そういう意味ではないんです。
むしろ現状に感謝をしつつ、本当に必要なものを見極める知恵、そういう考え方なんですよね。
つまりですね、樽を知るという聞き方というのはね、外側に基準を持つんじゃなくて、自分の内側に基準を持つ。
価値観に基づいて幸せを見出すというね、そういう方法なんです。
私もね、ちょっと今偉そうにベラベラ喋ってますけども、普段はね、やっぱりね、外側に基準を持ってしまうというかね、
いろんなものを持つことで満足度というのを得たりする部分というのは多いです。
それだけ樽を知るということは難しいと言うんですけども、私の場合はですね、
修行したときよく感じました。
どういうことかというと、修行に入るとですね、自分の持ち物というのは持ち込めないんですね。
スマホであったり、お財布であったりね。
つまり自由に買い物もできないし、自由にスマホでね、いろんなものを見たりとかね、することができない。
その他にテレビも新聞もラジオもNGというか、そもそもないですね、お寺には。
そういう環境でした。
なのでね、入った当初はね、覚えることがいっぱいあるから、
そんなに余裕もなくてね、そういったものを見たいということすら考えつかないような状況なんですけども、
いざ慣れてきて、ある程度の余裕が出てきて、
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というところになってからですね、スマホとかね、そういった自分の今を潰すと言いますか、
そういった部分が欲しくなったかというとですね、そうでもなかったんですよね、意外と。
意外とというか、その生活をしているとですね、そんなことを考えることがなくなったといったのが成果的かもしれません。
あんまり考えなくなったというところがありました。
まあそれはね、お寺という、修行という特殊な環境だからなのかなという、
若干その時は思ってたんですけども、
その後ですね、修行を一区切りして、自分のお寺に帰って、
そしてね、皆さんと一緒のようにスマホを持ったりとか、テレビを見たりとかしたんですね。
最初の頃、特にテレビですね、テレビのCMとか番組もそうなんですけども、ものすごくいろんな情報がわーってありますよね。
そういうのを見るとですね、ものすごくうるさいなって思いました、最初の頃は。
つまりですね、あんまり必要ないなというふうに思ったんですよ。
自分の生きるということに対してですね。
なくても全然大丈夫だった、そんなふうに思ったわけです。
つまりですね、今私たちが普段の生活でよく目にしているもの、スマホとかテレビとか、
そういったものは自分のね、満足度に対しては、満足度と言いますか、幸せに対しては大して寄与していないということが気が付いたという。
私はそういう経験があります。
そういうことを皆さんがね、普段の生活で感じられるかというと、そこは難しい部分はあるかと思うんですけども、
私は少なくてもそういう経験はあったという、そんなお話でした。
お金と幸せの関係性について、少し科学的な知見というところをちょっとですね、見ていきたいと思うんですけども。
お金と幸せ、幸福度の関係というものをね、ある研究によると、ある程度の収入まではお金が増えると幸福度が上がるそうです。
逆に、逆にじゃないですね、ごめんなさい。
上がるそうなんですけども、それを超えると、ある程度の収入を超えるとですね、お金が増えても、もう幸福度はあまり上がらないという研究があるそうです。
つまりですね、その豊かさを追求し続けても、物質的な豊かさを追求し続けてもですね、
満足度というのはある程度は止まってしまって、さらに言うとですね、それを超えてくるとですね、
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かえって不満、不安、そういった失ってしまうような不安、そういったものが増大するという可能性があるということですね。
この科学的な知見というのは、樽を知るということについての重要性というのを裏付けしているのかなと思います。
ではですね、具体的にどのようなことが樽を知る生き方の実践になるのかなという部分、
そこもちょっとしたアドバイスですね、それをお話しをして本日は終わりたいと思います。
まずはですね、感謝の習慣化というのは大事かなと思います。
毎日ですね、何かを感謝する。感謝するという癖をつけると言った方がいいかもしれないですね。
例えるなら、今日も健康に過ごせた、おいしい食事が食べられたとかね、そういった些細なことでもいいと思います。
ちょっとしたことを感謝するということを癖にする。ありがとうと言ってみるのがいいかもしれないですね。
ありがとうという癖を習慣化をするということ。
あとはですね、本当に必要なものを見極めるということ。
買う前に、これは本当に必要かという疑問をするというのは大事かなと思います。
最近だとね、スマートフォンですね、iPhoneなんて毎年出ますけども、新しいモデルが。
毎年買い替える必要はね、本当はないですよね。
それどころか、壊れるまで使って、壊れるまで使って、
壊れるまで使って、壊れるまで使って、壊れるまで使って、壊れるまで使って、壊れるまで使って、
壊れてから新しいのを買うというのがね、よくよく考えたら普通の買い方なんですけども、
しかしながら、新しいモデルが出ると、新しい機能が追加されるとですね、ついつい欲しくなっちゃうというところ。
だけど、よくよく考えたらその新しい機能必要ですか?
というところをね、自問をするというのはね、大事かなと思います。
他にもですね、経験にお金を使うというところを意識するといいのかなと思います。
物よりも思い出みたいなね、ビザのCMで思い出は、
CMでありましたけども、
ビザのCMで思い出は、
ビザのCMで思い出は、
経験にお金を使うということ、
経験にお金を使うということが大事かなと思います。
友達とのお食事であったりとかね、家族旅行であったりとかね、
あとは趣味。
他にも、自分の勉強ですよね。
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後投資とも言いますけど、そういったところにお金を使うというのはね、すごくいいかなと思います。
あとはちょっと持ち物を、
ミニマリズムと言ったらいいでしょうかね、持ち物を減らすということ。
これも大事かなと思います。
最近ではですね、
ランシャリですね、ランシャリという言葉。
よく耳にするのかなと思いますけれども、
このランシャリというものでですね、実践していただく。
定期的に持ち物を見直して、本当に必要なものだけを残すという行為ですよね。
物がね、ついつい溢れがちなんで私たち。
普段の生活というか。
だから時々ね、見直すというのをあえてやるということですよね。
そういう感覚でいいかなと思います。
そういったものを実践していくというのも、たろうじる上では大切なのかなと思います。
あとはもう一つ言うんであれば、
SNSですよね。
それをね、見る時間を制限するというのもいいのかなと思います。
いわゆるね、
このスクリーンタイムというものを活用して
SNSに触れる時間というものをですね、制限するというのはすごくいいかなと思います。
どうしても人のものを見てしまうと
私たちは影響を受けますので、全く影響を受けないというのはないんですよね。
必ず影響を受ける。ないなりしょうなりですよ。
ですのでSNSというのを見続けるというのはあまり良くない。
SNSを仕事にしている人は仕方がない部分はあると思うんですけれども、
ただ楽しむだけで見ているのであれば、時間を制限するというのは大事かなと思います。
ちょっと振り返りますけれども、
感謝の習慣化をするということ、
あとは本当に必要なものを見極めるということ、
経験によって金を使うということ、ミニマリズムを実践するということ、
そういったことの時間を制限するということ、
こういったことが樽を知る生き方の実践になるのかなと思います。
最後にですね、樽を知るという生き方、
決して物質的な豊かさを否定するというわけではないんです。
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むしろ本当の幸せとは何かということを考えること、
自分にとって本当に価値のあるものを見つけること、
それが樽を知るなんですよね。
金は確かに大切なんです。
でもそれ以上に大切なのは、今この瞬間というものを生きる、
幸せを感じる力ということですよね。
日々の小さな幸せに気づいて感謝をする習慣を身につけるということ、
そういうことを繰り返していくと、
きっとより豊かな人生を送ることができるのではないかと思います。
皆さんも今日から樽を知るという生き方、
少しずつ実践してみてください。
きっと新しい幸せの形というのは見えてくるのかなと思います。
本日はここでお話を終わりたいと思います。
本日の内容を聞いて、
感想、ご意見があればどうぞコメント欄の方へよろしくお願いいたします。
またお悩み相談等ありましたら、
レター機能を使って私の方に直接メッセージをくだされば
放送を通じてお答えできるかなと思います。
その時に名前を伏せていただいても結構です。
自分のことを知られたくないということは、
あると思いますので、そういったプライバシーの観点からも
レター機能を使っていただければよろしいのかなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
本日は終わりたいと思います。