1. コウブン和尚の寺子屋ラジオ
  2. #149 清らかさを考える
2024-12-10 14:28

#149 清らかさを考える

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https://note.com/koubun/n/n1a835006f1fb

🏛️ お坊さんが語る「清らかさと安心感」の関係性

山に囲まれた田舎のお寺での体験から、「清らかさ」の本質について考察。単なる清潔さとは異なる、心の安らぎをもたらす空間づくりの秘密に迫ります。歌舞伎町との対比を通じて、伝統的な日本の空間が持つ力を解き明かします。年末の大掃除を前に、物理的な掃除と心の浄化について、仏教者ならではの視点でお届けします。

#お寺 #仏教 #清らかさ #大掃除 #マインドフルネス #安らぎ #日本の伝統 #StandFM #副住職の独り言 #蓮城院
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00:05
おはようございます、コウブンです。 栃木県の片井中にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
はい、今日の昼間にですね、
ブラックフライデー、アマゾンのね、アマゾンのブラックフライデーで買った ロボット掃除機がね、届いたんです。
でね、早速セットアップをしたんですよ。
今のロボット掃除機というのは、
Wi-Fiにつないで、遠隔でね、スマホのアプリでね、操作したりとか、あとはその
掃除の状況っていうのをね、記録したりとかね、まあできるわけで、とにかくね、あの Wi-Fi に繋ぐっていうのがね、
まあやらなくてもおそらく大丈夫なんでしょうけど、やった方がいいっていうことなんですよね。
で、私もね、まあこたぶんに漏れず、もちろんセットアップして Wi-Fi に繋いだわけなんですが、
まあ無事ね、あの、なんていうんでしょう、アプリの手順に従ってやると、
まあ何の問題もなく繋がったというわけなんですけども、
まあ私ね、あの、私がセットアップ終わった後に、奥さん、私の奥さんも、
まあそのアプリを入れてですね、その今回買ったロボット掃除機のメーカーのアプリを入れて、そして、
えー、まあ、あの、アカウントがないんでアカウントを作って、で、まあ接続してみたんですよ、ロボット掃除機と。
そしたらですね、私の方、私の方のスマホのアプリ、そちらの方からは、
えー、その繋いでいたはずのロボット掃除機がね、あの、消えてしまって、アプリ上から、うん、でね、奥さんの方に移っちゃったんですよ。
あれ?と思って、うん、これってもしかして、アカウントをね、あの、共有しないと、まあ、つまり、えー、私のアカウントか、もしくは奥さんのアカウントを、どちらのアプリでも、その、それぞれのスマホに、片方のアカウント、うん、を接続しないとダメなのかなっていう。
結局ね、そういう形で解決はしたんですけども、どうやら、えー、それぞれアカウントを持っているとダメみたいなんですよね。
うーん、じゃないと繋げない。あの、一つのデバイスをね、一つのそのロボット掃除機を、うーん、まあ、何とかいい方法ないかなと思うんですけども、まあ、いろいろ調べた結果、よくわからなかったんで、諦めちゃいました。
03:00
もしね、これ聞いてる方で、はい、まあ、ああ、これこういう方法で解決できるよっていうね、えー、わかる方いればね、教えてください。はい。
という、まあ、雑談から始めたわけなんですけども、今日はですね、えー、今日のテーマというのは、うん、まあ、安心とは清らかであること、うん、逆だな、うん、清らかとは安心である。
というテーマでね、お送りしたいと思います。はい。まあ、なんでそんなテーマかと言いますとですね、まあ、実はあの先日ですね、先日というか先週なんですけども、
とあるお寺にお手伝いに行ったんですね。あるとある、まあ、儀式があって、まあ、ちょっと、まあ、大きな儀式だったんで、あの、お坊さんがたくさん集まる儀式だったんですね。
で、まあ、そのお寺に行った時に感じたことなんですけども、まあ、そのお寺というのは、あの、まあ、田舎の山奥にあるようなお寺だったんですね。はい。
まあ、四方がね、山に囲まれて、えー、本当、小さい、小高いところの上の方にあるようなお寺。うん。
いかにもイメージするようなね、えー、お寺ですよ。田舎のね。うん。
で、そこの、ね、あのお寺の境内、まあ、お庭ですね。庭に行った時に、なんともね、あの、清らかっていうか、あの、えー、なんていうか、
お庭の雰囲気がすごく、うーん、まあ、ね、清らかだったんですよ。うん。
なんかこっちも心が洗われるような、そんな気分になったんですよね。はい。
で、まあ、そのことについてね、だから、あの、その感じたことっていうのを、まあ、ちょっとね、お話ししたいなというふうに思ったわけなんですけども、
えー、そもそも、うん、清らかさって何でしょうかね。はい。
あの、例えば、お掃除、うん、部屋の掃除をしますよね。
で、部屋の掃除をする理由としては、うーん、まあ、やっぱりね、汚れてるから、うん。
っていうところをきれいにするっていうのはね、あると思うんですよ。うん。汚れてきたなと思って掃除をする。うん。
確かに、まあ、それはそれで清らかにはなってるんですけども、ちょっとね、あの、その、なんていうのかな、物理的な清潔さというものと、
心を洗われるような清らかさっていうのはね、ちょっと違うなって感じがするんですよね。うん。はい。
まあ、どういうことかなというと、うーん、例えば、
まあ、新宿の大都会の繁華街、新宿の、あの、えー、
06:05
なんて言ったっけ、えっと、歌舞伎町か、新宿の歌舞伎町みたいなところに行くと、
皆さんどういうふうに感じますか?特に夜。うん。
新宿の歌舞伎町といえば、日本一の繁華街ですよ。
なので、ね、あの、ネオンがね、ギラギラしてて、
で、いろんな音楽ですね、音楽が絶えず鳴っていて、そして、
匂い、ね、あの、まあ、食べ物の匂いであったり、なんともね、あの、
カビの匂いみたいなね、ちょっと嫌な匂いであったりとか、うん、とかもしますし、
人はね、たくさんおりますし、あとはなんだか、あの、ちょっと、ね、暗いとこ行くと怖いですよね、何か怖い人がいるんじゃないかと思って、
ね、そんな思いをしてる。つまり、そういう、
あの、
何ていうの?人が多いところ?まあ、繁華街に行くと、心はどちらかというと、
ザワザワする。ソワソワする。
なんかね、そういう感覚が多いんじゃないかなと思います。まあ、ワクワクするっていうのもあるかもしれませんが、
まあ、要するに、なんとなく落ち着かない。落ち着かないところがちょっと興奮するっていう感覚がね、強いのかなと思います。
つまり、安心の逆だなっていう感じがするんですよね。はい。で、一方で、
うん、ね、あの、お寺、ね、先ほど言った、
私が先週行ったお寺であったりとか、あとは神社であったりとか、そういったあのね、あの、
なんて言うんでしょうね、うーん、
手入れされた、ね、きちんと、
手の行き届いた場所っていうところを行くと、
なんか安心しますよね。なんか、心、まあ、自分の心が洗われるというところ。
うーん、なんとなく落ち着くという。ね、ほっとするという。そういう感覚があるのかなと思います。はい。これが、あの、
まあ、清潔さと清らかさの違いなんじゃないかなというふうに思うんですよね。
うん、まあ、確かにお掃除をして清潔になること、まあ、ある程度は、まあ、清らかさというのも伴うとは思うんですけども、それとはまた別の感覚の部分ですよね。
はい。そんなふうに思ったわけです。はい。
で、えー、まあ、どういうところがね、あの、清らかだなって思ったかっていうところで言うと、
さっきもちょっとチラッと言いましたけど、えー、手が行き届いてるんですね。お庭の手入れが。うん。
例えば、落ち葉。落ち葉はね、綺麗に剥かれていてね。うん。
で、人が通るところっていうのはね、まあ、ほとんどないんですよ。まあ、ちらほらね、数枚落ち葉ある程度はあるんですけども、ほとんどない。
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清らかに、その、はき清められているという形ですよね。で、あとは、えー、植栽ですよね。あの、植えてある植物。ね。あの、ちゃんとね、形がね、整えられてるんですよね。うん。
あの、なんて言うんでしょうね。えー、植物も成長すると、ね、人間の髪の毛みたいにボサボサになってくるんですよ。うん。
ところが、ちゃんときちんと形を整えられていると。ある程度、えー、うん、あの、形をね、えー、その、なんて言うんでしょう、あの機械。機械の名前が分からないんですけど。
トリミングって言ったらいいのかな。うん。まあ、そういうのを使って形を整える。とか、あとは、草。
地面の草ですよね。えー、もちろんね、100%は取れてるわけじゃないんですけども、基本的には、きちんと取り除いてね、あの、うーん、なんて言うのかな、うーん、そういう、土の部分っていうのが、あの、うん、とてもね、きれいな状態。
うん。あまり、そう、さっきも言ったように、草が生えて、草ぼうぼうの状態ではないっていう、きちんとね、手入れが行き届いている。とかね、あとは、あの、砂利。砂利がね、均一になっているとか。うん。ともかくね、そういったね、きちんと、おー、そういった手が行き届いている部分っていう、そういうのを見ると、なんだかね、やっぱりこちらもね、心が、やっぱり現れる感覚。うん。
ほっとする感覚、安心する感覚っていうのは、あるんだなーっていう風に感じました。はい。
これっていうのは、やっぱりね、そのー、お寺という空間。うん。
山奥のお寺ですから、植物がたくさん生えているんですよ。うん。特にね、あの、木ですよね。杉とか、もみじとか、そういった木々が生えていて、そういった自然と、その手入れの行き届いたお庭がね、それが一体となってね、
えー、それがとてもね、心地よいなーっていう感覚があるなと思うし、あとは、うーん、その伝統ですよね。うん。仏教の伝統。うん。
まあ、やっぱりね、お寺といえば、庭掃除っていうイメージがあると思います。みなさんも少しはね、掃き掃除ですよね。竹ぼうきを使って。やっぱりね、そういった伝統というものが息づいている。うん。
その、おー、仏教の教え、あるいは、その、和尚さん、その、えー、お寺を管理している人の生き様というものがね、感じられる。うん。そういったところ、その丁寧な生き方というものが感じられる。そういったところからもね、やっぱり安心感、うん、信用、信用できるというのかなー、まあそういった部分というのがね、感じられるというわけなんですよね。うん。
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まあそういったところから、私は、えー、ね、お庭が綺麗であるというのはとても素晴らしいことなんだなーって思いました。一方で、えー、私のお寺、ね、今日ね、あのー、えー、庭掃除をね、昼間してたんですけども、いやー、仕事にも及べませんね。その、お寺さんに比べたら。
うーん、まあ、もちろんね、あの人が通るところっていうのは、あのー、はい、ね、落ち葉とか生いたりとか、あのー、庭切りのね、あのー、お手入れですね、あのー、トリミングをしたりとか、そういったことはやってるんですけども、うーん、負けらねえ、やっぱり荒っぽさって言ったらいいのかなー、うーん、目立つなーって自分では感じております。
いつかね、いつかというか、あのー、これからね、あのー、私がお寺をね、あのー、守り、守っていく立場になったのであれば、そういったところをきちんと手を抜かずにね、やっていくということが結局のところ、えー、お寺のね、信頼とかにもなりますし、プラントとかにもなりますし、また、えー、そこにね、あそこに行ってみたいっていう感覚にもなりますし、いろんな意味でね、やっぱりね、えー、プラスに働くんだろうなーって、えー、そんな風に思っております。
はい。えー、みなさんもね、あのー、えー、ね、今12月ですから、これから年末に向けてお掃除とか考えてる人いるかと思います。はい。やっぱりね、その掃除をして、もちろん、清潔にするのは当然なことなんですけども、その掃除を通じて自分の心を洗う、心を清めるっていうところを意識していただくと、きっと、あのー、素敵なね、年末になるし、また、あー、楽しい年末になると思います。
また、あー、来年もね、あのー、気持ちよく迎えること、新しい年をね、迎えることができるのかなと思います。はい。ということで、えー、今日のお話はここで終わりたいと思います。はい。本日の話を聞いて、いいねと思った方、どうぞ、いいねボタン押していただけると、私の励みとなります。どうぞよろしくお願いいたします。はい。では、連常院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
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