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おはようございます、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、福住職をしております。
この放送の収録は、前日の夜、外を散歩しながら撮っているというわけなんですが、
寒いです。冬ですよね。12月だから当たり前なんですけど、だいぶ今週は冷え込むそうです。
天気予報を見ますと、私の住んでいる栃木県の毛河市は、最低気温が年日マイナスになるそうですね。
とても寒くて、冬らしい季節になってきたなぁなんて思いながら、明日の朝寒いから起きるのが辛いなぁなんていうことを今心配している次第です。
そんな雑談からだったんですけども、今日はお悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、ハスノハというお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイト、そういうものがあるんですけども、
そちらに寄せられたお悩み相談を私、公文が答える、そういったものでございます。
ではですね、早速お悩み相談の方に行きたいんですが、その前に、
今日のお悩み相談、先ほど内容をちょっと確認したんですけども、非常に長いです、相談文がね。
なので、これを聞いている方、ちょっと長くて嫌だなって思う方いらっしゃるかもしれませんので、
3分ほど進めていただければ、お答えするシーンから聞けると思いますので、
ちょっと長いなって思った方は、ぜひ進めていただいて聞いていただければと思います。
ではですね、お悩み相談の方に早速行きたいと思います。
50代の女性の方より、正月に旦那さんの実家に行きたくない、といったタイトルです。
では本文の方ですね。
また正月に旦那の実家に新年会に行くよう、恒例の連絡がありました。
新年会に来るようですね。
家の電話の留守電に、昨日の夜続けて2回メッセージがあり、
新年会のことではなく、いますか?とだけだったので、日曜日に来るつもりだったのかと思い、
嫌なので折り返さずにいました。
旦那の実家では私の連絡先も知っているのに、私には連絡せず、先ほど旦那の携帯に連絡をしたようです。
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私は外出をしていたので、2つ返事で承諾したらしいです。
帰宅したら、いきなり来月の3日に旦那さんの実家、車で1時間程度、新年会をやると言われました。
また私抜きで決めていました。
一応、塾が大晦日から3日まで休みで、大晦日には月に遅くまでテレビを見たりして過ごし、
簡単に初詣に行く計画で、2日は自宅で勉強をしてから、本人の新学期に必要な買い物をして、私の実家、車で20分程度に顔を出そうかと、そういう計画です。
いつもはお昼を食べてゆっくりしていましたが、顔だけ出して帰る方がベストかと考えている最中でした。
さすがに、4日間もゆっくりしていてはリスクが大きいので、3日は下の子どもも宿題をやらせて、1日自宅で過ごし、4日から冬季講習に備えようかと考えていました。
それがこんな状況です。
ちなみに、今年は行くのが嫌で、ボイコットをして子どもと映画に行きました。
昼に集まると言われていた時間にわざと出かけ、夕方に帰宅したら諦めきれないのか、暗くなっている時間に連れて行かれました。
行けば旦那と旦那は私と私の実家をけがし、普段は言わないのにかっことじ、やらない育児をやっているふう、知っているふうで、大祝りでキーの母に話しているので、それも嫌で私は行きたくありません。
勝手に予定を決めるのも嫌、行けば話しかけられるわけでもないし、けがされて反論しても私が嘘を言っていると思うようで、全く聞き入れず、なんでストレスだけたまる状況です。
子どもはお年玉につられていく感じで、上の子どもは義理の母に学校のことやら聞かれるのが嫌でスマホをいじり会話はしていません。
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下の子どもは気をつかい話をしていますが、好きなわけではありません。
また、今年のように先に映画を行くのもありかと思いましたが、勉強も心配で決断できないでいたところに新年会決定の話でした。
今年のボイコットがわからなかったのでしょうか。毎年本当に行きたくないです。
旦那の実家に行きたくないのですが、あまり行かないので行けば旦那が帰りたがらず、昼呼ばれたら午前中10時過ぎには出て帰りは夜です。
どうにか行けずに過ごしたいです。といった内容でございます。
非常に長い内容でしたね。
それだけ切実な思いなんでしょうね。苦しい思いというのが溜め込んでいるというようなところがこの文面からも現れていたのかなと思います。
ちょっと長いので、ようやくしていきたいと思います。
まず状況の概要からなんですけれども、旦那さんの実家から恒例の新年会のお誘いがあったと。
そして旦那は相談なく参加を承諾してしまったということ。
そして場所は車で1時間かかる場所だということ。
問題点としては、高校受験を控えた上の子の勉強時間への影響を心配している。
既に立てていた正月の予定、学校でいうと塾の休みであったりとか、初詣であったりとか、買い物であったり実家訪問などであったりとか、そういうとぶつかってしまったということ。
そして夫婦間のコミュニケーションが不足しているということですね。一方的な決定をされてしまったということですね。
過去にもあったことが書いてありました。
どういうことかというと、前回、前回というのは今年の正月ということですね。
今年の正月では意図的にボイコットをしたということ。
そして旦那さんの実家の方では旦那さんが主に主導権を持って、そしてこの相談者さんの実家の悪口を言っているということ。
そして子どもたちは旦那さんの実家訪問をあまり好んでいないようだと、上の子どもは会話をしない、そして下の子どもは気を遣っているという、そういったところがあったという内容ですね。
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これに対してのアドバイスは難しいです。
というのは、やっぱりこの相談者さんにとって旦那さんの実家は完全に他人なんですよね。
だって一緒に過ごした時間というのはほとんどないわけですから、他人の家族。
その他人の家族ですからね、いくら旦那さんと結婚して義理とはいえ家族になったという状況ではありますけれども、
他人であるからなかなか会わない人に無理やりそこに訪れるというのは気がならない。
それはもう当たり前のことですよね。
ましてや、相談者さんにとっていいことがあまりない、あまりないというかほとんどない状況ですよね、この書き方を見ると。
そんなわけで、この相談者さんの気持ち、非常によくわかります。
その上でどんなアドバイスがいいかなって考えていたわけなんですけれども、
やっぱりこれは短期的な問題ではなくて、来年の正月のご挨拶のお話というだけじゃなくて、長期的に関係性というものを見ていくといいのかなと思います。
なので、戦略的なアプローチというのを考えていくといいのかなと。戦略的ですよ。
昔、中国に孫子という方がいまして、その方がとても有名な本を書きました。
そこに書かれていることは、戦争のやり方のお話ではあるんですけれども、これは結構人間関係のやり方でもあるんですよね。
人間関係というふうに捉えることもできるんです。
なので、それを応用した形で考えてみるとどうかなって思ったんですよね。
まず、状況を整理していくと、お子さんの受験という重要な時期なんだということがまずありますよね。
旦那さんとの意思卒というのがうまく取れていないという課題があります。
それと、旦那さんの実家との複雑な人間関係がある。
これらが絡み合って、この状況が難しいものになっているというふうに考えられます。
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なので、どういったことがいいのかなということは、まずは第一に考えるのは戦わずして勝つという考え方。
別に戦うわけではありませんけれども、そのような思考法ということですね。
それを基本に置きたいなと思います。
直接的な対立は避けて、代わりに客観的な事実を味方につけるということ。
例えば、まずはお子さんの学習スケジュールというのを可視化する。
ぼんやりとしているところがあると思いますけれども、具体的なふうにするということですね。
冬の冬季講習の予定表だったりとか、母子の日程、あとは家庭学習計画、
お子さんもある程度立てているでしょうから、そういったものを一枚のカレンダーにまとめてみる。
そしてこれを事実として掲げれば、それはとても強い味方になるのかなと思います。
そして次に、この事実をもとに旦那さんとの対話を試みるということがいいのかなと思います。
その際、感情的な対立というのは避ける。
自分の思いというものを伝えてしまうと、どうしても感情が働いてよくない方向に行く可能性がありますので、
なるべく事実ベースで話すと感情を乗せないということですよね。
子どもの将来のためという共通の目標、そこに焦点を当てるということが重要なのかなと思います。
例えば旦那さんに陶器講習のスケジュールをまとめてみたんだけれども、ちょっと見てもらえるかなという形で会話を始める。
そういった形がいいのかなと思います。
その上で代替案を複数用意するということがいいのではないかなと思います。
遠巻きにこういう方法もあるということですよね。
例えば別日程での短時間訪問であったりとか、旦那さんが決めてきた日にちじゃなくて別の日にする。
その際は挨拶はするけどすぐに帰るといったところですね。
あとは現代ならではですけれども、オンラインでの新年の挨拶もいいかもしれないですね。
孫の顔が見たいんだということを言ってくるかもしれません。
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その時はオンラインでどうかどうでしょうかみたいなね。
成功するしないは別として、ともかく提案をしてみるというところですよね。
あるいは事前に行ってしまうというのもいいかもしれないですね。
あるいは事前に行ってしまうというのも手ですよね。
いろんな方法があるんだよということで認識していただくということですね。
重要なのはこれらの提案で旦那さんの実家のためにもより良い方法である。
苗が白にしないんだという部分ですよね。そこを提示するということ。
これが長時間の負担を減らせる。そしてより効率的な交流ができると。
そういった視点で説明をすると受け入れやすいんじゃないかなと思います。
それがうまくいかなかった場合のバックアッププランも考えるというのがいいのかなと思います。
例えば時間を明確に区切った最短の訪問プランですね。
3日の日に行くにしても全部行くんじゃなくて決めちゃうということですね、あらかじめ。
他にもお子さんと交代で訪問をすると。
子どもが先に行ってチェンジする途中で入れ替わるみたいなね。
なかなかイメージしにくい部分はあるんですけど。
ともかく全員が揃うんじゃなくて少しずつ少しずつ行くという形であったりとか。
あとは体調管理を理由として時間を調整する。
やっぱり受験を控えているわけですから。その受験が大事なわけですから。
体調管理が大事というところを強調するというところで強調した上で時間を調整するということですね。
これらの戦略を実行する際の重要なポイントとして、
常に子どもの教育、家族の健康、肌印を持って誰もが否定できない価値を全面に出すという戦略ですね。
そして最後にこの状況を一時的な勝負にするんじゃなくて長期的な関係改善の機会として捉えるというふうなことがいいんじゃないでしょうか。
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今回の対応というのが来年以降の関係性をより良いものにしていく不責となるようにね。
慎重にしかし着実に進めていくことというのは大事かなと思います。
この相談者さんの置かれている状況というのは決して簡単ではないんですけれども、
このような戦略的に対応することというのは必ず道を開けていくのかなというふうに思います。
まずはお子さんの受験という明確な理由を味方につけて冷静に対応していくというのがいいんじゃないでしょうか。
このようなアドバイスとさせていただきます。
どちらかというとこのアドバイスはお坊さんがするものではないですよね。話していて自分でもそう思いました。
最後に何言ってるんだということになっちゃうんですけど。
ともかく家族といえど人間関係ですから、そこをどういうふうにやっていくのか。
これは結局のところ自分の人生を生きる、どういうふうに過ごすかというところにつながってきますので、
家族といえど嫌な思いをするのであればそれをうまくいなすというところを頭に入れて過ごすというのも大事です。
ちょっとお坊さんらしくないアドバイスでしたが、今日のお話はここで終わりたいと思います。
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連常院副住職の幸文でした。またね。