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2025-07-26 10:35

#271 【金曜日の金次郎】金次郎、実はお札になっていた!?【後編】

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なぜ二宮金次郎は「1円札」の顔に選ばれたのでしょうか?

戦後の日本、GHQの指導のもとで新しいお札が作られることになりました 。軍国主義を連想させない人物として白羽の矢が立ったのが、農民出身の努力家・二宮金次郎でした 。

彼の「報徳思想」が、日本の復興にどのように役立つと考えられたのか? そして、なぜお札はわずか12年で姿を消してしまったのか? 日本の歴史の意外な一面を深掘りします。

放送の後半では、8月24日開催の「夏の怪談ワークショップ」のお知らせも!

#二宮金次郎 #お札 #歴史 #日本史 #豆知識 #戦後史 #GHQ #報徳思想 #学び #怪談 #イベント告知 #蓮城院
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サマリー

このエピソードでは、二宮金次郎が昭和22年に一円札の肖像として選ばれた理由や彼の法徳思想について語られています。戦後の日本にとってふさわしい象徴として、金次郎の生涯や価値観がGHQによって評価された経緯が説明されています。

00:05
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で福住職をしております。
今日は土曜日ですが、金曜日の金次郎をお送りしたいと思います。
先週に引き続き、1日遅れという、相変わらずのダメっぷりを発揮している私でございます。
一応言い訳をしますと、今週は旅行に行っていたんですよ。
妻との旅行に行っていた。
旅行で楽しんでいて忘れちゃった。
忘れちゃったというか、ちょっと忙しくてやることがあって、結局時間が取れなかったというのが言い訳です。
もうちょっと工夫して撮れるようにしろよという話なので、ただただ申し訳ございませんと待っていた方に対して謝るのみでございます。
というわけで、今日のお話をいきたいと思います。
金次郎がお札になるまで
先週の金曜日の金次郎はお札について、金次郎さんは実は一円札の肖像画になったんですよね。
その肖像画になる人ってどういう人なのかなというところのお話をしたんです。
今は既にお札になっている方、渋沢栄一さんとか、津田梅子さんとか、北里柴札朗さんとか、その方たちがどういう方だったかというのと、またお札になるにはどういう人がなるのか。
国民的な意義を成し遂げた人であったりとか、品格とか教養を持っている人、そして詳細な肖像画とか写真が残っている方、そういう方がなりやすいんですよというお話をしました。
そのお話をすごく一生懸命していて、結局時間がなくなってしまって、完全に金次郎さんのことをお話ししていなかったんですね。
というわけで今日は、続きということで、金次郎さんがお札になった理由ですね。それをお話をしていきたいと思います。
金次郎さんがお札になったというのは、昭和22年だそうです。
そして昭和21年から昭和33年までの12年間、お札の顔として金次郎さんを活躍していたんですが、
なぜ、いろんな有名な方がいる中で金次郎さんが選ばれたというところですけれども、昭和21年というと戦後なんですよね。
日本は当時はとても大変な状況だったということなんです。それはそうですよね、戦争が終わったばかりですから。
なので経済はボロボロ、物価がものすごい勢いで上がっていった、いわゆるハイパーインフレーションというやつですよね。
それでそれまで使っていたお金、戦前のお金ですね、価値がなくなっちゃったということなんですよね。
なので新しいお札が必要だということで、そういったことをGHQですね、日本を占領していた連合軍総支部GHQ、アメリカのマッカーサー原水という方が有名ですよね。
その方たちの指導で、アメリカの指導でお札を新しいのにしろということになったんですね。
新しいお札を作るにあたってGHQからいろんなリクエストがあったんですよ。
というのは日本は軍国主義をずっと行っていた。第二次世界大戦前は行っていた。だからいろいろ問題があったんだというアメリカの理論ですよね。
なので軍国主義あるいは帝国主義、そういったものを思い出させるような人物、あとは目から使っちゃダメだよってそういうリクエストだったんですよね。
なので昔の朝廷の偉い人とか昔の偉いお殿様とかっていうのは軍国主義的な色が強いということでGHQを却下したということがあったそうなんです。
なので民主的で平和的、そしてこれからの日本を作るに役立つ価値観を持つ人物という人はいないのかということで選ばれたのが二宮金次郎さんということなんですよね。
金次郎さんといえば物資階級ではなくて政治家とかではなくて貧しい農民の生まれであったというところ、そしてその自分の努力で学んで出世したそういう方ですよね。
なので二宮金次郎さんという人間というものが戦後の復興の時代の象徴としてマッチしていたというところがあったんですよね。
ちなみになんですけども、軍人とか政治家ではない民間人という方が象徴になるというのは二宮金次郎さんが初めてだそうですね。すごいですよね、そう考えると。
その二宮金次郎さんの考え方、法徳思想というものがあるんです。簡単に言えば世の中や自然から受けた恵み組に感謝をして、そして一生懸命働いて名遣いをしないで余った分は社会とか未来のために還元する、使うというそういう考え方、これが法徳思想なんですよね。
この法徳思想という考え方がやっぱりGHQにとって、そして戦後の復興する日本にとってぴったりだったということなんですよね。
戦争の荒れ果てた日本を建て直すにはみんな一生懸命働く必要があったということですよね。あとは貯蓄とか投資の考え方、お金を無扱いしないで節約して、そして未来のために使うという考え方、これが経済を建て直すために非常に重要であった。
他にも助け合いの心ですよね。自分だけではなくて社会とかみんなのために貢献するという考え方ね。これが戦後の、戦争の時にバラバラになってしまった社会というものをまとめるために役に立ったと。
そういったいろんな理由から金次郎さん、すごくおふさわしいというところでGHQも認めてくれたということなんですよね。ところが結局昭和33年、わずか12年で終わってしまったんです。
というのはアルミニウムの、今の一円玉ってアルミの硬化ですよね。つまり一円玉になったんですよね。それが昭和33年のタイミングだったということで、たった12年ではありましたけれども、戦後の復興期というものの象徴として金次郎さんというものが選ばれたということですよね。
金次郎の法徳思想
すごいですよね。自分がこれから大活躍したとしても、お札になるというのは本当に大変なことだと思います。そうそうなれるものではないと。そういったことを成し遂げた金次郎さん。
私ももう少しでも金次郎さんに近づいて、お札になったらいいなという、よくわからない着地になってしまいましたが、今日はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いてよかったという方どうぞいいねボタンよろしくお願いいたします。それと宣伝をいたします。来月8月の24日にですね、私のお寺連常院にて怪談、怖いお話の怪談ですね、ワークショップを行います。
時間は16時頃からですね、16時半からスタート。なので16時頃に集まってワークショップというものをやって、そして何をやるかというと、お化けの格好をするんですね。そのための衣装作りをしまして、その後ちょっと肝試し、お墓の中を歩いてみる。
そういったことをやった後に、それが第一部で。第二部が怪談を聞くというプロの方のお話を聞いて、怖いお話を聞いて、ちょっと夏の夜を楽しむというようなものを計画しております。
どうぞご興味がある方、概要欄の方に案内のランディングページを貼ってありますので、そちらからアクセスしていただいて、もしよろしければ申し込んでいただければと思います。参加費用は1000円となっております。どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね。
10:35

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